行政裁判所はシリアテル社に対する司法監督人を任命したと発表(2020年6月4日)

シリアの行政裁判所は声明を出し、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が取締役会長を務めるシリアテル社を監視する司法監督人を任命したと発表した。

声明によると、監督人の任命は「公的財産権と株主の権利を保障するため」の措置。

これにより、マフルーフ氏が務める取締役会長の権限は監督人に委ねられることになった。


AFP, June 5, 2020、ANHA, June 5, 2020、AP, June 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 5, 2020、Reuters, June 5, 2020、SANA, June 5, 2020、SOHR, June 5, 2020、UPI, June 5, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配下のイドリブ市で抗議デモ(2020年6月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、2011年6月3日にハマー県ハマー市のアースィー広場での抗議デモ弾圧で数十人が死亡したいわゆる「自由の子供たちの金曜日」虐殺事件を追悼するデモが行われ、参加者は体制打倒、革命成就などを訴えた。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍憲兵隊がアレッポ県内のIDPsキャンプに突入、指名手配者と交戦、1人が戦闘に巻き込まれて死亡(2020年6月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍憲兵隊が、タルヒーン村にある国内避難民(IDPs)キャンプに指名手配者を逮捕するために突入した。

憲兵隊が追跡していたのは、アレッポ県サフィーラ市からのIDPs。

キャンプ内では憲兵隊と指名手配者たちが交戦、青年1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県内のダーイシュ拠点を爆撃する一方、北・東シリア自治局はトルコ占領地に逃走しようとしたダーイシュの女性メンバー3人を逮捕(2020年6月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県M4(タイフール)航空基地に所属するシリア軍戦闘機複数機が、ウカイリバート町近郊に点在するダーイシュ(イスラーム国)拠点を爆撃した。

また、シリア軍と親政権民兵が、この爆撃と並行して、アレッポ県とラッカ県との県境に位置する三角地帯でダーイシュと交戦した。

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ラッカ県では、ANHA(6月14日付)によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域に逃亡しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)の女性メンバー3人を拘束した。

AFP, June 14, 2020、ANHA, June 14, 2020、AP, June 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2020、Reuters, June 14, 2020、SANA, June 14, 2020、SOHR, June 14, 2020、UPI, June 14, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊で国民軍マジド軍団戦闘員2人を殺害(2020年6月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がトルコ占領下のタッル・アブヤド市近郊に配置されている国民軍マジド軍団の拠点を襲撃し、戦闘員2人を殺害した。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がレバノン領空を侵犯、ハマー県ミスヤーフ市近郊の防衛工場をミサイル攻撃(2020年6月4日)

シリア軍筋は、レバノン領空を侵犯したイスラエル軍戦闘機が午後9時25分、ハマー県ミスヤーフ市一帯に配置されているシリア軍の拠点1カ所を狙ってミサイル攻撃を行ったが、シリア軍防空部隊が迎撃し、ミサイル多数を撃破したと発表した。

SANA(6月4日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍がミサイル攻撃を加えたのは、ミスヤーフ市西のザーウィー村にある防衛工場で、シリア人4人を含む少なくとも9人が死亡、武器弾薬庫複数棟が破壊されたという。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のシャッダーディー市(ハサカ県)で抗議デモ発生、シリア民主軍による強制排除で1人死亡(2020年6月4日)

ハサカ県では、SANA(6月4日付)が複数の住民の話として伝えたところによると、北・東シリア自治局支配下のシャッダーディー市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の活動に対する抗議デモが発生し、参加した住民はタイヤを燃やすなどして、街道を封鎖した。

これに対して、米軍の支援を受けるシリア民主軍は実弾を使用して強制排除を試み、住民1人が死亡、3人が負傷した。

シリア人権監視団によると、デモ参加者は、生活難や物価高騰への不満を表明したという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がイラク国境に近いブー・ハーミダ村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー7人を逮捕した。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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レバノンはシリア在住の国民を受け入れるため9~11日にマスナア、アッブーディーヤの国境通行所を再開(2020年6月4日)

レバノンの総合情報総局は、シリア在住のレバノン国民を受け入れるため、6月9日から11日の3日間、新型コロナウイルス感染症対策として閉鎖していた、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所に面するベカーア県のマスナア国境通行所、タルトゥース県ダブースィーヤ国境通行所に面する北部県のアッブーディーヤ国境通行所を再開することを決定したと発表した。

SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表(2020年6月4日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、6月4日現在の同地での感染者数は計124人、うち死亡したのは6人、回復したのは53人となった。

SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県内の5カ所に新たな拠点を設置するも、M4高速道路沿線で爆発発生(2020年6月4日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから91日目となる6月4日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県4件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が3日晩から4日にかけて、カイヤーサート村、ブサンクール村近郊の自動車学校、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市に新たな拠点を設置した。

これにより、シリア領内のトルコ軍監視所・拠点は66カ所となった。
(シリア人権監視団の計算だと62)

トルコ軍の監視所・拠点が設置されている場所は以下の通り:

監視所

イドリブ県:サルワ村、タッル・トゥーカーン村、サルマーン村、ジスル・シュグール市(イシュタブリク村)
アレッポ県:登塔者聖シメオン教会跡、シャイフ・アキール山、アナダーン山、アレッポ市ラーシディーン地区(南)、アイス村(アイス丘)
ハマー県:ムーリク市、シール・マガール村
ラタキア県:ザイトゥーナ村

拠点

イドリブ県:マアッル・ハッタート村、サラーキブ市(3カ所)、タルナバ村、ナイラブ村、クマイナース村、サルミーン市、タフタナーズ航空基地、マアーッラト・ナアサーン村、マアッラトミスリーン市、マストゥーマ軍事キャンプ、タルマーニーン村、バルダクリー村、ナフラヤー村、ムウタリム村、ブサンクール村(3カ所)、ナビー・アイユーブ丘、バザーブール村、ラーム・ハムダーン村、アブザムー町、ムシャイリファ村、タッル・ハッターブ村、ビダーマー町(2カ所)、ナージヤ村、ズアイニーヤ村(2カ所)、ガッサーニーヤ村、クファイル村、バクサルヤー村、フライカ村、バルナース村、アリーハー市、ジャンナト・クラー村、バサーミス村、カイヤーサート村、マルイヤーン村、マアッラータ村、タフタナーズ市
アレッポ県:アナダーン市、アレッポ市ラーシディーン地区、ジーナ村(2カ所)、カフル・カルミーン村、タワーマ村、第111中隊基地、アターリブ市、ダーラ・イッザ市、カフル・ヌーラーン村、バータブー村
ハマー県:ムガイル村

なおこのほかにも、トルコ軍はM4高速道路沿線に監視ポスト14カ所を設置している。

しかし、シリア人権監視団によると、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路沿線のアリーハー市近郊で、大きな爆発が発生した。

爆発は、ロシア・トルコ軍の合同パトロール実施直後に発生、トルコ軍部隊が警戒態勢を強化した。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、バーラ村一帯、ハルーバ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、アーフィス村を砲撃、農地で火災が発生、子供1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で住民1人が何者かに撃たれて死亡した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(6月4日付)によると、軍事情報局がサナマイン市で元反体制武装集団メンバーの住居2カ所に対する強制捜査を行ったが、元メンバーが抵抗し戦闘となり、シリア軍兵士1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, June 4, 2020、ANHA, June 4, 2020、AP, June 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2020、Reuters, June 4, 2020、SANA, June 4, 2020、SOHR, June 4, 2020、UPI, June 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民27人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は580,563人に(2020年6月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(6月4日付)を公開し、6月3日に難民27人(うち女性8人、子供14人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民27人(うち女性8人、子供14人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は580,563人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者185,315人(うち女性55,733人、子ども94,232人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,843人(うち女性243,009人、子供412,723人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2020をもとに作成。

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