トルコの実質管理下にあるイドリブ県北部でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構がダーイシュ・メンバーにオレンジ色の囚人服を着せて首を切断し処刑(2018年6月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー3人にオレンジ色の囚人服を着せて首を切断して、処刑した。

処刑されたダーイシュのメンバーは、「ダーイシュ・イドリブ州」を名乗るグループで、シャーム解放機構は、4日のサルキーン市郊外のカフルヒンド村に対するダーイシュの襲撃への報復として処刑を行ったという。

カフルヒンド村では、ダーイシュとシャーム解放機構が交戦し、双方に27人の死者(うちシャーム解放機構のメンバーは5人)が出たという。

シャーム解放機構はこのほかにも、ダーイシュに所属し、スリーパー・セルを作っていたとして6人を処刑したという。

なお、ANHA(6月10日付)は、最近になってトルコの実質占領下にあるイドリブ県内の地域でダーイシュが勢力を盛り返していると伝えている。

ANHA, June 10, 2018

AFP, June 10, 2018、ANHA, June 10, 2018、AP, June 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 10, 2018、al-Hayat, June 11, 2018、Reuters, June 10, 2018、SANA, June 10, 2018、UPI, June 10, 2018などをもとに作成。

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