スワイダー県各所でシャルア移行期政権の軍部隊および予備部隊と国民防衛部隊が交戦(2025年11月29日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市西のマンスーラ村に展開するアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊および予備部隊が28日夜、スワイダー市北西部へ向けて重機関砲で射撃を行った。

これを受けて、29日未明、スワイダー市西のラサース村・カナーキル村(ダマスカス郊外県)間で、国民防衛部隊との間に散発的な戦闘が発生した。

また、スワイダー24シリア人権監視団によると、スワイダー市上空にシャルア移行期政権の軍部隊の無人航空機が侵入したとの情報が拡散された直後、約5分間にわたり同市から上空に向けて発砲が行われた。

さらに、シリア人権監視団によると、スワイダー市北西のタッル・ハディードムとフドル住宅地区を結ぶ地域で武装衝突が発生した。

このほか、シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の軍部隊と予備部隊は、スワイダー市西のマズラア町から重火器でマジュダル村方面を、マンスーラ村から運輸検問所一帯を砲撃した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市のカラーマ広場で数十人がデモを行い、アフマド・シャルア移行期政権の権威を改めて拒否、国際社会に対して、人権保護のための介入と、誘拐された男女の即時解放を求めた。

また、スワイダー市の県庁舎前でも、7月の戦闘で避難を余儀なくされた数十人が集結、「よそ者」(シャルア移行期政権)の退去、自宅への帰還、誘拐された人々の解放を訴えた。

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国民防衛部隊がスワイダー県で初となる大規模治安作戦を実施し、治安紊乱を企図していたシャルア移行期政権の協力者少なくとも5人を逮捕(2025年11月29日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、国民防衛部隊がスワイダー市などで、結成以来初となる大規模治安作戦を実施し、少なくとも5人を逮捕した。

このうち、確認が取れているのはドゥルーズ派シャイフであるラーイド・ムトニー氏とアースィム・アブー・ファフル氏の2人。

逮捕の理由は不明だという。

また、スワイダー24によると、ムトニー氏は、前政権崩壊後の2025年2月に結成されたスワイダー軍事評議会の幹部の1人。

同評議会は、8月に国民防衛隊への参加を準備していることが報じられて以降、衰退していた。

国民防衛部隊に近い消息筋によると、作戦は、アフマド・シャルア移行期政権の治安部門とつながりがあるとされる人物の自宅も対象となったという。

イナブ・バラディーによると、作戦は、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師に反対する人物らを対象としたもので、ムトニー氏、アブー・ファフル氏のほか、マルワーン・リズク氏、ガーンディー・アブー・ファフル氏、サファディー氏(名前は不明)が逮捕された。

SNS上では、逮捕時にムトニー師が侮辱され、髭や口ひげを剃られ、暴行を受ける映像 が拡散されしている。

これに関して、国民防衛部隊司令部は、フェイスブックを通じて声明を発表した。

声明の内容は以下の通り:

国民防衛部隊は、山地(バシャン山)とその住民の尊厳を脅かす深刻な動きについて、卑劣な陰謀と反逆を明らかにした確かで信頼できる情報を入手した。それによると、自らの良心と名誉を売り渡した一部の卑怯者とその手先どもからなるグループが、ダマスカスのテロ政府および一部の外部勢力と結託し、重大な治安崩壊を引き起こし、我々の名誉、女性、子供、そして清らかな土地に対する野蛮な攻撃の足がかりを作り出し、その見返りとして、反逆によって汚れた金を受け取ろうとしていた。

この陰謀は、単なる侵害ではなく、山地の脇腹を狙った卑劣な一撃であり、住民の不屈の精神と自由な意思を打ち砕こうとする姑息な試みである。だが、土地と名誉を守るために身を捧げている国民防衛部隊の男たちは、これを見逃さなかった。

同部隊は陰謀のすべての糸口を突き止め、これに関与していた容疑者を特定した。そして、専門部隊を準備し、迅速かつ精密で断固とした作戦を実施、これにより、反逆者と共謀者を捉え、関係当局に引き渡した。

国民防衛部隊司令部は、この作戦が、山地の治安に抵触し、その住民に陰謀を企てようとするすべての者どもへの明確なメッセージであることを確認する。
我々は反逆に差し伸べられた手を切り落とす。バシャン山に対して陰謀を企てる者はすべて粉砕する。いかなる陰謀も、我々の男たちの意志や住民の尊厳を損なうことを許すことはない。
バシャン山、スワイダー
2025年11月29日、土曜日
国民防衛部隊司令部

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シャイバーニー外務在外居住者大臣がシリアを訪れたデンマークのルッケ・ラスムセン外務大臣と会談(2025年11月29日)

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、シリアを訪れたデンマークのラーズ・ルッケ・ラスムセン外務大臣と会談した。

会談後の記者会見で、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、デンマークとの関係について、誠実さ、透明性、相互尊重、安定に対する共通の重視に基づく新たな開放の段階に入ったと強調した。

シャイバーニー外務在外居住者大臣によると、会談では、両国関係の展望、とりわけ外交関係の完全回復が議題となるとともに、35,000人以上のシリア人が居住するデンマークの難民問題を両国にとって共通の優先事項だと強調した。

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シャルア暫定大統領はアレッポ解放記念日(11月30日)にあたり、アレッポ市を訪れる(2025年11月29日)

SANAによると、アハマド・シャルア暫定大統領は、アレッポ解放記念日(11月30日)にあたり、アレッポ市を訪れ、アレッポ県の文民・軍事関係者と会合を行った。

会合には、アナス・ハッターブ内務大臣、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事が同席した。

href=”https://www.facebook.com/presidencysyr/posts/pfbid0yZUMyzPth2ca1de8a6yJnrM9UjAammQkoDCRa4gRqZyC72rE6XC89mMck8gJBnQzl” target=”_blank”>大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は続いて、アレッポ城での解放記念式典に出席し、演説を行った。

演説の内容は以下の通り:

あの瞬間、我々は胸を熱くしながら、英雄たちが旧体制からアレッポの人々を解放するために市内へ突入する姿を見つめていた。あの瞬間、アレッポは再び生まれ変わり、アレッポの再生とともにシリア全土も再び誕生した。このそびえ立つ城の城壁から、我々は解放されたシャーム(ダマスカス)を見下ろし、ダマスカスの中心の勇士たちを見下ろした。アレッポは、我々にとってシリア全土への入口だったのだ。
アレッポの解放は、全国民に希望を取り戻した。アレッポの鎖が断ち切られた後、刑務所は解放され、シリアの子どもたちに笑顔が戻った。アレッポが解放された後、シリアが国民の懐に戻るという希望が国家に復活した。今日はアレッポだけの祝賀ではなく、シリア全土、そして地域全体の新たな歴史を描く節目なのだ。
アレッポは解放された。我々の前にはその再建という長い道のりが開かれている。アレッポの復興は、シリア全体の再建の中で極めて重要かつ不可欠な一部を成している。解放の義務を果たしたのは戦った勇士たちだったが、これからの再建の重荷は、諸君ら、シリア国民が担う番だ。アレッポは経済、都市建設、発展の灯台であり続ける。
我々はアレッポを解放しただけではない。解放の瞬間から、すでに新生シリアを建設する道を歩み始めたのだ。
諸君らは今日、自らの手で歴史を記している。今日、シリア全土が諸君らを見つめている。

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シリアのアフマド・シャルア暫定大統領は、アレッポ城において街の解放記念日に合わせた演説を行い、その中でアレッポ市民の揺るぎない忍耐と犠牲を称賛した。
また、大統領は、アレッポの解放がシリア解放の歩みにおける転換点であり、国の歴史に刻まれる重要な節目となったと強調した。
さらに大統領は、アレッポが持つ古い歴史、経済的な力、そして市民の精神によって、
その先導的役割を取り戻し、再建とより明るい未来の構築へ確かな歩みを進める力があると述べた。

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ダマスカス郊外県で45歳のアラウィー派男性が正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡(2025年11月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、45歳のアラウィー派男性がキスワ市にある自身の店で正体不明の武装グループに銃で撃たれて死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安部隊がダイル・ザウル市で前政権の国防隊の守衛を務めていた男性を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サラーキブ市で正体不明の武装グループがアフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の第74旅団の兵士らを銃撃、これにより1人が死亡、1人が負傷した。

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国民防衛部隊はシャルア移行期政権に属する武装グループが複数の戦線で挑発行為を行い、ドゥルーズ派住民の抵抗を弱めようと企てていると非難(2025年11月28日)

国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて声明を発表し、ダマスカスの「テロ政権」に属する武装グループが複数の戦線で挑発行為を行い、ドゥルーズ派住民の抵抗を弱めようと企てていると非難した。

声明によると、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるマズラア町方面から朝、マジュダル村に向けて迫撃砲と重機関銃による攻撃が行われ、住民の財産に被害が発生した。

また、マジャーディル村・スマイド村間の農地で羊を放牧していた若者が狙撃を受けて負傷した。

さらに、午後には無人航空機がダマスカス郊外県カナーキル村にいたる交差点付近で、住民が所有する車が攻撃を受けた。

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外務在外居住者省、ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表、アラブ諸国、トルコはイスラエル軍のバイト・ジン村攻撃を非難(2025年11月28日)

外務在外居住者省は、フェイスブックを通じて声明を発表し、イスラエル軍によるダマスカス郊外県バイト・ジン村への攻撃をもっとも強い言葉で非難し、戦争犯罪だと断じた。

また、国連安保理やアラブ連盟に対し、イスラエルがシリア国民に対して繰り返し行っている侵略行為と違反を阻止し、国際法、国連憲章、シリアの主権と領土の一体性を尊重させるための抑止措置を早急に講じることを改めて求めた。

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ナジャート・ルシュディー・シリア問題担当国連特別副代表は、声明を発表し、攻撃を強く非難、1974年の兵力引き離し協定の完全な遵守を呼びかけた。

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また、カタールアラブ連盟トルコクウェートサウジアラビアイエメンUAE(11月29日)、イスラーム協力機構(OIC)(11月29日)も相次いで声明を出し、イスラエル軍の攻撃を非難した。

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シャルア暫定大統領はイドリブ県のビンニシュ市で開催された「ビンニシュ、あなたのために」キャンペーンに参加している住民らと電話で話す(2025年11月28日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、イドリブ県のビンニシュ市で開催された「ビンニシュ、あなたのために」(ビンニシュ・カルマー・リ・ウユーナク)キャンペーンに参加している住民らと電話で話し、そのなかで以下の通り述べた。

ビンニシュは革命の先駆けであり、新生シリアの再建においても先駆けとなるでしょう。我々は常に諸君らに寄り添い続け、諸君らに身を捧げる覚悟だ。諸君らは多くを犠牲にし、殉教者を捧げた。そのなかには英雄的指導者である兄弟アブー・ジャミール・クトゥブ、アブー・ユースフもいる。革命における諸君らの犠牲は大きく、決して責務を怠らなかった。我々は諸君らが新生シリアの再建においても非常に大きな役割を果たすことを期待している。
イドリブの建設は、ビンニシュの人々、商人、専門的な人材に大きく依存してきた。この偉大な働きがシリア全土に広がることを願っている。本日は参加できず申し訳ない。次の機会には皆さんのそばにいられるようにしたい。諸君らの成功と、喜びがいつまでも続くことを祈っている。

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シャルア暫定大統領のビデオ演説での呼びかけに応じるかたちで、移行期政権支配地域各所で「攻撃抑止」の戦い開始1周年を祝うデモ(2025年11月28日)


SANAによると、前日のアフマド・シャルア暫定大統領のビデオ演説での呼びかけに応じるかたちで、移行期政権支配地域各所で、「攻撃抑止」の戦い開始1周年を祝うデモが開催され、多くの支持者らが参加した。

デモ参加者は、シリア分割の試みを拒否、シリアの国民、国土の統合を訴える一方、未明にイスラエル軍がダマスカス郊外県のバイト・ジン村を攻撃したことを受け、イスラエルによる侵略行為を非難した。

SANAによると、デモが行われた主要な市町村は以下の通り:

ダマスカス県




ダマスカス郊外県ドゥーマー市


アレッポ県アレッポ市


アレッポ県カブターン・ジャバル村

ラタキア県ラタキア市



ラタキア県ジャブラ市

ラタキア県ハッファ市

イドリブ県イドリブ市

イドリブ県アリーハー市

イドリブ県ガッサーニーヤ村

イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市

イドリブ県ジスル・シュグール市

ヒムス県ヒムス市

ヒムス県ファーヒル村

ハマー県ハマー市

タルトゥース県タルトゥース市

ダルアー県ダルアー市

タルアー県タファス市

ダルアー県ダルアー市

ダルアー県ブスラー・シャーム市

タルトゥース県バーニヤース市

ダルアー県サナマイン市

ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市

また、ムハンマド・アブドゥッラフマーン・トゥルクー教育養育大臣アナス・ハッターブ内務大臣ニダール・シャッアール経済産業大臣が記念日を祝してSNSにメッセージを綴った。

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シリアのアフル・バイト信徒イスラーム学者評議会はアラウィー派の抗議デモを受けて声明を出し、シリア統合を首相、国内不和をもたらそうとする扇動的な言動を拒否すると表明(2025年11月27日)

シリアのアフル・バイト信徒イスラーム学者評議会はフェイスブックを通じて声明を発表し、23日のザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を受けて、25日にアラウィー派が各地で抗議デモを行ったことに対して、シリアの統合を訴え、国内不和をもたらそうとする扇動的な言動を拒否すると表明した。

また、事態収拾においては、公的機関や治安当局にこれを委ね、シリアの分断を画策する敵対諸国の介入を回避するべきだと主張した。

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自爆型無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にあるアサーイシュの拠点を攻撃し、隊員1人が負傷(2025年11月27日)


アレッポ県では、ANHAによると、(アフマド・シャルア移行期政権の部隊の)自爆型の無人攻撃機がアレッポ市のシャキーフ地区にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点を攻撃し、隊員1人が負傷した。

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シャルア暫定大統領は、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事が同県の有識者、各地区の代表らと行った会合で、電話を通じてメッセージを伝え、連邦制、分権制を拒否(2025年11月27日)


SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事が同県の有識者、各地区の代表らと行った会合で、電話を通じてメッセージを述べた。

メッセージの内容は以下の通り。

この2日間、我々は多くの正当な国民の要求を目にした。しかし、それらの一部は、はっきり言えば政治化されたものであった。国家は、様々な要求に耳を傾け、真剣に議論する完全な用意があることを確認する。
シリア沿岸部は、国際貿易路におけるその戦略的な位置と、シリアと地域諸国との経済的結びつきを強化する役割から、現在の段階における国家的活動の最優先事項の一つである。
沿岸部は、シリア社会の結束を反映し、国民統合の強さを確認するあらゆる要素を有しており、その社会的・宗派的多様性は、シリア国家を豊かにするものであって、議論や論争の対象となるものではない。
分離や連邦制に関する提言は、往々にして狭い解釈や政治的知識の不足から生じるものである。なぜなら、連邦制国家であっても、国防、治安、外交、経済などの主権的な機関には強力な中央集権が存在し、これらの機関は分割できないからである…。シリアの地理は相互に結びつき、補完し合っており、いかなる部分も他から分離することは困難である。海岸部が他の地域から孤立した自律的な権力を持つことはできず、その資源は東部地域と直接的に関連しており、逆もまた同様である。海への出口を失ったシリアは、その戦略的・経済的力の基本的な一部を失うことになる。
現在、シリアの様々な地域の間で機能している経済的・社会的な相互補完性は、分割や分離の呼びかけが一定程度の政治的無知や国家の現実に対する理解不足を反映していることを証明している。一部が提言する連邦制の概念でさえ、本質的には、シリアで実施されている地方行政の枠組み、特に10年以上前に発布された法律第107号と異なるものではなく、この法律は今日提言されている多くの概念を事実上包含しており、修正を加える可能性もある。
我々は互いにとっての資本なのである。いかなる構成要素が弱体化しても、問題や危険に晒されることになる。
シリアは、去年1年間、そして我々がダマスカスに到着して以来、重要な歩みを進め、様々な分野で具体的な成果を達成した。これは、60年以上にわたる重い課題と、それに伴う制裁、圧力、内外の影響、さらに長年にわたってその否定的側面が証明されてきた時代遅れの経済法や行政制度にもかかわらず、達成されたのである。
我々は今日、去年の今日の闘争開始の瞬間から始まった歴史的段階に直面している。これはシリアのみならず、その影響が地域全体に及ぶ分岐点なのである。この状況下、世界の視線はシリアに向けられ、均衡と安定を取り戻す新たな出発を待ち望んでいる。
戦略的思考を持ち、長期的な目標を設定し、国家を建設せず、安定を保証しない狭いビジョンを捨てることが不可欠である。国内紛争を経験した多くの国の事例が証明しているように、権力分有の試みは常に解決策につながるわけではなく、数十年間未解決のまま残り、状況が悪化することさえあり得る。
国家が採用した政策と、シリア社会の様々な層からの民衆的・社会的相互作用のおかげで、シリアは危険な段階を乗り越えた…。この歴史的段階において、社会の1人1人が歴史を造る一部であり、その中の能動的な要素なのである。したがって、誰も自分自身を遠ざけたり、個人的な野心や特定の地理的領域の支配を求める努力が、包括的な国家的プロジェクトに代わり得ると考えることはできない。
シリア情勢が直面する課題は複雑で、統一され安定したシリアという最も重要な目標を達成するには、相当な程度の自覚と責任が要求される…。経済面では、根本的な懸念は存在しないが、未解決の問題を処理するには時間が必要である。
我々が目前にしている今後段階における二つの基本的任務は、国内外の危険から国を守ること、そして経済開発である…。多くの場合、課題は大きく圧力となり、対処不能にさえなることがあり、特に革命の勝利後や紛争終結後の段階においては、国家は紛争後の渦と機能停止として知られる敏感かつ危険な段階に突入し、これらの段階はその影響を乗り越えるために長い年月を要することが多く、新たな要素と支援環境を必要とし、紛争再発の可能性への絶え間ない懸念が残るものである。だが、シリアはこの段階を乗り越えることができた。
建設プロセスには時間が必要である。国家の安定と自然な成長は通常、漸進的かつ累積的なものである一方、突然の飛躍は往々にして問題を引き起こしたり、不正確な認識を生み出したりする。したがって、正しい建設のみが堅固な基盤を定着させるのである。国家は今日、今後5年間で新たな法制度の体系を確立し、強力な国家の基盤を築くことを決意している…。我々は誰かの個人的栄光を作り出そうとしているわけではない。我々は危険の只中にいた段階を経験したが、権力が我々の関心ではなかった。常に最優先事項は、シリアとその現実、未来に資するものを構築することであった。
国民統合が不可欠な基本柱を形成している…。最近になって、シリアに対して、シリアを愛する国々と国民から広範な反響と支援が寄せられるようになっており、シリアの問題に対する国民の感情とその指導者たちの立場が初めて一致している。
長期的な戦略目標について考えることは、この段階において差し迫った必要性である。私は、市民が直面している電力、エネルギー、その他のサービスに関する課題の規模を完全に認識している。我々はそれらを漸進的に改善するために取り組んでいる。国は単一の解決策によって成り立つものではなく、いくつかの軌道を同時に進めることが義務なのである。世界の視線がシリアに向けられているこの重要な歴史的場面を、単に問題に焦点を当てるだけで矮小化することは受け入れがたい。我々が再び紛争の扉を開くなどということは。
我々シリア人は、皆を守る一つの法の下に結集している。我々は、参加の原則を維持し、国家建設における様々な構成要素の貢献を拡大するために活動している。我々は、国家機関や省庁内部における、権力の分け前取りや権威的な二極化のいかなる形式も断固として拒否してきた。全員がパートナーであり、全員が責任に関与しているのである。
かつて約500万人が居住し、多数の機関を抱えていたイドリブで、かつて分離が提案された。しかし、我々はシリアが統一国家であること以外を断固として拒否した。我々は、砲撃、破壊、避難という非常に困難な状況に生きており、住民の3分の2以上が難民キャンプにいた。それにもかかわらず、我々は進歩した経済的・サービスのモデルを提供することができたのである。
今日、シリア全体において、可能性はより大きく、状況はより良くなっており、我々が尊厳を持って安定して生活することを可能にしている。個人的利益に奉仕することを目的とするあらゆる狭量な提言は、シリア人の現実を代表するものではない。なぜなら、共に生きる我々の能力が基礎であり、これは経験によって証明された真実だからである。
60年以上にわたってシリア人の心に植え付けられてきた分裂状態に終止符を打つ時が来たのである…。我々は今、共にシリアを建設するためのより大きな理解、結束、能力を有している。我々は、国内外を問わずシリア人が有する大きな自覚と、自国に対する彼らの揺るぎない愛に依拠して、より強力なシリアを建設し、あらゆる分割の試みに対して不屈のものとしていくのである。

SANAによると、ラタキア県知事と有力者および近隣委員会との会議は、市民平和の強化のために開催された。

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シャルア暫定大統領の呼びかけを受け、クナイトラ県、ラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県の各所で夜、移行期政権を支持する大規模なデモ(2025年11月27日)

シリア人権監視団によると、シャルア暫定大統領の呼びかけに呼応するかたちで、クナイトラ県、ラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県の各所で夜、移行期政権を支持する大規模なデモが発生した。

デモでは、数百人規模の若者、男性、女性が主要通りおよび脇道に集結し、シリア国旗や横断幕を掲げ、「一つ、一つ、一つ、シリア国民は一つ」というスローガンを連呼した。

SANAも28日未明、ラタキア市で大規模なデモが行われたと伝えた。

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シャルア暫定大統領は「攻撃抑止」の戦い開始一周年を記念して、国民に向けて祝意を述べ、広場や街頭に繰り出すよう呼び掛ける(2025年11月27日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、「攻撃抑止」の戦い開始(2024年11月27日)から1年が経ったのを記念して、国民に向けて祝意を述べた。

祝意の内容は以下の通り:

慈悲深く慈愛あまねきアッラーの御名において。
全世界の主、アッラーを讃え、彼の誠実な使徒とその家族と全ての教友に祝福と平安がありますように。
さて、偉大なるシリア国民の皆さん、
本日、シリア全土解放の戦い「攻撃抑止の戦い」の記念日において、みなさんを祝福したい。この戦いは、犯罪体制とその全ての構成員を打倒し、シリアを過去の犯罪的体制の束縛から解放した。
この由緒ある機会に、シリア国民の全ての層、あらゆる階級と構成員の皆さんに、広場や街頭に繰り出し、この偉大な戦いの喜びを表現し、国民の結束と国家的統一、そしてシリアの領土の保全と不可分性を示すよう呼びかける。
シリアに自由と誇りあれ。北から南へ、東から西へ。統一され、強く、偉大で、アッラーの御許しの下で繁栄する国であれ。
あなた方に平安とアッラーの慈悲と祝福がありますように。

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SANAによると、マルワーン・ハラビー高等教育科学研究大臣は、「攻撃抑止」の戦いについて「諸国民の意志は打ち砕かれないことを証明した」と述べ、祝意を示した。

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ムハンマド・バシール・エネルギー大臣は、イフバーリーヤ・チャンネルのインタビューに応じ、自らが首班を務めていた北西部のシリア救済内閣について、「攻撃抑止」の戦いの作戦室の一部をなしていたと証言した。

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国防省は、フェイスブックを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年を記念したビデオ映像を公開した。

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ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、Xを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年の祝辞を綴った。

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アナス・ハッターブ内務大臣は、Xを通じて、「攻撃抑止」の戦い開始1周年の祝辞を綴った。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース県、ラタキア県の各都市に展開する一方、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼(2025年11月27日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊がタルトゥース市とバーニヤース市に広く展開した。

また、両市およびラタキア県のラタキア市、ジャブラ市などでは、移行期政権の支持者たちがオートバイや車で徘徊し、宗派主義的な罵倒を連呼し、治安の緊張状態を高めた。

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アレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)はアレッポ市シャイフ・マクスード地区の外縁部に設置されている拠点が攻撃されたと発表(2025年11月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍とアフマド・シャルア移行期政権の軍部隊がユーフラテス川を挟んで交戦、前者が展開する東岸のスィヤール村出身の若者が流れ弾により死亡した。

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アレッポ県では、北・東シリア地域民主自治局のアレッポ内務治安部隊(アサーイシュ)が、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の外縁部に設置されている拠点が攻撃されたと発表した。

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アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権が前日に再開させた、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道を再び閉鎖した。

ANHAによると、シャルア移行期政権の支配下にあるアレッポ市のサイフ・アッダウラ地区で住民多数が経済状況の悪化と市当局の対応に抗議してデモを行った。

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アラウィー派による抗議デモが発生したヒムス県、ラタキア県、タルトゥース県の戦略的地点でシャルア移行期政権の治安部隊が展開と検問を強化、一部グループが広場を占拠、宗派的な扇動スローガンを連呼、店舗・住宅を攻撃、デモ参加者を逮捕(2025年11月26日)


シリア人権監視団ANHAは、23日のヒムス県ザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃に抗議するデモが25日に行われたラタキア県、タルトゥース県、ハマー県、ヒムス県で、緊張状態が続き、ラタキア市、ヒムス市アクラマ地区、タルトゥース県アナーザ町などで、アフマド・シャルア移行期政権を支持する一部グループによる広場などを占拠、宗派的な扇動スローガンを連呼、店舗・住宅への攻撃、デモ参加者の逮捕が行われていると伝えた。

シリア人権監視団ANHAによると、25日のデモは少なくとも42ヵ所以上で行われたが、移行期政権の軍部隊や内務治安部隊は、各県の戦略的地点での展開と検問を強化し、パトロールを増強している。

シリア人権監視団によると、ラタキア市のアズハリ―地区では、県内務治安部隊による一連の家宅捜索が実行された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県バーニヤース市では、シャルア移行期政権を支持するデモ行進が組織され、学生らが参加した。

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シリア人権監視団によると、県内務治安部隊がジャブラ市近郊のアームード村で若者1人を恣意的に逮捕した。

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アラブ連盟本部で開催された情報大臣会合はダマスカスを2028年のアラブ・メディア首都とすることを満場一致で決定(2025年11月26日)


SANAによると、エジプトのアラブ連盟本部で開催された情報大臣会合は、ダマスカスを2028年のアラブ・メディア首都とすることを満場一致で決定した。

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SANAによると、化学兵器禁止機関(OPCW)のムハンマド・クトゥーブシリア常駐代表は、ハーグで開催中の締約国会議第30回会合で演説を行い、アサド政権崩壊からまもなく1年が経つ現在、シリアが重大な岐路に立っていると指摘、さまざまな課題にもかかわらず、情報収集と化学兵器使用が疑われている場所の評価において重要な進展が達成されているとしたうえで、化学兵器禁止条約に従った義務履行を着実に進めていると述べた。

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ハッターブ内務大臣はアラウィー派の抗議デモが発生したヒムス県、タルトゥース県、ラタキア県を訪問(2025年11月26日)


SANAによると、アナス・ハッターブ内務大臣は国民平和高等委員会のハサン・スーファーン委員とともに、ヒムス県を訪問し、アブドゥッラフマーン・アアマー県知事、ムルハフ・ナアマーン県内務治安司令官とともに、23日のザイダル村での凶悪犯罪事件の現場を視察した。

続いて、ハッターブ内務大臣はタルトゥース県を訪れ、タルトゥース市でアフマド・シャーミー県知事、アブドゥルアール・アブドゥルアール県内務治安司令官と会談し、25日のアラウィー派による抗議デへの対応について議論、現在の状況下で平穏と安定を維持する必要性を確認した。

ハッラーブ内務大臣はラタキア県を訪れ、ラタキア市内を視察、ムハンマド・ウスマーン知事、アブドゥルアズィーズ・アフマド県内務治安司令官と会談、デモ参加者の要求や懸念に耳を傾け、関係機関を通じてその解決を図ることを確認した。

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シャルア移行期政権の部隊が駐留するスワイダー県ワキム村、ドゥルーズ派の支配下にあるリーマト・ハーズィム村、マズラア町など県西部の複数の町・村で煙が立ち上がるのが確認される(2025年11月26日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、県西部のマジュダル村からマズラア町に至る前線でのアフマド・シャルア移行期政権の部隊と国民防衛部隊の戦闘で負傷していた移行期政権側の兵士1が死亡した。

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スワイダー24によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が駐留するワキム村、ドゥルーズ派の支配下にあるリーマト・ハーズィム村、マズラア町など県西部の複数の町・村で煙が立ち上がるのが確認された。

放火と見られるが詳細は不明だという。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市で何者かが18歳の少女とその母親を銃で撃ち、殺害した。

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イドリブ県カフルタハーリーム町で爆発が発生し、労働者5人が死亡、9人が負傷(2025年11月26日)


イドリブ県では、SANAによると、カフルタハーリーム町で爆発が発生し、労働者5人が死亡、9人が負傷した。

県内務治安部隊報道局によると、爆発は現場近くの工場での作業中に発生したという

シリア人権監視団によると、爆発は同町近郊の弾薬庫で発生した。

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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が精密治安作戦を実効し、前政権の総合情報部タルトゥース支部の補佐官だったアリー・カースィル・ラスラーン容疑者を逮捕した。

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ダマスカス県ワルード地区で何者かが手榴弾を投げつけて爆発させる(2025年11月25日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ワルード地区で何者かが手榴弾を投げつけて爆発させた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマル市のラフマーン・モスク前で、県内務治安部隊が「イランの民兵」を支持していたとされる住民1人を逮捕した。

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シャルア移行期政権に所属する無人航空機がアレッポ県ダイル・アティーヤ市の検問所付近で車輛を攻撃(2025年11月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権に所属する無人航空機が、ダイル・アティーヤ市の検問所付近で車輛を攻撃した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長の呼びかけに呼応して、アラウィー派が各地で抗議デモ、宗派主義を拒否、連邦制を求める(2025年11月25日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックの公式アカウント予備アカウントを通じて、また、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックのアカウントを通じて、ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県、ハマー県で、ガザール・ガザール議長の呼びかけに呼応して発生した抗議デモの映像や写真を公開した。

23日のザイダル村での殺人事件に端を発するヒムス市内のアラウィー派居住地区へのバニー・ハーリド族の武装勢力による襲撃を受けたもの。

デモ参加者らは、「良き行いへと向かえ」(ハイヤ・アラー・ハイル・アル=アマル)、「連邦制、政治犯の解放、そして我々のヒムスの人々との連帯を!」、「政治犯に自由を」、「殺害を止めよ」、「宗派主義反対」、「秩序なき武装反対」、「我々の要求は国際的保護だ」などといったスローガンやシュプレヒコールを連呼して、プラカードを掲げて抗議の意思を示した。

シリア人権監視団によると、デモには数千人が参加した。

抗議デモが発生した市町村は以下の通り:

タルトゥース県タルトゥース市(サアディー広場、サウラ通りなど)

タルトゥース県バーニヤース市(クスール交差点)

タルトゥース県:サフサーファ村

タルトゥース県ミスヤーフ市

タルトゥース県サーフィーター市

タルトゥース県ドゥライキーシュ市

タルトゥース県シャイフ・バドル市

ハマー県アイン・クルーム村

ハマー県サルハブ市

ハマー県ウンム・トゥユール村

ラタキア県ラタキア市(ハンマーム広場、ズィラーア交差点、アズハリー環状交差点など)

ラタキア県バイト・ヤーシュート村

ラタキア県ジャブラ市(タバルジャ交差点など)

ラタキア県カルダーハ市

ラタキア県ダーリヤ町

ラタキア県クタイラビーヤ町

ヒムス県ファーヒル村

ヒムス県ヒムス市(ザフラ地区)

そのほか

これに対して、シリア人権監視団によると、デモ開始直後、数百人規模の武装勢力(アフマド・シャルア移行期政権を支持する武装勢力)が会場に侵入した。

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これに対して、シリア人権監視団によると、県内務治安部隊が、ラタキア市のアズハリー交差点、サウラ交差点、ズィラーア交差点、ハンマーム交差点、アラウィー派が多く暮らす地区に大規模展開し、幹線道路を閉鎖、デモ参加者に催涙ガス、無差別発砲などを使用、暴行を加えるなどして強制排除し、ラタキア市ズィラーア交差点で1人が負傷した。

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会は、フェイスブックの公式アカウント予備アカウントを通じて、また、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)は、フェイスブックのアカウントを通じて発表したところによると、治安部隊の介入が行われた市町村は以下の通り:
ラタキア県ジャブラ市(アマーラ地区、病院交差点など)

ラタキア県ラタキア市(ズィラーア交差点)

ヒムス県ヒムス市(ザフラ地区)

そのほか

シリア人権監視団によると、ラタキア市の南ラマル地区で、移行期政権に忠誠を誓う武装グループがアラウィー派住民の車輛、店舗を破壊、侮辱・脅迫を行った。

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SANAによると、ヒムス市ザフラ地区での抗議デモの会場を内務省ヌールッディーン・バーバー報道官が訪れ、住民の要求を聞き取り、関係当局へ伝えるため現地で対応した。

またSANAによると、ビラール・アスワド内務治安副司令官は、一部の住民が要求を表明するための抗議集会を行った後、市民の安全確保のため必要な措置を講じたと述べた。

SANAによると、ラタキア県の内務治安司令官のアブドゥルアズィーズ・ヒラール・アフマド准将はSANAに対して、次のように述べた。
・県内の複数地域で抗議集会を組織する呼びかけが現れ、特殊任務部隊および警察部隊が当初からこれらの集会を警備した。
・交通警察部隊は全面待機態勢に入り、交通の流れを確保し、混雑や道路の混乱を防いだ。
・当初は抗議の名目で現れた呼びかけは、ほどなく体系的な宗派扇動の場へと変質し、地域社会に分断を生じさせることを目的とした。
・国外から放送される扇動的なメディアが呼びかけを誇張し、憎悪・宗派対立を煽る言説を広め、さらには重大な犯罪に関与した戦争犯罪人の釈放を求める動きにもつながった。
・集会の進行中、旧体制残存勢力に属する犯罪細胞と結びついたグループが確認され、混乱扇動・警察や特殊任務部隊・交通警察への襲撃、県内務治安部隊の公式車輛の破壊行為が発生した。
・ラタキア市内の農業ロータリー周辺で警護中の部隊が、旧体制の治安・軍事機関に関係する将校が住むザラーア地区側から直接銃撃を受け、内務治安部隊員2名と複数の民間人が負傷した。
・デモや意見表明はすべてのシリア人に保障された権利であるが、治安要員への越権行為・襲撃・宗派的混乱の扇動に関与した者は法的枠組みに従って厳格に処罰する。
・県民に対し、海外居住者が虚偽の名目や誤解を招くスローガンのもと発する疑わしい呼びかけに惑わされず、意識と賢明さをもって行動するよう呼びかけた。

バーバー内務省報道官は、イフバーリーヤ・チャンネル(フェイスブック)に対して以下の通り述べた。
・シリア沿岸部のいくつかの地域で行われた抗議集会について、治安部隊は、混乱を扇動する勢力に利用される可能性のある突発的な事件を防ぐために確保した。
・内務省は、すべての人の表現の自由を法の範囲内で、そして社会の平穏を乱さない形で保障する。
・沿岸地域で混乱を扇動・宣伝している勢力は、すべて国外におり、当地の生活現実から切り離されている。
・一部の集会で唱えられた宗派的なスローガンは、その呼びかけの背後にある目的を示しているのであり、沿岸の人々が求めている本来の要求を反映したものではない。
・よって、沿岸地域の住民には、地域を不安定化の渦へ巻き込もうとする者たちの計画に乗せられないよう呼びかける。
・シリア国家は、すべての国民の要求を保障しうる唯一の存在である。こうした要求は、混乱のシナリオや、沿岸の人々がその意図をよく理解している呼びかけによって扱うことはできない。

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SANAによると、県内務治安部隊が住民と公共施設を保護するため、タルトゥース市に大規模に展開した。

SANAによると、県内務治安部隊が住民と公共施設を保護するため、ラタキア市に大規模に展開した。

SANAによると、県内務治安部隊が治安の強化と安定維持のため、ヒムス市南部のハダーラ通りに展開した。

SANAによると、内務治安部隊が、治安の強化と安定確保のため、ヒムス市時計広場に展開している。

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シャルア移行期政権に属する武装グループが5機の無人航空機、重機関銃・中型機関銃を使用してスワイダー県サリーム村、アティール村、国際幹線道路沿線を攻撃、民間人1人が死亡し、複数の負傷者(2025年11月25日)

スワイダー県では、国民防衛部隊がフェイスブックを通じて声明を出し、午後6時40分、アフマド・シャルア移行期政権に属する「テロ犯罪集団」が、リーマト・ハーズィム村とマンスーラ村から、5機の無人航空機、重機関銃・中型機関銃を使用して、サリーム村、アティール村、国際幹線道路沿線を攻撃、これにより民間人1人が死亡し、複数の負傷者が出た。

スワイダー24シリア人権監視団によると、この攻撃で住民1人が死亡、5人が負傷した。

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一方、内務省は、フェイスブックを通じて、県西部にある検問所を狙った「無法グループのテロ攻撃」によって、任務遂行中の要員1人が死亡し、2人が負傷したと発表した。

スワイダー24によると、攻撃はバルド村で24日深夜から25日未明にかけて発生した。

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ラティーファ・ダルービー大統領夫人はカタールでの世界教育イノベーション・サミット(WISE12)において、「教育を経済機会と社会的レジリエンスの中心に据える」と題だれた対話セッションに参加(2025年11月25日)

SANAによると、ラティーファ・ダルービー大統領夫人は、カタールの首都ドーハで開催された世界教育イノベーション・サミット(WISE12)において、「教育を経済機会と社会的レジリエンスの中心に据える」と題だれた対話セッションに参加した。

SANAによると、ラティーファ夫人は対話セッションにおいて次のように述べた。

教育文化は、シリアの家庭に深く根付いた本質的な価値で、体系的な爆撃によって教育部門が被害を受けたにもかかわらず、国民は最も厳しい状況の中で学業を続けようと懸命に努力してきました。

SANAによると、ラティーファ夫人は次のようにも述べた。

約250万人の子どもたちが教育の場の外にいて、8,000校以上の学校が被害を受けています。

SANAによると、ラティーファ夫人はあらに次のように述べた。

私は、シリアの若者が祖国の建設と復興に再び貢献する未来を夢見ています。教養と意識を備え、現実を理性的かつ客観的に読み解き、変化を理解できる若者。そのうえで、自らの固有の文化に根ざし、伝統と近代性のバランスをとることのできる若者であってほしいのです。

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SANAによると、ラティーファ夫人はまた、ドーハでカタール財団のムーザー・ビント・ナースィル理事会議長、ヒンド・ビント・ハマド・アール・サーニー副理事会議長兼最高経営責任者と会談した。

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SANAによると、ラティーファ夫人は、カタールのルウルウ・ビント・ラーシド・ハーミド教育高等教育相と会談した。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスでダリン・ラフード下院議員(イリノイ州選出、共和党)を団長とする米議会代表団と会談(2025年11月25日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスにおいて、ダリン・ラフード下院議員(イリノイ州選出、共和党)を団長とする米議会代表団と会談、両国が共通の関心を有する複数の国際問題について意見交換、両国共通の利益に資する建設的な対話を継続する重要性が強調された。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が同席した。

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イドリブ市で正体不明の武装した男性が若い男性1人を銃で撃ち、殺害(2025年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で、正体不明の武装した男性が若い男性1人を銃で撃ち、殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で前政権の国防隊の隊員だった男性が正体不明の武装グループの銃撃を受けて死亡した。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がラタキア県で「ダーイシュのイデオロギーを持つ危険なセルの一つ」を摘発、その正体はトルクメン人(ウイグル人)の武装グループ(2025年11月24日)

アレッポ県では、SANAによると、トルコの実効支配下にあるアフリーン郡(「オリーブの枝」地域)で、県内務治安部隊が総合諜報機関と協力し、ダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞・拠点を標的とした精密な治安作戦を開始した。

内務省(フェイスブック)が25日に発表したところによると、県内務治安司令官のムハンマド・アブドゥルガニー大佐は、内務治安部隊が総合諜報機関とともに、アフリーン郡でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対する精密治安作戦を実施し、同細胞を解体し、複数の構成員を逮捕、大量の兵器と多種多様な弾薬を押収したと発表した。

 

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安司令官のアブドルアズィーズ・ヒラール・アフマド准将は、バドルースィーヤ村で精密な治安作戦を実施し、ダーイシュのイデオロギーを持つ危険なセルの一つを摘発し、メンバーらを拘束し、武器・弾薬を押収したと発表した。

その際、2名が投降を拒否したために、これを制圧、戦闘時に総合諜報機関の隊員1人が重傷を負った。

シリア人権監視団によると、特殊作戦はバドルースィーヤ村にあるホテルに対して行われた。

ホテルは、数週間前からトルクメン人(ウイグル人)の武装グループによって占拠されており、所有者が当局に対応を求めていた。

トルクメン人(ウイグル人)らは、強制退去を求める内務治安部隊と衝突、銃撃戦となった。

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