2014年4月21日のシリア情勢:諸外国の動き

米国務省のジェーン・サキ報道官は、ハマー県カフルズィーター市で毒ガスが使用されたとする反体制勢力などの主張に関して「工業用化学物質が使用されたことの兆候(indications)がある」と述べた。

「工業化学物質」は塩素ガスの可能性があるという。

サキ報道官はまた「(シリア)政府に責任があるとする主張を調べている」と付言した。

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人民議会による大統領選挙の日程決定に関して、国連のステファン・ドゥジャリック報道官(事務総長付)は異例の声明を出し、「潘基文事務総長とアフダル・ブラーヒーミー共同特別代表は、これまでに何度も、現状での大統領選挙の実施が…政治プロセスを反故にし、政治的解決にいたる可能性を阻害すると警告してきた…。大統領選挙の実施はジュネーブ合意の文言およびその精神に合致しない」と非難した。

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英国のマーク・サイモンズ外務担当国務大臣は、人民議会による大統領選挙日程決定に関して「いかなる価値も信用もなく…、アサドによる選挙実施の唯一の目的は自らの独裁を支えること」と非難した。

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:イラクの動き

イラキ・ニュース(4月21日付)によると、バービル県北部のジュルフ・サフル地方で、警察部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のサウジ人指導者を殺害した。

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イラキ・ニュース(4月21日付)によると、アンバール県ファッルージャ市とラマーディー市で、治安部隊とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦した。

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:レバノンの動き

3月14日勢力のムスタクバル潮流とレバノン軍団の代表が会談し、大統領選挙への対応について協議した。

ムスタクバル潮流からはアフマド・ファトファト国民議会議員ら、レバノン軍団からはジョルジュ・アドワーン議員、ストリーダー・ジャアジャア議員らが会談に参加した。

会談後、ファトファト議員は「我々は、サミール・ジャアジャア氏の大統領選挙出馬を前面支援する」と発表、同氏が発表した施政方針案が「レバノン国民のニーズ、国家主権強化、威厳回復という国民の希求に応えている」と評価した。

ナハールネット(4月21日付)が伝えた。

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またレバノン・カターイブ党も大統領選挙でレバノン軍団のサミール・ジャアジャア代表を支持することを決定した。

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ファルドゥース地区を軍が「樽爆弾」で空爆・砲撃し、女性、子供を含む29人が死亡、またブアイディーン地区に対する「樽爆弾」での空爆でも14人が死亡した。

軍による「樽爆弾」などでの空爆・砲撃は、アレッポ市マサキン・ハナヌー地区、サーフール地区、ハンダラート・キャンプ各所、タッル・ジュバイン村、クワイリス航空基地周辺、アターリブ市、マンスーラ村、フライターン市、バヤーヌーン町、ハイヤーン町に対しても行われ、複数が死亡したという。

このほか、アレッポ市ラームーサ地区、クワイリス航空基地周辺では、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、ムジャーヒディーン軍と交戦した。

一方、SANA(4月22日付)によると、アレッポ市ジャービリーヤ地区、シャイフ・サイード地区、ラームーサ地区、カースティールー地区、旧市街、サイフ・ダウラ地区、ナイラブ地区、ジュダイダ地区、ライラムーン地区、タッル・リフアト市、ダーラト・イッザ市、アレッポ中央刑務所周辺、タームーラ村、ハージブ町、カルーム村、ワディーヒー村、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ヌールッディーン・ザンキー大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(4月21日付)は、イマード・ウマルを名乗る反体制活動家の話として、シリア赤新月社とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、アレッポ市東部のハフサ貯水場からの水(飲料水)の供給を再開することで合意した、と報じた。

同報道によると、ダーイシュは、19日からハフサ貯水場からの水の供給を停止していたという。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、サーリヒーヤ区周辺(人民議会議事堂近く)、アブー・ルンマーナ地区、ザバダーニー地区に迫撃砲弾複数発が着弾する一方、ジャウバル区を軍が空爆した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサーリヒーヤ区とアブー・ルンマーナ地区のダール・サラーム学校周辺に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡、36人が負傷した。

さらに、バーブ・トゥーマー地区にも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民2人が死亡、23人が負傷した。

このほか、ザバダーニー地区にも反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が負傷した。

また、ドゥンマル区(マシュルーア・ドゥンマル地区)で、ジハード主義武装集団がモスクの近くで爆弾を仕掛けた車を爆破し、軍の兵士2人が死亡した。

 

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を行った。

またムライハ市およびその周辺で、軍が空爆を行った。

一方、SANA(4月22日付)によると、ザバダーニー市東部山岳地帯、ダーライヤー市、ジャイルード市、ムライハ市郊外、アーリヤ農場、ハラスター市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、フルサーンの獅子大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ジャイルード市に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民5人が死亡、10人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンニシュ市、バイナイン村北部を軍が空爆した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ナリラヤー村、カフルナジュド村、バドリーヤ村、カフルラーター村、バザームー村、ナイラブ村、ビンニシュ市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区、アイン・ダナーニール村で、軍、国防隊(バアス大隊)が、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区北東部のワリーディーヤ学校など複数の建物・施設を軍が制圧した。

また、ヒムス市バーブ・フード地区、カラービース地区、マヌーフ村、ジュッブ・ジャバル・タドムル村、東ヒブラト村、西ヒブラト村、ダイル・フール村、ガースィビーヤト・ナイーム村、ウンム・サフリージュ村、アブー・タタビール村、バーリダ地区、フーマクリヤ村、タルビーサ市、アイン・フサイン村、サアン村、フーシュ・ハッジュー村、ガジャル村、ガントゥー市、ウンム・スィルジュ村、タッル・ウマリー村、マシュラファ村、タッル・クトリー村、アイン・ダナーニール村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ウンム・スィルジュ村、カフルナーン村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、子供1人を含む市民3人が死亡した。

またヒムス市ザフラー地区、サビール地区、ヒムス・タルトゥース街道地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民1人が死亡、3人が負傷した。

ジャルマーナー市とハラスター市郊外に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、女性1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市周辺で、軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

またラターミナ町郊外の農地で爆弾が爆発し、子供1人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市労働者住宅地区、ダイル・ザウル航空基地周辺で、軍とジハード主義武装集団と交戦、軍が同飛行場周辺、マリーイーヤ村を砲撃した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、旧空港地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月22日付)によると、ナワー市、スヌア・ハマーム村、ハスリー村、アトマーン村、ダルアー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(4月22日付)によると、ラビーア町一、ビント・シュルーク村、サラヤー村、サムラー村、ナブア・ムッル村、マフミヤト・ファルラク村、ナブアイン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:シリア政府の動き

人民議会で、大統領選挙日程を審議する特別会が召集され、ムハンマド・ジハード・ラッハーム議長が6月3日に大統領選挙の投票を行うと発表した。

ラッハーム議長は特別会で「シリア国内に居住する国民のため…シリア・アラブ共和国大統領選挙(投票)を…6月3日の午前7時から午後7時までに行うと決定する」と述べた。

SANA, April 21, 2014
SANA, April 21, 2014

ラッハーム議長はまた「シリア国外に居住する国民による在外公館での投票は5月28日の現地時間午前7時から午後7時までに行う」と付言した。

選挙の日程に関して、ラッハーム議長は「憲法に従い、大統領選挙への立候補の門戸を開き…、立候補希望者は最高憲法裁判所に対して、4月22日火曜日の早朝から5月1日木曜日までに立候補届を提出する」よう呼びかけた。

そのうえで「司法の完全なる監視のもとで自由でクリーンな選挙が行われるだろう」と主張、シリア国民に対して「投票箱を通じて自らの意思を表明し、民主的行為を通じて自らの文明的な意思を示し、勝利に向かってシリアを指導するにふさわしく、またその能力を持つと考える立候補者を選出する権利を行使」するよう求めた。

SANA(4月21日付)が伝えた。

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SANA, April 21, 2014
SANA, April 21, 2014

SANA(4月22日付)によると、ダマスカス県ムハージリーン区フールシード広場で「シリア国旗で殉教者慰霊」と銘打って集会が開かれ、宗教関係者、ダマスカス県議会議員、バアス党ダマスカス支部メンバーらが参加し、慰霊碑がシリア国旗の色で彩った。

またダマスカス郊外県のハルブーン市、クナイトラ県のハーン・アルナバ市、アレッポ大学経済学部キャンパスでは、軍による「テロとの戦い」支持を訴えるデモ行進が行われ、住民らが参加した。

このほか、レバノンの首都ベイルートにあるシリア大使館でシリア独立(4月17日)を記念して集会が開かれ、レバノン在住のシリア人が参加した。

集会ではアブドゥルカリーム・アリー駐レバノン・シリア大使が「大統領選挙は、レジスタンス、敵に対する挑戦、勝利を確定することを意味している…。選挙は、シリア国民とは誰なのかということを真に投影したイメージを世界が読み取る好機となる」と鼓舞した。

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『ハヤート』(4月22日付)は、人民議会による大統領選挙日程決定を受け、レバノンで避難生活を送る避難民の帰国を奨励する動きが政権支持者の間でにわかに広まっている、と報じた。

同報道によると、アフマド・シャッラーシュ人民議会議員(ダルアー県選出)は、ダルアー県シハービーヤ村からの避難民とレバノンで面談し、「帰宅し、人と石を積み上げ家を再建」するよう呼びかけたという。

 

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月21日のシリア情勢:反体制勢力の動き

『ハヤート』(4月22日付)は、サッラージュ・ネットワークからの情報として、イドリブ県タッルミンス村に対して軍が毒ガスを装填した「樽爆弾」を投下し、「住民数十人」が呼吸困難に陥ったと反体制活動家が主張していると報じた。

これに関して、離反士官のマジャーズ・ザーヒル准将はARA News(4月21日付)に「塩素ガスではなく、サリン・ガスが使用された」と主張、また別の活動家は「200人以上が呼吸困難などの症状を訴えた」と主張した。

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ARA News(4月21日付)によると、アレッポ県マンビジュ市で活動する「自由シリア軍」の複数の部隊が、16日に結成された北の太陽大隊への参加を表明した。

参加表明したのは、自由シリア軍参謀委員会東部戦線の各部隊、殉教者フドル大隊、イスラームの暁大隊、殉教者ザキー・マーマーシュ大隊。

AFP, April 21, 2014、AP, April 21, 2014、ARA News, April 21, 2014、Champress, April 21, 2014、al-Hayat, April 22, 2014、Iraqinews.com, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 21, 2014、Naharnet, April 21, 2014、NNA, April 21, 2014、Reuters, April 21, 2014、SANA, April 21, 2014、UPI, April 21, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

シリア革命反体制勢力国民連立は、4月19、20日にイスタンブールで政治委員会会合を開催し、外務省内に以下の部局を設置する決定を下した。

周辺アラブ諸国局(アーリヤ・マンスール局長)、イラク局(アブドゥルバースィト・スィーダー局長)、トルコ局(ナズィール・ハキーム局長)、アラブ諸国局(サーリム・ムスラト局長)、米・カナダ局(ハッサーン・ハーシミー局長)、西欧局(アブドゥルアハド・アスティーフー局長)、東欧局(ジャマール・ワルド局長)、中南米局(リヤード・ハサン局長)、アジア局(ムハンマド・ヤフヤー・マクタビー局長)、アフリカ局(アフマド・ラマダーン局長)、ロシア・CIS局(サラーフ・ダルウィーシュ局長)、国際機関局(ナスル・ハリーリー局長)、内務局(ムハンマド・ハイイル・ワズィール局長)からなるという。

クッルナー・シュラカー(4月24日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, April 24, 2014をもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:諸外国の動き

フランスのフランソワ・オランド大統領は、Euro 1(4月20日付)とのインタビューで、アサド政権が依然として化学兵器を使用しているとの情報は本当かとの問いに対し「このことに関して複数の情報を持っているが、証拠はない。つまり、証拠を示すことはできない」と述べた。

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ローマ法王フランシスコは、キリスト教復活祭(4月20日)を記念して、ヴァチカンのサン・ピエトロ広場で約15万人の信者を前に演説を行い、シリア情勢に関して「勇気をもって、長らく希求されてきた平和をめぐる交渉」を行うよう呼びかけた。

AFP(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、Euro 1, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:イラクの動き

イラキー・ニュース(4月20日付)によると、アンバール県の対シリア国境で、治安部隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員6人を殲滅した。

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:レバノンの動き

ヒズブッラーのナビール・カーウーク執行会議議長は、レバノン大統領選挙に関して「我々は、イスラエルに恐れられ、イスラエルがバアブダー宮殿(大統領宮殿)で見たくないと考えるような強い大統領を確実に選出したい」としたうえで、「レジスタンスとシリアに反対する大統領を選出しようと賭けている者」に対し「こうした賭けを止めるよう」呼びかけた。

ナハールネット(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:国内の暴力

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市旧市街、ダフラト・アウワード地区、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区に対して、軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃した。

またクッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、シャームの民の合同作戦司令室(シャームの民のヌスラ戦線など)はアレッポ市ラームーサ地区周辺で軍兵士15人を殺害した。

一方、SANA(4月20日付)によると、アレッポ市内のアレッポ城周辺、ザフラー地区、ジュバイラ地区、ブスターン・カスル地区、シャヒード地区、ラーシディーン地区、シャイフ・サイード地区、シャンタラ・ハージブ地区、ラームーサ地区、ライラムーン地区、バヤーヌーン町、ハーン・アサル村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アナダーン市、アッザーン村、アブティーン村、アターリブ市、ヒッサ村、マーリア市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・フード地区でジハード主義武装集団が拠点として使用していた建物の近くで爆弾が爆発する一方、軍が旧市街各所を空爆した。

しかし、同監視団によると、反体制武装集団はジュッブ・ジャンダリー地区の複数の建物を奪還したという。

また軍はタルビーサ市を空爆、マシュラファ村近くで、国防隊とともにジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月20日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ジュッブ・ジャンダリー地区、バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区、アーミリーヤ地区、タルビーサ市、バーリダ地区、バスィーリー村、ヒブラ村、タッル・ハワー村、シャンダーヒーヤ村、ウンム・サハーリージュ村、シューマリーヤ山、ヒルバト・ハムラー村、ダール・カビーラ村、ハルムーズ村、カルヤタイン市南部、ガントゥー市、南マシュジャル村、バイト・ラービア村、バイト・ハッジュー村、サアン村、ウンム・シャルシューフ村、アイン・フサイン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市南部で、軍と「自由シリア軍」が交戦、「自由シリア軍」が「ジャハンナム」(地獄)と名付けたロケット弾で同市を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

また軍は、キスワ市、ザマルカー町、ダーライヤー市に対して砲撃を加えた。

一方、SANA(4月20日付)によると、TAMICO周辺、ザバダーニー市東部山岳地帯、ダーライヤー市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イバード・ラフマーン旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市に反体制武装集団が売った迫撃砲弾が着弾し、子供1人を含む市民3人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、ガルビーヤ村で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を攻撃し、ダーイシュ戦闘員20人を殺害した。

一方、SANA(4月20日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、ウルフィー地区、旧空港地区、工業地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ジュバイラ地区、ブール・サイード通りで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(4月20日付)によると、スッカリーヤ町一帯、ラビーア町一帯、ガラズ村一帯、ナスル山、ナブア・ムッル地方、クーズ山、ナブアイン村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月20日付)によると、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(4月20日付)によると、ウマウィーイーン広場とアルヌース広場周辺に反体制武装集団が売った迫撃砲弾複数発が着弾し、市民4人が死亡、11人が負傷した。

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:シリア政府の動き

アサド大統領は、キリスト教復活祭に合わせるかたちで、マアルーラー市を訪問し、聖サルキース修道院、聖タクラー修道院、サフィール・ホテルの被害状況を視察、その後、アイン・ティーナ村住民らと面会した。

SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
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SANA, April 20, 2014
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SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014
SANA, April 20, 2014

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月20日のシリア情勢:反体制勢力の動き

シャームの民の合同作戦司令室は声明を出し、アレッポ県内の「政権支配地域」の住民に対して、「革命家および自由シリア軍」による軍兵舎、拠点などへの攻撃に巻き込まれないよう、これらの施設に50メートル以上近づかないよう呼びかけた。

Kull-na Shuraka', April 20 2014
Kull-na Shuraka’, April 20 2014

 

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アレッポ軍事評議会のアブドゥッサラーム・ハミーディー議長(大佐)は、アレッポ県での戦況に関して、自由シリア軍参謀委員会から支援を受けていることを明らかにする一方、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が「自由シリア軍」の進軍の妨げになっていたと述べた。

クッルナー・シュラカー(4月20日付)が報じた。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会は声明を出し、国際社会およびアラブ諸国に対してジュネーブ2会議の再開を呼びかけるとともに、アサド政権による一方的な大統領選挙の実施を拒否するとの意思を示した。

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米国在住の研究者ラドワーン・ズィヤーダ氏(シリア移行期正義委員会代表を名乗る)は、『ハヤート』(4月21日付)に、ロシアのミハイル・ボクダノフ外務副大臣が、シリアで7月に予定されている大統領選挙に関して、ジュネーブ2会議での移行期統治委員会樹立をめぐる交渉に「悪影響」を与えることを懸念していたと述べた。

ズィヤーダ氏はシリア革命反体制勢力国民連立のムンズィル・マーフース駐仏代表(大使)、シリア政治戦略研究センターのウサーマ・カーディー代表、ダマスカス宣言在外局のマフムード・マフザ代表とともに、19日までモスクワを訪問していた。

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シリア・クルド国民評議会事務局は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)によるスィーマルカー国境通行所(ハサカ県)閉鎖措置を非難、民政局に対して「建設的対話」に応じるよう求めた。

AFP, April 20, 2014、AP, April 20, 2014、ARA News, April 20, 2014、Champress, April 20, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Iraqinews.com, April 20, 2014、Kull-na Shuraka’, April 20, 2014、Naharnet, April 20, 2014、NNA, April 20, 2014、Reuters, April 20, 2014、SANA, April 20, 2014、UPI, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

アレッポ県では、アレッポ・シャリーア委員会、タウヒード旅団(イスラーム戦線)、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動(イスラーム戦線)、ムジャーヒディーン軍、および各地のシャリーア委員会が共同声明を出し、アレッポ県全土で電力供給を完全に停止すると発表するとともに、それ以外の地域でも同様の措置を講じると脅迫した。

電力供給停止は、軍の「樽爆弾」などによる空爆・砲撃の停止、ヒムス市旧市街、ダーライヤー市および東グータ地方に対する軍の包囲解除、アレッポ市内の電気、水道施設への軍の攻撃停止、ジスル・ハッジ変電所の修復・保全が実現するまで続けられるという。

Kull-na Shuraka', April 19, 2014
Kull-na Shuraka’, April 19, 2014

アレッポ・メディア・センター(4月20日付)によると、この発表を受け、アレッポ県内の政府支配地域と反体制勢力制圧地域の双方で、電力供給が事実上停止されたという。

同センターによると、これに先だって、アレッポ市への「樽爆弾」での空爆停止をめぐる交渉が軍と反体制勢力との間で行われたが、軍がこれを拒否したため、反体制勢力側はアレッポ・ザルバー送電線による電力供給を停止したという。


AMC
, April 19, 2014、al-Hayat, April 21, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014をもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:イラクの動き

イラキー・ニュース(4月19日付)によると、アンバール県ファッルージャ市およびラマーディー市で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が治安部隊と交戦、ファッルージャ市職員および治安関係者の住居1,500棟を制圧した。

Iraqinews.com, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:諸外国の動き

アル=カーイダのアイマン・ザワーヒリー氏のインタビュー音声(https://www.youtube.com/watch?v=MFuBuV__1CEhttps://www.youtube.com/watch?v=dvJNMkuJq_E)がインターネット上で公開された。

「痛みと希望の間にある現実」と題されたインタビューは、SITEによると2014年2月から4月にかけて収録されたものと思われ、そのなかでザワーヒリー氏は、シリア国内でのアル=カーイダ系組織間の内ゲバに警鐘を鳴らした。

ザワーヒリー氏はインタビューのなかで「我々は、ムジャーヒドゥーンどうしの戦闘に最も強い警告を発する。我々はこうした戦闘がシャームにおけるジハードに対する不吉な警告だと考えている。(シリア)政府による(アル=カーイダ系組織への)浸透があり、ムジャーヒドゥーンが互いに排除し合い、政権が自らの手で実現できなかったことを実現しかねないことを我々は否定しない」と述べ、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)とシャームの民のヌスラ戦線の内ゲバがアサド政権の工作活動によるものだと主張した。

ザワーヒリー氏はまた、ダーイシュのアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官の18日の音声声明に反論するかたちで、「我々の方法は米国と、その同盟者である十字軍、シオニスト、さらにはその手先に集中しており…、周辺的な戦いを放置するものである。我々の方法とは、流血を予防し…、市場、モスク、住宅地、そしてムジャーヒドゥーン組織どうしの流血をもたらすような作戦を回避することである」と主張した。

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ドーアン通信(4月19日付)は、2013年6月にシリアの反体制武装集団に拉致されたフランス人記者4人が、トルコ領内アクチャカレ市近郊(ウルファ県)で発見、保護されたと報じた。

トルコの警察が発見した際、4人は両手を縛られ、目隠しされていたという。

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化学兵器禁止機関・国連合同派遣団特別調整官のスィグリッド・カーグ国連事務次長補は声明を出し、シリアでの化学兵器廃棄プロセスに関して「約80%」の作業が完了したと述べた。

AFP, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、DHA, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:レバノンの動き

NNA(4月19日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外ビント・ライラ村近郊の草原で、軍情報局が「シリアの過激分子複数名」を逮捕した。

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ナハールネット(4月19日付)によると、イスラエル軍はナバティーヤ県マルジャアユーン郡のヒヤーム村南部のレバノン人農夫4人に向かって発砲した。

AFP, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:国内の暴力

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦する一方、カラムーン地方山岳地帯を軍が空爆した。

一方、SANA(4月19日付)によると、TAMICO周辺、アルアイン市、ダーライヤー市、ランクース市郊外、ジャイルード市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、イスラームの暁運動、アブー・アマーラ特殊任務中隊が、軍、国防隊との交戦の末、アズィーザ村郊外にあるダシュム検問所、ブルジュ・ハマーム検問所を制圧した。

これに対し、軍はバヤーヌーン町などを空爆、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市ライラムーン地区などで、国防隊とともにヌスラ戦線などと交戦した。

さらに、アイン・アラブ市ジュダイダ地区、カッターシュ村では、民主統一党人民防衛隊がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)と交戦し、ダーシュはアブドゥーキー村を砲撃した。

一方、SANA(4月19日付)によると、アレッポ市アンサーリー地区、ジャービリーヤ地区、ラーシディーン地区、シャイフ・サイード地区、サーフール地区、ラームーサ地区、ジュダイダ地区、ライラムーン地区、ダフラト・アブドゥラッブフ地区、クワイリス村、タッル・リフアト市、カフルハムラ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アナダーン市、マンスーラ村、マーリア市、ハーン・トゥーマーン村、アウラム・クブラー町、ザバディーヤ村、バヤーヌーン町、ジュバイラ村、フライターン市、アブティーン村、ハワービー・アサル村、カフルハラブ村、カフルサギール村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またアレッポ市アシュラフィーヤ地区、ハムダーニーヤ地区に対する反体制武装集団の砲撃で、市民3人が死亡、6人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市、ヒムス市旧市街を軍が砲撃・空爆、ヒムス市バーブ・ドゥライブ地区、ワルシャ地区で、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

またバーブ・ドゥライブ地区とジュッブ・ジャンダリー地区を結ぶ交差点で、ヌスラ戦線が自爆テロを行い、軍兵士5人が死亡、またザフラー地区に対するヌスラ戦線などの砲撃で、市民40人以上が負傷した。

一方、SANA(4月19日付)によると、ヒムス市バーブ・フード地区、ハミーディーヤ地区で軍が進軍を続け、多数の建物を制圧し、複数の戦闘員を抹殺した。

またハーリディーヤ村、ドゥワイル村に潜入しようとした武装集団を軍が撃退、殲滅した。

さらに、ヒムス市ザフラー地区、サビール地区に対する反体制武装集団の砲撃で、市民6人が死亡、40人が負傷した。

このほか、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区、カラービース地区で、反体制武装集団戦闘員23人が当局に投降した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、タシャールマー山周辺などで、軍、国防隊、アレキサンドレッタ地方解放シリア抵抗運動が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カスタル村を軍が空爆した。

一方、SANA(4月19日付)によると、ムーリク市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またサラミーヤ市のパン製造工場近くで、「武装テロ集団」が、シリア赤新月社の車両に対して、爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、市民4人が死亡、9人が負傷した。

これに関して、シリア人権監視団は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員による犯行だと断じた。

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ダルアー県では、SANA(4月19日付)によると、ヌアイマ村、タイバ町、サフワト・カムフ村、ダルアー市各所(アルバイーン地区、マンシヤ地区、旧税関地区など)、フラーク市郊外などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月19日付)によると、カフルナジド村、バザームール村、マアッルダブサ村、ビンニシュ市、アルバイーン山周辺、ナハリヤー村、ヌサイビーン村南部で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月19日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

またダルアー市シャマール・ハット地区に対する反体制武装集団の砲撃で、子供14人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(4月19日付)によると、ドゥワイラア地区、バーブ・シャルキー地区に対する反体制武装集団の砲撃で、市民5人が負傷した。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(4月19日付)が、民主統一党の下部団体「殉教者家族委員会」を名乗る武装集団が、ラジオ・クルドとオリエント・チャンネルの記者2人を拉致、イラク国境方面に連行した、と報じた。

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ラッカ県では、ARA News(4月19日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がラッカ市で、「命令に背いた」とする民間人3人を処刑した。

AFP, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:シリア政府の動き

SANA(4月19日付)によると、ダマスカス郊外県カラムーン地方住民がラアス・マアッラ町・アッサール・ワルド町間を行進し、軍による「テロとの戦い」、カラムーン地方での治安、安定回復への支持を表明した。

AFP, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月19日のシリア情勢:反体制勢力の動き

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表は『ラアユ』(4月19日付)に、7月に予定されている大統領選挙に関して、「憲法に記されている(大統領)立候補の仕組みはもちろん問題をはらんでいる。なぜなら反体制勢力が選挙に参加する準備ができるような枠組みがなく、立候補さえできないからだ。また、反体制勢力は現行憲法の制定、そして信任投票にも参加していない」と述べた。

これに関して、民主的変革諸勢力国民調整委員会のマージド・ハッブー在外局書記長は、AKI(4月19日付)に、大統領選挙が「シリア国内で正統性を得る前に、国際社会によって正統性を植え付けられようとしている」と警戒感を露わにした。

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Kull-na Shuraka', April 19, 2014
Kull-na Shuraka’, April 19, 2014

シリア革命反体制勢力国民連立アフマド・トゥウマ暫定内閣は、アスアド・ムスタファー国防大臣がアレッポ県内の戦線複数カ所を視察したと発表、その写真を公開した。

前線視察には、ムハンマド・ヌール・マフルーフ国防副大臣、アブドゥッサラーム・ハミーディー・アレッポ軍事評議会議長が随行したという。

AFP, April 19, 2014、AKI, April 19, 2014、AP, April 19, 2014、ARA News, April 19, 2014、Champress, April 19, 2014、al-Hayat, April 20, 2014、Iraqinews.com, April 19, 2014、Kull-na Shuraka’, April 19, 2014、Naharnet, April 19, 2014、NNA, April 19, 2014、al-Ra’y, April 19, 2014、Reuters, April 19, 2014、SANA, April 19, 2014、UPI, April 19, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記2)

Elaph(4月20日付)によると、イドリブ県マアッルディブサ村の街道(ダマスカス・アレッポ国際幹線道路)でシリア革命家戦線リジャール・シャーム旅団のジャマール・カッスーム司令官が、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が仕掛けた爆弾によって爆殺された。

Elaph, April 20, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:反体制勢力の動き(追記)

ダイル・ザウル市および郊外革命軍事評議会は、ダイル・ザウル航空基地解放合同作戦司令室を結成したと発表した。

クッルナー・シュラカー(4月19日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, April 18, 2014をもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:諸外国の動き(追記)

英外務省は、リビア系英国人のアブドゥッラー・ドゥガイス氏(18歳)がシリア国内での戦闘で死亡していたと発表した。

アブドゥッラー氏の父(アブー・バクル氏)は、『ガーディアン』(4月18日付)に対し、アブドゥッラー氏は1月にリビアにいると思っていたとしたうえで、フェイスブックを通じて14日、彼の死を知ったことを明らかにした。

アブドゥッラー氏のおじであるウマル・ドゥガイス氏は、パキスタンで拘束され、2002年から2007年にかけてグアンタナモ刑務所に収監されていた。現在はリビアに滞在しているという。

なお、『ハヤート』(4月19日付)によると、シリア国内では英国人約400人がジハード主義武装集団に参加し、戦闘を行っているという。

AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:イラクの動き

イラキー・ニュース(4月18日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がディヤーラー県カルタバ地方を砲撃、同県知事が治安部隊に救援を要請していると報じた。

AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:国内の暴力

ヒムス県では、SANA(4月18日付)によると、軍がヒムス市旧市街各所に進軍し、バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区の複数の建物を制圧し、バーブ・フード地区、ウンム・ズィナール教会北部、ジュッブ・ジャンダリー地区などで反体制武装集団を殲滅、追撃した。

また軍は、ダール・カビーラ村、ガースィビーヤト・ナイーム村、フーシュ・ハッジュー村、タルビーサ市、ガントゥー市、南マシュジャル村、アイン・フサイン村、ラスタン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ヒムス市ダーヒヤト・ワリード地区の3月8日交差点近くで反体制武装集団が爆弾を仕掛けた車を爆発させ、女性、子供を含む14人が死亡、50人あまりが負傷した。

また同市アクラマ地区でも同様の爆破テロが起き、市民4人が死亡、30人が負傷した。

さらに、ヒムス市ジュッブ・ジャンダリー地区では、反体制武装集団戦闘員19人が当局に投降した。

一方、シリア人権監視団は、ヒムス市バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区で軍が進軍し、複数の建物を制圧したとしつつ、「軍の進軍によって、現在までのところパワー・バランスに何ら変化は生じていない」と付言した。

同監視団によると、これらの地区では、軍が空爆を行う一方、国防隊とともにジハード主義武装集団と「市街戦」を行っているという。

またシリア革命調整によると、軍と反体制武装集団の戦闘は、ヒムス市バーブ・フード地区、ワーディー・サーイフ地区周辺で続いており、シリア政府側が発表したような軍の進軍はないという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムライハ市およびその周辺、東グータ地方、アドラー市、からムーン地方で、軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦、武装集団戦闘員20人が死亡した。

一方、SANA(4月18日付)によると、ザバダーニー市東部山岳地帯、マハッバ村、カッバーダ村、ジャイルード市郊外、TAMICO周辺、ザマルカー町、アーリヤ農場、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ラフマーン軍団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

またジャルマーナー市では、反体制武装集団が売った迫撃砲弾が着弾し、3人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市近郊の第46連隊基地周辺、シャイフ・ナッジャール市、アレッポ市バーブ街道地区、ブスターン・カスル地区を軍が「樽爆弾」などで空爆、ブスターン・カスル地区では、女性、子供を含む25人が死亡した。

一方、SANA(4月18日付)によると、ハーン・アサル村、ハーン・トゥーマーン村、クワイリス村、タッル・リフアト市、カフルハムラ村、アルバイド村、ラスム・アッブード村、アレッポ中央刑務所周辺、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区、アレッポ市シャッアール地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、マイサルーン地区、スッカリー地区、ジャンドゥール地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、マサーキン・ハナーヌー地区、ラームーサ地区、バーブ・ハディード地区、ダフラト・アブドゥラッフフ地区、ライラムーン地区、ジュダイダ地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤアルビーヤ町近郊のジャズア村へのイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の攻撃に関連してアサーイシュが3月末に拘束していた11人が釈放された。

一方、SANA(4月18日付)によると、ダルアー市キャンプ地区など、フラーク市、ラジャート高原一帯、サムリーン村、アトマーン村、ムサイフラ町、ジーザ町、タッル・アフマル・ガルビー村、ヒーラーン村、タスィール町、アイン・アブド村、ガディール・ブスターン村、ダーイル町、ヤードゥーダ村、シャフム村、キヒール村、ブスラー・シャーム市、タバスィヤー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月18日付)によると、マアラカ村で軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月18日付)によると、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、クルド山(アレッポ県)およびトルクメン山(ラビーア町一帯)を軍が空爆した。

一方、SANA(4月18日付)によると、サルマー町一帯で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(4月18日付)によると、タイイバート村、ハーッジ・ハンムード農場、ジスル・シュグール市、ラーミー村、ナリラヤー村、カフルハーヤー村、ビンニシュ市、マアッラ村、マジャース村、ハミーマート・ダーイル村、ルージュ平原、アルバイーン山一体、マアスラト・ヒルバトリー村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ビンニシュ市では反体制武装集団戦闘員14人を殲滅したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市周辺で、軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月18日付)によると、ムーリク市、カフルズィーター市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(4月18日付)によると、ザバダーニー地区に反体制武装集団が売った迫撃砲弾が着弾し、2人が負傷した。

AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:シリア政府の動き

ラアユ・ヤウム(4月18日付)は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣が15日に呼吸困難を訴え、ベイルートのアメリカン大学病院に緊急搬送されたと報じた。

複数の消息筋によると、ムアッリム外務在外居住者大臣は、数日間経過観察が必要との診察結果を受けたという。

AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、Ra’y al-Yawm, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:反体制勢力の動き

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官は、音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=roUKoO1-3hc)を出し、アイマン・ザワーヒリー氏が指導するアル=カーイダを「ジハードの方法から逸脱している」と批判した。

声明でアドナーニー報道官は「アル=カーイダ機構指導部は正しい道から逸脱した…。アル=カーイダは今や聖戦アル=カーイダではない…。指導部は、アッラーのお許しのもとにもたらされるイスラーム国家とカリフ制建設の構想を破壊するための楔になりさがった…。離反者の忠誠を受け入れ、ムジャーヒドゥーンの隊列を引き裂き、イスラーム国家への戦争を始めた」と非難した。

またアドナーニー報道官は「イスラーム国とアル=カーイダの対立は、誰かを殺したというような問題でも、誰に忠誠を尽くすかという問題でもない…。問題はゆがんだ宗教をめぐるものだ」と付言した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のミシェル・キールー氏(シリア民主主義者連合代表)は、『クドス・アラビー』(4月18日付)に、ジュネーブ2大会第3ラウンド参加の是非に関して、「現地のパワー・バランスが変化じ…自由シリア軍が勝利する」か、「移行期および民主化プロセスについての詳細について米露が相互理解に達しない限り」参加しないと述べた。

キールー氏はまた、自身の出身地であるラタキア県での戦況に関して、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の参戦に難色を示しつつ、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の侵攻については、「住民に対する戦闘にならないようにしつつ…、自由シリア軍を強化し、海上への影響力を行使できるようにしなければならない」と主張した。

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ARA News(4月18日付)によると、ハサカ県の対イラク国境に位置するカラー・スール村で、民主統一党の支持者らが、イラク・クルディスタン地域当局による国境地帯での堀掘削に反対するデモを行った。

AFP, April 18, 2014、AP, April 18, 2014、ARA News, April 18, 2014、Champress, April 18, 2014、al-Hayat, April 19, 2014、Iraqinews.com, April 18, 2014、Kull-na Shuraka’, April 18, 2014、Naharnet, April 18, 2014、NNA, April 18, 2014、al-Quds al-‘Arabi, April 18, 2014、Reuters, April 18, 2014、SANA, April 18, 2014、UPI, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月18日のシリア情勢:諸外国の動き

『ハヤート』(4月18日付)は、信頼できる複数の外交筋の話として、バラク・オバマ米政権が、イラクでの「復興委員会」の経験を活かすかたちで、シリア国内の部族集団を強化し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、シャームの民のヌスラ戦線など、アル=カーイダ系の組織に対抗させようとしている、と報じた。

また、複数の米高官によると、パキスタンのアル=カーイダの戦闘員数十人が数ヶ月前にシリアに潜入し、活動を行っており、シリア国内でのテロが西側諸国に波及することを警戒しているのだという。

al-Hayat, April 18, 2014などをもとに作成。

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2014年4月17日のシリア情勢:諸外国の動き(追記)

『ハヤート』(4月19日付)によると、国連安保理の非公式会合で英国が、シリア政府にヒムス市への砲撃停止と国連安保理決議第2139号遵守を求める安保理声明の採択を求めたが、ロシアの反対でプレス声明に格下げとなった。

バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は、プレス声明採択に関して、記者団に対して「米英仏混成の外交は、ヒムス市旧市街にだけ注目し、カサブ(ラタキア県)でトルコが支援するテロを忘却しようと振る舞っているがゆえに、奇異であり、拒否されるべきだ」と述べた。

SANA(4月18日付)が伝えた。

al-Hayat, April 19, 2014、SANA, April 18, 2014などをもとに作成。

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