「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ市、トルコ占領下のアレッポ県北部各所で「シリア革命」10周年に合わせて、革命継続と体制打倒を訴えるデモ(2021年3月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市のサブア・バフラート広場で、「シリア革命」10周年に合わせて、革命継続と体制打倒を訴えるデモが行われた。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1097275980739025

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1097233060743317

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市、バーブ市、アアザーズ市で「シリア革命」10周辺に合わせて、革命継続と体制打倒を訴えるデモが行われた。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア外務在外居住者省公式筋はEU理事会の声明に対して「シリアでの流血とシリア人の生活困窮は、あらゆる形態のテロを支援し、経済テロを行うEUの責任」と反論(2021年3月15日)

外務在外居住者省公式筋は声明を出し、欧州連合(EU)理事会の声明に関して、シリアでの流血とシリア人の生活困窮は、あらゆる形態のテロを支援し、経済テロを行うEUの責任であり、シリア人を心配するふりをする権利すらなく、またいかなる積極的な役割を果たす資格もない、と反論した。

SANA(3月15日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/2949272235359884

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

EU理事会は「シリア革命」10周年に合わせて声明を出し、制裁継続の意思を改めて示すとともに、逮捕者の釈放、シリア人に対する犯罪の停止、国連安保理決議第2254号の遵守を求める(2021年3月15日)

欧州連合(EU)理事会は、シリアに「アラブの春」が波及してから2021年3月15日で10年が経ったのに合わせて声明を出し、アサド大統領、その政権に対する制裁継続の意思を改めて示すとともに、逮捕者の釈放、シリア人に対する犯罪の停止、国連安保理決議第2254号の遵守を求めた。

EU理事会は、「体制の暴力的な抑圧が10年におよぶ紛争をもたらした」としたうえで、「抑圧の停止、逮捕者の釈放を求め続ける」との意思を改めて表明し、「シリアの体制とその同盟者」に国連安保理決議第2254号の完全履行を求めた。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコのエルドアン大統領は「シリア革命」10周年に合わせて論説を寄稿し、米国とEUにシリアの人道危機を終わらせるため、トルコに協力するよう求める(2021年3月15日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、シリアに「アラブの春」が波及してから2021年3月15日で10年が経ったのに合わせてブルームバーグ(3月15日付)に論説を寄稿し、米国とEU、とりわけジョー・バイデン大統領に対して、シリアの人道危機を終わらせるため、トルコに協力するよう呼びかけた。

エルドアン大統領は、シリアの危機の唯一の解決策がシリア国民を構成するすべての集団を代表する能力のある政治体制を樹立することだとしたうえで、米国にシリアに関する約束を遵守するよう求めた。

エルドアン大統領はまた、シリア革命に対するトルコの姿勢が今も変わっていないと強調した。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、Bloomberg, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フランス外務省は「シリア革命」10周年に合わせて声明を出し、シリアとの関係改善に関してアサド政権が政治的解決を定めた国連安保理決議を遵守することにかかっていると表明(2021年3月15日)

フランス外務省は、シリアに「アラブの春」が波及してから2021年3月15日で10年が経ったのに合わせて声明を出し、シリアとの関係修復は、アサド政権が紛争の政治的解決を定めた国連安保理決議を遵守することにかかっていると表明した。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米英仏独伊外相が「シリア革命」10周年に合わせて共同声明を出し、「シリアの市民を見捨てない」と表明(2021年3月15日)

米国、英国、ドイツ、フランス、イタリアの外務大臣は、シリアに「アラブの春」が波及してから2021年3月15日で10年が経ったのに合わせて共同声明を出し、「我々は、国連安保理決議第2254号に基づき、すべてのシリア人の権利と未来を保護する平和的解決の探求を復活させるために尽力している。この悲劇が今後10年にわたって続くことを許すことはない…。我々はシリアの市民を見捨てない」と発表した。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

英国は「シリア革命」10周年に合わせてミクダード外務在外居住者大臣、シブル大統領府特別顧問ら6人を新たに制裁対象に(2021年3月15日)

ドミニク・ラーブ英外務大臣は、シリアに「アラブの春」が波及してから2021年3月15日で10年が経ったのに合わせて、アサド政権が平和的な改革を求めるシリア人に対して10年間にわたって蛮行を尽くしてきたとして、政権の高官および関係者6人を、渡航禁止と資産凍結を骨子とする制裁対象に追加したと発表した。

新たに制裁対象となったのは、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、ルーナー・シブル大統領府特別顧問、投資家のヤースィル・イブラーヒーム氏、ビジネスマンのムハンマド・バラー・カーティルジー氏、マーリク・アルヤー共和国護衛隊司令官、ザイド・サラーフ少佐。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線のマアラク村に潜入を試み、シリア民主軍と激しく交戦(2021年3月15日)

ラッカ県では、ANHA(3月15日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のM4高速道路沿線のマアラク村に潜入を試み、人民防衛隊(YPG)主体のと激しく交戦した。

一方、アイン・イーサー市近郊では、トルコ軍とシリア国民軍が撃ったロケット弾の不発弾が爆発し、子供1人が死亡した。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県のザーキヤ町とカナーキル村で当局が自爆テロを阻止(2021年3月15日)

SANA(3月15日付)は、治安関係当局が、ダマスカス郊外県のザーキヤ町とカナーキル村で住民の協力を得て、爆弾ベルトを爆発させようとした「テロリスト」3人を殺害、3人を拘束し、首都ダマスカスに対して、テロリストとタクフィール主義グループが計画していたテロ攻撃を阻止したと伝えた。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるカフルラーハー市とタラフ村を結ぶ街道で、正体不明の武装集団がシリア軍の検問所を襲撃した。

「シリア革命」10周年に合わせた犯行とみられる。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で87人、北・東シリア自治局支配地域で27人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2021年3月15日)

保健省は政府支配地域で新たに87人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者88人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、3月15日現在の同地での感染者数は計16,556人、うち死亡したのは1,104人、回復したのは11,058人となった。

SANA(3月15日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに27人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、3月15日現在の同地での感染者数は計8,855人、うち死亡したのは341人、回復したのは1,259人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性11人、女性16人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市9人、カーミシュリー市11人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アームーダー市1人、ラッカ県のラッカ市4人。

ANHA(3月15日付)が伝えた。

**

反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月15日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、11人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡4人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計21,234人、うち回復したのは19,176人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1534474370090782/

AFP, March 15, 2021、ACU, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ市近郊の街道で、トルコ軍の車輌の通過に合わせて仕掛けられていた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士2人が負傷(2021年3月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市近郊の街道で、トルコ軍の車輌の通過に合わせて仕掛けられていた爆弾が爆発し、トルコ軍兵士2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるシャイフ・バラカート山、ダーラ・イッザ市一帯を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室が応戦、第46中隊基地一帯で交戦した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山一帯を砲撃、シリア軍がこれに応戦した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県16件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を24件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 15, 2021、ANHA, March 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 15, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 15, 2021、Reuters, March 15, 2021、SANA, March 15, 2021、SOHR, March 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民67人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,468人に(2021年3月15日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月15日付)を公開し、3月14日に難民67人(うち女性20人、子供34人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民67人(うち女性20人、子供34人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,468人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者255,220人(うち女性76,718人、子ども129,886人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,748人(うち女性263,994人、子供448,377人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は79,409人(うち女性28,901人、子供30,120人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,348,005人(うち女性411,460人、子供673,886人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 15, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市近郊のハムラーン村にある石油精製用燃焼装置と市場がシリア軍とロシア軍のミサイル攻撃を受け火災に(2021年3月14日)

アレッポ県では、ANHA(3月14日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市近郊のハムラーン村にある石油精製用燃焼装置と市場がシリア軍とロシア軍のミサイル攻撃を受け、火災が発生した。

一方、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のザンガル村を砲撃し、子供1人が死亡、子供2人が負傷した。

トルコ軍とシリア国民軍はまたまた、マンビジュ市近郊のシャイフ・ナースィル村(別名クルト・ワイラーン村)、クールフユーク村、カーウカリー村、タッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、バイルーイーヤ村を砲撃した。

AFP, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県アターリブ市でシリア革命10周年に合わせて体制打倒を訴えるデモ(2021年3月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市でシリア革命10周年に合わせて、体制打倒を訴えるデモが発生した。

AFP, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:シリアに「アラブの春」が波及した2011年3月15日から2021年3月14日までの10年間での死者数は38万8652人(2021年3月14日)

シリア人権監視団は、シリアに「アラブの春」が波及した2011年3月15日から2021年3月14日までの10年間での死者数が38万8652人を記録したと発表した。

内訳は以下の通り:

  • 民間人11万7388人(うち子供2万2542人、女性1万3855人)
  • 反体制・イスラーム主義諸派など:5万4779人
  • 人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍:1万2878人
  • シリア民主軍の外国人戦闘員:936人
  • 離反兵:2,632人
  • シリア軍:6万8308人
  • 親政権民兵5万2568人
  • レバノンのヒズブッラー:1,705人
  • シリア人以外のシーア派民兵:8,564人(うちロシア人傭兵264人)
  • トルコ軍:207人
  • シャーム解放機構などのジハード主義戦闘員:2万7744人
  • ダーイシュ(イスラーム国):4万515人
  • 身元不明:428人

AFP, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合の車輌約45輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2021年3月14日)

ハサカ県では、SANA(3月14日付)によると、米主導の有志連合の車輌約45輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県の各所に設置されている基地に向かった。

AFP, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で77人、北・東シリア自治局支配地域で55人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で12人(2021年3月14日)

保健省は政府支配地域で新たに77人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者85人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、3月14日現在の同地での感染者数は計16,478人、うち死亡したのは1,099人、回復したのは10,970人となった。

SANA(3月14日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに55人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が死亡したと発表した。

これにより、3月14日現在の同地での感染者数は計8,828人、うち死亡したのは338人、回復したのは1,254人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性33人、女性22人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市17人、カーミシュリー市13人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、ラッカ県のタブカ市17人、アレッポ県のマンビジュ市1人。

ANHA(3月14日付)が伝えた。

**

反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月14日に新たに12人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、6人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡6人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡4人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,227人、うち回復したのは19,165人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1533724780165741/

AFP, March 14, 2021、ACU, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県での停戦違反はロシア軍によると31件、シリア軍によると29件、トルコ軍によると24件(2021年3月14日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県13件、ラタキア県11件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は29件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を24件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 14, 2021、ANHA, March 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 14, 2021、Reuters, March 14, 2021、SANA, March 14, 2021、SOHR, March 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民53人と国内避難民(IDPs)579人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,401人、2019年以降帰還したIDPsは79,409人に(2021年3月14日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月14日付)を公開し、3月13日に難民53人(うち女性16人、子供27人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民53人(うち女性16人、子供27人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,401人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者255,153人(うち女性76,698人、子ども129,852人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,681人(うち女性263,974人、子供448,343人)となった。

**

一方、国内避難民579人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは579人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は79,409人(うち女性28,901人、子供30,120人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,348,005人(うち女性411,460人、子供673,886人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 14, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ市内でトルコ軍の車列が狙われ、アンサール・アビー・バクル・スィッディーク連隊を名乗るグループが犯行声明(2021年3月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市のコルニーシュ街道で、トルコ軍の車列を通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

この爆発に関して、アンサール・アビー・バクル・スィッディーク連隊を名乗るグループが声明を出し、「サルキーン市西郊外のマドルーサ村の国境近くで、児童アフマド・ヤースィル・アブドを殺害したことの報復として、イドリブ市南東部のコルニーシュ街道でNATOトルコ軍の車列を狙った」と発表した。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して22回の爆撃を実施(2021年3月13日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して22回の爆撃を実施した。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍の特殊部隊が、米主導の有志連合ヘリコプターの支援を受けて、ダイル・ザウル県でダーイシュを攻撃、メンバー6人殺害(2021年3月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町近郊の砂漠地帯で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊部隊が、米主導の有志連合ヘリコプターの支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)のセルに対する攻撃を行い、メンバー6人を殺害した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約35輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県の各所に設置されている基地に向かった。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタブカ市近郊のタブカ航空基地の警護にあたるシリア民主軍の兵士2人がダーイシュ(イスラーム国)メンバーからなるグループの発砲を受けて死亡した。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SANA:シリアとイスラエルが秘密裏に協議を行っているとの一部情報について政治的な捏造以外の何ものでもない(2021年3月13日)

SANA(3月13日付)は、メディア筋の話として、シリアとイスラエルが秘密裏に協議を行っているとの一部情報について政治的な捏造以外の何ものでもないと伝えた。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍のドローンがシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県アイン・イーサー市に爆弾1発を投下(2021年3月13日)

ラッカ県では、ANHA(3月13日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市に爆弾1発を投下した。

投下された爆弾は不発弾。

空き地に着弾し、被害はなかった。

**

アレッポ県では、ANHA(3月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のカンタラ村とザルナイータ村を砲撃した。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で73人(2021年3月13日)

保健省は政府支配地域で新たに73人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者86人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、3月13日現在の同地での感染者数は計16,401人、うち死亡したのは1,094人、回復したのは10,885人となった。

SANA(3月13日付)が伝えた。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部のイルハーブ村とタカード村にあるシャーム解放機構の軍事拠点や倉庫に対して5回の爆撃を実施(2021年3月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のイルハーブ村とタカード村にあるシャーム解放機構の軍事拠点や倉庫に対して5回の爆撃を実施した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルヤディーン村を砲撃し、女性1人が負傷した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、マシーク村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、シャーグーリート村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は15件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:難民48人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,348人に(2021年3月13日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月13日付)を公開し、3月12日に難民48人(うち女性15人、子供25人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民48人(うち女性15人、子供25人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,348人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者255,100人(うち女性76,682人、子ども129,825人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,740,681人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,628人(うち女性263,958人、子供448,316人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は78,830人(うち女性28,624人、子供30,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,347,426人(うち女性411,183人、子供673,773人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 13, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局の支配地各所で2004年3月12日に発生した「カーミシュリーの春」の犠牲者を追悼する記念集会が行われる(2021年3月12日)

ANHA(3月12日付)は、北・東シリア自治局の支配地各所で、2004年3月12日に発生した「カーミシュリーの春」の犠牲者を追悼する記念集会が行われたと伝えた。

記念集会は「カーミシュリーの春」の発端となった暴動が発生したハサカ県カーミシュリー市の4月7日競技場(現3月12日競技場)のほか、ハサカ市、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、アームーダー市、タッル・ハミース市、ヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町、ダルバースィーヤ市、アレッポ県アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区などで行われた。



AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュに対して75回あまりの爆撃を実施(2021年3月12日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ヒムス県、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して75回あまりの爆撃を実施した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊のタルアト・タンマーフ地区で、地元民兵の拠点を襲撃し、7人を殺害した。

AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領は2021年政令第1号を施行し、2021年3月12日以前のすべての兵役忌避罪に対する恩赦を決定(2021年3月12日)

アサド大統領は2021年政令第1号を施行し、2021年3月12日以前のすべての兵役忌避罪に対する恩赦を決定した。

SANA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.