所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県南東部にある「イランの民兵」の拠点を爆撃(2019年10月15日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(10月15日付)によると、所属不明の戦闘機が県南東部のブーカマール市に近い国境地帯にある「イランの民兵」の拠点に対して爆撃を行った。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Euphrates Post, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル県南東部のユーフラテス川東岸を砲撃、米主導の有志連合がこれに反撃し西岸のシリア軍拠点を砲撃(2019年10月15日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(10月15日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸のバーグーズ村をシリア軍が砲撃、米主導の有志連合がこれに応戦し、ユーフラテス川西岸のフシャーム町にあるシリア軍の拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、Dayr al-Zawr 24, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領はトランプ米大統領によるシリア北東部での停戦要求を拒否(2019年10月15日)

マイク・ペンス米副大統領は、ドナルド・トランプ大統領が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官と電話会談を行い、シリアで即時停戦を行うよう求めたことを明らかにした。

ペンス副大統領はまた、トランプ米大統領が自身に対して、上級使節団を率いてトルコを訪問し、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に停戦を求めるよう要請されたことを明らかにした。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリア北東部への侵攻作戦(「平和の泉」作戦)の停止の是非に関して、ドナルド・トランプ米大統領に、「トルコはシリアでの停戦を決して発表しない」旨、通告した。

ロイター通信(10月15日付)が伝えた。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はマンビジュ市、アイン・アラブ市近郊、タブカ市西から部隊を撤退させる(2019年10月15日)

米主導の有志連合のマイルス・B・カギンズIII報道官は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/oirspox)でアレッポ県のユーフラテス川西岸に位置するマンビジュ市から部隊を撤退させたことを認めた。

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スマート・ニュース(10月15日付)によると、米軍はアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市近郊のハッラーブ・ウシュク村にある基地を撤収し、部隊を撤退させた。

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ユーフラテス・ポスト(10月15日付)によると、米軍はまたタブカ市西の拠点を破壊し、同地から部隊を撤退させた。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Euphrates Post, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のラッカ市ではシリア軍の展開を支持するデモ、マンビジュ市では反対するデモ(2019年10月15日)

ラッカ県では、SANA(10月15日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市で、同自治局支配地域へのシリア軍の展開を歓迎する集会や行進が行われ、住民らが参加した。

https://youtu.be/82m6rP3szKg

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)は、アレッポ県のマンビジュ市で15日夜、住民数十人がシリア軍の退去を求めてデモを行ったと伝え、その映像を公開した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月15日付)によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市で、北・東シリア自治局の支配下にある県南東部からの米軍の撤退を求めるデモが行われ、住民らが参加した。

https://youtu.be/xUjmxzu9VpY

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ダルアー県では、スマート・ニュース(10月15日付)によると、14日晩から15日未明にかけて、シリア政府の支配下にあるダルアー市東部のキャンプ地区で、政権打倒と逮捕者釈放を求めるデモが行われ、数十人が参加した。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はユーフラテス川西岸にある北・東シリア自治局のマンビジュ市および同地北東部一帯への展開を完了、ロシア軍憲兵隊がパトロールを実施(2019年10月15日)

アレッポ県では、SANA(10月15日付)によると、シリア軍がユーフラテス川西岸にある北・東シリア自治局のマンビジュ市および同地北東部一帯への展開を完了した。

シリア軍の撤退は、ロシア仲介によるシリア政府と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合意に基づくもので、13日から開始されていた。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月15日付)は、これを受けて、ロシア軍憲兵隊が市内でのパトロールを開始したと伝え、その映像を公開した。

一方、同サイトによると、マンビジュ市近郊のアサリーヤ村に到着したシリア軍の車列に対して、所属不明の戦闘機複数機が爆撃し、軍用車輌7台が破壊され、兵士数十人が死傷した。

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ハサカ県では、SANA(10月15日付)によると、シリア軍がタッル・タマル町北東の3カ村に新たに展開した。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍はラッカ県、ハサカ県、アレッポ県で「平和の泉」侵攻作戦を続け、7ヵ村を新たに制圧(2019年10月15日)

トルコ軍が反体制武装集団の国民軍とともに開始したシリア北東部への侵攻作戦「平和の泉」作戦は7日目に入り、トルコ軍はハサカ県タッル・タムル町および同地一帯、ラアス・アイン市および同市一帯、ラッカ県タッル・アブヤド市および同市一帯、アイン・イーサー市および同市一帯、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市および同市一帯などへの爆撃・砲撃を続け、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

また、国民軍によると、アイン・イーサー市近郊でシリア軍と国民軍が激しく交戦した。

国民軍によると、トルコ軍と国民軍は、タッル・アブヤド市西および南のハリール・ユースフ村、マフラ村、スッカリーヤ村、ビイル・アトワーン村、サンヌ・ディーブ村、マンカラ村、シュアイバ村を新たに制圧した。

シリア人権監視団によると、「平和の泉」作戦が開始されて以降の死者数は、シリア民主軍戦闘員が163人、トルコの支援を受ける国民軍の戦闘員が149人、トルコ軍兵士が8人。

また、民間人71人が死亡、25万人が戦闘地域から避難したという。

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アレッポ県では、ANHA(10月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シーラーワー町近郊のバイナ村、カシュタアール村を砲撃した。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍はシャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県ラカーヤー村一帯を爆撃(2019年10月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構などの支配下にあるラカーヤー村一帯を爆撃した。

シリア軍地上部隊は、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、アーミリーヤ村、ジャバーラー村を砲撃、反体制武装集団と交戦した。

これに対して反体制武装集団はマダーヤー村一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構などの支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

これに対して反体制武装集団はシャルフ砦にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構などの支配下にあるシャフルナーズ村砲撃した。

これに対して、反体制武装集団は、ラスィーフ村、フワイズ村を砲撃、アブー・ズフール町西部一帯でシリア軍と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がシャーム解放機構などの支配下にあるフワイル・アイス村、アバード村、ハーン・トゥーマーン村、カルアジーヤ村、ハラサ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県6件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を27件(イドリブ県17件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認した。

AFP, October 15, 2019、ANHA, October 15, 2019、AP, October 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 15, 2019、Reuters, October 15, 2019、SANA, October 15, 2019、SOHR, October 15, 2019、UPI, October 15, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから367人、ヨルダンから584人の難民が帰国、避難民1人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年10月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月15日付)を公開し、10月14日に難民951人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは367人(うち女性110人、子供187人)、ヨルダンから帰国したのは584人(うち女性175人、子供298人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は437,192人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者138,705人(うち女性41,993人、子ども71,039人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者298,487人(うち女性89,585人、子ども152,217人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,655,584人(うち女性1,996,675人、子供3,394,348人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 666,472人(うち女性200,236人、子供340,178人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は36,226人(うち女性11,217人、子供16,489人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,304,958人(うち女性393,810人、子供660,266人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 15, 2019をもとに作成。

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