YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会議長「アサド政権と直接交渉を開始する用意がある」(2018年6月11日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のイルハーム・アフマド共同議長は、ANHA(6月11日付)に対して、「戦争や軍事的選択肢はシリア危機の解決をもたらさない」としたうえで、「我々は当初から、そして今も、政権と直接交渉を開始する用意があると言ってきた」と述べた。

アフマド共同議長は「もし政権に(交渉)開始の準備が実際にできているのなら」、交渉に応じると明言、「我々は、政治的解決のみが、シリアの領土の統一性性を維持し、戦争を終わらせ、分権的で民主的なシリアを建設するための唯一の選択肢である」と強調した。

ANHA, June 11, 2018

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するジャラーブルス軍事評議会(アリー・ハッジュー報道官)は声明を出し、アレッポ県北部でのトルコおよびその支援を受ける「傭兵」の敵対行為を非難、トルコの占領に改めて拒否の意を示すとともに、国際社会に対して、同地からトルコを撤退させるため圧力をかけるよう求めた。

AFP, June 11, 2018、ANHA, June 11, 2018、AP, June 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2018、al-Hayat, June 12, 2018、Reuters, June 11, 2018、SANA, June 11, 2018、UPI, June 11, 2018などをもとに作成。

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