イスラーム軍支配下の東グータ地方から女性、子供、老人、患者40人が前日に引き続きシリア政府支配地域に退去(2018年3月14日)

『ハヤート』(3月15日付)などによると、前日に引き続き、国連仲介によるイスラーム軍とロシアの合意に従うかたちで、ダマスカス郊外県東グータ地方からワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプ人道回廊を通じて、治療が必要な患者、女性、子供、老人らがシリア政府支配地域に移送された。

SANA(3月14日付)は、この移送に際して、シリア軍が退去する住民の進路の安全を確保、シリア赤新月社などからなる関係当局が退去した住民をドゥワイル市の仮設居住センターに移送したと伝えた。

イスラーム軍のヤースィル・ダルワーン政治局長によると、14日に東グータ地方を退去したのは重篤患者35人とその家族だという。

一方、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターの発表によると、このほかに49人が人道回廊を通じてシリア政府支配地域に退去、退去した住民の総数は350人以上となったという。

SANA, March 14, 2018

SANAはまた、東グータ地方から人道回廊を経由したシリア政府支配地域に退去し、仮設居住センターに収容された住民の様子について報じ、写真・映像を公開した。

SANA, March 14, 2018

AFP, March 14, 2018、ANHA, March 14, 2018、AP, March 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 14, 2018、al-Hayat, March 15, 2018、Reuters, March 14, 2018、SANA, March 14, 2018、UPI, March 14, 2018などをもとに作成。

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