ガーニム・アラウィー最高イスラーム評議会報道官:「ガザール・ガザール師はシリア国内にいるが、困難な状況下にある」(2025年11月27日)

ムラースィルーン・スーリーユーン(フェイスブック)は、シリアおよび亡命地におけるアラウィー最高イスラーム評議会のムナー・ガーニム報道官が、「ガザール・ガザール師はシリア国内にいるが、困難な状況下にある。「残党」という虚偽の話はすでに終わった」と述べたと伝えた。

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ガザール・アラウィー最高イスラーム評議会議長:「私が彼らの不正に立ち向かって真実の声を上げた瞬間から、私への脅迫が始まった」(2025年11月27日)

シャーム・テレビは、シリアおよび亡命地におけるアラウィー最高イスラーム評議会の議長ガザール・ガザール師がレバノン日刊紙『ナハール』とのインタビューに応じ、以下の通り述べたと伝えた。

我々にとって真の転換点となった歴史的日付は、この政権(アフマド・シャルア移行期政権)がアラウィー派地域で重大な侵害を犯した3月7日である。
座り込み(抗議行動)への反応の大きさは、苦痛の大きさを示すものであり、アラウィー派が周縁化されることはあり得ないというメッセージでもある。
我々は連邦制という要求を決して譲らない。
連邦制を含む我々の要求を支持している国家や団体が存在する。
我々はウンマ(民族)を構成するあらゆる要素の指導者たちと連絡を取っている。
私が彼らの不正に立ち向かって真実の声を上げた瞬間から、私への脅迫が始まった。
世界のいかなる勢力も、私の立場を変えさせたり、当初から掲げてているこの声を黙らせたりすることはできない。
政権はあらゆるレベルで我々に接触を試みたが、その目的が協力ではなく、服従の強要であったため、私は拒否した。私はいかなる接触もすべて拒否している。

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シリアのアフル・バイト信徒イスラーム学者評議会はアラウィー派の抗議デモを受けて声明を出し、シリア統合を首相、国内不和をもたらそうとする扇動的な言動を拒否すると表明(2025年11月27日)

シリアのアフル・バイト信徒イスラーム学者評議会はフェイスブックを通じて声明を発表し、23日のザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を受けて、25日にアラウィー派が各地で抗議デモを行ったことに対して、シリアの統合を訴え、国内不和をもたらそうとする扇動的な言動を拒否すると表明した。

また、事態収拾においては、公的機関や治安当局にこれを委ね、シリアの分断を画策する敵対諸国の介入を回避するべきだと主張した。

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イスラエル軍はクナイトラ県東アフマル丘を砲撃(2025年11月27日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊のウンム・バーティナ村郊外に侵入し、仮設の検問所を設置し、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がイッシャ村に侵入し、住民に対し農地へ近づかないよう通告した。

また、軍用車輛4台からなる別の部隊がウンム・ラウカス村に侵入し、複数の住宅を捜索した後、撤退した。

一方、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)は、サイダー・ジャウラーン村に国連旗を掲揚した。

シリア人権監視団によると、軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊がクードナ村に一時侵入、その後撤退した。

シリア人権監視団によると、複数の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が東アフマル丘一帯に侵入した。

シリア人権監視団によると、複数の人物が占領下のゴラン高原からダマスカス郊外県のヘルモン山(シャイフ山)と、クナイトラ県のビイル・アジャム村一帯に浸入、イスラエル軍が彼らを拘束し、占領ゴラン高原に送り返した。

シリア人権監視団によると、東アフマル丘一帯に向けて、砲撃を行った。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長はビデオ演説でアラウィー派へのいかなる攻撃も黙認しないと主張(2025年11月27日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックを通じてガザール・ガザール師のビデオ声明を配信した。

声明の内容は以下の通り。

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において。アッラーは預言者ムハンマドとその清き家系、選ばれた教友たちに祝福をお授けになりますように。アッラーの平安と慈悲と祝福があなた方にありますように。
まず初めに、我々の尊厳座り込みを支持してくれたシリアのあらゆる構成員に感謝を表明する。あなた方は我々の支えであり、力であったと言いたい。特に、バシャン山の一神教徒であるドルーズ派の皆さん、我々の同胞であるバニー・マアルーフに言及したい。アラウィー派よ、訊いて欲しい。
我々が一歩一歩、野心を削ぎ、誇りと尊厳の旗を掲げて前進するたびに、大地は諸君らの足元で揺れ動く。我々の武器は言葉である。彼らの武器は弾丸だ。我々の弾薬は統一、忍耐、抵抗だ。彼らの弾薬は、分裂、憎悪、テロだ。
我々のメッセージは全世界に届いた。現在の実効支配勢力が我々に加えている苦難と侵害の規模、そして我々の正当な基本的要求——何千もの市民や兵士を含む拘留者の即時解放、殺人と拉致の機械の停止、連邦制と分権制による自決権——が世界に知れ渡った。
中央集権的政治は我々をアイデンティティごとに屠る。たとえ彼らが我々に生存の機会を与えたとしても、それは恩恵や情けとして与えられる。我々はテロリストどもに言おう。我々が石油を血に代え、血に染まったパンを食べながら耐え忍ぶことで、お前らの渇きが癒せると思うのか? 断じて違う。お前らが妄想しているのだ。
お前らの銃はもはや我々を威圧せず、お前らの弾丸はもはや真実を覆い隠せない。お前らの憎悪に満ちた指導者たちは、我々を決意から揺るがせず、我々の大義への固執を弱めることはできない。昨日起こったことは、過ぎ去ったものではなく、消えることのない火花の始まりであり、沈黙と服従が支配した時代の終焉なのだ。
我々は正義以外を求めておらず、それ以外は望まない。私はここに宣言し、確約する。アラウィー派を標的とするいかなる攻撃に対しても、我々は沈黙せず、荒れ狂う波と丸腰の胸で迎え撃たれるだろう。なぜなら、これは我々の存在をかけた闘いだからだ。我々の要求がすべて達成されるまで、決して譲歩しない。
この声明は心から発せられ、良心に刻まれ、撤回不能な約束を担う。我々は死に直面しても、故郷を想う気持ちに直面しても、決して引き下がらない。
アッラーの平安と慈悲と祝福があなた方にありますように。

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自爆型無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にあるアサーイシュの拠点を攻撃し、隊員1人が負傷(2025年11月27日)


アレッポ県では、ANHAによると、(アフマド・シャルア移行期政権の部隊の)自爆型の無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点を攻撃し、隊員1人が負傷した。

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シャルア暫定大統領は、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事が同県の有識者、各地区の代表らと行った会合で、電話を通じてメッセージを伝え、連邦制、分権制を拒否(2025年11月27日)


SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事が同県の有識者、各地区の代表らと行った会合で、電話を通じてメッセージを述べた。

メッセージの内容は以下の通り。

この2日間、我々は多くの正当な国民の要求を目にした。しかし、それらの一部は、はっきり言えば政治化されたものであった。国家は、様々な要求に耳を傾け、真剣に議論する完全な用意があることを確認する。
シリア沿岸部は、国際貿易路におけるその戦略的な位置と、シリアと地域諸国との経済的結びつきを強化する役割から、現在の段階における国家的活動の最優先事項の一つである。
沿岸部は、シリア社会の結束を反映し、国民統合の強さを確認するあらゆる要素を有しており、その社会的・宗派的多様性は、シリア国家を豊かにするものであって、議論や論争の対象となるものではない。
分離や連邦制に関する提言は、往々にして狭い解釈や政治的知識の不足から生じるものである。なぜなら、連邦制国家であっても、国防、治安、外交、経済などの主権的な機関には強力な中央集権が存在し、これらの機関は分割できないからである…。シリアの地理は相互に結びつき、補完し合っており、いかなる部分も他から分離することは困難である。海岸部が他の地域から孤立した自律的な権力を持つことはできず、その資源は東部地域と直接的に関連しており、逆もまた同様である。海への出口を失ったシリアは、その戦略的・経済的力の基本的な一部を失うことになる。
現在、シリアの様々な地域の間で機能している経済的・社会的な相互補完性は、分割や分離の呼びかけが一定程度の政治的無知や国家の現実に対する理解不足を反映していることを証明している。一部が提言する連邦制の概念でさえ、本質的には、シリアで実施されている地方行政の枠組み、特に10年以上前に発布された法律第107号と異なるものではなく、この法律は今日提言されている多くの概念を事実上包含しており、修正を加える可能性もある。
我々は互いにとっての資本なのである。いかなる構成要素が弱体化しても、問題や危険に晒されることになる。
シリアは、去年1年間、そして我々がダマスカスに到着して以来、重要な歩みを進め、様々な分野で具体的な成果を達成した。これは、60年以上にわたる重い課題と、それに伴う制裁、圧力、内外の影響、さらに長年にわたってその否定的側面が証明されてきた時代遅れの経済法や行政制度にもかかわらず、達成されたのである。
我々は今日、去年の今日の闘争開始の瞬間から始まった歴史的段階に直面している。これはシリアのみならず、その影響が地域全体に及ぶ分岐点なのである。この状況下、世界の視線はシリアに向けられ、均衡と安定を取り戻す新たな出発を待ち望んでいる。
戦略的思考を持ち、長期的な目標を設定し、国家を建設せず、安定を保証しない狭いビジョンを捨てることが不可欠である。国内紛争を経験した多くの国の事例が証明しているように、権力分有の試みは常に解決策につながるわけではなく、数十年間未解決のまま残り、状況が悪化することさえあり得る。
国家が採用した政策と、シリア社会の様々な層からの民衆的・社会的相互作用のおかげで、シリアは危険な段階を乗り越えた…。この歴史的段階において、社会の1人1人が歴史を造る一部であり、その中の能動的な要素なのである。したがって、誰も自分自身を遠ざけたり、個人的な野心や特定の地理的領域の支配を求める努力が、包括的な国家的プロジェクトに代わり得ると考えることはできない。
シリア情勢が直面する課題は複雑で、統一され安定したシリアという最も重要な目標を達成するには、相当な程度の自覚と責任が要求される…。経済面では、根本的な懸念は存在しないが、未解決の問題を処理するには時間が必要である。
我々が目前にしている今後段階における二つの基本的任務は、国内外の危険から国を守ること、そして経済開発である…。多くの場合、課題は大きく圧力となり、対処不能にさえなることがあり、特に革命の勝利後や紛争終結後の段階においては、国家は紛争後の渦と機能停止として知られる敏感かつ危険な段階に突入し、これらの段階はその影響を乗り越えるために長い年月を要することが多く、新たな要素と支援環境を必要とし、紛争再発の可能性への絶え間ない懸念が残るものである。だが、シリアはこの段階を乗り越えることができた。
建設プロセスには時間が必要である。国家の安定と自然な成長は通常、漸進的かつ累積的なものである一方、突然の飛躍は往々にして問題を引き起こしたり、不正確な認識を生み出したりする。したがって、正しい建設のみが堅固な基盤を定着させるのである。国家は今日、今後5年間で新たな法制度の体系を確立し、強力な国家の基盤を築くことを決意している…。我々は誰かの個人的栄光を作り出そうとしているわけではない。我々は危険の只中にいた段階を経験したが、権力が我々の関心ではなかった。常に最優先事項は、シリアとその現実、未来に資するものを構築することであった。
国民統合が不可欠な基本柱を形成している…。最近になって、シリアに対して、シリアを愛する国々と国民から広範な反響と支援が寄せられるようになっており、シリアの問題に対する国民の感情とその指導者たちの立場が初めて一致している。
長期的な戦略目標について考えることは、この段階において差し迫った必要性である。私は、市民が直面している電力、エネルギー、その他のサービスに関する課題の規模を完全に認識している。我々はそれらを漸進的に改善するために取り組んでいる。国は単一の解決策によって成り立つものではなく、いくつかの軌道を同時に進めることが義務なのである。世界の視線がシリアに向けられているこの重要な歴史的場面を、単に問題に焦点を当てるだけで矮小化することは受け入れがたい。我々が再び紛争の扉を開くなどということは。
我々シリア人は、皆を守る一つの法の下に結集している。我々は、参加の原則を維持し、国家建設における様々な構成要素の貢献を拡大するために活動している。我々は、国家機関や省庁内部における、権力の分け前取りや権威的な二極化のいかなる形式も断固として拒否してきた。全員がパートナーであり、全員が責任に関与しているのである。
かつて約500万人が居住し、多数の機関を抱えていたイドリブで、かつて分離が提案された。しかし、我々はシリアが統一国家であること以外を断固として拒否した。我々は、砲撃、破壊、避難という非常に困難な状況に生きており、住民の3分の2以上が難民キャンプにいた。それにもかかわらず、我々は進歩した経済的・サービスのモデルを提供することができたのである。
今日、シリア全体において、可能性はより大きく、状況はより良くなっており、我々が尊厳を持って安定して生活することを可能にしている。個人的利益に奉仕することを目的とするあらゆる狭量な提言は、シリア人の現実を代表するものではない。なぜなら、共に生きる我々の能力が基礎であり、これは経験によって証明された真実だからである。
60年以上にわたってシリア人の心に植え付けられてきた分裂状態に終止符を打つ時が来たのである…。我々は今、共にシリアを建設するためのより大きな理解、結束、能力を有している。我々は、国内外を問わずシリア人が有する大きな自覚と、自国に対する彼らの揺るぎない愛に依拠して、より強力なシリアを建設し、あらゆる分割の試みに対して不屈のものとしていくのである。

SANAによると、ラタキア県知事と有力者および近隣委員会との会議は、市民平和の強化のために開催された。

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シャルア暫定大統領の呼びかけを受け、クナイトラ県、ラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県の各所で夜、移行期政権を支持する大規模なデモ(2025年11月27日)

シリア人権監視団によると、シャルア暫定大統領の呼びかけに呼応するかたちで、クナイトラ県、ラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県の各所で夜、移行期政権を支持する大規模なデモが発生した。

デモでは、数百人規模の若者、男性、女性が主要通りおよび脇道に集結し、シリア国旗や横断幕を掲げ、「一つ、一つ、一つ、シリア国民は一つ」というスローガンを連呼した。

SANAも28日未明、ラタキア市で大規模なデモが行われたと伝えた。

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シャルア暫定大統領は「攻撃抑止」の戦い開始一周年を記念して、国民に向けて祝意を述べ、広場や街頭に繰り出すよう呼び掛ける(2025年11月27日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、「攻撃抑止」の戦い開始(2024年11月27日)から1年が経ったのを記念して、国民に向けて祝意を述べた。

祝意の内容は以下の通り:

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において。
全世界の主、アッラーを讃え、彼の誠実な使徒とその家族と全ての教友に祝福と平安がありますように。
さて、偉大なるシリア国民の皆さん、
本日、シリア全土解放の戦い「攻撃抑止の戦い」の記念日において、みなさんを祝福したい。この戦いは、犯罪体制とその全ての構成員を打倒し、シリアを過去の犯罪的体制の束縛から解放した。
この由緒ある機会に、シリア国民の全ての層、あらゆる階級と構成員の皆さんに、広場や街頭に繰り出し、この偉大な戦いの喜びを表現し、国民の結束と国家的統一、そしてシリアの領土の保全と不可分性を示すよう呼びかける。
シリアに自由と誇りあれ。北から南へ、東から西へ。統一され、強く、偉大で、アッラーの御許しの下で繁栄する国であれ。
あなた方に平安とアッラーの慈悲と祝福がありますように。

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SANAによると、マルワーン・ハラビー高等教育科学研究大臣は、「攻撃抑止」の戦いについて「諸国民の意志は打ち砕かれないことを証明した」と述べ、祝意を示した。

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ムハンマド・バシール・エネルギー大臣は、イフバーリーヤ・チャンネルのインタビューに応じ、自らが首班を務めていた北西部のシリア救済内閣について、「攻撃抑止」の戦いの作戦室の一部をなしていたと証言した。

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国防省は、フェイスブックを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年を記念したビデオ映像を公開した。

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ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、Xを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年の祝辞を綴った。

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アナス・ハッターブ内務大臣は、Xを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年の祝辞を綴った。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース県、ラタキア県の各都市に展開する一方、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼(2025年11月27日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース市とバーニヤース市に広く展開した。

また、両市およびラタキア県のラタキア市、ジャブラ市などでは、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼し、治安の緊張状態を高めた。

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