ダイル・ザウル県とアレッポ県でシャルア移行期政権の軍部隊がシリア民主軍を無人航空機などで攻撃し、戦闘が発生(2025年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ANHA がシリア民主軍広報センターの発表として伝えたところによると、アブー・ハマーム市で同軍の拠点3ヵ所が、アフマド・シャルア移行期政権の軍部隊から重火器、ロケット砲、無人航空機、自爆型無人航空機の攻撃を受け、交戦規定に基づき、反撃を行った。

一方、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の県内務治安部隊は、シリア民主軍に所属するダイル・ザウル軍評議会前司令官であるアフマド・ハビール(アブー・ハウラ)氏の兄弟を含む2人を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する武装勢力がダイル・ハーフィル市近郊にあるシリア民主軍の検問所(カウス検問所)を自爆型無人航空機で攻撃し、これを受けて両者間で戦闘が発生した。

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シャルア移行期政権の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市とアレッポ市でダーイシュのセルによると見られる新たな脅迫の落書き(2025年11月22日)


ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるダイル・ザウル県のブーカマール市とアレッポ県アレッポ市のマシャーリカ地区で、ダーイシュ(イスラーム国)のセルによると見られる新たな脅迫の落書きが発見された。

ブーカマール市では、「イスラーム国はやって来る、十字架の崇拝者どもよ」と、アレッポ市では「イスラーム国は存続する」と書かれていた。

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ダイル・ザウル県の内務治安部隊が治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を逮捕(2025年11月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の県内務治安部隊が県西部で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を逮捕した。

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スワイダー市のカラーマ広場から県庁舎周辺にいたる街区で、数十名が抗議デモを行ない、同県出身の誘拐・失踪者の消息究明と自決権を訴える(2025年11月22日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場から県庁舎周辺にいたる街区で、数十名が参加する抗議デモが行われ、同県出身の誘拐・失踪者の消息究明と自決権が訴えられた。

また、スワイダー24によると、スワイダー市中心部の独立ホール(旧4月7日ホール)でスワイダー県の殉教者追悼式がライブ配信された。

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SANAによると、県内務治安部隊が、約1ヵ月半前に誘拐されていた同県出身の2人を救出した。

しかし、スワイダー24によると、内務治安部隊は解放作戦の詳細は明らかにしなかった。

一方、シリア人権監視団によると、7月の事件以降行方不明となっていた若者1人と老夫婦が射殺されていたことが判明した。

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イスラエル軍戦車などがクナイトラ県各所に侵入(2025年11月22日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、戦車2両と軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊が東アフマル丘に侵入し、国旗を掲揚したのちに撤退した。

また、軍用車輛6台からなる別の部隊が、ビイル・アジャム村、ブライカ村、西ズバイダ村、東ズバイダ村葉面に侵入、さらに別の部隊がアイン・ザイワーン村に一時侵入した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍が夜間にアジャラフ村に侵入し、仮設検問所を設置した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会:「ガザール・ガザール師には代理人は一切存在しない」(2025年11月22日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、調整渉外局のフェイスブックを通じて声明を出した。

声明の内容は以下の通り。

調整渉外局は、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会において、ガザール・ガザール師の代理人は一切存在しないことを確認する。存在するのは、調整渉外局と諮問委員会であり、その任務は助言を行うことで、いかなる代表権も委任権も有していない。
ガザール師は、いかなる団体や人物にも、自身の名代として発言したり、自身を代表したりすることを委任しておらず、とりわけ「事実上の支配当局」(アフマド・シャルア移行期政権)との交渉に関する問題については、そうした委任は一切ないことを明確にする。さらに、そのような交渉に入る意図も方向性も存在しないことを強調した。
基本的要求事項については、いかなる譲歩も存在せず、評議会の立場は明確かつ揺るがない。その内容は以下の通りである:

・連邦制および政治的分権体制の実現に向けて取り組むこと。
・沿岸地域、ヒムス、ハマー県郊外からすべてのテロ組織を排除すること。
・「事実上の支配当局」の拘束下にある、軍人・民間人を含む全てのアラウィー派の拘束者の解放。
・女性誘拐を含む、あらゆる違反行為を全面的かつ即時に停止すること。

また、ガザール師に帰属するとされるいかなる声明や立場についても、本人が直接発したもの、あるいは正式な公的チャンネルを通じて発信されたものでない限り、信用しないよう、すべての人々に注意を促す。

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シリア人権監視団によると、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会の副議長を務めるサーリフ・マンスール氏は、自らに近い消息筋を通じて、シリア国内でアラウィー派イスラーム評議会を新たに設立する意図は一切ないことを明らかにした。

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ダマスカス郊外県ダイル・アティーヤ市で、正体不明の武装グループが両替所と自動車事務所を襲撃し、4人を殺害、2人を負傷(2025年11月22日)

ダイル・ザウル県では、内務省(フェイスブック)によると、麻薬取締支局が精密治安作戦を実施し、麻薬密売ネットワークのメンバー4人を逮捕、大麻、麻薬錠剤、武器などを押収した。

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ハマー県では、SANAが国防省広報通信局の話として伝えたところによると、イスリヤー村一帯の地雷原で調査作業を行っていた兵士1人が死亡、兵士1人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANAによると、ダイル・アティーヤ市で、正体不明の武装グループが両替所と自動車事務所を襲撃し、4人を殺害、2人を負傷させた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アドワーン村で、ベドウィンの若者が正体不明の武装グループの銃撃を受け、死亡した。

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アレッポ県では、シリア修士博士大学院生の声(フェイスブック)が、アレッポ大学前学長のマーヒル・カルマーン氏が在任中の違反行為について調査されていると発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団が23日に発表したところによると、ハマー市ハミーディーヤ地区で正体不明の武装グループの銃撃により男性1人が死亡した。

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シャルア暫定大統領は、「ハマーへの献身」と銘打たれた復興支援キャンペーンに出席し、演説(2025年11月22日)


大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、「ハマーへの献身」と銘打たれた復興支援キャンペーンに出席した。

大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は会場で演説を行った。

SANAによると、演説の内容は以下の通り。

我々はハマーの人々を見捨てることはできない。だからこそ、急いでここに駆けつけ、この集いに加わった。特にハマーの人々は長い年月にわたって忍耐してきた。
昨年のちょうど今頃、我々は大いなる戦いである攻撃抑止の戦いの最終準備を進めていた。当時、国内情勢のすべてが、この戦いのために下された偉大な決断を取り消す方向に動いていた。しかし、状況を見極め、人々の士気を見て、シリアの人々が長い苦難の末にふさわしいものを考え、アッラーに委ねて進んだ。
それ以上に重要なのは、我々が「報復なき勝利」と述べたことだ。これは歴史でも稀なものであり、皆さんの手で実現したものである。
(ハマーの人々は)傷を乗り越え、前を向きつつも過去を忘れないことを教えてくれた…。未来を痛ましい過去に基づいて築くのではなく、諸国民の利益、そして第一にシリア人の利益に基づいて築かなければならない。
「今日は建設と復興の時代が始まった。集められた莫大な資金よりも重要なのは、シリアの人々の団結と相互協力によってこの国を建設することだ。
ハマー、ヒムス、イドリブ、ダイル・ザウル、ハサカ、ラッカ、ダルアー、アレッポ、ラタキア、タルトゥース、スワイダー、クナイトラの住民からなる国民は、繁栄し偉大な国を築くにふさわしい。我々は世界に誇ることのできる未来のシリアを築くべきだ…。今日、シリアは多くの課題に直面しているが、この善良な顔ぶれを前にすれば、それらを克服できると確信できる。
皆さんはシリアにおける平和的共存の極めて重要な模範である。人々はシリア人に分裂と不和を恐れさせようとしてきたが、ハマーは世界に対し、共存と理解ができることを証明した。我々はハマーを一切恐れていない。むしろそこから力を得ている。
我々はそれら(都市、インフラ)を再建する決意がある。破壊された地域の再建に参加し、人々の家や農地に戻す助けをする者には大きな名誉がある…。シリア人にはハマーに対して返すべき恩義があり、今日、それを愛と友愛をもって果たす義務がある。

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国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣とアリー・ナアサーン参謀総長が国防省代表団とともに、同キャンペーンに出席した。

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シャルア暫定大統領はハッターブ内務大臣および内務省の幹部らと会合を開き、同省の業務に関する課題や、その対処方法について協議(2025年11月22日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は大統領府総局庁舎でアナス・ハッターブ内務大臣および内務省の幹部らと会合を開き、同省の業務に関する課題や、その対処方法について協議した。

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SANAによると、シャルア暫定大統領は大統領府総局庁舎で首都ダマスカス中心部における再整備および不動産開発に関する複数のプロジェクト、空港開発や各県での再開発計画について説明を受けた。

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