トルコのエルドアン大統領「欧州へのシリア難民流入を止めるため、アサド政権を打倒すべき」(2015年9月16日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、欧州へのシリアなどからの難民・移民の流入に関して、「シリアの紛争解決こそが難民流入を止める唯一の道だ」と述べた。

エルドアン大統領は首都アンカラで「難民問題は、国境閉鎖、国境地帯での有刺鉄線の敷設などを通じては解決し得ない。真の問題は、この国(シリア)の紛争を可能な限り早急に終わらせることだ」としたうえで、国際社会に対して改めて「バッシャール・アサド政権を打倒するために力を動員」するよう呼びかけた。

エルドアン大統領はまた、「シリアの問題解決は、この国を支配する専制支配体制を崩壊させ、国民の意思と地域の現状を尊重する政府に置き換えることのなかにある」と強調した。

AFP(9月16日付)などが伝えた。

AFP, September 16, 2015、AP, September 16, 2015、ARA News, September 16, 2015、Champress, September 16, 2015、al-Hayat, September 17, 2015、Iraqi News, September 16, 2015、Kull-na Shuraka’, September 16, 2015、al-Mada Press, September 16, 2015、Naharnet, September 16, 2015、NNA, September 16, 2015、Reuters, September 16, 2015、SANA, September 16, 2015、UPI, September 16, 2015などをもとに作成。

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