シャーム解放戦線はアンサール・タウヒードに移籍したウズベク人元司令官ら3人をイドリブ市で逮捕(2020年6月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がイドリブ市内で、ウズベク人元司令官を含む3人を拘束した。

このウズベク司令官はシャーム解放機構を離反し、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードに参加していた。

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シャーム解放機構に近いイバー・ネット(6月16日付)は、「決戦」作戦司令室の監督のもと、シャーム解放機構の教練キャンプで新規戦闘員の教練が終了したと伝え、その写真を公開した。


「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍はハサカ県カスル・ディーブ村に再び基地設置を試みるも、住民はこれを拒否(2020年6月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、装甲車8輌からなるロシア軍部隊がマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のカスル・ディーブ村に入り、基地を設置しようとしたが、住民がこれを拒否、ロシア軍部隊は撤退を余儀なくされた。

ロシア軍は6月初めにも基地の設置を試みていたが、住民の反対を受けて断念していた。

https://www.facebook.com/syriahro/posts/10159088950448115

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省はシーザー・シリア市民保護法を「悪党の行為に至るレベル」と酷評(2020年6月17日)

外務在外居住者省の公式筋は、米国のシーザー・シリア市民保護法が6月17日に発動されたのを受けて声明を出し、「米政権がすべての国際法や国際慣習を逸脱し…、悪党の行為に至るレベル」と非難する一方、「ホワイト・ハウスにおける犯罪のプロどもが自らの頓挫した計略を復活させることをシリア国民は許さない」と強調した。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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ポンペオ米国務長官はカイザー・シリア市民保護法の発動を宣言、アサド大統領、アスマー夫人、マーヒル・アサド少将ら39の個人・団体を制裁対象に指定したと発表(2020年6月17日)

マイク・ポンペオ米国務長官は声明を出し、ドナルド・トランプ大統領が2020年度国防権限法案に署名してから180日が経た6月17日に、同権限法に盛り込まれていたシーザー・シリア市民保護法(略称シーザー法)が発動したと発表した。

ポンペオ国務長官はまた、米財務省と国務省が、シーザー法と大統領令第13894号(2019年10月14日施行)に従い、経済的・政治的な圧力をかけ、アサド体制の収入を絶ち、それが戦争やシリア国民の大量虐殺に拠出されるのを食い止める持続的なキャンペーンの開始するため、39の個人・団体を制裁対象に指定したと付言した。

制裁対象に指定されたのは、バッシャール・アサド大統領、アスマー・アフラス夫人(大統領令第13894号2(a)(i)(A)および2(a)(ii)の適用対象)、ムハンマド・ハムシュー氏、ファーティミーユーン旅団(第13894号2(a)(i)(D)の適用対象)、マーヒル・アサド氏、ガッサーン・アリー・ビラール氏、サーミル・ダーナ氏(第13894号2(a)(i)(A)の適用対象)、ブシュラー・アサド氏、マナール・アサド氏、アフマド・サービル・ハムシュー氏、アムル・ハムシュー氏、アリー・ハムシュー氏、ラーニヤ・ダッバース氏、スマイマ・ハムシュー氏(第13894号2(a)(ii)の適用対象)など。

ポンペオ国務長官はまた、今後数週間、数ヶ月、アサド体制を支援し、国連安保理決議第2254号に基づく和平・政治プロセスを妨害する個人・団体に対して追加制裁を続けるとしたうえで、「アサドとその体制がシリア国民に対する無用で野蛮な戦争を止め、シリア政府が国連安保理決議第2254号に基づく政治プロセスに同意するまで」、制裁を継続すると強調した。

なお、財務省によると、今回制裁対象となったのは以下39の個人・団体

アスマー・アサド
ブシュラー・アサド
マナール・アサド
ラーニヤ・ラスラーン・ダッバース
サーミル・ダーナー准将(第4師団)
アーディル・アンワル・アラビー
ハーリド・ズバイディー
ガッサーン・アリー・ビラール(第4師団)
スマイマ・サービル・ハムシュー
アフマド・サービル・ハムシュー
アリー・ムハンマド・ハムシュー
アムル・ムハンマド・ハムシュー
ナズィール・アフマド・ムハンマド・ジャマールッディ^ン
ナーディル・カライー
バッシャール・アサド
マーヒル・アサド
ムハンマド・ハムシュー

アンマール個人会社LLC
キンマ開発計画LLC
アート・ハウスGmbH
ダマスカス・ブンヤーン証券会社
キャッスル・ホールディングGmbH
ダマスカス・シャーム・マネージメントLLC
エブラー・ホテル
シリア軍第4師団
グランド・タウン観光都市
カルイー工業
ミールザー社
ラーマーク開発人道計画LLC
ダマスカス・ラワーヒド株式会社
タマイユズLLC
テレフォーカス・コンサルタントInc
テレフォーカスSAL
タイミート商事LLC
アジュニハ株式会社
ズバイディー・ワ・カルイーLLC
ファーティミーユーン旅団

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県では高校学校修了試験の受験を希望する生徒の反体制派支配地からシリア政府支配地域への移動見られず(2020年6月17日)

イドリブ県では、SANA(6月17日付)によると、教育省が、外務在外居住者省などの関係機関および国連関連機関と連携して、ハマー県で実施される高校学校修了試験の受験を希望する生徒を受け入れるために、シリア政府支配下のサラーキブ市と反体制派支配下のアリーハー市を結ぶM4高速道路上のタルマバ村に通行所を設置してから17日で4日目を迎えた。

だが、イドリブ県を支配する「テロ組織」が生徒の移動を阻止し続けているため、4日連続で生徒の移動はなかった。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡したしたと発表(2020年6月17日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が死亡したしたと発表した。

死亡したのはクナイトラ県ジュダイダト・ファドル町の70代の女性で、心臓病、糖尿病などを患っていた。

一方、新たに感染が確認されたのも女性だが、感染経路は不明だという。

これにより、6月17日現在の同地での感染者数は計178人、うち死亡したのは7人、回復したのは78人となった。

SANA(6月17日付)が伝えた。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍が住民を、トルコ軍憲兵隊がIDPsを射殺(2020年6月17日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから104日目となる6月17日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃、反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、タフタナーズ市東部に展開する部隊が、住民を狙撃し、殺害した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

また、トルコ軍憲兵隊が国境地帯で、マアッラト・ヌウマーン市出身の国内避難民(IDPs)に向けて発砲し、子供1人が死亡、女性1人と子供1人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 17, 2020、ANHA, June 17, 2020、AP, June 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2020、Reuters, June 17, 2020、SANA, June 17, 2020、SOHR, June 17, 2020、UPI, June 17, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民23人と国内避難民(IDPs)1人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,889人、2019年以降帰還したIDPsは65,891人に(2020年6月17日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月17日付)を公開し、6月16日に難民23人(うち女性7人、子供12人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民23人(うち女性7人、子供12人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,889人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,641人(うち女性55,832人、子ども94,401人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,169人(うち女性243,108人、子供412,892人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人(女性1人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は1人(女性1人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,891人(うち女性22,996人、子供27,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,487人(うち女性405,555人、子供670,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2020をもとに作成。

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ハサカ県国境地帯のダイル・グスン村にロシア・シリア軍が入り、ロシア軍とトルコ軍が同地で合同パトロール(2020年6月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市に駐留するロシア軍とシリア軍からなる合同部隊が北東部のカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のダイル・グスン村に入った。

その後、今度はロシア軍とトルコ軍の車輌15輌からなる合同部隊がダイル・グスン村からダイルナー・アーガー村方面に向かって合同パトロールを実施した。

ロシア軍は、トルコ軍との合同パトロールを開始した地点に駐留を開始し、住民に対して食糧物資の支援を行おうとしたが、住民はこれを拒否し、ロシア軍の退去を要請した。

この要請を受けて、ロシア軍は退去の準備に入ったという。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍、シリア軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯で増派(2020年6月16日)

ラッカ県では、ANHA(6月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊のアリーダ村、ヒルバト・バカル村、スライブ村を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊の支配地境界線一帯に増援部隊を派遣した。

シリア人権監視団によると、対するシリア軍もアイン・イーサー市に軍用車輌数十両からなる増援部隊を派遣した。

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ハサカ県では、ANHA(6月16日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊からアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊に至る支配地境界線一帯に増援部隊を派遣した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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駐シリア米国大使館はシーザー・シリア市民保護法の発動を控え、国際機関の人道支援を民間人に届けるための取り組みを継続すると発表(2020年6月16日)

駐シリア米国大使館は、シーザー・シリア市民保護法の発動を翌日(17日)に控えて、ツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/USEmbassySyria/)で、同法の発動後も、米国はシリア国内の民間人に国際機関の人道支援が届くことを保証するため、国際社会のパートナーとの連携を通じた取り組みを継続するとするアラビア語のメッセージを発表した。
https://twitter.com/USEmbassySyria/status/1272882822492160001

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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タルトゥース市で米国のシーザー・シリア市民保護法に反対する大規模デモ(2020年6月16日)

タルトゥース県では、SANA(6月16日付)によると、タルトゥース市コルニーシュ地区で17日に発動される米国のシーザー・シリア市民保護法に反対する大規模デモが行われた。

デモでは、全長2キロのシリア国旗が掲げられたほか、タルトゥース県宗教関係局のアブドゥッラー・サイイド局長、ギリシャ正教サフィーター教区ディーミトリー・シュライク大主教といった宗教関係者、傷痍軍人と遺族、ジャーナリスト連合タルトゥース支部のアーイダ・ドゥユーブ支部長らが演説を行い、抗議の意思を示した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア・トルコ軍がイドリブ県のM4高速道路のタルナバ村とジスル・シュグール市近郊で初の合同パトロール、途中ロシア軍車輌が爆発に巻き込まれる(2020年6月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で17回目となる合同パトロールを実施した。

16日の合同パトロールは、サラーキブ市近郊のタルナバ村とジスル・シュグール市近郊を結ぶ全長約40キロの区間で行われた。

両軍がジスル・シュグール市近郊に至る区間でパトロールを実施したのは今回が初めて。

 

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しかし、ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官はビデオ声明を出し、合同パトロール中にロシア軍車輌が武装集団の「テロ攻撃」を受けたことを明らかにした。

声明のなかで、コナシェンコフ報道官は、アリーハー市とアウラム・ジャウズ村を結ぶ区間で、武装集団がパトロールを妨害しようとして「テロ攻撃」を仕掛け、「テロリスト」が仕掛けた爆弾の爆発によって、ロシア軍兵員輸送車が軽い損傷を受けたと発表した。

乗っていた兵士らに負傷者はなく、ロシア軍部隊は無事に帰還したという。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/videos/183733426413363/

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一方、トルコ国防省もツイッターのアカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、「未確認の爆発物の爆発」で車輌1輌が軽い損傷を受けたと発表した。

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なお、損傷を受けたロシア軍車輌は、トルコ軍車輌に牽引されて、基地に引き返したという。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュと思われる武装集団がラッカ県で羊飼い4人を殺害し、農地に放火(2020年6月16日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーだと思われる正体不明の武装集団が、シリア政府支配下のガーニム・アリー村近郊の農地に放火、羊飼い4人を殺害した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県南部での爆撃を継続(2020年6月16日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから103日目となる6月16日、ロシア軍戦闘機がイドリブ県南部のマウザラ村を爆撃した。

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同じく、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフル・ウワイド村、ルワイハ村、バイニーン村、スフーフン村、ファッティーラ村、カンスフラ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

AFP, June 16, 2020、ANHA, June 16, 2020、AP, June 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 16, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020、Reuters, June 16, 2020、SANA, June 16, 2020、SOHR, June 16, 2020、UPI, June 16, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民34人と国内避難民(IDPs)1人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,866人、2019年以降帰還したIDPsは65,890人に(2020年6月16日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月16日付)を公開し、6月15日に難民34人(うち女性10人、子供17人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民34人(うち女性10人、子供17人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,866人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,618人(うち女性55,825人、子ども94,389人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,146人(うち女性243,101人、子供412,880人)となった。

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一方、国内避難民1人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは1人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所を経由して帰還した1人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は1人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,890人(うち女性22,995人、子供27,106人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,486人(うち女性405,554人、子供670,872人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 16, 2020をもとに作成。

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アサド大統領は第3期人民議会選挙を前に党員に文書で訓示を与える(2020年6月15日)

バッシャール・アサド大統領は、7月19日に投票が予定されている第3期人民議会の選挙戦が本格化するのを前に、自らが党首(中央指導部書記長)を務める与党のバアス党の党員に向けて文書で訓示を与え、そのなかで一般党員の投票を通じて党の候補者を選ぶと発表した。

「啓発」(イスティイナース)と名づけられたこのプロセスは党史上初めての試み。

バアス党はこれまで、指導部が人民議会選挙の立候補者を選んできたが、第3期人民議会選挙では、一般党員が候補者に投票を行い、その結果を踏まえて指導部が候補者リストを作成することが決定された。

訓示の主な内容は以下の通り:

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「(人民議会選挙の候補者を選ぶための)党内選挙は常に、党の政治活動の重要な場面の一つである…。党における民主的経験を進化させる方途であり、党とその支持基盤の間の健全な関係を作り出す基礎である」。

「我らが党は、長く豊かな歴史と経験を有する古くから続く政党である。国民的、そして民族的な場での数年にわたる闘争がその経験を豊かなものとしてきた…。この年月は、思想、犠牲、そして建設といった輝かしいいくつもの場面において祝福を受けてきた。しかし、党は過ちを免れることはできなかった。それは、他の多くの政党において生じたものではあったが、幾つかの段階において党の役割を減退させ、別の段階においては党のイメージを損ねた。また、党の愛国的な責務を果たすことを一部党員が避け、有能な党員の多くが失われた。彼らは、こうした過ちが党の道徳、価値観、そしておそらくは目標からの乖離だと考えた」。

「古くから続く多くの政党は、現状に屈せず、変化に迎合はしない。優先事項の変更は基礎を廃するものではない。軍事的、経済的な種々の戦争、そして心理戦を戦うには、強力な教義が必要である。そして教義には思考が必要で、思考には、教義の維持・発展を支える組織が必要である」。

「我々は今日もなお、何よりもまず意識を歪め、価値観や原理原則を打ち砕こうとする複雑な戦争のただ中にある。この戦争は我々にこれまで以上の責務を課している。我らの祖国は絶大な危機や困難に直面し、世界中の主要な諸政党が思想や能力面での衰退の危機に直面している。にもかかわらず、我らが党は、諸々の脅威や困難な状況に対峙するためだけでなく、自体の精神や要請に応えるため、自らの能力を再び強化している」。

「党内選挙はこうしたことを確認するために続けられてきた。同志たちは党内の様々な場で、洗練された民主的方法で、そして自らが責務を担っていることを意識して、候補者を選んできた」。

「あなた方は今日、我らが党の支持基盤に身を置き、より広範な人民諸階層を代表し、その要求を代弁することで、党の力を確固たるものにする責務を担っている」。

「人民議会選挙の候補者を決定するための「啓発」プロセスという試みは、バアス(復興)の原動力、発展、適用力、そして未来への展望を明確に示すことに他ならない。これは、党の活動の仕組みを刷新するうえで重要なステップであり、党の同志たちは、透明性と責任をもって、自らの選択、候補者を決める機会を得ることとなる。さらに、党の同志一人一人がこのプロセスに参加することで、党がこうした責務を果たすことができるより有能な党員を選ぶことに資する。そして、人民議会選挙において、党の同志がこの「啓発」に引き続き積極的に参加することが、課せられた責務となるのだ」。

「正しい選択肢は、望ましい結果をもたらすことだ。適任者を選び、愛国的でないことを勘定に入れてはならない。狭量な忠誠心、客観的でない考慮、そして党の愛国的で民族的な教義になじまない感情を廃して選ぶべきだ」。

シリア・ニュース(6月15日付)などが伝えた。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、Syria News, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュと思われる武装集団がタヤーナ村の村長を処刑(2020年6月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局ダイル・ザウル民政評議会の支配下にある県東部のタヤーナ村にある「人民庁舎」(村長舎)をダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が襲撃し、職員を1カ所に集め村長を銃殺した。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍とトルコ軍が米主導の有志連合が違法に基地を設置しているルマイラーン町に近い国境地帯で合同パトロール(2020年6月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍が米主導の有志連合が違法に基地を設置しているルマイラーン町に近い国境地帯で合同パトロールを実施した。

一方、米主導の有志連合は、大型トレーラー約200輌をスィーマルカー国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県で国民解放戦線の司令官が何者かに殺害される(2020年6月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコの後援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するシャームの鷹旅団傘下の鷹(スクール)軍のユースフ・フサイン・マジュラーニー司令官(アブー・フサイン)が、サルジャ村で正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

またマジュラーニー司令官に同行していたハンサー旅団司令官のアフマド・シャイフ(アブー・ウサーマ)氏も負傷した。

一方、シャーム解放機構が国民解放戦線のメンバー1人をサルキーン市近郊の検問所で逮捕した。

逮捕されたのはマアッラト・ヌウマーン市出身のメンバー。

逮捕の理由は不明。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ダルアー県東カラク村でイランの排斥を求める落書きが見つかる(2020年6月15日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東カラク村で内の学校などの壁で「イランの占領に反対、出て行け」「逮捕者(釈放)か、戦争かだ」などと書かれた落書きが発見された。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2020年6月15日)

アレッポ県では、ANHA(6月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市の燃料市場で爆発が発生し、住民1人が死亡、4人が負傷した。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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国民軍はリビアでの戦闘で死亡したメンバーを葬るための専用の墓地を建設(2020年6月15日)

ANHA(6月15日付)は、シリア・アフリーン人権機構の複数の情報筋の話として、トルコの支援を受ける国民軍が、リビアでの戦闘で死亡した戦闘員をアレッポ県アフリーン郡ジンディールス区のヤラーンクーズ村の墓地に埋葬している、と伝えた。

この墓地は戦闘員専用の墓地で、住民の埋葬は許されていないという。


AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市近郊でトルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍の住民に対する振る舞いに抗議するデモが発生、住民がトルコ軍装甲車に投石(2020年6月15日)

ハサカ県では、SANA(6月15日付)によると、ラアス・アイン市近郊のジャマールー村とムライキーズ村の住民が、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍の住民に対する振る舞いに抗議するデモを行い、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖し、路上でトルコ軍の装甲車に投石するなどして抗議の意思を示した。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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保健省は4人の新型コロナウイルス感染者が完治したと発表(2020年6月15日)

保健省は4人の新型コロナウイルス感染者が完治したと発表した。

これにより、6月15日現在の同地での感染者数は計177人、うち死亡したのは6人、回復したのは78人となった。

SANA(6月15日付)が伝えた。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県ザーウィヤ山地方を爆撃(2020年6月15日)

英国を拠点に活動する反体制系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから102日目となる6月15日、ロシア軍戦闘機がイドリブ県ザーウィヤ山地方のサルジーラー村一帯を爆撃した。

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同じくイドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ダイル・サンバル村、スフーフン村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ貨物車輌10輌を、カフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民28人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,832人に(2020年6月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月15日付)を公開し、6月14日に難民28人(うち女性8人、子供15人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民28人(うち女性8人、子供15人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,832人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,584人(うち女性55,815人、子ども94,372人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,751人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は810,112人(うち女性243,091人、子供412,863人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 15, 2020をもとに作成。

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シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣がイドリブ保健局の副局長を逮捕(2020年6月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に支配地域の自治を委託されているシリア救国内閣の治安部隊が、イドリブ保健局の副局長を逮捕した。

逮捕は、イドリブ保健局が学生の病院での研修を禁止したことにイドリブ大学の人間医学部の学生が抗議したことを受けたもの。

AFP, June 15, 2020、ANHA, June 15, 2020、AP, June 15, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 15, 2020、Reuters, June 15, 2020、SANA, June 15, 2020、SOHR, June 15, 2020、UPI, June 15, 2020などをもとに作成。

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ドイツ内務省は2017年以降、1,000人のシリア難民が自発的に帰国したと発表(2020年6月14日)

ドイツ内務省は、2017年以降に連邦政府の資金援助を受けて1,000人以上のシリア難民が自発的に帰国したと発表した。

連邦移民難民庁(BAMF)は、2017年には199回の旅費、2018年には466回の旅費、2019年には347回の旅費を支払い、シリア難民の自発的な帰国を支援したという。

ドイツ内務省は、連邦移民難民庁の支援を受けないで帰国している難民もいるため、帰国者の数は、実際の発表よりも多いとしたうえで、「困難な治安状況」ゆえに、現在は自発的な帰国は支援していないという。

ドイツ内務省によると、「さまざまな民兵が検問所を設置し、こうした民兵が武器を手にしており、さまざまな治安機関を通じてこれらの武器をシリア国民に容赦なく使用しているため、シリアの難民には依然として大きなリスクに晒されている」のだという。

なお、2011年以降、約63万人がドイツで難民申請を行っている。

DPA(6月14日付)が伝えた。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、DPA, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ドゥマイル市でマーヒル・アサド少将率いる第4師団所属の民兵が大規模離反か?(2020年6月14日)

ヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動している反体制武装集団の一つ殉教者アフマド・アブドゥー軍団はツイッターのアカウント(https://twitter.com/QwatAlabdo/)を通じて、ダマスカス郊外県ドゥマイル市で、マーヒル・アサド少将が率いるシリア軍第4師団に所属する民兵の大規模離反が発生、市街地に戦車や重車輌が展開していると発表、その映像を公開した。

また、複数の活動家はSNSなどに、上空にはヘリコプターが旋回していると書き込んだ。

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