アサド大統領インタビュー:「シリアが西側の操り人形のような国になることは受け入れない」(2014年12月3日)

アサド大統領はフランスの『パリ・マッチ』誌のインタビューに応じ、米国など有志連合によるシリア空爆に関して、「地域の地理的状況を熟知していない地上軍が投入されなければ、空爆によるテロ根絶は不可能で、現場で成果を達成することもできない…。だから有志連合は2ヶ月以上経っても、真の成果を得ていない」と述べた。

アサド大統領はまた、「有志連合の空爆が我々に資するとの物言いは正しくない…。この空爆が真剣で実質的なものなら、我々が得するのは確かだと言いたい…。しかし、我々は現場でダーイシュ(イスラーム国)との戦いを行っているが、何らの変化も感じとっていない。とりわけ、トルコは依然としてダーイシュを直接支援している」と述べた。

さらに「船長は生か死かということを考えるのではなく…、船を救うことを考えるものだ…。船が沈んだら、みな死んでしまうからだ…。我々に置き換えて言うなら、我々は国を救おうとしている。しかし、重要なことを確認しておきたい。それは、私が大統領にとどまることが私にとって野目標ではないということだ。これは危機が発生する前においても、危機のさなかにおいても、そして危機が終わってもである。しかし我々シリア人は、シリアが西側の操り人形のような国になることは受け入れない。このことが我々にとってもっとも重要な目標であり原則だということを明言したい」と強調した。

同インタビューは12月4日付の『パリ・マッチ』で公刊予定。

SANA, December 3, 2014

SANA, December 3, 2014

 

AFP, December 3, 2014、AP, December 3, 2014、ARA News, December 3, 2014、Champress, December 3, 2014、al-Hayat, December 4, 2014、Kull-na Shuraka’, December 3, 2014、al-Mada Press, December 3, 2014、Naharnet, December 3, 2014、NNA, December 3, 2014、Reuters, December 3, 2014、SANA, December 3, 2014、UPI, December 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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