バーブ市に続いてアフリーン市一帯でもアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とスルターン・ムラード師団が交戦(2018年6月11日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月11日付)によると、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)とスルターン・ムラード師団(自由シリア軍)が、トルコの実質占領下にある県北西のアフリーン市近郊のカフルジャンナ村近郊で激しく交戦し、双方の戦闘員複数が負傷した。

アフリーン郡の複数の活動家によると、この戦闘で、シャーム自由人イスラーム運動はスルターン・ムラード師団の戦闘員4人を拘束した。

この4人は、負傷者を搬送中に検問所で拘束されたという。

これに対して、スルターン・ムラード師団もシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員多数を捕捉した。

なお、シャーム自由人イスラーム運動とスルターン・ムラード師団は、最近になって県北東のバーブ市でも交戦している。

バーブ市での戦闘は、シャーム自由人イスラーム運動と、北部旅団、東部自由人連合、そしてスルターン・ムラード師団によるものだった。

ANHA, June 11, 2018

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アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)に近いANHA(6月11日付)によると、トルコ軍部隊がアフリーン郡シーラーワー町近郊のカッバーシーン村で住民5人をブルジュ・カース村で4人を拘束した。

AFP, June 11, 2018、ANHA, June 11, 2018、AP, June 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 11, 2018、al-Hayat, June 12, 2018、Reuters, June 11, 2018、SANA, June 11, 2018、UPI, June 11, 2018などをもとに作成。

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