ダイル・ザウル県マヤーディーン市一帯でロシア軍、シリア軍、クドス旅団によるダーイシュ掃討作戦続く(2021年4月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とパレスチナ人からなるクドス旅団などの民兵がシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を続けるなか、ロシア軍戦闘機が同地に対して爆撃を実施した。

一方、国防隊は、マヤーディーン市内の民家複数棟に突入し、ダーイシュ・メンバー10人あまりを拘束した。

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県バーブ市でヨルダン当局によるハスナ・ハリーリー女史の国外退去命令に抗議するデモ(2021年4月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、ヨルダン当局がハスナ・ハリーリー(通称ハンサー・ハウラーン)女史の国外退去命令を受けて、抗議デモが行われ、決定に拒否の姿勢を示すとともに、体制打倒、「革命」継続を訴えた。

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県アイン・イーサー市一帯を砲撃(2021年4月2日)

ラッカ県では、ANHA(4月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市一帯を砲撃した。
https://hawarnews.com/ar/uploads//2021/04/02/104123_imgpsh_fullsize_anim.jpg

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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ラフムーン内務大臣がイラクのジャービルー移民・避難民大臣と会談(2021年4月2日)

ムハンマド・ラフムーン内務大臣は、シリアを訪問中のイラクのイーファーン・ファーイク・ジャービルー移民・避難民大臣と会談し、シリア国内のイラク人難民の状況などについて意見を交わした。

SANA(4月2日付)が伝えた。

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプでのダーイシュのセル摘発と治安回復を目的とした「人道と治安」作戦の第一段階終了(2021年4月2日)

ハサカ県では、ANHA(4月2日付)によると、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属組織とともに、フール・キャンプでのダーイシュ(イスラーム国)のセル摘発と治安回復を目的とした「人道と治安」作戦を継続した。

6日目となる4月2日は、拘束したダーイシュ・メンバーの証言に基づく捜索活動により、内務治安部隊は第1ブロックで遺体2体を発見した。

その後、内務治安部隊は声明を出し、セル責任者や暗殺の首謀者ら20人を含む容疑者125人を拘束し、作戦の第一段階を完了したと発表した。

なお、前日までに拘束した容疑者の数は70人以上に達していた。

一方、SANA(4月2日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市近郊のハラーフィー街道で、シリア民主軍の車輌が何者かによって敷設されていた爆弾の爆発に巻き込まれた。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(4月2日付)によると、シリア民主軍のテロ撲滅部隊(YAT)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のセルに対して2回の特殊作戦を実施し、イラク人1人を含むメンバー3人を拘束した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市で内務治安部隊(アサーイシュ)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、女性隊員1人が死亡した。

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で125人、北・東シリア自治局支配地域で152人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で16人(2021年4月2日)

保健省は政府支配地域で新たに125人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者122人が完治し、14人が死亡したと発表した。

これにより、4月2日現在の同地での感染者数は計19,164人、うち死亡したのは1,288人、回復したのは12,977人となった。

SANA(4月2日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに152人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者8人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、4月2日現在の同地での感染者数は計10,331人、うち死亡したのは385人、回復したのは1,326人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性87人、女性65人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市36人、カーミシュリー市45人、マーリキーヤ(ダイリーク)市31人、ダルバースィーヤ市5人、ルマイラーン町1人、フール・キャンプ1人、アームーダー市7人、ラッカ県のラッカ市16人、タブカ市1人。

ANHA(4月2日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月2日に新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、0人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡1人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡3人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計21,336人、うち回復したのは19,512人、死亡したのは637人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1547588265446059/

AFP, April 2, 2021、ACU, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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政府支配下のクナイトラ県でレバノンのヒズブッラーに近い民兵の協力者が殺害される(2021年4月2日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマムティナ村でレバノンのヒズブッラーに近い民兵の協力者が自宅で正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、男性1人と子供1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県15件、ラタキア県8件、アレッポ県0件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 2, 2021、ANHA, April 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2021、Reuters, April 2, 2021、SANA, April 2, 2021、SOHR, April 2, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民274人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は653,693人に(2021年4月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月2日付)を公開し、4月1日に難民274人(うち女性82人、子供140人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民274人(うち女性82人、子供140人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は653,693人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者258,445人(うち女性77,689人、子ども131,532人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,747,928人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は882,973人(うち女性264,965人、子供450,023人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は83,839人(うち女性30,925人、子供31,035人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,352,435人(うち女性413,484人、子供674,801人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 2, 2021をもとに作成。

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