SANAによると、アハマド・シャルア暫定大統領は、アレッポ解放記念日(11月30日)にあたり、アレッポ市を訪れ、アレッポ県の文民・軍事関係者と会合を行った。
会合には、アナス・ハッターブ内務大臣、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事が同席した。
href=”https://www.facebook.com/presidencysyr/posts/pfbid0yZUMyzPth2ca1de8a6yJnrM9UjAammQkoDCRa4gRqZyC72rE6XC89mMck8gJBnQzl” target=”_blank”>大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は続いて、アレッポ城での解放記念式典に出席し、演説を行った。
演説の内容は以下の通り:
あの瞬間、我々は胸を熱くしながら、英雄たちが旧体制からアレッポの人々を解放するために市内へ突入する姿を見つめていた。あの瞬間、アレッポは再び生まれ変わり、アレッポの再生とともにシリア全土も再び誕生した。このそびえ立つ城の城壁から、我々は解放されたシャーム(ダマスカス)を見下ろし、ダマスカスの中心の勇士たちを見下ろした。アレッポは、我々にとってシリア全土への入口だったのだ。
アレッポの解放は、全国民に希望を取り戻した。アレッポの鎖が断ち切られた後、刑務所は解放され、シリアの子どもたちに笑顔が戻った。アレッポが解放された後、シリアが国民の懐に戻るという希望が国家に復活した。今日はアレッポだけの祝賀ではなく、シリア全土、そして地域全体の新たな歴史を描く節目なのだ。
アレッポは解放された。我々の前にはその再建という長い道のりが開かれている。アレッポの復興は、シリア全体の再建の中で極めて重要かつ不可欠な一部を成している。解放の義務を果たしたのは戦った勇士たちだったが、これからの再建の重荷は、諸君ら、シリア国民が担う番だ。アレッポは経済、都市建設、発展の灯台であり続ける。
我々はアレッポを解放しただけではない。解放の瞬間から、すでに新生シリアを建設する道を歩み始めたのだ。
諸君らは今日、自らの手で歴史を記している。今日、シリア全土が諸君らを見つめている。<a
シリアのアフマド・シャルア暫定大統領は、アレッポ城において街の解放記念日に合わせた演説を行い、その中でアレッポ市民の揺るぎない忍耐と犠牲を称賛した。
また、大統領は、アレッポの解放がシリア解放の歩みにおける転換点であり、国の歴史に刻まれる重要な節目となったと強調した。
さらに大統領は、アレッポが持つ古い歴史、経済的な力、そして市民の精神によって、
その先導的役割を取り戻し、再建とより明るい未来の構築へ確かな歩みを進める力があると述べた。(C)青山弘之 All rights reserved.
