シリア国民評議会を率いた社会学者のガルユーン氏は「シリアの反体制派は政治的に死んだ…。彼らが行った政治的試練は失敗した」と述べる(2019年3月18日)

シリアの著名な社会学者で、2011年9月に結成されたシリア国民評議会の代表を務めるなど、シリア内戦初期に活発な反体制活動を行っていたブルハーン・ガルユーン氏が、「シリア革命」8周年に合わせてトルコのイスタンブールで開催されたシンポジウムで、「シリアの反体制派は政治的に死んだ…。彼らが行った政治的試練は失敗した」と述べた。

新著『自己破綻…未完の革命の出来事、シリア2011~2012』の内容について紹介するなかで、ガルユーン氏は「この本は学術的研究書ではなく、私が行った取り組みについて綴った著書の一つだ。私が本書を著したのは、シリア人が我々の試練のどこで過ちが生じたのかを知ることでできるようにすることが、義務であり、負債だったからだ」と述べた。

また「我々には真の政治的行動がなかった。我々には政治的経験もなかった。市民としての経験すらなかった。我々はテロの空気に浸かって暮らしてきた。我々が政治情勢について議論することは禁じられてきた」などと付言した。

ドゥラル・シャーミーヤ(3月18日付)が伝えた。

AFP, March 18, 2019、ANHA, March 18, 2019、AP, March 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 18, 2019、al-Hayat, March 19, 2019、Reuters, March 18, 2019、SANA, March 18, 2019、UPI, March 18, 2019などをもとに作成。

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