北・東シリア自治局渉外関係局はイスラエル軍の大規模爆撃を自治局の実効支配と結びつけた外務在外居住者省の姿勢に強く反発(2021年1月15日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は声明を出し、1月13日のイスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃について外務在外居住者省が「分離主義テロ民兵」が米政権やいわゆる有志連合の支援を受けて、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県のシリア人に対してテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」と非難したことに反論、「体制は伝統的政策を続け、内部の機器を輸出し、信憑性と現実性を欠いた問題に世論や耳目を向けようとしている」と非難した。

渉外関係局はこうした政府の姿勢を「義務、そして自らがその大部分を占めている原因への対処からの明白な回避であり…、自治局とシリア民主軍が米国の決定に依存し、その道具だとする言説は、責任回避、白昼夢」だと指弾、政治、軍事における自治局の意思決定は独立していると強調した。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウルシュハイル村でシリア民主軍司令官が殺害される(2021年1月15日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月15日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシュハイル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令官が乗った車が発砲を受けて、乗っていた司令官と護衛1人の合わせて2人が死亡した。

また、アブー・ハマーム市でも、シリア民主軍の検問所が機関銃の発砲を受けて、兵士5人が負傷した。

AFP, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で90人、シャーム解放機構支配下の「解放区」とトルコ占領地で32人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2021年1月15日)

保健省は政府支配地域で新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者76人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、1月15日現在の同地での感染者数は計12,850人、うち死亡したのは817人、回復したのは6,405人となった。

SANA(1月15日付)が伝えた。

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シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部での新型コロナウイルス感染者数が1月14日に32人を記録、感染者の総数が20,800人に達したと発表した。

うち回復したのは14,345人が完治、死亡したのは約266人となったという。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月15日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、237人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡5人。

これにより、同地での感染者数は計20,807人、うち回復したのは14,582人、死亡したのは375人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1491393154398904/

AFP, January 15, 2021、ACU, January 15, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民357人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は646,553人に(2021年1月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月15日付)を公開し、1月14日に難民357人(うち女性107人、子供182人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民357人(うち女性107人、子供182人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は646,553人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者251,305人(うち女性75,540人、子ども127,896人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,735,845人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は875,833人(うち女性262,816人、子供446,387人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 15, 2021をもとに作成。

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アラビーヤ:反体制系政治評論家は「アサド大統領に代えてアスマー夫人を大統領にしようとするプランBが進行している」と主張(2021年1月14日)

アラビーヤ・チャンネル(1月14日付)は、アスマー・アフラス大統領夫人の写真がアサド大統領の写真とともに、大臣室や省庁の外壁などに設置されるようになっているとしたうえで、こうした動きが、アサド大統領に代えてアスマー夫人を大統領に据えることで、米国をはじめとする西側諸国の制裁を免れ、シリアでの危機が解決したことにしようとする秘密裏の計画の一環をなしているとの見方を示した。

All4syriaを運営するジャーナリストで政治評論家のアイマン・アブドゥンヌール氏は、アラビーヤ・チャンネルの電話取材に応じ、そのなかで次のように述べ、アサド大統領は自身の再出馬をめざしている一方、プラン2、ないしはBとして、アスマー夫人に交代するという計画も検討しているのだという。

「アサドはとどまりたい、続けたいと思っている」。ロシアの首都は最近になってそう知らせてきたが、「複数の競争相手」がいるなかでの大統領選挙への出馬といった何らかの装飾で「演出」する可能性もあるのだという」。

「ロシアは、大統領選挙でアサドに対する「協力な対抗馬」を立候補させようと「アレンジ」している。反体制派の有力人物の一人、ないしは、反体制派の元幹部をアサドの対抗馬にしようとしている…。だが、これは今のところ成功していないが…、「アレンジ」は今も続いている」。

「ロシアと米国がコンセンサスに達すれば、アスマー・アフラスという「選択肢」もある…。だが、アサドは、この選択肢を示していないが…、アスマー・アフラスの遊説や写真を増やすことで、この準備、ないしはプランBに向けた準備を開始した…。その準備は政府高官、そして彼らの執務室で現在行われており、彼女の写真が広く貼られるようになっている…。こうした動きは、代替案として行われているが、マスター・プランはアサドを政権の座にとどめることだ」。

アスマー夫人は、米国の「シーザー・シリア市民保護法」のもとで制裁対象となっているが、アブドゥンヌール氏によると、こうした措置は、アスマー夫人への交代を認めないという米国の意思を示しているという。

AFP, January 15, 2021、Alarabia, January 14, 2021、ANHA, January 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2021、Reuters, January 15, 2021、SANA, January 15, 2021、SOHR, January 15, 2021などをもとに作成。

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米匿名高官「イスラエル軍のダイル・ザウル県への大規模爆撃で標的となった倉庫はイランの核開発プログラムを支援する材料を輸送するためのパイプラインとしても機能していた」(2021年1月14日)

AP(1月14日付)は、米国高官が匿名を条件に、1月13日のイスラエル軍によるダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市に対する大規模爆撃に関して、標的となった倉庫は、イランの核開発プログラムを支援する材料を輸送するためのパイプラインとしても機能していたことを明らかにしたと伝えた。

AFP, January 14, 2021、ANHA, January 14, 2021、AP, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のカリームハーニー副司令官は13日のイスラエル軍によるダイル・ザイル県への大規模爆撃での人的被害を否定(2021年1月14日)

イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のアフマド・カリームハーニー副司令官(渉外担当)は、1月13日のイスラエル軍によるダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市への爆撃に関して、「いかなる人的被害もなかった」と述べた。

ファールス通信(1月14日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(1月14日付)によると、「イランの民兵」が1月13日にイスラエル軍が大規模爆撃を行ったダイル・ザウル県ブーカマール市など各所で、イスラエル軍による新たな爆撃を回避するための再展開を行った。

AFP, January 14, 2021、ANHA, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、FARS, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊で国民軍の重機を砲撃で破壊(2021年1月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のジャフバル村北で、新たな拠点を設置していた国民軍の重機を砲撃、これを破壊した。

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アレッポ県では、ANHA(1月14日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のジャームースィーヤ村を砲撃した。

AFP, January 14, 2021、ANHA, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県アズバ村でブカイル部族の名士の1人が武装集団に撃たれて死亡(2021年1月14日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアズバ村でブカイル部族の名士の1人フサイン・シャイフ・ジャミール氏が武装集団に撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、ジャミール氏ははオートバイに乗った2人組の発砲を受けたという。

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ハサカ県では、SANA(1月14日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市内の各検問所で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が教師多数を徴兵するとして拘束、教練キャンプに連行した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(1月14日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市で、シリア民主軍が政府の支配下にとどまる治安厳戒地区に至る道路を封鎖、シリア軍に対して1月20日までに同地から退去するよう最後通牒を出した。

AFP, January 14, 2021、ANHA, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で100人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で32人(2021年1月14日)

保健省は政府支配地域で新たに100人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者70人が完治し、10人が死亡したと発表した。

これにより、1月14日現在の同地での感染者数は計12,760人、うち死亡したのは809人、回復したのは6,329人となった。

SANA(1月14日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で1月14日に新たに32人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、156人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡4人、イドリブ郡2人、ハーリム郡18人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡1人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計20,800人、うち回復したのは14,345人、死亡したのは362人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1490814144456805/

AFP, January 14, 2021、ACU, January 13, 2021、ANHA, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県では、アリーハー村へのシリア軍の砲撃で住民2人死亡、トルコ軍憲兵隊が越境しようとした若い男性1人を射殺(2021年1月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー村を砲撃し、男女2人が死亡、複数人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方一帯を砲撃した。

一方、ハーリム市近郊では、越境を試みた若い男性1人が、トルコ軍憲兵隊によって射殺された。

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアンカーウィー村一帯を砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサナマイン市でオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、治安当局関係者1人とその父親でイフバーリーヤ・チャンネルの職員が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(1月14日付)によると、シリア政府の支配下にあるタッル市のワーディー街道入り口に貼られているアサド大統領のポスターを何者かが焼き捨てる一方、市内の複数各所で、「国民は体制打倒を望む」、「自由よ永遠に」、「逮捕者が欲しい」、「出てけ」などと壁に落書きがされているのが見つかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を21件(イドリブ県13件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は15件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 14, 2021、ANHA, January 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 14, 2021、Reuters, January 14, 2021、SANA, January 14, 2021、Sawt al-‘Asima, January 14, 2021、SOHR, January 14, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民322人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は646,196人に(2021年1月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月14日付)を公開し、1月13日に難民322人(うち女性97人、子供164人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民322人(うち女性97人、子供164人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は646,196人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者250,948人(うち女性75,433人、子ども127,714人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,735,845人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は875,476人(うち女性262,709人、子供446,205人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 14, 2021をもとに作成。

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外務在外居住者省はイスラエル軍によるダイル・ザウル県への大規模爆撃に関して「分離主義テロ民兵が国民にテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」として、シリア民主軍(2021年1月13日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、イスラエル軍によるダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マヤーディーン市に対する爆撃について報告したうえで、「分離主義テロ民兵」が、米政権やいわゆる有志連合の支援を受けて、ハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県のシリア国民に対してテロ・犯罪・抑圧行為を行うなかで実施された」と表明、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)、同組織が主導する自治政体の北・東シリア自治局、同自治局の武装部隊で、人民防衛隊(YPG)を主体とする人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるシリア北東部への実効支配を暗に非難した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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サウジアラビア内務省はシリアなどへの渡航を解禁(2021年1月13日)

サウジアラビアの内務省は1月8日、治安当局が定める規制に従ったかたちでサウジアラビア人のシリアをはじめとする12カ国への渡航を3月31日に解禁すると発表した。

条件付きの渡航許可が下りるのは、リビア、シリア、レバノン、イエメン、イラン、トルコ、アルメニア、ソマリア、コンゴ民主共和国、アフガニスタン、ベネズエラ、ベラルーシ。

シリアへの渡航が条件付きながらも解禁されるのは、2012年に両国が断交して以来9年ぶり。

サウジアラビア国営のSPA通信(1月13日付)が伝えた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はシリア政府支配地域とを結ぶダイル・ザウル県のサーリヒーヤ村の通行所を「人道的理由」で再開(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局が数ヶ月にわたって閉鎖していたサーリヒーヤ村の通行所を「人道的理由」により、1月16日から再開することを決定した。

サーリヒーヤ村はシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市と北・東シリア自治局の支配地域を結ぶ通行所。

通行所は午前8時から午後3時まで開放されるという。

サーリヒーヤ村の通行所が閉鎖されている間、シリア政府支配地域と北・東シリア自治局の支配地域を隔てるユーフラテス川の住民や物資の移動は排水量3~10トンの渡し船で行われていた。

なお、北・東シリア自治局支配地域での商品の売買は、シリア政府に近いカーティルジー・インターナショナル・グループ社などとつながりがある業者と直接取引を行っている業者によって行われる。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県でシリア民主軍による学校の接収や教職員の徴兵に抗議するデモとスト発生(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるアブー・ハマーム市では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が市内の学校1校を軍事転用するために折衝したことを受けて、教職員と生徒らが抗議の座り込みを行った。

また、シャアファ村の学校が、シリア民主軍による教職員の徴兵に抗議、ストライキを開始し、教職員の徴兵の廃止を求めた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊一帯を砲撃、シリア民主軍と交戦(2021年1月13日)

アレッポ県では、ANHA(1月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカー村、ハルバル村、シャフバー・ダム、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ハサカ県でシリア民主軍兵士3人が殺害される(2021年1月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月13日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が何者かによって撃たれて死亡した。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは、バス発着場の警備に当たっていた内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員。

また、ハズィーラ村でも給水ステーションの守衛1人が車に乗った正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊の街道で、シリア民主軍の司令官が乗っていた車がオートバイに乗った武装集団の発砲を受けて、司令官1人が死亡した。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市、マヤーディーン市、ブーカマール市を大規模爆撃、50人以上死亡(2021年1月13日)

SANA(1月13日付)によると、シリア軍筋は報道声明を出し、1月13日午前1時10分、イスラエル軍戦闘機が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市、イラク国境に面するユーフラテス川西岸のブーカマール市一帯を爆撃し、攻撃の被害状況についての特定が行われている、と発表した。

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シリア人権監視団によると、爆撃はブーカマール市一帯、ブーカマール市一帯、マヤーディーン市一帯に対して24回にわたって行われ、シリア軍、レバノンのヒズブッラー、アフガニスタン人民兵からなるファーティミーユーン旅団などの「イランの民兵」の基地、拠点、武器弾薬ミサイル倉庫が標的となり、シリア人、イラク人、アフガニスタン人など少なくとも57人が死亡した。

ダイル・ザウル市一帯に対する爆撃は16回に及び、アイヤーシュ村の武器弾薬ミサイル倉庫、第137旅団基地、ダイル・ザウル市の軍事情報局、サルダ山が標的となり、シリア軍兵士10人、軍事治安局職員4人など26人が死亡した。

ブーカマール市一帯に対する爆撃は6回に及び、同市周辺に設置されたグリーン・ゾーン内の拠点、武器弾薬庫などが標的となり、「イランの民兵」のイラク人戦闘員15人が死亡した。

マヤーディーン市一帯に対する爆撃は2回で、同市近郊の砂漠地帯の農場地区に設置されている拠点と武器庫が狙われ、ファーティミーユーン旅団戦闘員11人と身元不明の外国人(非シリア人)4人が死亡した。

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また、反体制系サイトのニダー・フラート(1月13日付)によると、爆撃は、ダイル・ザウル市のパノラマ交差点、ブール・サイード地区のパン製造所、労働者住宅地区内の教育学部、放送塔、ダイル・ザウル空港一帯、マヤーディーン市のアラバ(ラフバ)の城塞、ブーカマール市のスィーバ地区、ビヤール・ハムル地区、スィヤール地区、ヒズブッラーが管理するアーイシャ病院、イラク人民動員隊の拠点複数カ所などにも及んだ。

ユーフラテス・ポスト(1月13日付)は、爆撃は50回以上に及び、数十人が死傷したと伝えた。

一方、シリア軍の発表では、死者は5人。

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米アラビア語衛星テレビ局のフッラ・チャンネル(1月13日付)は、シリア人7人を含む23人が死亡したと伝えた。

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爆撃に関して、AP(1月13日付)は、米国の諜報機関の高官は匿名で、米国との連携のもとに行われたと伝えた。

同匿名高官によると、イスラエルは、米国が提供した諜報に基づいて爆撃を実施したとした上で、マイク・ポンペオ国務長官が1月11日に、イスラエル諜報機関のモサドのヨシ・コーヘン長官とワシントンDCのレストラン・カフェ・マリノで会談を行っていたことを明らかにした。

米国高官が、シリアでの爆撃でイスラエルとの連携について言及するのはきわめて稀。

ただし、イスラエルは爆撃に関して公式の発表は行っていない。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍による爆撃の数時間後、所属不明の無人航空機(ドローン)1機が、ブーカマール市上空に飛来した。

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一方、アイン・フラート(1月13日付)は、イスラエルの爆撃に先立って、ブーカマール市内のスィヤーヒー・ホテルに駐留していたロシア軍部隊の将兵数十人が同地から撤退していたと伝えた。

理由は不明だが、ロシアとイランの水面下での対立を受けて撤退したものと見られるという。

AFP, January 13, 2021、Alhurra, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、AP, January 13, 2021、‘Ayn al-Furat, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Euphrates Post, January 13, 2021、Nida’ al-Furat, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で102人、北・東シリア自治局支配地域で33人(2021年1月13日)

保健省は政府支配地域で新たに102人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者74人が完治し、9人が死亡したと発表した。

これにより、1月13日現在の同地での感染者数は計12,660人、うち死亡したのは799人、回復したのは6,259人となった。

SANA(1月13日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに33人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者7人が完治したと発表した。

これにより、1月13日現在の同地での感染者数は計8,285人、うち死亡したのは284人、回復したのは1,170人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性12人、女性21人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市2人、カーミシュリー市2人、タッル・タムル町2人、マーリキーヤ(ダイリーク)市4人、マアバダ(カルキールキー)町1人、フール・キャンプ2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市2人、マンビジュ市4人、ラッカ県のラッカ市5人、タブカ市6人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ダイル・ザウル県2人。

ANHA(1月13日付)が伝えた。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードはイドリブ県のシリア軍基地を自作のロケット弾で攻撃し、兵士3人を殺害(2021年1月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村北のザイトゥーン軍事基地を自作のロケット弾で砲撃し、兵士3人(士官1人を含む)が死亡、7人が負傷した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カドゥーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、マジュダリヤー村を砲撃し、「決戦」作戦司令室がこれに応戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市でカイワーン家とズウビー家の若者どうしが口論の末に撃ち合いとなり、3人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県10件、ラタキア県10件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民417人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は645,874人に(2021年1月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(1月13日付)を公開し、1月12日に難民417人(うち女性125人、子供213人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民417人(うち女性125人、子供213人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は645,874人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者250,626人(うち女性75,336人、子ども127,550人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,735,845人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は875,154人(うち女性262,612人、子供446,041人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, January 13, 2021をもとに作成。

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北・東シリア自治局はダーイシュのフランス人戦闘員の遺児7人をフランスに引き渡す(2021年1月12日)

シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は、ハサカ県カーミシュリー市の本舎で、同地を訪問したフランスの使節団に、ダーイシュ(イスラーム国)のフランス人戦闘人の遺児7人の身柄を引き渡した。

これにより、2020年以降、北・東シリア自治局が身柄を引き渡したダーイシュの外国人戦闘員の家族の数は、160人(うち女性9人、子供151人)となった。

AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏が「戦争成金」と批判するターヒル・ハドル氏の民兵がマフルーフ氏の自宅を急襲し、書類を没収(2021年1月12日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月12日付)によると、有力ビジネスマンの一人で「アブー・アリー・ハドル」として知られるターヒル・ハドル氏の民兵が、ヤアフール、にあるアサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の自宅を急襲し、ビジネス関連の書類などを没収した。

ハドル氏の民兵は数日前にも、ラーマーク開発人道プロジェクト民間持株会社の事務所を急襲し、事業にかかる書類を没収していたという。

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ハドル氏は、マフルーフ氏が「戦争成金」として暗に批判するビジネスマンの1人。

タルトゥース県サーフィーター市出身。

2011年以前はサーフィーター市で鶏の販売業者だった。

反体制系のザマーン・ワスル(2020年6月23日付)によると、ハドル氏は、2011年の「アラブの春」波及以降の混乱のなかで、アサド大統領の弟のマーヒル・アサド少将が主導するシリア軍第4師団の密輸ネットワークを通じて、巨万の富を得たという。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021、Zaman al-Wasl, June 23, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県ではシャーム解放機構の治安部隊とダーイシュのスリーパー・セルが交戦、3人死亡(2021年1月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るカフルタハーリーム町で同機構の治安部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルのアジトに突入、交戦となった。

この戦闘で、治安部隊隊員1人が死亡、5人が負傷、ダーイシュ側も2人が死亡した(シリア人権監視団は1月13日、東欧出身のダーイシュ・メンバー1人が自爆したが、4人を拘束した、と発表した)。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021、January 13, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合と思われる戦闘機がダイル・ザウル県を2度にわたって「イランの民兵」の拠点を爆撃(2021年1月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機4機が早朝、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるイラン・イスラーム革命防衛隊や「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を加えた。

また、その数時間後、所属不明の戦闘機複数機が再び飛来し、同地のイラン・イスラーム革命防衛隊や「イランの民兵」の拠点複数カ所を行った。

アイン・フラート(1月12日付)によると、爆撃は、ファーティミーユーン旅団がイラク領内からシリアにミサイルを搬入したことを受けたもので、米主導の有志連合が飛来するなかで実施され、4回の攻撃で20人以上が死傷したという。


なお、同サイトによると、イラン・イスラーム革命防衛隊は数日前に、爆撃を回避するためにブーカマール市近郊の砂漠地帯を通る線路近くに設置されていた拠点2カ所を撤収していたという。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、‘Ayn al-Furat, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県のダーイシュ拠点に対して40回以上の爆撃を実施(2021年1月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機が、ガーニム・アリー村近郊のサバク地帯、ブーハマド村一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

同地などに対するロシア軍の爆撃は40回以上に達した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ県ハナースィル市と県東部のイスリヤー村を結ぶ街道一帯でダーイシュ(イスラーム国)が動きを活発化させていることに対処するため、同地に増援部隊を派遣した。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021などをもとに作成。

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ハマー県では新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構の戦闘員3人が地雷原に脚を踏み入れ死亡、ラタキア県では「決戦」作戦司令室の戦闘員1人が死亡(2021年1月12日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の部隊が、シリア政府の支配下にあるガーブ平原への潜入を試みたが、地雷原に脚を踏み入れ、爆発で戦闘員3人が死亡した。

また、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、アムキーヤ町、クライディーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の戦闘員1人がトゥッファーヒーヤ村近郊でシリア軍に殺害された。

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村などを砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市一帯を砲撃、シリア民主軍が応戦(2021年1月12日)

ラッカ県では、ANHA(1月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村、ジャフバル村、M4高速道路沿線一帯を砲撃、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がこれに応戦した。

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アレッポ県では、ANHA(1月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市を砲撃した。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍はダイル・ザウル県サジュル村とバーグーズ村で20人以上を拘束、連行(2021年1月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月12日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、北・東シリア自治局の支配下にあるサジュル村で住民20人以上を拘束、連行した。

これに対して、住民がシリア民主軍に徴兵に抗議するデモを行うと、シリア民主軍は実弾を使用し、これを強制排除した。

また、バーグーズ村でも、シリア民主軍が住民多数を拘束、連行した。

これに関して、シリア人権監視団は、シリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる兄弟3人を拘束したと発表した。

AFP, January 12, 2021、ANHA, January 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 12, 2021、Reuters, January 12, 2021、SANA, January 12, 2021、SOHR, January 12, 2021などをもとに作成。

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