アサド大統領の親戚が高速道路で事故死(2020年5月2日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月2日付)は、複数の地元筋の話として、アサド大統領の親戚にあたるマスアブ・アサド氏と息子のワジーフ・アサド氏が乗った車がラタキア県のジャブラ市近郊の高速道路で事故を起こし、マスアブ氏が死亡、ワジーフ氏が重傷を負ったと伝えた。

ワジーフ氏は第4師団の士官で、マーヒル・アサド少将に近いとされる人物。

事故の原因は不明。


AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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ジェフリー米国務省シリア問題担当特使:「我々はシリア領内のイランの部隊を含むすべての外国軍部隊を撤退させることに注力している。このなかには我が軍、イスラエル軍、そしてトルコ軍も含まれる」(2020年5月2日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使は『シャルク・アウサト』紙(5月2日付)とのインタビューで、シリアへの制裁が政権内の「狭いサークル」に対するものだと正当化する一方、4月に入って増加しているイスラエル軍によるシリアへのミサイル攻撃に関して「外交、兵站といったあらゆる可能な方法で…、シリアにあるイランの拠点への爆撃を支援する」と述べた。

フェフリー特使の主な発言は以下の通り:

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「アサド政権に政治的解決を受け入れさせるまで、経済制裁継続を支持する」。

「シリアのアサド政権をイランと引き離そうとするのは「狂ったアイデア」だ。

多くのアラブ諸国がアサド大統領な男と和解せず、イランから遠ざけることができると主張するが、イランがシリアの国家と社会に深く浸透していることを踏まえると、それは決してできないだろう」。

「外交、兵站といったあらゆる可能な方法で…、イスラエルによるシリアにあるイランの拠点への爆撃を支援する」。

「我々はシャーム解放機構がシリアに駐留するロシア軍にとっての脅威だけでなく、みなにとっての脅威だとみている。またイドリブ県の穏健な反体制派にとっても脅威で、これこそが我々の真の懸念である…。しかし、シリア軍によるイドリブ県攻撃は正当化されるものではない」。

「シリア政府をイドリブ県から遠ざけることが米国の戦略的目的だ…。トルコに同地でのテロ組織を担って欲しいと考えており、トルコがそれを非常に効率的に行おうとする兆候がある」。

「(3月5日にロシアとトルコが交わした)停戦は、トルコがシャーム解放機構に圧力をかけ続ける限り継続されるだろう」。

「カーミシュリー市やダイル・ザウル市を除いて、ロシア軍の大規模な駐留はなく、いわゆる「ロシアの占領支配」というものもなく、実質的な駐留はしていない…。同地に展開しているのは、我々の同盟者であるシリア民主軍(人民防衛隊(YPG)主体)だ…。ダーイシュ(イスラーム国)を完全に打ち負かすまで駐留は続けられ…、撤退のスケジュールは今のところない。

「我々の政策はシリア領内のイランの部隊と、2011年以降に入ってきたすべての外国軍部隊を撤退させることに注力している。このなかには我が軍、イスラエル軍、そしてトルコ軍も含まれる」と付言した。

「(2021年に予定されている)シリアでの大統領選挙は、国連の監視のもとに実施されなければ、国際社会の信任を得ることはないだろう」。

「UAEはシリア政府と関係を修復させたが、アサド側から何の見返りも得ていない…。彼(アサド大統領)は彼ら(UAE)何の謝意も述べなかったのだと思う…。UAEはアサド政権の政策を変化させることはできなかったし、米国のシリア政策にも影響を与えることはできなかった」。

AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊がカーミシュリー市郊外で米軍のパトロール分隊に対峙、通行を阻止(2020年5月2日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊がカーミシュリー市郊外の街道に展開、同市の東側から進入しようとした米軍のパトロール分隊に対峙、通行を阻止した。

ロシア軍と米軍のにらみ合いは数時間続き、最終的には米軍が現場を立ち去ったという。

https://twitter.com/ASBMilitary/status/1256610564593328129?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1256610564593328129&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.almasdarnews.com%2Farticle%2Frussian-military-blocks-us-convoy-in-show-of-force-in-northeast-syria-video%2F

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トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)26人が戦死(2020年5月2日)

シリア人権監視団によると、トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)26人が、リビア国民軍との最近の戦闘で死亡したと発表した。

これにより、リビアで死亡したシリア人戦闘員の数は249人になった。

なお、トルコがリビアに派遣したシリア人戦闘員の数は約7,400人にのぼり、アレッポ県内のキャンプで約2,500人がリビアへの派遣に向けた教練を受けているという。

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リビア国民軍の戦争広報局は、リビア国民軍がトルコによって派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)と交戦し、彼らを殺害する映像を公開した。

AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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内務省は新型コロナウイルス感染症対策として実施している県外への移動制限を追って通知があるまで延期(2020年5月2日)

内務省は、新型コロナウイルス感染症対策として実施している県外への移動制限を、5月2日から追って通知があるまで延期することを決定した。

SANA(5月2日付)が伝えた。

AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のジャラーブルス市で国民軍所属どうしの戦闘続く(2020年5月2日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコ占領下のジャラーブルス市で、ダイル・ザウル県出身者によって構成される東部自由人連合、東部軍、第9師団と、国民軍憲兵隊の戦闘が続いた。

この戦闘で、憲兵隊は東部自由人連合側に制圧されていたイスラーム軍などの拠点のほぼすべてを奪還した。

戦闘では、2人が死亡、5人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(5月2日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊のヒルバト・バカル村を砲撃した。

一方、SANA(5月2日付)によると、トルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊のスルーク町・ハマーム・トゥルクマーン村間の街道で、東部自由人連合が地雷の爆発に巻き込まれ、3人が死亡、2人が負傷した。

AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配の中心であるイドリブ市にトルコ軍装甲車が入る(2020年5月2日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから58日目となる5月2日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を3件(イドリブ県2件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ナイラブ村、サルミーン市一帯で反体制武装集団どうしの戦闘が発生した。

戦闘は、トルコの後援を受ける国民解放戦線を主導するシャーム軍団の司令官が何者かに襲撃されたことをきっかけに発生した。

また、アリーハー市、カフルタハーリーム町で、シャーム解放機構による通商用の通行所設置の動きに抗議するデモが行われた。

一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市に、トルコ軍装甲車が国民解放戦線とともに入った。

このほか、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイル町近郊で、ヒズブッラーや空軍情報部の協力者が自宅前で何者かに撃たれて死亡した。

AFP, May 2, 2020、ANHA, May 2, 2020、AP, May 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 2, 2020、Reuters, May 2, 2020、SANA, May 2, 2020、SOHR, May 2, 2020、UPI, May 2, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月2日付)を公開し、5月1日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は578,773人。

内訳は、レバノンからの帰還者183,525人(うち女性55,198人、子ども93,447人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 2, 2020をもとに作成。

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アナトリア通信は、4月28日にアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関して、タンクローリーを手配した「テロリスト」1人を逮捕したと伝える(2020年5月1日)

トルコ国営のアナトリア通信(5月1日付)は、4月28日にアレッポ県アフリーン市で発生した爆破事件に関して、タンクローリーを手配した「テロリスト」1人を逮捕したと伝えた。

治安筋によると、この「テロリスト」は人民防衛隊(YPG)の元協力者で、息子はクルディスタン労働者党(PKK)に属し、イラク北部で活動しているという。

AFP, May 1, 2020、Anadolu Ajansı, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県マアーッラト・ナアサーン村とアレッポ県ミズナーズ村の間に開設した通行所を閉鎖すると発表(2020年5月1日)

シャーム解放機構は声明を出し、イドリブ県マアーッラト・ナアサーン村とアレッポ県ミズナーズ村の間に4月30日に開設した通商用の通行所を「一部市民の声に従い」閉鎖すると発表した。

また、通行所開設に反対する抗議デモを強制排除する際に治安部隊が参加者に発砲し、1人を殺害したことについては、「民間人による集会を標的とすることを拒否する」としたうえで、発砲した者を処罰すると表明した。


AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍部隊が住民を誤って射殺(2020年5月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、CONOCOガス工場近くで米軍部隊が、ラッカ県とを結ぶ街道で住民1人に誤って発砲し、殺害した。

殺害されたのはラッカ県の住民で、ダイル・ザウル県に向かって移動していた。

遺体はシリア民主軍によって県内のジャディード・バカーラ村の病院に搬送された。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、6人が回復したと発表(2020年5月1日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、6人が回復したと発表した。

これにより、5月1日現在の同地での感染者数は計44人、うち死亡したのは3人、回復したのは27人となった。

SANA(5月1日付)が伝えた。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領地各所で国民軍所属組織どうしが激しく交戦(2020年5月1日)

アレッポ県では、ANHA(5月1日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、ダイル・ザウル県出身者によって構成される東部自由人連合、東部軍、第9師団が、市内で活動するイスラーム軍など拠点を襲撃し、これを制圧、国民軍憲兵隊本部前などで憲兵隊と激しく交戦した。

東部自由人連合、東部軍、第9師団、イスラーム軍はいずれも国民軍に所属する武装集団。

シリア人権監視団によると、この戦闘で、憲兵隊の隊員1人が死亡、3人が負傷した。

また、シリア政府と北東シリア自治局の支配地に接するアウン・ダーダート村の通行所(バーブ市近郊)でも、ハムザ師団と東部自由人連合がシリア政府支配地域への車の密輸をめぐって対立し、交戦となった。

国民軍所属組織どうしの衝突を受けて、トルコ軍はF16戦闘機を派遣し、警戒活動にあたった。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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アレッポ市北西に位置するヌッブル市郊外にあるプロパン・ガス・ボンベの貯蔵施設で爆発が発生し、4人死亡(2020年5月1日)

アレッポ県では、SANA(5月1日付)によると、アレッポ市北西に位置するヌッブル市郊外にあるプロパン・ガス・ボンベの貯蔵施設で爆発が発生し、4人が死亡、23人が負傷した。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団はイスラエルがヒムス市郊外のヒズブッラーの基地をミサイル攻撃したと発表、しかしSANAによると爆発は装備運搬中の誤爆(2020年5月1日)

シリア人権監視団によると、ダルアー県とクナイトラ県に対するイスラエル軍ヘリコプターのミサイル攻撃の数時間後、イスラエル軍がヒムス県のヒムス市とタドムル市を結ぶ街道沿いにあるレバノンのヒズブッラーの通称「ハサン・ブン・ハイサム基地」と呼ばれる教練キャンプに併設されているミサイル弾薬庫をミサイル攻撃した。

シリア軍防空部隊がミサイルを迎撃したが、ミサイル弾薬庫は大爆発を起こし、その破片がヒムス市の入り口まで飛散したという。

しかし、SANA(5月1日付)などは、これを否定、ヒムス市南東の郊外に設置されているシリア軍拠点1カ所で、装備運搬中に人的ミスによって複数回にわたって爆発が起き、負傷者が出る一方、周辺の商店、車輌、道路などに被害が出たと伝えた。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃(2020年5月1日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから57日目となる5月1日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, May 1, 2020、ANHA, May 1, 2020、AP, May 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 1, 2020、Reuters, May 1, 2020、SANA, May 1, 2020、SOHR, May 1, 2020、UPI, May 1, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民・国内避難民(IDPs)の帰還なし(2020年5月1日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月1日付)を公開し、4月30日に帰還した難民はいなかったと発表した。

2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は578,773人(帰国者の増加はなかったが数字が577,853から修正された)。

内訳は、レバノンからの帰還者183,525人(うち女性55,198人、子ども93,447人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,711,790人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は808,053人(うち女性242,474人、子供411,938人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 1, 2020をもとに作成。

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