KANが11月28日に伝えたところによると、イスラエルのイスラエル・カッツ国防大臣は、外交国防委員会の非公開会合で、イスラエルは「シリアとの和平に向かう方向にはない」としたうえで、シリア国内では、フーシー派を含む勢力が北部(占領下ゴラン高原)への地上侵攻を画策していると主張した。
カッツ国防大臣はまた、「イスラエル軍には準備された計画があり、もしドルーズ山地域に対する襲撃が再び起これば、国境封鎖を含め、介入する」と述べた。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊がユーフラテス川を挟んで交戦、前者が展開する東岸のスィヤール村出身の若者が流れ弾により死亡した。
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アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局のアレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)が、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の外縁部に設置されている拠点が攻撃されたと発表した。

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アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権が前日に再開させた、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道を再び閉鎖した。
ANHAによると、シャルア移行期政権の支配下にあるアレッポ市のサイフ・アッダウラ地区で住民多数が経済状況の悪化と市当局の対応に抗議してデモを行った。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局で活動する35の政治組織・社会組織が共同声明を発表し、アラウィー派との連帝を表明し、実弾を使用したデモの強制排除、デモを「外部勢力の扇動」と断じたアフマド・シャルア移行期政権を非難、アラウィー派に対する犯罪に関与、ほう助した関係者の責任追及を主唱した。
そのうえで、シリアのすべての構成員(クルド人、アラブ人、アラウィー派、キリスト教徒、ドゥルーズ派、スィルヤーニー人、アッシリア人、トルクメン人など)と民主的政治勢力の代表が参加し、すべての権利を保護し、権力と富を公正に分配する民主的で分権的な国家を確立する新しい民主的憲法を起草するための包括的な政治プロセスへの即時に移行するよう求めるとともに、国際社会、国連、アラブ連盟に対し、シリアの市民を保護する法的・道義的責任を果たし、違反行為を直ちに停止させ、国際的な後援の下での真の政治プロセスを開始するよう圧力をかけるよう呼び掛けた。
共同声明に署名した組織は以下の通り:
1. クルド国民会議(KNK)
2. 民主緑の党
3. クルディスタン民主平和党
4. シリア・クルド自由党
5. クルディスタン共産党
6. シリア・クルディスタン民主パールティ
7. クルド・シリア民主党
8. シリア・クルド左翼党
9. シリア・クルド差は党
10. 未来シリア党
11. クルディスタン民主変革党
12. クルディスタン刷新運動
13. クルド労働者連合
14. アラブ国民機構
15. シリア近代民主主義党
16. クルド・シリア民主合意党
17. シリア改革運動
18. アッシリア民主党
19. クルディスタン友愛党
20. シリア・クルド民主ルージュ党
21. 民主社会運動(TEV-DEM)
22-23. スィタール大会
24. 保守党
25. 民主闘争党
26. クルディスタン・ムスタクバル潮流
27. クルディスタン民主党・西クルディスタン
28. 民主変革運動
29. スィルヤーニー連合党
30. クルディスタン国民連合党
31. シリア・クルド民主党(パールティ)
32. シリア・クルド民主統一党(イェキーティ)
33. シリア革命左派潮流
34. スーラーヤ党
35. 民主連合党(PYD)
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北・東シリア地域民主自治局は、公式サイトを通じて声明を発表し、民主主義、正義、平等を要求するアラウィー派による平和的デモを支持すると表明、アフマド・シャルア移行期政権に対して国民の意思を尊重し、平和的デモ参加者に対する暴力と武器の使用を完全に控えるよう求め、そうした行為が民主的で分権的なシリアに向けた動きに深刻な結果をもたらすと警鐘を鳴らした。

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シリア民主評議会は、公式サイトを通じて声明を発表し、アラウィー派による抗議デモについて、すべてのシリア人に認められた根本的な正当な権利で、彼らの正当な苦悩と希望を表明するための文明的な手段であると強調、それがいかなる妨げや、武力・暴力の行使によっても抑圧されてはならないと強く訴えた。
また、国際社会に対して平和的な抗議の権利の尊重と保護、すべてのシリア人への安全な環境の保証、国民統合、法治、差別なき市民権の原則に基づいた責任ある対話の開始の支援を求めた。
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欧州シリア・アラウィー派協会は、フェイスブックを通じて声明を発表し、アラウィー派による平和的抗議デモに対するアフマド・シャルア移行期政権当局と民兵(シャッビーハ)による発砲、殴打、侮辱を犯罪と非難、これを追求するため、あらゆる文書、写真、動画、映像、証言が、人権団体や国際調査委員会を含む関係国際機関に直接送付されると表明した。
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シリア人権監視団、ANHAは、23日のヒムス県ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃に抗議するデモが25日に行われたラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県で、緊張状態が続き、ラタキア市、ヒムス市アクラマ地区、タルトゥース県アナーザ町などで、アフマド・シャルア移行期政権を支持する一部グループによる広場などを占拠、宗派的な扇動スローガンを連呼、店舗・住宅への攻撃、デモ参加者の逮捕が行われていると伝えた。
シリア人権監視団ANHAによると、25日のデモは少なくとも42ヵ所以上で行われたが、移行期政権の軍部隊や内務治安部隊は、各県の戦略的地点での展開と検問を強化し、パトロールを増強している。
シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリ―地区では、県内務治安部隊による一連の家宅捜索が実行された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県バーニヤース市では、シャルア移行期政権を支持するデモ行進が組織され、学生らが参加した。
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シリア人権監視団によると、県内務治安部隊がジャブラ市近郊のアームード村で若者1人を恣意的に逮捕した。
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SANAによると、エジプトのアラブ連盟本部で開催された情報大臣会合は、ダマスカスを2028年のアラブ・メディア首都とすることを満場一致で決定した。
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SANAによると、化学兵器禁止機関(OPCW)のムハンマド・クトゥーブシリア常駐代表は、ハーグで開催中の締約国会議第30回会合で演説を行い、アサド政権崩壊からまもなく1年が経つ現在、シリアが重大な岐路に立っていると指摘、さまざまな課題にもかかわらず、情報収集と化学兵器使用が疑われている場所の評価において重要な進展が達成されているとしたうえで、化学兵器禁止条約に従った義務履行を着実に進めていると述べた。

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クナイトラ県では、SANAによると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊がアジュラフ村・ウンム・バーティナ村間の地域に侵入し、検問所を設置、その後撤退した。
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SANAによると、車輛2台からなるイスラエル軍部隊が早朝、ブライカ村に一時侵入、車輛3台からなる別の部隊がルワイヒーナ村へ侵入、戦車1台がウンム・アザーム村に一時侵入したのか、軍用車輛3台からなる別の部隊が夜、ウンム・バーティ村からハワーリド村とムムティナ村へ続く道路を侵入した。
イスラエル軍部隊はさらに、ラフィード町西部の緩衝地域に新しい通行ゲートを設置した。
このほか、シリア人権監視団によると、軍用車輛5台からなるイスラエル軍部隊がカフターニーヤ村とウンム・アザーム村を結ぶ道路に臨時の検問所を設置した。
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SANAによると、アナス・ハッターブ内務大臣は国民平和高等委員会のハサン・スーファーン委員とともに、ヒムス県を訪問し、アブドゥッラフマーン・アアマー県知事、ムルハフ・ナアマーン県内務治安司令官とともに、23日のザイダル村での凶悪犯罪事件の現場を視察した。
続いて、ハッターブ内務大臣はタルトゥース県を訪れ、タルトゥース市でアフマド・シャーミー県知事、アブドゥルアール・アブドゥルアール県内務治安司令官と会談し、25日のアラウィー派による抗議デへの対応について議論、現在の状況下で平穏と安定を維持する必要性を確認した。
ハッラーブ内務大臣はラタキア県を訪れ、ラタキア市内を視察、ムハンマド・ウスマーン知事、アブドゥルアズィーズ・アフマド県内務治安司令官と会談、デモ参加者の要求や懸念に耳を傾け、関係機関を通じてその解決を図ることを確認した。
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スワイダー県では、スワイダー24、シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会(フェイスブック)によると、スワイダー市中心部のカラーマ広場では、抗議集会が行われ、23日のヒムス県ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃に抗議するため、ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県、ハマー県で実施されたアラウィー派によるデモへの連帯が表明された。
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イドリブ県では、SANAによると、カフルタハーリーム町で爆発が発生し、労働者5人が死亡、9人が負傷した。
県内務治安部隊報道局によると、爆発は現場近くの工場での作業中に発生したという
シリア人権監視団によると、爆発は同町近郊の弾薬庫で発生した。
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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が精密治安作戦を実効し、前政権の総合情報部タルトゥース支部の補佐官だったアリー・カースィル・ラスラーン容疑者を逮捕した。
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