諸外国の動き(2014年8月25日追記)

『ニュヨーク・タイムズ』(8月25日付)は、バラク・オバマ米大統領が、シリアでの米軍による偵察飛行を行うことを承認したと報じた。

この承認を受け、米空軍は、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点に関する情報収集のため、有人機および無人機による偵察飛行を行うものと見られるという。

なお同紙によると、オバマ大統領は、シリアのアサド政権と共闘していると受け取られないよう、偵察機の飛行をシリア政府に通告しない方針だという。

これに関して、ジェニファー・サキ国務省報道官は、偵察飛行が「米国人の生命を守ることに関わる問題であり、シリア政府にそのための許可を求めることはない」と述べた。

またシリア領空内でのダーイシュに対する空爆を行った場合でも、「我々はアサドと共闘しているのではない。ただ共通の敵がいるだけだ…。シリア政府は右手でダーイシュを狙う一方で、左手ではダーイシュを手なずけ、シリア国民の意思に応え、真の政治的解決を受け入れることを拒否している」と主張した。

AFP, August 26, 2014、AP, August 26, 2014、ARA News, August 26, 2014、Champress, August 26, 2014、al-Hayat, August 27, 2014、Kull-na Shuraka’, August 26, 2014、al-Mada Press, August 26, 2014、Naharnet, August 26, 2014、The New York Times, August 25, 2014、NNA, August 26, 2014、Reuters, August 26, 2014、SANA, August 26, 2014、UPI, August 26, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月26日追記)

シュアイタート部族の部族長、名士らは、ビデオ声明(https://www.youtube.com/watch?v=E-oENvFXAjU)を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏への忠誠を表明、「ラワーヒドども(シーア派のこと)、ヌサイリー派ども(アラウィー派のこと)、クルド人、アラブ人などの共産主義者ども」に対する闘争を強化するため、拘束中の部族の子息(700人以上とされる)への恩赦を誓願した。

Kull-na Shuraka', August 26, 2014
Kull-na Shuraka’, August 26, 2014

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ハサカ県では、ARA News(8月26日付)によると、ハサカ市北部のハシュマーン村で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュがダーイシュ(イスラーム国)メンバーの自宅に突入、ダーイシュの兵站部門責任者を逮捕した。

また、アサーイシュはアームーダー市の反体制活動家自宅に対して強制捜査を行い、2人を逮捕した。

一方、ヤアルビーヤ町に近いジャズア村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と戦闘を続け、人民防衛隊によると、ダーイシュ戦闘員4人を殺害した。

ARA News, August 26, 2014をもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年8月25日追記)

AKI(8月25日付)は、反体制筋の話として、シリア政府高官がパリを非公式に訪れ、離反「上級」士官と、シリアへの帰国を説得するための交渉をしたが、この上級士官がこれを拒否した、と報じた。

AKI, August 25, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年8月25日)

ドイツ外務省報道官は記者会見で、「アサド大統領の体制は3年におよぶ内戦で約20万人を殺害した」と主張したうえで、「我々がいかに誠実であったとしても、「ダーイシュ(イスラーム国)はアサドよりも悪く、ダーイシュほど悪くない勢力と協力しなければならない」といった政治的リアリズムのもとに、このことを無視することは想像できない」と述べた。

なお、ロンドンを拠点とする反体制組織のシリア人権監視団による最新の犠牲者総数(推計)は18万215人で、うち民間人(武装した民間人を含むという)が5万8,805人(うち子供9,428人、女性6,036人)、軍および親政権民兵が6万8,780人(うち軍、治安部隊が4万438人、人民諸委員会や国防隊が2万5,927人)、反体制武装集団戦闘員が4万9,699人、シャームの民のヌスラ戦線やイスラーム(ダーイシュ)などに属す外国人戦闘員が1万6,855人、ヒズブッラーなどの親政権の外国員戦闘員が1,854人、身元不明が2,931人。

「アサド大統領の体制は3年におよぶ内戦で約20万人を殺害した」とのドイツ外務省報道官は事実に反する。

AFP(8月25日付)が伝えた。

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マーティン・デンプシー統合参謀本部議長は『デイリー・メール』紙(8月25日付)に対し、米国内の安全保障が脅かされれば、シリア領内でダーイシュ(イスラーム国)に対して空爆を行う可能性があると述べた。

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『ハヤート』(8月26日付)によると、トルコのイスタンブール市郊外で、シリア人避難民の存在に不満を訴える住民数百人が抗議行動を行い、警察と衝突した。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、
The Daily Mail, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年8月25日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタブカ市およびその周辺に7度にわたり空爆を行うとともに、タブカ航空基地近郊のアジュラーウィー農場一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またラッカ市では、ダーイシュが24日から住民の市外への移動を禁止しているという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アシュティームッラート村周辺、アルシャーフ村周辺、アスンブル村で、クルド人戦線旅団、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、ダーイシュはマーリア市に対して砲撃を行った。

この戦闘で、クルド人戦線旅団、ヌスラ戦線側は、ダーイシュ戦闘員多数を捕捉した。

またクルド人戦線旅団、ヌスラ戦線などは、マーリア市北部のアディーヤ村一帯でダーイシュと交戦し、米国人を含むダーイシュ戦闘員15人以上を殺害した。

一方、シリア軍は、ダーイシュが占拠するトゥルクマーン・バーリフ村を24日深夜に「樽爆弾」で空爆し、女性、子供を含む8人が死亡した。

このほか、対トルコ国境(キリス)に面するバーブ・サラーマ国境通行所近くのサッジュー停留所から約50メートルの道路上で、爆発が発生し、3人が負傷した。

イスラーム戦線広報局は、犯行が、ダーイシュではなく、シリア政府の工作員によるものだとの見方を示している。

ARA News, August 25, 2014
ARA News, August 25, 2014

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ダイル・ザウル県では、SANA(8月25日付)によると、ダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、旧空港地区、ムーハサン市、マリーイーヤ村で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年8月25日)

シャームの民のヌスラ戦線幹部の一人は、8月初めのベカーア県バアルベック郡アルサール村襲撃時に拘束した内務治安軍総局隊員らの処遇に関して、アナトリア通信(8月25日付)に「ヒズブッラーは拘束されている隊員解放の交渉を妨害しようとしてカラムーン(シリアのダマスカス郊外県)への攻撃を計画している…。しかしこうしたシナリオは人質に死をもたらすことになる…。我々はシリアに戻るまでアルサールの人質を手放さない」と述べた。

AFP, August 25, 2014、Anadolu Ajansı, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年8月25日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団によるザバダーニー市周辺の検問所制圧を受け、シリア軍が同市を空爆した。

一方、SANA(8月25日付)によると、ドゥーマー市、アーリヤ農場、ハーン・シャイフ・キャンプおよびその郊外、ザバダーニー市東部山岳地帯、カーラ市郊外無人地帯、ラアス・マアッラ町郊外無人地帯、タッル市一帯、ハージズ検問所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(8月25日付)によると、ヒムス市ワアル地区、バッラーン村、アブー・サナースィル丘、ムシャイリファ村、西ハブラー村、アルヌーシャ村、ラッフーム村、アブー・ハワーディード村、マスアダ村、ブジュル・カーイー村、ダイル・サラーム遺跡で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(8月25日付)によると、ドゥワイル・アクラード村(ハマー県)に面する地域一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(8月25日付)によると、ダルアー市Syriatelビル周辺、インヒル市、フラーク市、ダーイル市周辺、ナワー市、タッル・ムタウワク・ジャースィム交差点、ハッラーブ・シャフム村・ヤードゥーダ村街道で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(8月25日付)によると、ルワイヒーナ村、東西ズバイダ村間で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年8月25日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)はダマスカスで記者会見を開き、シリア政府が、ダーイシュ(イスラーム国)に代表される過激派に対する「テロとの戦い」において、米国や国際社会と協力する用意があると述べる一方、シリア国内へのいかなる軍事的攻撃も、シリア政府との事前の調整なくしてあり得ないと強調した。

SANA, August 25, 2014
SANA, August 25, 2014

記者会見でのムアッリム外務在外居住大臣の主な発言は以下の通り。

「我々は、地域諸国、国際社会とテロとの戦いで協力、調整する用意がある…。(協力の協力は、米国、英国であっても)みな歓迎する…。(テロ戦争での国際協調が)今後のシリアの外交の基軸となる」。

「テロとの戦いにおける地域的、国際的協調を行ううえで、ロシアが地域社会、国際社会の双方で行動することが重要だ…。ロシアとシリアの姿勢は完全に合致している」。

「我々は米国との協調、協力の準備がある。なぜなら、我々は地元の民であり、どのような空爆が効果的か、また効果的でないかを知っているからだ。それゆえ、シリア国内で攻撃を行おうとする者が、たとえテロとの戦いを行いたいとしても、我々との協調がなければ、いかなる正当性もない」。

(米国がシリア政府との事前協議なくシリア国内での空爆に踏み切った場合)「我々には防空態勢があり、協調がなされなければ、我々はこの段階(防空態勢)に入る…。我々は敵対行為を回避するため事前に協力、協調を求める…」。

「我々はシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュに対抗しようとするあらゆる努力を歓迎する。しかし問題は、空爆だけでヌスラやダーイシュをシリアから根絶できるかということだ。そうは思えない」。

(サウジアラビアで25日に開かれたサウジアラビア、カタールなどアラブ諸国5カ国外相会合に関して)「会合の目的がテロとの戦いの支援であるならば、会合出席者にこう言いたい。まずは自分たちから始めよう。テロ組織への支援、資金供与、潜入の停止、国境管理、我々との情報共有、思想的・イデオロギー的煽動の停止…。こうしたことを通じて我々はテロと戦っているのだ」。

(欧米諸国がアル=カーイダ系組織以外の「穏健」な反体制武装集団への支援に固執していることに関して)「テロリストを穏健かどうかで分類することは…お笑い沙汰だ。我々にとって、シリア政府に対して武器を構える者すべてがテロリストだ。罪のない市民、シリア軍兵士を殺害する者すべてがテロリストだ」。

「我々(シリアとイラク)は共通の敵と戦っており、同じ戦列に身を置いている。調整と協調が、両国国益のため、両国政府に求められている」。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年8月25日)

アレッポ県では、県北部で活動する反体制武装集団5組織が共同声明を出し、「ナフルワーン・シャームの戦い作戦司令室」の結成を発表、ダーイシュ(イスラーム国)と対抗する意思を示した。

作戦司令室はウンム・フーシュ村から対トルコ国境地帯からダーイシュ(イスラーム国)を放逐することを目的とするという。

共同声明発表に参加した武装集団は以下の通り:

1. ムジャーヒディーン軍
2. ヌールッディーン・ザンキー運動
3. ハズム運動
4. イスラーム戦線
5. シャーム軍団

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サウジアラビア人説教師でシリア国内に潜伏中だとされるアブドゥッラー・ムハイスニー氏はツイッターで、ハマー県ムハルダ市に対するシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の攻撃に、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が参加していると綴った。

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ハサカ県では、ARA News(8月6日付)によると、野党の国民青年公正成長党政治局は、ダマスカス大学、ティシュリーン大学(ラタキア市)での学期末試験を受験する学生のために同党が行っていた航空チケット支給活動を、政府高官が禁じたことを強く非難した。

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シリア人権監視団は、2011年3月から2014年8月までの3年5ヶ月間におけるシリア軍および親シリア政府民兵(国防隊、人民防衛隊)によって殺害された死者数が11万人にのぼると発表した。

この数字は、同監視団が8月21日に発表した最新の犠牲者総数18万215人から、軍および親政権民兵の死者数6万8,780人を引いた数字とほぼ一致しており、この推計が正しいければ、「自由シリア軍」、イスラーム戦線、シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)などの反体制組織は民間人をほとんど殺害していないことになる。

AFP, August 25, 2014、AP, August 25, 2014、ARA News, August 25, 2014、Champress, August 25, 2014、al-Hayat, August 26, 2014、Kull-na Shuraka’, August 25, 2014、al-Mada Press, August 25, 2014、Naharnet, August 25, 2014、NNA, August 25, 2014、Reuters, August 25, 2014、SANA, August 25, 2014、UPI, August 25, 2014などをもとに作成。

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シリアで日本人が拉致(2014年8月25日)

クッルナー・シュラカー(8月25日付)は、イスラーム戦線広報局の話として、アレッポ県で行われていたダーイシュ(イスラーム国)とイスラーム戦線との捕虜交換の交渉が決裂したと報じた。

同報道によると、交渉は、ダーイシュが拘束する逮捕者と、ムハージリーン・ワ・アンサール軍メンバーの交換に関するもので、アレッポ県で活動するアンサール・ディーン戦線が仲介していたという。

ムハージリーン・ワ・アンサール軍は、外国人戦闘員からなる武装集団で、2014年7月にはアレッポ県のアレッポ中央刑務所でシャームの民のヌスラ戦線と交戦するなど、ダーイシュ以外の反体制武装集団としばしば対立する一方、ハマー県などではこれらの組織と共闘している。

なお交渉では、「日本人イスラーム教徒ジャーナリスト、アブー・ムジャーヒド・ヤーバーニー」(ダーイシュによって拉致されたとされる日本人男性のこと)の解放についても協議されたが、ダーイシュによって「断固拒否」された。

解放が拒否された理由について、イスラーム戦線広報局は明らかにしなかった。

Kull-na Shuraka’, August 25, 2014をもとに作成。

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