エスパー米国防長官はダーイシュのバグダーディー指導者暗殺作戦で米兵2人が負傷したと明かす(2019年10月27日)

マーク・エスパー米国防長官は、26日の米国によるイドリブ県でのダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者暗殺作戦に関して、作戦に参加した米軍特殊部隊の兵士が負傷していたことを明らかにした。

ドナルド・トランプ米大統領は27日の演説で、死傷者は出ていないと述べていた。

エスパー国防長官は「米軍はバグダーディーに投降を求めたが、彼は拒否し、自爆ベストを爆発させた…。米軍の爆撃は、バグダーディーを拘束するか、逮捕できなかった場合に殺害することが目的だった」と述べた。

また「米軍兵士2人が作戦時に軽傷を負ったが、任務に復帰した」と付言した。

AFP, October 28, 2019、ANHA, October 28, 2019、AP, October 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 28, 2019、Reuters, October 28, 2019、SANA, October 28, 2019、SOHR, October 28, 2019、UPI, October 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア国防省は米軍によるダーイシュのバグダーディー指導者殺害への協力を否定(2019年10月27日)

ロシア国防省は声明を出し、米軍ヘリコプターが26日にイドリブ県でダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者を狙って実施した空挺作戦にロシアが協力したとの一部報道について、「我々は米軍がイドリブ県内の緊張緩和地帯内でバグダーディー氏に対する攻撃を行うとの信頼できる情報を持っていなかった」と否定した。

スプートニク・ニュース(10月27日)が伝えた。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、Sputnik News, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「バクダーディー殺害はテロに対する我々の共同の戦いにおける転換点となる」(2019年10月27日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、米軍ヘリコプターが26日にイドリブ県でダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者を狙って実施した空挺作戦に関して「テロに対する我々の共同の戦いにおける転換点となる」と述べた。

アナトリア通信(10月27日)が伝えた。

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また、トルコ国防省は声明を出し、米軍ヘリコプターが26日にイドリブ県でダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者を狙って実施した空挺作戦に先だって、米軍当局と情報交換と連携が行われていたと発表した。

アナトリア通信(10月27日)が伝えた。

AFP, October 27, 2019、Anadolu Ajansı, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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シリア国営のSANAは米軍によるバグダーディー暗殺を「米国がアフガニスタンで作り出したアル=カーイダのビン・ラーディン指導者を抹殺したことを想起させる」と伝える(2019年10月27日)

シリア国営のSANA(10月27日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者が25日に米軍によって殺害されたことに関して、米国がアフガニスタンで作り出したアル=カーイダのウサーマ・ビン・ラーディン指導者の任務終了とともに米国がこれを抹殺し、政権との関係の秘密を闇に葬り去ったことを想起させる、と伝えた。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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トランプ米大統領はダーイシュのバグダーディー指導者を殺害したと正式に発表(2019年10月27日)

ドナルド・トランプ米大統領は、ワシントンDCで記者会見を開き、シリア北西部に対する26日の米軍による攻撃で、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者を殺害したと正式に発表した。

トランプ大統領は以下のように述べた。

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「昨晩、米国は世界ナンバー・ワンのテロリストを裁きにかけた。アブー・バクル・バグダーディーは死んだ…。米国はバグダーディーを何年も探してきた。バグダーディーの捕捉、殺害は私の政権にとって安全保障上の優先事項だった。米特殊部隊はシリア北西部で、危険且つ大胆な夜襲を行い、この任務を達成した」。

「作戦で米軍に死者はなかった。バグダーディーの戦闘員や仲間が彼とともに殺害された…。11人の子どもが(標的となった)家から無傷のまま救出された。地下壕に残っていたのはバグダーディーだけで、彼は3人の子どもを道連れにして死んだ…。彼は(自爆用の)ベストを発火させて、自殺した。彼の体は爆発で粉々になったが、テストの結果、陽性反応が出て、身元は特定された」。

「彼は犬のように死んだ。臆病者のように死んだ。世界は今、非常に安全な場所になった」。

「我々は約2時間にわたり作戦を見守り、その後、米軍は攻撃によって、ダーイシュにかかわるきわめて繊細な物証や情報を得た。その起源、将来の計画、そして我々が欲していたものを」。

「私は、ロシア、トルコ、シリア、イラクといった国々に感謝したい。また、シリアのクルド人には、我々に対して行ってくれた支援に感謝したい。さらに、諜報機関のスタッフにも感謝する」。

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トランプ大統領は、作戦の様子を、ホワイト・ハウスで、マイク・ペンス副大統領、ロバート・オブライエン国家安全保障問題担当大統領補佐官、マーク・エスパー国防長官、マーク・A・ミリー陸軍参謀総長、特殊作戦副司令官のマーカス・エヴァンス准将とともに見守った。

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なお、CNN(10月27日付)などによると、トランプ大統領「(シリア北東部からの)撤退とこれは無関係だ」と述べた。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019、The White House, October 27, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市などでトルコによるシリア北西部への侵攻を非難するデモ(2019年10月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月27日付)によると、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市内のライース交差点、マリーイーヤ村とムッラート村と結ぶ海上通行所で住民がデモを行い、トルコによるシリア北西部への侵攻を非難した。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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米軍の車列がハサカ県に再び入る(2019年10月27日)

シリア人権監視団によると、米軍のHMMWVなど数十輌の車輌からなる有志連合の車列がイラク領内からスィーマルカー国境通行所を経由して、ハサカ県に入り、カーミシュリー市、さらには同市とハサカ市を結ぶ街道を東に向かった。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県ラアス・アイン市でのトルコ軍・国民軍とシリア軍・シリア民主軍の戦闘でトルコ軍兵士1人死亡、シリア軍兵士も7人負傷(2019年10月27日)

ハサカ県では、ANHA(10月27日付)によると、ラアス・アイン市近郊のバーブ・ハイル村、タッル・ズィヤーブ村一帯に展開したシリア軍部隊がトルコの無人航空機の攻撃を受け、7人負傷した。

一方、トルコ国防省は、ハサカ県ラアス・アイン市一帯に対する砲撃で、トルコ軍兵士1人が死亡、5人が負傷したと発表した。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍がラアス・アイン市東のタッル・ズィヤーブ村を制圧した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアアザーズ市を砲撃した。

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シリア外務省はトルコ国境から30キロ以内の地域からのシリア民主軍の撤退を歓迎(2019年10月27日)

外務在外居住者省高官筋は、「シリア・アラブ共和国は、シリア・アラブ軍との直接の連携のもと、国境から30キロ以内の北部から武装集団(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍)が撤退したことを歓迎する」と表明した。

SANA(10月27日付)が伝えた。

22日にロシアのソチでヴラジミール・プーチン大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が交わした合意では、10月23日12:00から150時間以内に同地からシリア民主軍を撤退させると定められていた。

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YPG主体のシリア民主軍はトルコ国境から30キロ以内の地域からの撤退を完了したと発表(2019年10月27日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の総司令部は声明を出し、ロシアのイニシアチブに応じるかたちで、部隊を再展開させ、シリア・トルコ国境一帯から離れた地域に移動させたと発表した。

この措置は、住民が「トルコの戦争の道具」として利用されることを避けるためで、今後は「中央政府に所属する国境警備体が、国境地帯に展開する」という。

 

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアイン・アラブ(コバネ)市に駐留させていた部隊を撤退させた。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はトルコ国境に面するダルバースィーヤ市(ハサカ県)に到達(2019年10月27日)

ハサカ県では、SANA(10月27日付)、シリア人権監視団によると、ロシア仲介によるシリア政府と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合意に従い、シリア軍地上部隊がトルコ国境に面するダルバースィーヤ市に展開した。

シリア軍はまた、トルコ国境に面するカーミシュリー市西のタッル・アファル村、ハッラーブ・クールド村に展開した。

https://youtu.be/exAw8O61mAA

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アレッポ県では、SANA(10月27日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合意に従い、マンビジュ市および同市一帯に展開したシリア軍地上部隊が、ユーフラテス川のカラ・クーザーク村に架かるジャウラーン橋にシリア国旗を掲揚した。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県での米国によるバグダーディー指導者殺害に乗じるかのようにロシア軍がイドリブ県、ラタキア県を爆撃(2019年10月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアーッラト・ウルヤー村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地一帯、カフルナブル市森林地帯を爆撃した。

またシリア軍がジャーヌーディーヤ町を砲撃し、子ども1人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、シャーム解放機構などからなる反体制派の支配下にあるカッバーナ村一帯、アブー・ズフール町近郊の放棄された大隊基地を爆撃した。

またシリア軍が統治で反体制武装集団と交戦、同地を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がフワイジャ村、ハウワーシュ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を22件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認した。

AFP, October 27, 2019、ANHA, October 27, 2019、AP, October 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, October 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 27, 2019、Reuters, October 27, 2019、SANA, October 27, 2019、SOHR, October 27, 2019、UPI, October 27, 2019などをもとに作成。

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