ダーイシュがヒムス県東部のシリア軍拠点を攻撃、兵士15人以上を殺害(2019年4月18日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(4月17日付)が、スフナ市近郊のクーム村にあるシリア軍拠点複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃し、士官4人を含む兵士15人以上を殺害したと伝えた。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 18, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領の長男ハーフィズ氏が姪に会うため英国を訪問(2019年4月18日)

英日刊紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』(4月18日付)は、アサド大統領の姪がロンドンに滞在していることが確認され、財務当局がその資産を凍結したと伝えた。

ロンドン在住が確認されたのは、アニーサ・シャウカト氏(22歳)。

アースィフ・シャウカト元副参謀長(2012年7月に反体制派によって暗殺)とアサド大統領の姉のブシュラー・アサド氏の娘。

一家は、シャウカト元副参謀長暗殺後、シリアを去り、UAEのドバイで暮らしている。

同紙によると、財務当局は、アニーサ氏がロンドン在住が確認されたことを受けて、2万5000英ポンドが預金されていた同氏の複数の銀行口座を凍結したという。

アニーサ氏がどのように英国のビザを取得し、銀行口座を開設したのかは謎だが、ロンドン芸術大学のロンドン・コミュニケーション・カレッジで空間デザインの学位取得者の中に同氏の名前が記録されているという。

ウェストミンスター地区の裁判所では、アニーサ氏に対する聴取が既に1度行われているが、同氏が口座凍結に不服を申し立てており、2度目の聴取は延期されているという。

なお、アサド大統領の長男ハーフィズ・バッシャール・アサド氏も1度、ロンドン在住のアニーサ氏を訪れているという。

同紙は「アニーサ氏が誰であるか(アサド大統領の姪であるということ)は知られていたが、彼女はそのことを明かさなかった。彼女は自分の名前の綴りを変えていたが、そのことが奇妙に見えた。彼女のいとこ(ハーフィズ氏)も彼女を一度訪れている。見てそうだと分かった」との某消息筋の話を引用している。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、Evening Standard, April 18, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの通信電話会社は同国が占領するアレッポ県北部の住民による回線利用を事実上停止(2019年4月18日)

ドゥラル・シャーミーヤ(4月17日付)は、トルコの通信会社(携帯電話会社)が、同国の占領下にあるアレッポ県でトルコの通信回線を使用している住民らに対して、7月2日までに接続を再設定しなければ、回線を停止すると通知し、住民の間に衝撃が走っていると伝えた。

再設定の通知は、同地での利用者による回線の悪用が理由だという。

トルコの通信回線や関連機器を取り扱っている店舗を経営するアフマド・アリー氏は、ドゥラル・シャーミーヤに対して「この新たな決定は、Turkcell社のカードの利用者だけを対象としたもので、利用者は、回線の利用を継続するために、トルコが発行した仮身分証明書の写真を再送付しなければならない」という。

だが、アリー氏によると、「ほとんどの利用者はトルコの仮身分証明書を保有しておらず、7月2日までに回線が停止され、通信手段を失ってしまう」という。

一方、ガリーブナー社はドゥラル・シャーミーヤに対して、「トルコの携帯電話会社やその代理店、アンテナショップは、外国人利用者に回線を提供するに際して、入国日から90日間という期間限定で販売するよう条件を新たに課し、その後、トルコが発行する身分証明書を90日以内に提示しなければ、180日で失効する」と述べている。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県ウンム・トゥワイナ村近郊の避難民キャンプを砲撃し、10人死亡(2019年4月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制派の支配下(緊張緩和地帯)にあるウンム・ジャラール村、ウンム・トゥワイナ村を砲撃した。

砲撃ではウンム・トゥワイナ村近郊の避難民キャンプに迫撃砲弾複数発が着弾し、女性2人を含む10人が死亡、30人が負傷したという。

**

ハマー県では、シリア軍が県北性のシャフルナーズ村、フワイジャ村を砲撃した。

一方、SANA(4月18日付)によると、反体制武装集団がカルアト・マディーク町西に位置するトゥワイナ橋を爆破し、破壊した。

**

「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県4件、アレッポ県2件)確認した。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 18, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

首都ダマスカスでの独立記念式典で「シリア革命旗」がロシア、イラン国旗とともに掲げられる!(2019年4月17日)

ダマスカス県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月17日付)は、首都ダマスカス中心街(タキーヤ・スライマーニーヤ前)で中心街で、独立記念日(4月17日)を祝う集会が行われ、馬での行進が行われ、委任統治時代の服装をした参加者がシリア国旗(シリア革命期)を掲げたと伝え、その写真を公開した。

行進には、ロシアとイランの民族衣装を着て、両国国旗を掲げる参加者もおり、同サイトは、委任統治当局(フランス)に加えて、ロシア、イランもシリアの占領者として認められたと揶揄した。


AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.