シリア軍はイスラーム軍などとの交戦の末、東グータ地方(ダマスカス郊外県)の中心部に迫る(2016年5月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が東グータ地方で進軍を続け、ムハンマディーヤ農場、バイト・ナーイム村一帯を砲撃、イスラーム軍などからなるジハード主義武装集団と戦闘の末に、同地の大部分を制圧、同地方の中心部に迫った。

この戦闘を受け、マルジュ・スルターン村一帯などから住民数百世帯が避難した。

東グータ地方ではまた、ダーライヤー市一帯ででシリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍は西グータ地方でもダイルハビーヤ村に「樽爆弾」20発以上を投下した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、ロシア軍戦闘機がハーッラ丘を空爆した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、ハマー中央刑務所の収監者が28日の暴動で拘束していた刑務所長、ハマー警察署長(アシュラフ・ターハー氏)ら11人を解放した。

これを受け、当局は停止していた電気と水道の施設内への供給を再開していた。

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スワイダー県では、SANA(5月31日付)によると、シリア軍がサアラ航空基地南東部の農場地帯で、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、5月30日に5件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス郊外県ハラスター市一帯で発生し、イスラーム軍が砲撃を行ったという。

米・ロシアによる敵対行為停止合意が発効した2月27日以降の停戦違反件総数は604件。

AFP, May 31, 2016、AP, May 31, 2016、ARA News, May 31, 2016、Champress, May 31, 2016、al-Hayat, June 1, 2016、Iraqi News, May 31, 2016、Kull-na Shuraka’, May 31, 2016、al-Mada Press, May 31, 2016、Naharnet, May 31, 2016、NNA, May 31, 2016、Reuters, May 31, 2016、SANA, May 31, 2016、UPI, May 31, 2016などをもとに作成。

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