トルコ占領下のアレッポ県マーリア市で、トルコが運営するマーリア病院を狙った爆発が発生(2021年3月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるマーリア市内にあるトルコ当局が運営するマーリア病院の近くで爆弾が爆発した。

爆発は、男性が病院に爆弾を仕掛けようとしていて発生、この男性は死亡した。

AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で71人、北・東シリア自治局支配地域で18人(2021年3月12日)

保健省は政府支配地域で新たに71人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者88人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、3月12日現在の同地での感染者数は計16,257人、うち死亡したのは1,085人、回復したのは10,711人となった。

SANA(3月12日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、3月12日現在の同地での感染者数は計8,753人、うち死亡したのは337人、回復したのは1,254人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性8人、女性10人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市9人、カーミシュリー市5人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、ラッカ県のラッカ市3人。

ANHA(3月12日付)が伝えた。

AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

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シリア軍はイドリブ県でシャーム自由人イスラーム運動の車輌をミサイル攻撃し、戦闘員4人を殺害(2021年3月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカンダ村にいたる街道を移動中のシャーム自由人イスラーム運動の車輌2輌に対してミサイル攻撃を行い、戦闘員4人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村一帯、ルワイハ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

一方、トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(イドリブ県10件、ラタキア県5件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は17件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 12, 2021、ANHA, March 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2021、Reuters, March 12, 2021、SANA, March 12, 2021、SOHR, March 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民59人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,300人に(2021年3月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月12日付)を公開し、3月11日に難民59人(うち女性18人、子供30人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民59人(うち女性18人、子供30人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,300人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者255,052人(うち女性76,667人、子ども129,800人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,740,681人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,580人(うち女性263,943人、子供448,291人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は78,830人(うち女性28,624人、子供30,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,347,426人(うち女性411,183人、子供673,773人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 12, 2021をもとに作成。

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欧州議会は、シリアへの「アラブの春」波及から10年が経つのに合わせて声明を出し「現地で根本的な進展がない限り、議会はシリアの体制と外交関係の正常化に反対する」と表明(2021年3月11日)

欧州議会は、シリアへの「アラブの春」波及から2021年3月15日で10年が経つのに合わせて、公式ホームページ(https://www.europarl.europa.eu/)を通じて声明を出した。

声明において、欧州議会は、紛争から10年が経ち、シリア国民の10%が貧困線以下の状態に置かれ、深刻な経済崩壊と人道危機に見舞われているなか、シリアへのさらなる経済的・政治的対応を求める声が議会内にあるとしつつ、現地で根本的な進展がない限り、議会はシリアの体制と外交関係の正常化に反対する、と表明した。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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国連のグテーレス事務総長はシリアへの「アラブの春」波及から10年が経つのに合わせて会見し政治的解決に向けた決意を表明(2021年3月11日)

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、米ニューヨークの国連本部で、シリアに「アラブの春」が波及してから3月15日で10年が経つのに合わせて会見を行い、「悪夢のような出来事」(living nightmare)の政治的解決に向けた交渉に対する国連の決意を改めて表明した。

グテーレス事務総長の主な発言は以下の通り:

10年に及ぶ紛争の後、世界的パンデミックのただ中で、そして絶え間ない新たな危機に直面し、シリアがトップページで取り上げられることはなくなった…。だが、今も悪夢のような状態が続いている。

シリアがどれほど荒廃したかを完全に理解することは不可能だ。だが、シリアの人々は今世紀に世界が目の当たりにしたいくつもの深刻な犯罪に耐えてきた。

残虐行為の規模に良心は傷む。シリアに持続可能な平和が可能かどうかを説明するために、加害者たちは集わねばならない。

さらなる人道アクセスが必要だ。すべて場所で、困窮するすべて人に到達するために、越境(クロスボーダー)での支援を強化することが不可欠だ。

当事者には、共通の基盤を見つけ、すべてのシリア人が長年にわたる紛争状態を乗り越えようとしていることを認識するチャンスがある。

それには、持続的で強力な外交対話を通じて、国際社会における格差を埋める必要があるだろう…。そうすることに失敗したら、シリアの人々をさらに絶望させるだろう。そうしたことを生じさせてはならない。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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ロシア・トルコ・カタール外相会合:ラヴロフ外務大臣は「分離主義的計画の実施に反対する」と表明(2021年3月11日)

ロシア、トルコ、カタールは、カタールの首都ドーハで外相会合を開き、シリア情勢への対応などについて協議した。

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ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は会合後のカタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣との共同記者会見で、国連安保理決議第2254号とシリア国民対話大会(2018年)に沿った政治プロセス以外にシリアでの危機を解決する方法はないことを改めて確認したと述べたうえで、制憲委員会の役割の重要性を強調した。

また、シリアの独立、主権、領土保全を尊重し、「分離主義的計画の実施に反対する」と表明した。

さらに、三カ国で人道支援、新型コロナウイルス感染症対策、市民インフラ復旧、難民帰還に向けた努力を続けると付言した。

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カタールのムハンマド外務大臣は、シリアへの人道支援と新型コロナウイルス対策のための支援を認めたことを明らかにした。

また、アラブ連盟におけるアサド政権の資格停止の理由は依然として続いているとしたうえで、国連決議第2254号に沿った政治変革が連盟復帰へのもっとも安全な方法だと付言した。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣は、三カ国の外相が、シリア情勢への対応を協議するための会合を継続することを決定したとしたうえで、次回会合がトルコで行われると述べた。

また、アサド政権に圧力をかけて、膠着状態を打開し、政治的解決をもたらす必要があると強調した。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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ヒムス県タドムル市近郊でロシア軍装甲車に仕掛けられていた爆弾が爆発、装甲車が大破(2021年3月11日)

ヒムス県では、アイン・フラート(3月11日付)によると、シリア政府の支配下にあるタドムル市西のドゥーワ地区で、ロシア軍装甲車に仕掛けられていた爆弾が爆発、装甲車が大破した。

死傷者はなかった。

ヒムス県東部でロシア軍の車輌が狙われるのはこれが初めて。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機4機が、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って約25回の爆撃を実施した。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、‘Ayn al-Furat, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県アイン・イーサー市西のM4高速道路沿線近くに4カ所目となる基地を新たに設置(2021年3月11日)

ラッカ県では、ANHA(3月11日付)によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市西のM4高速道路沿線近くに4カ所目となる基地を新たに設置した。

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アレッポ県では、ANHA(3月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍と国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市と近郊のマンアグ航空基地、マルアナーズ村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で70人、北・東シリア自治局支配地域で38人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2021年3月11日)

保健省は政府支配地域で新たに70人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者86人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、3月11日現在の同地での感染者数は計16,257人、うち死亡したのは1,085人、回復したのは10,711人となった。

SANA(3月11日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに38人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が死亡したと発表した。

これにより、3月11日現在の同地での感染者数は計8,755人、うち死亡したのは335人、回復したのは1,253人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性25人、女性13人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市3人、カーミシュリー市15人、ルマイラーン町1人、アレッポ県のマンビジュ市1人、ラッカ県のラッカ市6人、タブカ市7人、ダイル・ザウル県4人。

ANHA(3月11日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月11日に新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、21人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,215人、うち回復したのは19,147人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1531628783708674/

AFP, March 11, 2021、ACU, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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イドリブ市とシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を結ぶ街道で、IDPsが、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行を求めて抗議デモを行う(2021年3月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ市とシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を結ぶ街道で、国内避難民(IDPs)が、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行を求めて抗議デモを行った。
https://www.syriahr.com/wp-content/uploads/2021/03/%D9%85%D8%B8%D8%A7%D9%87%D8%B1%D8%A9-1-1.jpeg

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村一帯、スフーフン村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

さらに、イドリブ市西の中央刑務所近くの採石場で大きな爆発が発生し、4人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安機関がバータブー村内の市場でフッラース・ディーン機構のメンバー2人を拘束した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県13件、ラタキア県10件、アレッポ県4件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は27件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民70人と国内避難民(IDPs)659人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,241人、2019年以降帰還したIDPsは78,830人に(2021年3月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月11日付)を公開し、3月10日に難民70人(うち女性21人、子供35人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民70人(うち女性21人、子供35人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,241人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者254,993人(うち女性76,649人、子ども129,770人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,740,681人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,521人(うち女性263,925人、子供448,261人)となった。

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一方、国内避難民659人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは659人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は78,830人(うち女性28,624人、子供30,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,347,426人(うち女性411,183人、子供673,773人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 11, 2021をもとに作成。

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ハサカ県のフール・キャンプの第1区でイラク人難民が何者かの発砲を受け、2人死亡、2人負傷(2021年3月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク人難民が何者かの発砲を受け、2人が死亡、2人が負傷した。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュを狙って55回以上爆撃、メンバー12人殺害(2021年3月10日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、アレッポ県、ハマー県、ラッカ県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って55回以上の爆撃を実施し、メンバー12人を殺害した。

なお、過去96時間の爆撃回数は280回以上、殺害されたダーイシュ・メンバーは43人に達している。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍国境警備隊がハサカ県北部で越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人射殺(2021年3月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍国境警備隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン町近郊のアッラーダ村から越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人を射殺した。

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アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市を訪問しようとしたシリア・ムスタクバル党の使節団にトルコ軍が攻撃を加えたと発表した。

ANHA(3月10日付)が伝えた。

一方、SANA(3月10日付)、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市南の教練キャンプの塀で爆発が発生し、シリア国民軍に所属するハムザ師団の戦闘員複数人が負傷した。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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中国の習近平国家主席はアサド大統領夫妻の新型コロナウイルス感染について慰問の意を伝える(2021年3月10日)

習近平国家主席は、シリアのアサド大統領に電報を送り、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が新型コロナウイルスに感染したことについて慰問の意を伝えた。

習主席は電報のなかで以下のように伝えた。

大統領閣下とアスマー夫人が新型コロナウイルスに感染したことを知り、私と妻の彭麗媛は、謹んで大統領とアスマー夫人に心からお見舞いの意を申し上げ、1日も早く回復するようお祈りする。

中国政府と中国人民は揺るぎなく、シリア政府と人民が感染症と戦うことを支持し、大統領の指導の下で、シリア人民は必ず感染症に打ち勝つことができると信じている。

新華社通信(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021、新華社通信, 2021年3月10日などをもとに作成。

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米主導の有志連合の民政問題担当使節団がダイル・ザウル県ハジーン市を訪問、同地の民政評議会メンバーと会合(2021年3月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の民政問題担当使節団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市を訪問、同地の民政評議会のメンバーと会合を開いた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が、シリア政府の支配下にあるムハイミーダ村で住民1人を殺害した。

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ハサカ県では、SANA(3月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市の西ヌシューワ地区で住居複数棟に押し入り、若者多数を拘束、教練キャンプに強制連行した。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で70人(2021年3月10日)

保健省は政府支配地域で新たに70人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者84人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、3月10日現在の同地での感染者数は計16,187人、うち死亡したのは1,079人、回復したのは10,625人となった。

SANA(3月10日付)が伝えた。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部の3カ所から拠点を撤収(2021年3月10日)

アレッポ県では、ザイトゥーン(3月10日付)によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフル・ナースィフ村、イビーン・スィムアーン村、バータブー村に設置していた拠点を撤収させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

撤収された拠点は、2020年2月末から3月初めのシリア・ロシア軍と「決戦」作戦司令室・トルコ軍の戦闘に際して設置されたもの。

「不要となった」ために撤収されたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、スフーフン村、ハルーバ村、ファッティーラ村、バーラ村一帯、カンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるウンム・ワラド村でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバー1人とその子供1人が、正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県23件、ラタキア県15件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は39件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を25件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021、Zaytun, March 10, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民54人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,171人に(2021年3月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月10日付)を公開し、3月9日に難民54人(うち女性17人、子供27人)が新たに帰国したと発表した。


このうちレバノンから帰国したのは難民54人(うち女性17人、子供27人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,171人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者254,923人(うち女性76,628人、子ども129,735人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,740,681人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,451人(うち女性263,904人、子供448,226人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は78,171人(うち女性28,321人、子供29,878人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,346,767人(うち女性410,880人、子供673,644人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 10, 2021をもとに作成。

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ロシア大統領府のペスコフ報道官「アサド大統領が新型コロナウイルス感染治療のためにロシアに支援を要請したとする問題をは承知していない」(2021年3月9日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が新型コロナウイルス感染症に感染したとのシリア大統領府の発表(3月8日)に関してコメントした。

ペスコフ報道官は、アサド大統領夫妻が治療のためにロシアへの訪問を計画しているとする一部情報について、「アサド大統領が治療のためにロシアに支援を要請したとする問題を承知していない。だが、仮にそうしたことが起これば、プーチン大統領はいかなる呼びかけにも応じる用意はある」と述べた。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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シリア人権監視団は「体制の意思決定者に非常に近い複数の情報筋」の情報をもとに、アサド大統領夫妻の新型コロナウイルス感染が国民からの同情を得ることを狙った策だと断じる(2021年3月9日)

シリア人権監視団は「体制の意思決定者に非常に近い複数の情報筋」の情報をもとに、アサド大統領とアスマー・アフラス夫人が新型コロナウイルス感染症に感染したとする3月8日の大統領府の発表が、貧困と経済低迷のなかで、政権を支持する国民からの同情を得ることを狙った策で、実際に感染してはいないと断じた。

「体制の意思決定者に非常に近い複数の情報筋」が誰なのかは不明。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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アブドゥッラーUAE外務大臣「シリアとの連携・協業が直面する最大の脅威は米シーザー法だ」(2021年3月9日)

UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド外務大臣は、アブダビでロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣との会談に開かれた共同記者会見で、シーザー・シリア市民保護法を批判した。

アブドゥッラー外務大臣は「シリアをアラブ周辺諸国のなかに復帰させるための計画を始めるために地域の協力と活動が必要」としたうえで、「シリアとの連携・協業が直面する最大の脅威は、シーザー法だ…。シーザー法が今のまま残れば、この問題はきわめて困難なものになる」と述べた。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のアレッポ県カフルハーシル村一帯に進攻し、シリア国民軍と交戦(2021年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のカフルハーシル村一帯に進攻を試み、トルコの支援を受けるシリア国民軍と交戦、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊に設置されている国民軍の検問所近くで爆弾が仕掛けられていた車が爆発し、戦闘員8人が負傷した。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合使節団がブサイラ市の中部地区民政評議会メンバーと会合、同評議会の活動を視察(2021年3月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の使節団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市を訪問、同地に設置された中部地区の民政評議会のメンバーと会合を開いた。

北・東シリア自治局の支配下にあったダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸地域では、2月22日、西部地区、東部地区、北部地区、中部地区という四つの地区に分割し、自治を行うことが合意されていた。

有志連合の使節団には、米軍ヘリコプター複数機と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍・内務治安部隊(アサーイシュ)の部隊が同行、中部地区の活動を視察、ブサイラ市、CONOCO油田、シュハイル村などを巡回した。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプ第2区でイラク人難民の遺体が発見される(2021年3月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ第2区で、イラク人難民の遺体が発見された。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県ダルバースィーヤ市近郊のシーリーク村に設置された軍用通行所で、ロシア軍とトルコ軍の部隊が会合(2021年3月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるダルバースィーヤ市近郊のシーリーク村に設置された軍用の通行所で、ロシア軍とトルコ軍の部隊が会合を行い、その後、ダルバースィーヤ市近郊からアブー・ラースィーン町近郊の国境地帯で合同パトロールを実施した。

シリア人権監視団の協力者が会合の現場を撮影することに成功したが、途中でロシア軍兵士によって撮影を制止された。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で87人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で3人(2021年3月9日)

保健省は政府支配地域で新たに75人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者87人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、3月9日現在の同地での感染者数は計16,117人、うち死亡したのは1,074人、回復したのは10,541人となった。

SANA(3月9日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で3月9日に新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、15人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡0人、ハーリム郡1人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,214人、うち回復したのは19,119人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1530194537185432/

AFP, March 9, 2021、ACU, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方、M4高速道路沿線のトルコ軍拠点一帯を砲撃(2021年3月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村、ルワイハ村、バイニーン村、フライフィル村、バーラ村一帯、そしてM4高速道路沿線のナイラブ村に設置されているトルコ軍拠点一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍が発射した砲弾は225発以上に達した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市、タッル・マルディーフ村、ダーディーフ村を手製のロケット弾などで砲撃し、ダーディーフ村では、シリア軍兵士3人が死亡、10人が負傷した。

一方、トルコ軍憲兵隊がダルクーシュ町方面から越境しようとしたシリア人男性1人を射殺した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサナマイン市のビラール・モスク前で爆弾が爆発し、住民1人が死亡した。

また、ヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の中尉が何者かの発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は18件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民58人と国内避難民(IDPs)643人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は650,117人、2019年以降帰還したIDPsは78,171人に(2021年3月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月9日付)を公開し、3月8日に難民58人(うち女性18人、子供30人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民58人(うち女性18人、子供30人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は650,117人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者254,869人(うち女性76,611人、子ども129,708人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,740,681人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は879,397人(うち女性263,887人、子供448,199人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は78,171人(うち女性28,321人、子供29,878人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,346,767人(うち女性410,880人、子供673,644人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 9, 2021をもとに作成。

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