トルコ軍憲兵隊がイドリブ県の国境地帯IDPsの女性を銃殺、ラッカ県で拘束していた若者が暴行を受けて死亡(2021年4月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍憲兵隊がカーフ村の近郊にあるカラーマ国内避難民(IDPs)キャンプで家族と避難生活を送っていた女性を国境近くで銃殺した。

また、4月17日にトルコに密入国を試みて、ラッカ県タッル・アブヤド市近くの国境地帯で憲兵隊に拘束されていたラッカ市出身の青年が、憲兵隊の暴行により死亡した。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使がハサカ市を訪問し、北・東シリア自治局執行評議会共同議長と会談(2021年4月22日)

デヴィッド・ブラウンタイン米国務省シリア問題担当副特使は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県のハサカ市を訪れ、北・東シリア自治局執行評議会のビーリーファーン・ハーリド、アブドゥルハーミド・マフバーシュ両共同議長と会談した。

ANHA(4月22日付)によると、会談では、農作物の確保など、福祉、経済、治安、生活面の状況改善の方途について意見が交わされた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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ポリティコ:ロシア軍がシリアに駐留する米軍に指向性エネルギー兵器で攻撃か?(2021年4月22日)

米政治サイトのポリティコ(4月22日付)は、ロシア軍がシリアに駐留する米軍に指向性エネルギー兵器で攻撃を行った疑いがあると伝えた。

同サイトによると、国外の米国人に対してロシアが指向性エネルギー兵器で攻撃を行ったと思われる事件の調査内容について、米国防総省の高官が今年に入って少なくとも2回、議員に対して報告を行っているという。

そのなかには、2020年秋にシリア領内に駐留する複数の米軍兵士が、インフルエンザのような症状を発症した事件の調査内容も含まれているという。

AFP, April 23, 2021、ANHA, April 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 23, 2021、Politico, April 22, 2021、Reuters, April 23, 2021、SANA, April 23, 2021、SOHR, April 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市近郊を砲撃(2021年4月22日)

ラッカ県では、ANHA(4月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村、サクル休憩所、M4高速道路沿線を砲撃した。

一方、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市近郊のハマーム・トゥルクマーン村の市場で、シリア国民軍がタワービラ部族の住民が口論の末に発砲し、1人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市で国防隊とアサーイシュが戦闘再開、子供1人が死亡、アサーイシュは国防隊の拠点を新たに制圧(2021年4月22日)

ハサカ県では、ANHA(4月22日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で4月21日午後11時45分頃、国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)が戦闘を再開した。

両者は4月20日、国防隊がワフダ通りにある内務治安部隊の検問所複数カ所を攻撃したこときっかけに衝突、内務治安部隊の隊員複数人が負傷していた。

21日深夜に再開した戦闘は、国防隊がタイ地区にある内務治安部隊の拠点を襲撃したことがきっかけだったという。

内務治安部隊は応戦し、「マフラザト・ライルー」の名で知られるタイ地区北部の国防隊の拠点を制圧した。

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戦闘再開を受けて、カーミシュリー国際空港に駐留するロシア軍憲兵隊と北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)職員からなる合同使節団がタイ地区を訪れ、ロシア軍憲兵隊が国防隊の代理として、内務治安部隊と戦闘を停止することを合意し、午前2時半頃までには事態は収束した。

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しかし、午前10時頃、両者は再び戦闘を再開した。

ANHAによると、国防隊が無差別に発砲したことで、戦闘が再開したという。

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2度目の戦闘再開を受けて、ロシア軍憲兵隊とシリア軍士官3人(少将、准将、大佐)からなる合同使節団がワフダ交差点を訪れ、内務治安部隊の司令官と会談、戦闘停止に向けた協議を行った。

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しかし、戦闘は止まず、国防隊が撃った銃弾で14才と10才の男の子2人(アフマド・ハンムード・ハンムードくん、マフムード・マフムードくん)と12才の女の子(アフド・ウスマーンちゃん)が負傷し、コルニーシュ地区にあるシャヒード・ハッバート病院に搬送された。

このうち10才の子供(マフムードくん)はその後病院で死亡した。

国防隊はさらに、内務治安部隊が管理するハルクー検問所を攻撃、住宅などに砲撃を行い、住民3人が負傷した。

内務治安部隊は、タイ地区、ハルクー学校一帯で国防隊を迎撃し、2人を拘束した。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の車輌約38輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入(2021年4月22日)

ハサカ県では、SANA(4月22日付)によると、米主導の有志連合の車輌約38輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県カーミシュリー市一帯に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル軍事評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の司令部を、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が襲撃し、兵士1人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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女性1人を含む6人が新たに大統領選挙に立候補(2021年4月22日)

人民議会の第2回臨時会第5回会合が議事堂で開かれ、ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長は、6人が最高憲法裁判所に対して新たに立候補届を提出したと発表した。

新たに立候補を届け出たのは、アフマド・ユースフ・アブドゥルガニー氏(1966年5月9日生まれ、スーク村(県不明)出身)、ナーヒド・ムハンマド・アンワル・ウユーン・ダッバーグ氏(1972年1月3日生まれ、ダマスカス県出身、女性)、ムハンマド・サーリフ・アスアド・ハーッジ・アブドゥッラー氏(1973年2月11日生まれ、ダマスカス県出身)、アブドゥルハナーン・ハラフ・バダウィー氏(1965年1月8日生まれ、ワクファ村(県不明)出身)、マフムード・アフマド・マルイー氏(1957年6月18日生まれ、ダマスカス郊外県タルフィーター村出身)、ハーリド・アブドゥー・クライディー氏(1966年8月3日生まれ、クナイトラ県アール村出身)。

これにより候補者数は12人(うち女性2人)となった。

SANA(4月22日付)が伝えた。

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ハバル(4月22日付)によると、新たな立候補者2人のうち、アブドゥルガニー氏は、英NAPCで学位を取得、アラブ作家連合メンバー、シリア情報科学協会(SCS)メンバー、アラブ文化連合メンバー、カラール情報国際機構会長。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、al-Khabar, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がシリア領内にミサイル攻撃、シリア軍が迎撃のために発射した地対空ミサイルがイスラエル領内の原子力開発施設近くに着弾(2021年4月22日)

SANA(4月22日付)は、イスラエル軍が午前1時38分頃、占領下のゴラン高原上空から首都ダマスカス一帯に向けてミサイル多数を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、そのほとんどを撃破したと伝えた。

SANAが攻撃を最初に報じたのは現地時間の午前2時30分頃。

イスラエル軍のミサイル攻撃で、シリア軍兵士4人が負傷したという。

これを受けて、外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍の攻撃に関して、1974年の兵力引き離し協定への違反と非難、国連に対して攻撃を非難するよう求めるとともに、イスラエル、米国、そしてトルコによる占領とこれらの国によるシリアへの攻撃を黙認することは、シリア国内でのテロ行為に荷担することに等しいと警鐘を鳴らした。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/2977178672569240

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、シリアから発射された地対空ミサイル1発がイスラエル領空に飛来し、南部のディモナ市南東にあるシモン・ペレス・ネゲブ原子力研究センターの近くで大音量の爆発が複数回発生したと発表した。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/508473943869021

アドライ報道官は現地時間の午前2時50分頃、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

速報。防空部隊は、シリアからイスラエル領内に向けて地対空ミサイル1発が発射され、ネゲブ地方に着弾したことを捕捉した。これに対して、我が部隊は、シリアからミサイルを発射した防空ミサイル発射台、さらにはシリア領内の地対空ミサイル発射台複数機を攻撃した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1385018890242113540

シリアから発射された地対空ミサイル1発が、目標を反れて、イスラエルに向かって落下し、イスラエル国内の特定の地域を狙ったものではないという話が出ている。これに対して、我が部隊は、シリアからミサイルを発射した発射台、さらにはシリア領内の地対空ミサイル発射台を砲撃した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1385019800695549955

アドライ報道官はその後、ツイッターで以下の通り発表した。

イスラエル領内に向かって落下するシリアのミサイルに対して迎撃ミサイル1発が実際に発射されたということを明らかにしたい。今のところ、迎撃が成功したかは明らかになっていない。詳細は調査中である。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1385041349905461252

シリアからイスラエルへの地対空ミサイルの発射についての一次調査によると、同ミサイルは迎撃されなかったことが明らかとなっている。

なお、アドライ報道官によると、この爆発による人的、物的被害は確認されていないという。

この発表に先立ち、イスラエル軍はアブクレナ村一帯に攻撃警報のサイレンを鳴らしていた。

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ロイター通信(4月22日付)がイスラエル軍報道官の話として伝えたところによると、着弾したミサイルはS-200(SA-5)。

https://twitter.com/michaelh992/status/1385110058514661377?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1385110058514661377%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.enabbaladi.net%2Farchives%2F475921

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、ダマスカス郊外県のドゥマイル市に設置されている防空基地などに及び、シリア軍士官(中尉)1人が死亡、3人が重傷を負った。

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)は、占領下パレスチナ南部にあるディモナ市の原子力研究施設の近くにミサイルが着弾したことへの対抗措置として、イスラエル占領軍は未明に、首都ダマスカス一帯のアサド軍の拠点複数カ所を狙ったと伝えた。

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アラビー・ジャディード(4月22日付)はシモン・ペレス・ネゲブ原子力研究センターへの地対空ミサイル着弾に関して、複数の専門家の意見として、イランがミサイル発射の背後にいるとしたうえで、ナタンズの原子力開発施設へのイスラエルの攻撃への報復で、イランはシリアをイスラエルへの「郵便箱」として利用した、と伝えた。

イランの原子力当局は4月11日、ナタンズの原子力開発施設が「破壊工作」にあっていると発表した。

これに対して、イスラエル公共放送のIBA(4月12日付)は情報機関筋の話として、イスラエルによるサイバー攻撃の結果だと報じた。

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ロイター通信(4月22日付)は、西側の諜報機関高官やシリア軍筋の話として、イラン関連の施設を標的としたイスラエル軍の攻撃が頻発化していることに関して、一部の武器・ミサイル製造用の複合施設が深さ10キロの地下にあるため、イスラエル軍が保有するバンガー・バスターでも完全に破壊することができないと伝えた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, April 22, 2021、BBC, April 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、IBA, April 12, 2021, Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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ガッバーシュ保健大臣は新型コロナウイルス感染症ワクチン20万3000回分をCOVAXから受け取ったと発表(2021年4月22日)

ハサン・ガッバーシュ保健大臣は保健省内で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症ワクチン20万3000回分をCOVAXから受け取ったと発表した。

COVAXは、新型コロナウイルス感染症ワクチンへの公平なアクセスを目的としたグローバルな取り組み。

世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)、CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)、GAVIアライアンスなどが主導する。

SANA(4月22日付)が伝えた。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で141人、北・東シリア自治局支配地域で245人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で26人(2021年4月22日)

保健省は政府支配地域で新たに141人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者160人が完治し、13人が死亡したと発表した。

これにより、4月22日現在の同地での感染者数は計21,725人、うち死亡したのは1,496人、回復したのは15,376人となった。

感染者の県別内訳は、ダマスカス県20人、ダマスカス郊外県14人、アレッポ県25人、ラタキア県35人、タルトゥース県11人、ヒムス県22人、ハサカ県5人、ダルアー県5人、クナイトラ県4人

SANA(4月22日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに245人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治し、8人が死亡したと発表した。

これにより、4月22日現在の同地での感染者数は計14,681人、うち死亡したのは485人、回復したのは1,488人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性129人、女性116人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市37人、カーミシュリー市39人、マーリキーヤ(ダイリーク)市17人、ダルバースィーヤ市9人、マアバダ(カルキールキー)町1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村3人、ロジュ・キャンプ12人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市12人、マンビジュ市4人、シャフバー地区(タッル・リフアト市)1人、ラッカ県のラッカ市25人、タブカ市60人、ダイル・ザウル県26人。

ANHA(4月22日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月22日に新たに26人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、9人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡4人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡6人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡3人。

これにより、同地での感染者数は計21,765人、うち回復したのは19,809人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1561510257387193/

AFP, April 22, 2021、ACU, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市ドゥバイト地区で、ウズベク人戦闘員が男性に銃に撃たれて死亡(2021年4月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市のドゥバイト地区で、ウズベク人戦闘員が男性に銃に撃たれて死亡した。

一方、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヒルバト・カイス村でシリア軍第4師団の兵士1人が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

また、ムザイリーブ町とタッル・シハーブ町を結ぶ街道でも第4師団の兵士2人がオートバイに乗った2人組の武装グループの襲撃を受けて死亡した。

さらに、タッル・シハーブ町では、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団戦闘員1人が殺害された。

このほか、ジーザ町で軍事治安局の兵士らと住民が口論の末撃ち合いとなり、少尉1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県6件、ラタキア県27件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を26件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 22, 2021、ANHA, April 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 22, 2021、Reuters, April 22, 2021、SANA, April 22, 2021、SOHR, April 22, 2021などをもとに作成。

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