『エルサレム・ポスト』:イスラエル軍がガザ地区での作戦中にハマースとアサド前政権との「直接的なつながり」を示す文書を発見したと発表(2025年11月21日)

『エルサレム・ポスト』は、イスラエル軍がガザ地区での作戦中に、ハマースとアサド前政権との「直接的なつながり」を示す文書を発見したと発表した。

これらの文書には、ハマースの政治局長を務めていた故ヤフヤー・シンワール氏や故イスマーイール・ハニーヤ氏、ヒズブッラー前指導者の故ハサン・ナスルッラー氏、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団の司令官の1人の個モハンマド・サイード・イーザディー准将らが交わした往復書簡が含まれている。

シンワール氏はある書簡の中で次のように記していたという。

シリアは、我々にとって避難の拠点であり、建設と展開のための不可欠な空間である。シリアの体制が存続することは極めて重要だ。シリアを通じて、我々は「クドス枢軸」(抵抗枢軸)の抵抗計画に参加できる。

発見された文書には、イーザディー准将、ハマースとヒズブッラーの関係者が出席した会合の議事録も含まれており、将来的な協力に対する世論の反発を最小化しながら、これらの組織とアサド政権の関係を再構築する方法が協議されていたことが示されている。

また、アサド前大統領とパレスチナ諸派との会合を設定し、ハマースへの注目を減らすための動きが取られていたことも明らかになった。

こうした動きと並行して、ハニーヤ氏はアサド政権に対して、シリアで拘束されているパレスチナ人の釈放を要請、「関係再構築に対する世論の反発を和らげる助けになる」と主張した。

別の書簡では、ハマース指導部に近い宗教指導者が、ハマースがアサド政権との関係を再構築したことに対するアラブ諸国の批判を非難し、次のように記していたという。

我々は、ハマースに対して、イラクでイランに、シリアでアサド政権に、そして(イエメンで)フーシー派に対抗することを期待している。ハマースはいかなる友好関係や協力関係もこれらの勢力と結んではならない…。そうすることは、戦略的な堕落であり、最終的にはハマース崩壊へとつながるだけだ。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア民主軍のアブディー総司令官はハサカ市で、シャルア暫定大統領と会談したシャンマル部族長のジャルバー氏と会談(2025年11月21日)

ハサカ県では、ANHAによると、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官がハサカ市で、アラブ部族シャンマル部族の族長であるマーニウ・ハミーディー・ダッハーム・ジャルバー氏と会談、北・東シリア地域における政治・行政サービス・治安にかかる諸問題について意見を交わした。

会談では、19日に首都ダマスカスで行われたジャルバー氏とアフマド・シャルア暫定大統領らとの会談、同氏と諸勢力との会合の詳細について話し合った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県とイドリブ県でシリア民主軍を非難するデモ:アレッポ県でシャルア移行期政権の軍による住民殺害に抗議するデモ(2025年11月21日)

ダイル・ザウル県では、SANAによると、ダイル・ザウル市中心部のマドラジー・交差点で「シリアの部族氏族の金曜日」と銘打った抗議デモが行われ、シリア民主軍の分離主義的計略と侵害を非難、シリアの領土の統一を訴えた。

**

イドリブ県では、SANAによると、イドリブ市で、ジャズィーラ地方におけるシリア民主軍の行為を非難するデモが行われた。

**

アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマンビジュ市で、17日のダイル・ハーフィル市近郊でのシリア軍第80師団による若者(アブドゥッラー・ムーサー氏)殺害を非難する大規模な抗議デモが行われた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がクナイトラ県各所に侵入(2025年11月21日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、2台の車輛からなるイスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村、アイン・バイダー村、ウーファーニヤー村を結ぶ道路に侵入、通行人の検査を行った。

SANAシリア人権監視団によると、5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がクナイトラ市のブルジュ拠点から東サムダーニーヤ村に向けて侵入、同村とアジュラフ村の間にある破壊された給水タンク付近に検問所を設置した。

また、4台の軍用車輛からなる別の部隊がウンム・アザーム村方面に侵入、同じく4台の軍用車輛からなる別の部隊も偵察用無人航空機とともに、バライカ村に一時侵入した。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が西アフマル丘から東アフマル丘に威嚇射撃を行いながら侵入した。

シリア人権監視団によると、軍用車3台と戦車2台からなるイスラエル軍部隊が東ズバイダ村に侵入し、その後西ズバイダ村方面に進行、戦車2台は村を囲む森林地帯に展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエルのネタニヤフ首相:「シャルア大統領はトランプ大統領との会談以来、あらゆる種類のことをし始めた。彼は膨れ上がって戻ってきた」(2025年11月21日)

『エルサレム・ポスト』によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、安全保障閣議の場で、アフマド・シャルア暫定大統領が、11月10日のドナルド・トランプ米大統領との会談以来、「非合理的に」行動していると述べた。

ネタニヤフはこう述べた。

シリアのシャルア大統領は、ワシントンDCでのトランプ大統領との会談以来、あらゆる種類のことをし始めた。彼は膨れ上がって戻ってきた。

ネタニヤフ首相はまた、イスラエル国境に近いシリア南部をロシア代表団が訪問したという最近の報道について事実確認した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

2013年に首都ダマスカスでヌスラ戦線に爆殺されたとされるムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師の息子のアブドゥッラフマーン氏がビデオ声明を発表(2025年11月21日)

2013年に首都ダマスカスのアズバキーヤ・モスクでシャームの民のヌスラ戦線によって爆殺されたとされるムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師の息子のアブドゥッラフマーン・ブーティー氏は、フェイスブックを通じてビデオ声明を発表した。

声明のなかでブーティー氏は以下の通り述べた。

これは、尊敬すべきアフマド・シャルア大統領閣下、ムハンマド・アブー・ハイル・シュクリー宗教関係大臣閣下、そしてウサーマ・リファーイー共和国ムフティー、さらにイスラーム世界の学者・宗教者・法学者・思想家の方々に向けて、私が述べる言葉です。
これは、アッラーが御満足なさらないことを語るタクフィール主義者たちに対する、我々の立場です。
アッラーよ、もし父に善を望む者がいるならば、その者をあらゆる善へと導いてください。
アッラーよ、あなたは、私の父があなたの御満足のために努力し、シリアの血の問題を担い、どんな権力の一部であったこともないことをご存知のはずです。
アッラーよ、あなたは、私の父が政治的地位に向かって奔走したことも、経済的利益を求めたこともなく、ただあなたのためだけに純粋であったことをご存知のはずです。
アッラーよ、どうかこの私の言葉を、彼(父)の善行帳にお記しください。
兄弟の皆様、この動画を共有して広めていただけると幸いです(お願いであって強制ではありません)。
あらかじめ厚くお礼申し上げます。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スカイ・ニュース(アラビア語):米軍がダマスカス県のマッザ航空基地に駐留する予定(2025年11月21日)

スカイ・ニュース(アラビア語)は、シリア消息筋の話として、米軍がダマスカス県のマッザ航空基地に駐留する予定だと伝えた。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の軍用輸送機がハッラーブ・ジール村にある基地に特殊兵器システム、兵站装備、武器などを搬入した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュがダイル・ザウル県のアブリーハ村とズィーバーン町にあるアサーイシュの拠点2ヵ所を襲撃(2025年11月21日)

北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトを通じて、麻薬対策部門が20日未明、タブカ郡での治安作戦を実施し、麻薬密売グループのメンバー8人を逮捕、麻薬を押収したと発表した。

**

ダイル・ザウル県では、アサーイシュ(公式サイト)によると、アブリーハ村とズィーバーン町にある拠点2ヵ所が襲撃を受けたと発表した。

シリア人権監視団によると、襲撃したのはダーイシュ(イスラーム国)のセルのメンバー。

一方、シリア人権監視団によると、アサーイシュはズィーバーン町で治安作戦を実施し、麻薬密売人1人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

7月半ばにスワイダー県に侵攻した際に拘束されたチェチェン人の証言映像が公開される(2025年11月21日)

スワイダー24などは、7月半ばにスワイダー県に侵攻した際に拘束されたチェチェン人の証言映像を公開した。

このチェチェン人は、シリアへ来た経緯、アフマド・シャルア移行期政権の国防省に所属する外国人部隊の一つに加入し、スワイダー県での戦闘に派遣され、地元の武装勢力によって捕えられたことを証言した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

Ynet(イェディオト・アハロノト):イスラエルはスワイダー県出身のドゥルーズ派の若者約20人に初の集中的な消防訓練を実施する予定(2025年11月21日)


Ynet(イェディオト・アハロノト)によると、イスラエルが、スワイダー県出身のドゥルーズ派の若者約20人に対して、初の集中的な消防訓練を実施する予定だと伝えた。

この取り組みは、イタマル・ベン=グヴィル国家安全保障大臣が、イスラエル国家安全保障会議(NSC)と協力して主導しているもので、訓練修了後、彼らは専門的な装備と新しい消防車とともにシリアに帰国し、ドゥルーズ派が多く住む地域で消防署を設立し、人命救助にあたるという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

サーリフ文化大臣は12月8日の「解放記念日」の価値を順守するよう呼びかけ、アサド前大統領を称賛した人物や、その犯罪を否認した人物によるイベント開催を禁止する通達を発出(2025年11月21日)

文化省は、フェイスブックを通じて、12月8日の「解放記念日」の価値を順守するよう呼びかけ、アサド前大統領を称賛した人物や、その犯罪を否認した人物によるイベント開催を禁止するとしたムハンマド・ヤースィーン・サーリフ文化大臣の通達を発出した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市ザフラー地区で早朝から行方不明になっていた20代のアラウィー派の若者2人が遺体で発見される(2025年11月21日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市郊外にあるシャーリーハート・リマール・ザハビーヤ検問所が、正体不明の武装グループの襲撃を受けた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市のじゅまイリーヤ地区で、交通警官が交通整理中に運転手から暴行を受け、その様子を記録した映像がSNSで拡散された。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ザフラー地区で早朝から行方不明になっていた20代のアラウィー派の若者2人が遺体で発見された。

一方、内務省(フェイスブック)によると、県の麻薬対策局は、安全作戦を実施し、麻薬の販売・配布を専門とする組織化されたグループを摘発した。

**

ダルアー県では、SANAによると、県内務治安部隊がブスラー・シャーム市に至る街道で、スワイダー県に密輸されようとしていた爆発物と大量の麻薬を押収した。

また、SANAによると、19日にタファス市で住民1人が何者かによって射殺されたことを受け、県内務治安部隊が治安と安定を確保するため、市内に展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はムハンマド・クトゥーブ氏を化学兵器禁止機関(OPCW)のシリア常駐代表に任命(2025年11月21日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、ムハンマド・クトゥーブ氏が化学兵器禁止機関(OPCW)におけるシリア常駐代表に任命された。

アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣はシャイバーニー外相はXを通じて、クトゥーブ氏をOPCWシリア常駐代表に任命したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.