シャルア暫定大統領がイラクの首都バグダードで予定されている第34回アラブ連盟定例首脳会議への出席を見送る(2025年5月12日)

イフバーリーヤ・チャンネルによると、大統領府広報局は、アフマド・シャルア暫定大統領が、5月17日にイラクの首都バグダードで予定されている第34回アラブ連盟定例首脳会議への出席を見送り、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣がシリアの使節団の代表を務めると発表した。

AFPによると、シャルア暫定大統領は、2003年のイラク戦争後、アル=カーイダのメンバーだったとしてイラクで数年間にわたって投獄されていた過去があり、ヌーリー・マーリキー元首相ら法治国家連合所属の国民議会議員やイラン寄りの議員らが訪問に反対していた。

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トランプ米大統領はシリアに対する制裁解除の可能性について言及(2025年5月12日)

ロイター通信によると、ドナルド・トランプ米大統領は、カタール、サウジアラビア、UAEへの訪問に先だって記者団に対して、以下の通り述べ、シリアに対する制裁解除の可能性について言及した。

我々は(シリアへの)制裁を解除するかもしれない。なぜなら、シリアに新たなスタートを与えたいと考えているからだ。
多くの人が私のこのことについて訊いてくる。なぜなら、彼らに対する我々の制裁の科し方は、彼らに真の機会を与えないからだ。だから、我々は、彼らをどう支援できるか検討している。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、トランプ大統領の発言に歓迎の意を示した。

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ハイカル通信科学技術大臣、バシール・エネルギー大臣はダマスカス・ダイル・ザウル街道沿線で発生した通信途絶の問題に対処するためサイイド県知事と会談:ダイル・ザウル軍事評議会は住民らを交えた拡大会合を開催(2025年5月12日)

SANAによると、首都ダマスカスとダイル・ザウル市を結ぶ街道沿線で発生した通信途絶の問題に対処するため、アブドゥッサラーム・ハイカル通信科学技術大臣とダイル・ザウル県のガッサーン・サイイド県知事および同県通信局長らが会合を開き、対応を協議した。

また、ムハンマド・バシール・エネルギー大臣もアフマド県知事らと会談し、県のエネルギー部門の現状について協議した。

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ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の傘下にあるダイル・ザウル(地区)軍事評議会はカスラ村で住民らを交えた拡大会合を開催し、同地の政治、社会、サービスの現状について議論した。

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シャッアール経済産業大臣は欧州の企業の代表らと、バドル農業農業改革大臣はイタリアでFAOのドゥニオ事務局長と会談(2025年5月12日)

SANAによると、ムハンマド・ニダール・シャッアール経済産業大臣は、経済産業省で欧州の企業の代表らからなる使節団と会談し、産業、投資分野での経済協力強化の方途について議論した。

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SANAによると、アムジャド・バドル農業農業改革大臣が、中東・北アフリカ地域の農業大臣と支援者の国際会議に出席するために訪問しているイタリアで国際農業開発基金(FAO)のショ・ドゥニオ事務局長と会談し、シリアの農業セクターの現状について議論した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、トルコのフィダン外務大臣、ヨルダンのサファディー外務大臣とトルコで会談(2025年5月12日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣がトルコ・シリア・ヨルダン三ヵ国外務大臣会談に出席するため、トルコの首都アンカラを訪れた。

三ヵ国外務大臣会合に先だって、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、トルコのハカン・フィダン外務大臣と会談し、治安、経済などの問題について協議した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、フィダン外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣との会合ののち、共同記者会見に出席した。

共同記者会見において、フィダン外務大臣は、会合でシリアのアフマド・シャルア移行期政権による安定化強化の取り組みについて議論したことを明らかにするとともに、クルディスタン労働者党(PKK)の武装解除決定の重要性を強調、またイスラエルによるシリアへの侵攻を拒否すると表明した。

ANHAによると、この日、トルコのクルディスタン労働者党(PKK)は第12回党大会の閉幕声明で、武装闘争の終了と、党としてのすべての活動の停止を宣言、新たな政治的アプローチを採用することを確認した。

サファディー外務大臣は、シリアが直面する課題と困難に対処するため支援していると述べるとともに、イスラエルによるシリアへの侵攻を非難した。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、イスラエルによる攻撃を非難、南部からの撤退を求めるとともに、国際社会に圧力をかけるよう呼びかけた。

また、トルコの首都アンカラに大使館を、ガジアンテップに領事館を開設すると発表した。

一方、シリア民主軍との合意については、すべての問題を対話を通じて解決するという移行期政権の方針の一環であり、国益に沿ったものだとしたうえで、これを重視しており、シリア民主軍に合意を遵守するよう期待していると述べた。

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シャルア暫定大統領は、中国外交部(外務省)の陳偉清西アジア・北アフリカ局長を代表とする使節団と会談(2025年5月12日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、中国外交部(外務省)の陳偉清西アジア・北アフリカ局長を代表とする使節団と会談した。

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カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始、3人の遺体を発見(2025年5月11日)

ロイター通信は、カタールの使節団がシリア国内で過去10年間に殺害された米国人の遺体を捜索・回収するための調査を開始したと伝えた。

これに関して、ジャズィーラ・チャンネルによると、この調査により、アレッポ県で米国人3人の遺体が発見され、そのなかにはシリアで2012年から行方不明になっている米国人ジャーナリストのオースティン・タイス氏が含まれていると見られるという。

しかし、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、タイス氏の家族は、遺体のなかにタイス氏が含まれていることを否定した。

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ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘で新たな死者が確認され、死者総数は137人に(2025年5月11日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市で数日前にアフマド・シャルア移行期政権の国防省と内務省による治安作戦によって逮捕されていたドゥルーズ派の若者2人が即決処刑され、遺体で発見された。

これにより、ダマスカス郊外県ジャルマーナー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市、スワイダー県各所での国防隊予備部隊・内務省総合治安局とドゥルーズ派民兵による戦闘での死者総数は137人となった。

このうち、戦闘行為により死亡した者は121人であり、内訳は国防省予備部隊の兵士、内務省総合治安局の要員、ドゥルーズ派戦闘員および民間人を含む。

さらに、即決処刑されたドゥルーズ派住民は17人に上り、その中には遺体が焼かれるなど、残虐な扱いを受けたケースも含まれている。

内訳は以下の通り

内務省総合治安局隊員:32人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:21人
ジャルマーナー市:11人
スワイダー県:1人

ドゥルーズ派武装勢力メンバーおよび民間人:103人

ダマスカス郊外県:45人
武装勢力メンバー:31人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市:24人
ジャルマーナー市:7人

民間人:16人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での(即決)処刑:13人
サフナーヤー市での砲撃:1人
アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での戦闘:1人(子ども)

スワイダー県:58人(ドゥルーズ派)
武装勢力メンバー:57人
民間人1人

武装勢力メンバー
ダマスカス・スワイダー街道:48人
大スワル村:5人
カナーキル村での所属不明の無人航空機の攻撃:4人

民間人
ラッサース村での砲撃:1人

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ダマスカス旧市街のウマイヤ大モスク内のフサイン廟内部をスマートフォンで撮影しながら、武装勢力メンバーらが嘲笑し笑い合う様子を映した映像が拡散(2025年5月11日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、旧市街中心に位置するウマイヤ大モスク内のフサイン廟内部をスマートフォンで撮影しながら、武装勢力メンバーらが嘲笑し笑い合う様子を映した映像が拡散された。

同監視団によると、巡礼者やシーア派の間で映像への激しい怒りの声が広がっているという。

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ラタキア県ジャブラ市近郊のイスタームー村でアラウィー派の若者3人が内務省総合治安局によって逮捕(2025年5月11日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市で10日深夜から11日未明にかけて、23ミリ対空砲による激しい機銃掃射と前後し、大きな爆発が3回にわたって発生した。

機銃掃射と爆発発生の理由・原因は不明。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市近郊のイスタームー村でアラウィー派の若者3人が内務省総合治安局によって逮捕された。

逮捕の理由は不明。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・ジャマージマ村で協同組合の代表が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、マフフーラ村近郊で、前日に内務省総合治安局によって逮捕された若い男性が殺害され、遺体で発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った正体不明の2人組グループがハマー市で、前政権の協力者と見られる男性1人を銃で撃ち殺害した。

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北・東シリア地域民主自治局ジャズィーラ地区内務委員会は、アサド政権崩壊以前に発行されていたパスポートの申請者への配布を開始(2025年5月11日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局のジャズィーラ地区内務委員会(内務省に相当)は、アサド政権崩壊以前に発行されていたパスポート4,321冊の申請者への配布を開始した。

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シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド大統領と電話会談(2025年5月11日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子と電話会談を行い、二国間関係、経済、投資分野などにおける協力関係強化の方途について協議した。

シャルア暫定大統領はまた、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領とも電話会談を行い、地域情勢の進展について意見を交わすとともに、さまざまな分野での二国間関係強化の展望について議論した。

一方、シャルア暫定大統領はマズハル・ワイス法務大臣と会談し、法務省の今後の業務計画、法の支配の強化、司法制度の整備などについて議論、司法改革の重要性、司法の独立の保障などについて確認した。

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アブー・カスラ国防大臣はダマスカス郊外県ジャルマーナー市の名士(ドゥルーズ派)からなる使節団、ダルアー県の軍司令部指揮官らと個別に会談(2025年5月11日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、国防省でダマスカス郊外県ジャルマーナー市の名士(ドゥルーズ派)からなる使節団と会談し、単一指導部のもとでのシリア統合、同市で発生した内乱(フィトナ)の終息に向けた国防省の役割を確認した。

アブー・カスラ国防大臣はまた、国防省でダルアー県の軍司令部指揮官らと会談し、安定強化の方途、現下の課題への対処への支援のありようについて議論した。

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イスラエル軍戦車部隊がクナイトラ県サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束(2025年5月10日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍の戦車6輌が9日深夜から10日未明にかけて、無人航空機複数機の護衛を受けて、サイダー・ジャウラーン村に侵攻、2人を一時拘束した。

また、イスラエル軍戦闘機3機がダルアー県とダマスカス県上空に音速で飛来した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は国内外調整広報局を設立、戦略ヴィジョンを発表(2025年5月10日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じて、「アラウィー派住民コミュニティのための評議会戦略ヴィジョンおよび国内外調整広報局設立にかかる声明」を発表した。

ガザール・ガザール議長の付託のもと、ムナー・ガーニム女史が朗読した声明によると、国内外調整広報局は、アムジャド・バドラーン氏、アンマール・アジーブ氏、そして報道官を務めるガーニム女史によって構成され、国内外の調整と広報を担う。

同局は、今後の効率的な組織運営の構築に向けて国内外の有能な人材と幅広い協議を行い、その結果、最優先事項として、正義と市民間の平等を基盤とする近代的シリア国家の構築に資する戦略を明示するとの合意に至った。

その活動は以下の3分野からなり、個別に運営されるという。

精神的分野:文化的・宗教的アイデンティティの保持を目的とする。
市民的分野:民主的価値の定着を目指した市民社会の活性化を担う。
調整・広報分野:国内外のシリア社会構成との建設的な連携と対話を確保する。

本戦略の中核をなす四つの基本原則として次の目標が掲げた。

拡大分権主義:地域社会の能力強化のための手段。
市民社会の強化:権力監視と意思決定の独占防止を担保するための基盤とする。
民主主義文化の醸成:専制的文化に対抗し、持続可能な政治文化の育成を図る。
女性のエンパワーメント:平和構築、開発、政治参加において中心的かつ実効的な役割を果たす女性の地位向上を推進する(これは国連安保理決議1325号および「女性差別撤廃条約(CEDAW)」に基づく)。

さらに声明では、本局の目標として以下の事項が挙げられた。

戦略ヴィジョンの実現に向けた計画の策定。
シリア問題に関与するすべての主体、構成集団、関係国家との政治・外交的接触を通じて、シリアのアラウィー派コミュニティの諸課題を伝達し、その声を届けること。
国際機関や人権団体において、アラウィー派コミュニティの代表機関として実効的な代表権を確保すること。
正式な出席および参加を通じた関係ネットワークの構築。

また、本局の目的には以下も含まれる。

国内および国外におけるアラウィー政治的言説の統一と、それを通じた共同体の利益および安定の反映。
他のシリア社会構成との連携に基づいた包括的かつ共通の言説の形成。
地方分権的統治モデルの支持(とりわけシリア沿岸部、およびヒムス県とハマー県農村地帯における実施を念頭に、政治的・法的な研究および提言を通じて、当該地域の未来の枠組みを設計すること。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市が沿岸部から避難してきたアラウィー派住民約10世帯を受け入れる(2025年5月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市の住民が沿岸部から避難してきたアラウィー派住民約10世帯を受け入れた。

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シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県でダーイシュのスリーパーセルのメンバー3人を逮捕(2025年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が米主導の有志連合の支援を受けて、県農村地帯でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー3人を逮捕した。

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ドゥルーズ派のヒジュリー師:「イスラエルは敵ではない」(2025年5月10日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、『ワシントン・ポスト』の取材に応じ、そのなかで「イスラエルは敵ではない」と述べ、シリアのドゥルーズ派への支援に歓迎の意を示した。

ヒジュリー師の発言内容は以下の通り。

我々は危機のなかにあり、国際的な介入を呼びかける。
イスラエルは敵ではない。
我々はこのようなスローガン(反イスラエル)のもとで何十年も生きてきた。だが、シリアにおいては、シリアの問題のみに関心を払うべきである。

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高等教育科学研究省は憎悪(ヘイト)、宗派主義、人種差別の煽動、そして国民統合や社会平和を損なうことを禁止(2025年5月10日)

SANAムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、高等教育科学研究省は決定第284号を発出し、教育委員会メンバー、学生、省および教育機関の職員、関連組織に対して、憎悪(ヘイト)、宗派主義、人種差別の煽動、そして国民統合や社会平和を損なうことを、口頭、文書、ネットなどすべての手段で禁止した。

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正体不明の武装グループがラタキア県ザーマー村近くでアラウィー派住民に向けて発砲し、子ども1人を含む4人を殺害(2025年5月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市で正体不明の武装グループが若い男性1人を銃で撃ち殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、スワル町に至る街道で、身元不明の男性の他殺体が発見された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アイスーン村で住民1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

また、ヒムス市のカラム・シムシム地区でも乗り合いタクシーの運転手が何者かに銃で撃たれて死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがザーマー村近くでアラウィー派住民に向けて発砲し、子ども1人を含む4人を殺害した。

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ダルアー県では、SANAによると、県治安局が国際幹線道路(ダマスカス・ダルアー間)を封鎖したグループのメンバー4人を逮捕した。

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シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問(2025年5月10日)

SANAによると、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣を代表とする公式使節団が、宗教関係と連携の強化の一環として、サウジアラビアを訪問した。

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スワイダー県ムルダク村でダマスカス郊外県とスワイダー県でのドゥルーズ派とシャルア移行期政権の国防省・内務省部隊との衝突とドゥルーズ派に対する攻撃についてのメディアの偏向報道を非難するデモ(2025年5月10日)

スワイダー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、ムルダク村で住民が、4月末に発生したダマスカス郊外県とスワイダー県でのドゥルーズ派とアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省部隊との衝突とドゥルーズ派に対する攻撃についてのメディアの偏向報道を非難するデモを行った。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、内務省がサフナーヤー市、アシュラフィーヤト・サフナーヤー市での事件で逮捕した容疑者のうち、流血に関与してなかったことが確認さえた6人を釈放した。

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シャルア暫定大統領はシャイバーニー外務在外居住者大臣とともバーレーンへの初の公式訪問を行い、それぞれハマド国王、ズィヤーニー外務大臣と会談(2025年5月10日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣とともに、バーレーンへの初の公式訪問を行い、首都マナーマの国際空港でナースィル・ビン・ハマド・アール・ハリーファ王子の出迎えを受けた。

シャルア暫定大統領は首都マナーマにあるサヒール宮殿でハマド・ビン・イーサー・アール・ハリーファ国王と会談し、二国間関係および両国にとっての共通の関心事項への取り組みの連携などについて議論した。

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バーレーン通信(BNA)によると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、アブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ズィヤーニー外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、スィヤーニー外務大臣は、通商、民間航空、エネルギー、医療、教育といった分野について意見を交わしたことを明らかにした。

一方、SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、今回の公式訪問について「両国にとっての歴史的転機」だと高く評価した。

帰国後、大統領府は声明を出し、バーレーン政府に謝意を示した。

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ラタキア県ラビーア町近郊の森林地帯の消火作業にトルコのヘリコプターも参加(2025年5月10日)

ラタキア県では、SANAにところによると、前日にラビーア町近郊の森林地帯で発生した火災の消火活動が続けられ、緊急事態災害省によると、トルコのヘリコプター複数機が参加した。


シリア民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)は10日晩までに、トルコマン山地方の森林地帯で火元多数の鎮火に成功した。

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ラタキア県ラビーア町近郊の森林地帯で火災発生:緊急事態災害省が国防省、内務省、農業・農業改革省と合同対策室を設置(2025年5月9日)

ラタキア県では、SANAによると、ラビーア町近郊の森林地帯で火災が発生し、緊急事態災害省が国防省、内務省、農業・農業改革省と合同対策室を設置、消火活動にあたった。

消火作業には、シリア軍のヘリコプター複数機が参加した。

また、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣の指示を受け、アリー・ナアサーン参謀総長がラタキア県ラビーア町での火災の消火活動にあたるため、シリア軍部隊の派遣を命令した。

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Ynet:UAE仲介の非公式会合で、シャルア政権は国内体制を確立するまでの「時間的猶予」を求めるとともに、シリア領内への爆撃を即時に停止するよう強く要請、イスラエルはドゥルーズ派攻撃に懸念を示す(2025年5月9日)

Ynet(『イェディオト・アハロノト』)は、UAEが仲介したアフマド・シャルア移行期政権とイスラエルの非公式会合の詳細について明らかにした。

それによると、会合には、安全保障関係の経歴を持つイスラエル人の学者らと、シャルア暫定の側近3名が参加、UAE政府の某建物で、3回にわたって実施された。

シリア代表団はイスラエル側に対し、シャルア政権が新しい国内体制を確立するまでの「時間的猶予」を求めるとともに、シリア領内への爆撃を即時に停止するよう強く要請した。

また、「シリアはイスラエルを含む近隣諸国との争いを望んでいない」とするシャルア暫定大統領のメッセージが伝えられた。

これに対して、イスラエル側は、シリア領内のドゥルーズ派に対する攻撃について深い懸念を示す一方、「近隣諸国との争いを望まない」とするシャルア暫定大統領の姿勢に対して、「前向きだが、不十分」との見解を示した。

会合の時期は明言されていないが、最初の会合は、4月13日のシャルア暫定大統領のUAE訪問後に行われたと見られている。

会合では、安全保障分野が中心議題となり、シリア側は「国境地帯からイラン勢力を完全に排除した」ことを強調、今後は経済分野での協力や、医療技術支援、シリア人学生のイスラエル留学などが検討される模様。

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ブルース米国務省報道官は、シャルア移行期政権の国防省がアフマド・ハーイス氏を第86師団司令官に任命したことを支持しないと非難(2025年5月9日)

タミー・ブルース米国務省報道官は、記者会見のなかで、アフマド・シャルア移行期政権の国防省がアフマド・ハーイス(ハーティム・アブー・シャクラー)氏を第86師団司令官に任命したことに関して、次のように述べた。

こうした人権侵害の長い履歴を持ち、ダーイシュ(イスラーム国)に対する我々の作戦を妨害してきた人物を公職に任命するという暫定政権(移行期政権)の判断は、重大な誤りであり、米国として支持しない。

また、カタールが月額2,900万ドルの補助金を公務員への給与としてシリアに供与することが決定されたことについて以下の通り述べた。

我々は以前からシリアの安定化に資する支援に関しては、免除メカニズムを適用できる仕組みを整備してきた。
カタールの今回の支援は、新たな承認や新規の免除を必要とせず、すでに存在する枠組みのなかで可能な支援だ。
そのような支援はあくまでシリアの安定化を目的としたものでなければならない。 決してそれ以上の意味があってはならない。

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燃料やコンテナを積んだ貨物車輛21台からなる米軍の車列がイラクから進入し、ハサカ県ハッラーブ・ジール村にある基地に向かう(2025年5月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、燃料やコンテナを積んだ貨物車輛21台からなる米軍の車列がイラクから進入し、ハッラーブ・ジール村にある基地に向かった。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県のルワイヒーナ村、ドナーニーヤ村方面に侵攻(2025年5月9日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍のパトロール部隊が多数の車輛とともにルワイヒーナ村に侵攻した。

イスラエル軍はまた、戦車6輌からなる部隊をクナイトラ市の通行所から侵入させ、同部隊はアドナーニーヤ村方面に向かった。

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