トルコ占領下のアレッポ県北部でアサド大統領や現政権を讃える歌を歌い、踊ったとして男性複数人に禁固6ヶ月の有罪判決(2019年4月9日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月9日付)によると、トルコの占領下にある県北部のアアザーズ市の裁判所が、同市でアサド大統領や現政権を讃える歌を歌い、踊ったとして男性複数人に禁固6ヶ月の有罪判決を下した。

AFP, April 9, 2019、ANHA, April 9, 2019、AP, April 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2019、al-Hayat, April 10, 2019、Reuters, April 9, 2019、SANA, April 9, 2019、UPI, April 9, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部でダーイシュが反体制武装集団の拠点や車輌を攻撃(2019年4月9日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がトルコの占領下にあるアフリーン市に潜入し、トルコの支援を受ける国民軍所属の第三軍団の拠点に爆弾を仕掛けようとしたが、第三軍団の戦闘員に発見され、これを爆発させ、ダーイシュの戦闘員1人が死亡、第三軍団の戦闘員4人が負傷した。

ダーイシュはまた、同じくトルコ占領下のバーブ市で、第三軍団の幹部の車輌に仕掛けた爆弾を爆発させ、この幹部を負傷させた。

AFP, April 9, 2019、ANHA, April 9, 2019、AP, April 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2019、al-Hayat, April 10, 2019、Reuters, April 9, 2019、SANA, April 9, 2019、UPI, April 9, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県で有志連合の車列が自爆攻撃に遭う(2019年4月9日)

ハサカ県では、ANHA(4月9日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市とシリア政府と北・東シリア自治局が共同統治するハサカ市を結ぶ街道(第47地区)を米主導の有志連合のパトロール部隊が通行中に、爆弾を積んだ車が自爆攻撃を仕掛けた。

パトロール部隊に死傷者はなかった。

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ラッカ県では、SANA(4月9日付)によると、ラッカ市でダーイシュ(イスラーム国)が残した地雷が爆発し、車2台が大破、住民9人が死亡した。

ANHA(4月9日付)によると、爆発が起きたのはバースィル通り。

AFP, April 9, 2019、ANHA, April 9, 2019、AP, April 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2019、al-Hayat, April 10, 2019、Reuters, April 9, 2019、SANA, April 9, 2019、UPI, April 9, 2019などをもとに作成。

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シリア各地でゴラン高原に対するイスラエルの主権を承認したトランプ大統領の決定に抗議するデモ(2019年4月9日)

クナイトラ県ジャッバー村、ダイル・ザウル県マヤーディーン市、ラタキア県ラタキア市、ハマー県ハマー市で、人民諸組織、組合諸組合などの呼びかけで、ドナルド・トランプ米大統領が3月25日にシリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認める大統領令に署名したことに抗議するデモが行われ、多くの住民が参加した。

ジャッバー村
マヤーディーン市
ラタキア市
ハマー市

SANA(4月9日付)が伝えた。

AFP, April 9, 2019、ANHA, April 9, 2019、AP, April 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2019、al-Hayat, April 10, 2019、Reuters, April 9, 2019、SANA, April 9, 2019、UPI, April 9, 2019などをもとに作成。

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ロシア海軍艦艇がシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するジスル・シュグール市(イドリブ県)を弾道ミサイルで攻撃、アル=カーイダ系のアンサール・タウヒードはハマー県北部のシリア軍拠点に特攻攻撃(2019年4月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団(4月9日付)によると、地中海に展開するロシア海軍艦艇が、弾道ミサイル2発を発射、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するジスル・シュグール市を攻撃した。

この攻撃で、女性1人を含む住民12人が死亡、9人が負傷した。

また、シリア軍が反体制派の支配下にあるタッル・マンス村、ジャルジャナーズ町、マアッルシューリーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団(4月9日付)によると、新興のアル=カーイダ系組織アンサール・タウヒードの戦闘員3人がタイバト・イマーム市北の畜産農場地区にあるシリア軍拠点に対して、特攻自爆(インギマースィー)攻撃を行い、シリア軍兵士6人を殺害した。

攻撃を行った戦闘員3人は自爆ベルトを爆発させ、死亡した。

これに関して、アンサール・タウヒードは声明を出し、メンバー3人が特攻攻撃を行い、自爆し、シリア軍兵士30人以上を殺傷したと発表、自爆した戦闘員の写真や車輌の写真を公開した。


しかし、SANA(4月9日付)は、反体制武装集団の戦闘員が未明にタイバト・イマーム市近郊のシリア軍拠点に対して、自爆ベルトを着用して自爆攻撃を行おうとしたが、シリア軍がこれを阻止したと伝えた。

このほか、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制派の支配下にあるラターミナ町、カフルズィーター市、アンカーウィー村、シャリーア村、フワイズ村、カルアト・マディーク町、フワイジャ村、バーブ・ターカ村、アムキーヤ町を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はバッザーム丘にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(4月9日付)によると、アレッポ県東部のシャイフ・ナッジャール市に展開するシリア軍が、フライターン市、カフルハムラ村一帯で活動する反体制武装集団を砲撃、反体制武装集団も重火器で応戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県7件、イドリブ県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を22件(ラタキア県1件、アレッポ県12件、ハマー県9件)確認した。

AFP, April 9, 2019、ANHA, April 9, 2019、AP, April 9, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2019、al-Hayat, April 10, 2019、Reuters, April 9, 2019、SANA, April 9, 2019、UPI, April 9, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから322人、ヨルダンから718人の難民が帰国、避難民47人が帰宅(2019年4月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月9日付)を公開し、4月8日に難民1,040人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは322人(うち女性97人、子供164人)、ヨルダンから帰国したのは718人(うち女性215人、子供366人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は182,710人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者64,984人(うち女性19,639人、子ども33,062人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者117,726人(うち女性35,344人、子ども60,028人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 411,990人(うち女性123,641人、子供210,012人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民47人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性13人、子供11人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは13人(うち女性2人、子供9人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人(うち子供1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は16,996人(うち女性5,671人、子供7,281人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,285,639人(うち女性388,245人、子供651,068人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 9, 2019をもとに作成。

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