諸外国の動き:ヘーゲル米国防長官事実上の更迭(2014年11月24日追記)

バラク・オバマ米大統領は記者会見で、チャック・ヘーゲル米国防長官が辞任したと発表した。

オバマ大統領は「難しい決断だったが、彼が公務を終えるのにふさわしい時期と考えた」と説明した。

ロイター通信(11月24日付)などによると、ヘーゲル国防長官の辞任は本人の合意によるというが、ある関係筋は「更迭であることに疑いはない」と述べるなど、辞任に追い込まれたとの見方も出ている。

ヘーゲル氏はこれまで私的な場で、オバマ政権のイラクやシリアでの政策や、意思決定プロセスに自身の意向が反映されにくいことなどに不満を示していたとされる。

当局者によるとヘーゲル氏は10月以降、オバマ大統領と話し合いを重ねてきたが、この日、辞表を提出した。後任が決まるまで職務を続けるという。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Alarabia, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:イスラエルでダーイシュの教練を受けた48年パレスチナ人が逮捕(2014年11月24日)

イスラエルのシンベイトは声明を出し、10月24日にイスラエル・アラブ人(48年パレスチナ人)のハムザ・マガーミサ氏がダーイシュ(イスラーム国)の教練を受けたとして逮捕した、と発表した。

同声明によると、マガーミサ氏は、友人2人とともにトルコ経由でシリアに潜入、ダーイシュのキャンプで教練を受けたのち、イスラエルに帰国したところを逮捕されたという。

AFP(11月24日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル、ハサカ、アレッポで、シリア軍、有志連合がダーイシュを爆撃(2014年11月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)が外国人戦闘員22人を処刑した。

またブーカマール市で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、サウジアラビア人、チュニジア人などダーイシュ戦闘員6人が爆殺された。

さらにシリア軍がダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を空爆し、外国人戦闘員ら13人が死亡した。

また米国など有志連合がブーカマール市を空爆し、ダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内各所で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、市庁舎周辺の複数の建物、治安厳戒地区周辺の街区を制圧した。

この戦闘で、ダーイシュの戦闘員18人が死亡、人民防衛隊側にも多数の死者が出たという。

また米国など有志連合も少なくとも5回にわたって同地を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所一帯でシリア軍とイスラーム国(ダーイシュ)が交戦、シリア軍がジバーブ・ハマド村、ファースィダ村、ジャズル村、ドワイズィーン村一帯を砲撃した。

また、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャーイル・ガス採掘所に至る戦略的要衝のタッル・マフルを奪還した。

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米中央軍によると、21日以降、シリア領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して9回の空爆を行った。

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ダーイシュ(イスラーム国)のハイル州(ダイル・ザウル)は布告を発し、ラッカ州とは逆に、シリアの夏時間を採用することを決定したと発表、住民に対して夏時間での生活を行うよう求めた。

Kull-na Shuraka', November 24, 2014
Kull-na Shuraka’, November 24, 2014

 

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌッブル市、ザフラー町へのヌスラ戦線らの攻勢を受け、シリア軍、国防隊、YPGが連携しこれを撃退(2014年11月24日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月25日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線、ムジャーヒディーン軍などからなる武装集団がヌッブル市、ザフラー町への砲撃を行う一方、国防隊と交戦した。

この戦闘で、国防隊はヌスラ戦線側の戦闘員数十人を殲滅、戦車などを破壊したという。

これに関して、複数の反体制活動家らは、武装集団によるヌッブル市とザフラー町制圧は間近だったが、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、援軍、武器弾薬を派遣し、国防隊が劣勢を脱したと主張した。

アフリーン市の複数の活動家によると、人民防衛隊が派遣したのは、戦闘員数十人と大量の武器弾薬。

またシリア軍のヘリコプターが、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の首都でヌスラ戦線などに包囲されているアフリーン市に武器弾薬、食糧などからなる救援物資数十箱を投下したという。

一方、シリア人権監視団によると、ブライジュ村周辺、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市サカン・シャバービー地区、マイサルーン地区、アシュラフィーヤ地区、ハナーヌー地区でも、シリア軍とアンサル・ディーン戦線、ヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦した。

他方、SANA(11月24日付)によると、シリア軍が、国防隊の支援のもと、製材所一帯、マクラア村一帯、ウワイジャ地区周辺の丘陵地帯で、シャームの民のヌスラ戦線など武装テロ集団を殲滅、同地の戦略的拠点複数カ所を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バスィーマ町、アイン・フィージャ町一帯をシリア軍が地対地ミサイルで攻撃、またザブディーン村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月24日付)によると、ミスラーバー村、ザマルカー町・アイン・タルマー村間、ドゥーマー市、ザブディーン村およびその周辺、ジャラージール無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合戦闘員、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がフラーク、ムジャイディル村、カイラータ村、クーム・ラマール村を砲撃、ブスラー・シャーム市、シャイフ・マスキーン市で国防隊とともにジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス県では、SANA(11月24日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月24日付)によると、アイン・ダナーニール村、マスアダ村近郊、マスウーディーヤ村、ジャッブーリーン村、ラスタン市、ウンク・ハワー村、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月24日付)によると、サラーキブ市、シュグル村、カフルナジュド村、クーリーン村、タラブ村、サルミーン市近郊、アブー・ズフール町、ハーン・スブル村、ヒーラー村、クファイル村、シャイフ・スィンディヤーン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(11月24日付)によると、シャイフ・マスキーン市およびその周辺、ブスラー・シャーム市、マアルバ、ジーザ、ナイーマ、アトマーン村、カフル・ナースィジュ村、イブタア町で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ジスル・ハウラーン旅団、第1軍団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(11月24日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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アレッポ市(シリア政府支配地域)の生活の様子(2014年11月24日)

AFP(11月24日付)は、反体制勢力の支配を受けていないアレッポ市内の生活状況が活気を取り戻しつつあると報じ、夜間のレストラン、喫茶店などの様子を移した写真などを公開した。

Kull-na Shuraka', November 24, 2014
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Kull-na Shuraka’, November 24, 2014

 

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:シリア国民連合、暫定政府閣僚人事をめぐって迷走(2014年11月24日)

21日からトルコのイスタンブールで開催されていたシリア革命反体制勢力国民連立の総合委員会(第17回)は、アフマド・トゥウマ暫定内閣の閣僚の信認投票を実施した。

しかし、シリア民主主義者連合、シリア・クルド国民評議会、自由シリア軍参謀委員会のメンバーら総合委員会メンバー50人は、閣僚人事案(トゥウマ暫定首班が提出)に反対し、信任投票を欠席し、シリア・ムスリム同胞団メンバーらのみで投票が行われた。

過半数(56票)を得て信認された閣僚は以下の通り:

サリーム・イドリース国防大臣(58票)

アワド・アフマド・アリー内務大臣(57票)

ムハンマド・ワジーフ・ジュムア保健大臣(57票)

ヤースィーン・ナッジャール運輸工業大臣(58票)

イマード・バラク教育大臣(57票)

フサイン・バクル地方自治難民大臣(56票)

ワリード・ズウビー農業大臣(56票)

また以下の5人は過半数の信任を得られなかった。

イブラーヒーム・ミールー経済大臣(45票)

カイス・シャイフ法務大臣(53票)

イリヤース・ワルダ・エネルギー石油大臣(52票)

タグリード・ハジュリー文化大臣(48票)

ガッサーン・ヒートゥー副首班(53票)

Kull-na Shuraka', November 24, 2014
Kull-na Shuraka’, November 24, 2014

この結果を受け、シリア革命反体制勢力国民連立のハーディー・バフラ議長は、総合委員会が開催された11月21日以降の委員会におけるすべての決定を廃す決定を下し、アフマド・トゥウマ暫定内閣の閣僚人事を凍結した。

一方、アラビーヤ・チャンネル(11月24日付)によると、トゥウマ暫定首班は、閣僚人事凍結を受け、ウバイダ・ナッハース氏を暫定外務大臣に推挙したが、これをめぐっても総合委員会内で対立が生じ、トゥウマ暫定首班は外務大臣職を事実上廃止、外務省を連立の所轄とすることを余儀なくされたという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がアレッポ市を中心に推し進める「戦闘中止」イニシアチブに関して、トルコの主張に準じるかたちで「安全地帯」の設置がこのイニシアチブを完成させるとの姿勢を示し、対トルコ国境に幅35キロの緩衝地帯、対ヨルダン国境に幅33キロの緩衝地帯を設置し、対レバノン国境のカラムーン地方とともに、シリア軍および親政権の民兵の駐留を禁止するよう求めた。

また声明では、これらの地域上空を飛行禁止空域とするよう求める一方、人道支援物資の供与、逮捕者の釈放が要求された。

AFP, November 24, 2014、AP, November 24, 2014、ARA News, November 24, 2014、Alarabia, November 24, 2014、Champress, November 24, 2014、al-Hayat, November 25, 2014、Kull-na Shuraka’, November 24, 2014、al-Mada Press, November 24, 2014、Naharnet, November 24, 2014、NNA, November 24, 2014、Reuters, November 24, 2014、SANA, November 24, 2014、UPI, November 24, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ダイル・ザウル市一帯でダーイシュとシリア軍の戦闘激化(2014年11月23日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(11月23日付)によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区をシリア軍が空爆し、また同地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ダーイシュはこの戦闘で、フワイジャト・サクル地区周辺のシリア軍拠点を砲撃したという。

また、クッルナー・シュラカー(11月23日付)によると、ハラービシュ山上空でシリア軍戦闘機が攻撃を受け、墜落した。

これに関して、シリア人権監視団は、同地を支配するダーイシュ(イスラーム国)が撃墜したと発表したが、クッルナー・シュラカーは正確な情報はない、としつつ、故障による墜落の可能性が高いと指摘した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月23日付)は、ダーイシュはダイル・ザウル市内の複数カ所から「教練のため」として戦闘員を撤退させたと報じた。

他方、SANA(11月23日付)によると、ダイル・ザウル市各所で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市内のハール市場地区などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

また米国など有志連合は、アイン・アラブ市南東部のダーイシュ拠点を空爆、イラク・クルディスタン地域政府ペシュメルガ部隊も人民防衛隊とともに、同市およびその周辺のダーイシュ拠点を砲撃した。

これに対して、ダーイシュも同市内を迫撃した。

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ハサカ県では、ARA News(11月23日付)によると、ハサカ市南部および南部郊外で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またARA News(11月24日付)によると、ラアス・アイン市で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊を標的としたダーイシュ(イスラーム国)による自爆攻撃が2件発生したが、人民防衛隊はこれを阻止した。

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ヒムス県では、SANA(11月23日付)によると、ジャズル村、シャーイル・ガス採掘所一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 23, 2014、AP, November 23, 2014、ARA News, November 23, 2014、November 24, 2014、Champress, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014、al-Mada Press, November 23, 2014、Naharnet, November 23, 2014、NNA, November 23, 2014、Reuters, November 23, 2014、SANA, November 23, 2014、UPI, November 23, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラ戦線がアレッポ県内のアサド政権の「牙城」に向けて進撃(2014年11月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、ザフラー町南部の工業地区で国防隊など住民と戦闘の末、同地を制圧した。

反体制武装集団はまた、バヤーヌーン町とマーイル町を結ぶ街道上に位置するザフラー町東部制圧をめざし、ハンダラート・キャンプ一帯に対する軍の攻勢を軽減しようとしているという。

この戦闘でヌスラ戦線戦闘員8人が死亡、国防隊側も多数の死傷者が出た他、ヌスラ戦線によるザフラー町、ヌッブル市への砲撃で住民1人が負傷し、その後死亡したという。

また、ブライジュ村、製材所一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団、イラン人・アフガン人戦闘員が、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザブディーン村で反体制武装集団がシリア軍部隊を要撃し、兵士25人を殺害した。

シリア軍部隊はザブディーン村への突入に成功したが、武装集団の要撃を受け、撤退したという。

一方、SANA(11月23日付)によると、シリア軍がザブディーン村およびその周辺で作戦を続け、同村南東部一帯で反体制武装集団を殲滅し、制圧地域を拡大した。

またダーライヤー市、ナシャービーヤ町、ナシャービーヤ町・ザマーニーヤ村間街道、アーリヤ農場、ハラスター市、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、ARA News(11月23日付)によると、ハサカ市中心街で、爆弾が仕掛けられたバイクが爆発し、子供1人を含む住民4人が死亡した。

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ダルアー県では、SANA(11月23日付)によると、タッル・シハーブ町、アルマー町、サイーラ村、アトマーン村、シャイフ・マスキーン市、ダルアー市ヤルムーク学校周辺、ミスリー交差点一帯、避難民キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月23日付)によると、ラッフーム村、カフルラーハー市、タルビーサ市、ワーディー・サマルミル村、アーミリーヤ村、ジバーブ・ハマド村、ドゥワイズィーン村、ファースィダ村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(11月23日付)によると、クーズ山、ザーヒヤ山、ハーン・ジャウズ村、ワーディー・シャイハーンで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月23日付)によると、ラスム・マイヤート村、タンジャラ村、バルシューン村、カフルラーター村、アルバイーン山一帯、サルミーン市、バイト・キヤーリー村、ハーン・スブル村、アブー・ズフール町などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月23日付)によると、ウンム・マイヤール村、サッルージュ村、カフルズィーター市、ラターミナ町、ズラーキーヤート村、クダイブ・バーン村、マクラア・バティーヒー村、アドラ村、ウカイリバート町、ハーヌーティーヤ村、トゥルクマーニーヤ村、カスタル・ガーズィー村、北カスタル村、アブー・フバイラート村、ハマーディー・ウマル村、アルシューナ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(11月23日付)によると、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 23, 2014、AP, November 23, 2014、ARA News, November 23, 2014、Champress, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014、al-Mada Press, November 23, 2014、Naharnet, November 23, 2014、NNA, November 23, 2014、Reuters, November 23, 2014、SANA, November 23, 2014、UPI, November 23, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:アサド大統領がロシア議員団と会談(2014年11月23日)

アサド大統領はシリアを訪問中のロシア連邦議会イリヤス・ウマハノフ上院副議長を団長とするロシア議員団とダマスカスで会談した。

SANA(11月23日付)によると、会談では、「テロとの戦い」におけるロシアのシリア国民支持・支援の姿勢が改めて確認された。

アサド大統領は議員団に対して、武器、資金援助、潜入支援を行う「当事者」への圧力、タクフィール主義思想への対抗を通じたテロ根絶の必要を強調するとともに、ロシアによるシリア国民への支援に謝意を示したという。

これに関して、ARA News(11月23日付)は、アサド大統領が、中東地域におけるテロや過激派支援において、米国、トルコ、サウジアラビア、カタールが果たしている役割について、議員団と意見を交わしたと伝えた。

SANA, November 23, 2014
SANA, November 23, 2014

AFP, November 23, 2014、AP, November 23, 2014、ARA News, November 23, 2014、Champress, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014、al-Mada Press, November 23, 2014、Naharnet, November 23, 2014、NNA, November 23, 2014、Reuters, November 23, 2014、SANA, November 23, 2014、UPI, November 23, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年11月22日)

スィラージュ・プレス(11月23日付)などは、シリア革命反体制勢力国民連立の元議長で無所属の反体制活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏がトルコのアンタキア市郊外の自由シリア軍参謀委員会メンバーらを訪問し、モスクワ訪問の結果などについて意見を交わしたと報じた。

ハティーブ氏は参謀委員会メンバーらとの会合で、ロシアを含む多くの国が、ジュネーブ合意に基づく紛争解決プロセスにおいて、アサド政権の退陣を求めなくなっていると指摘したという。

ハティーブ氏と参謀委員会メンバーらは、アサド大統領および政権幹部の退任と引き替えに、国防、内務など既存の国家機関を維持するという方針で合意したという。

Siraj Press, November 23, 2014、al-Hayat, November 24, 2014、Kull-na Shuraka’, November 23, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ラブロフ露外相は、米国によるアサド政権打倒の試みに疑義(2014年11月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでのフォーラムで、米国など有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)掃討に向けたシリア空爆に関して、アサド政権打倒への米国の試みから「光を遠ざける」ことを狙っていると述べ、疑義を呈した。

ラブロフ外務大臣は「米国は、アサド政権が中東地域にテロリストを引きつける重要な一局をなしていると考え、その打倒への決意を正当化しようとしている。しかし、私はこうした考え方が破綻した論理に基づいていると考える」と述べた。

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ドイツのトーマス・デメジエール内務大臣は、シリアとイラクに渡航し、ダーイシュ(イスラーム国)に参加しているドイツ人戦闘員の数が約550人に上っていることをフェニックス・テレビ(11月22日付)に対して明らかにした。

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ジョー・バイデン副大統領は訪問先のトルコ訪問で、シリアの紛争での犠牲者を支援するため、1億3,500万個目ドルの追加支援を行うと発表した。

支援はトルコなどのシリア周辺諸国、そしてシリア国内のシリア人避難民への食糧支援などに対して当てられ、国連世界食糧計画(WFP)に対してその多くが供与されるという。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ラッカ州で独自の時間を採用(2014年11月22日)

クッルナー・シュラカー(11月22日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州が、ラッカ市内のモスクのミナレットから、シリア時間と1時間の時差を設け、独自の時間を採用すると発表した、と報じた。

シリア時間は日本と7時間差(夏時間は6時間差)だが、ラッカ州の時間は8時間差となる。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアイン・アラブ市各所に迫撃砲30発以上を打ち込む一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が市内東部の市庁舎地区にあるダーイシュ拠点を攻撃するなどし、ダーイシュと散発的に交戦した。

また人民防衛隊とイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員は同市およびその周辺のダーイシュの拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年11月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブライジュ村交差点、アルド・マッラーフ地区、バービース村、マンスーラ村、アレッポ市シャイフ・ナッジャール地区などを「樽爆弾」などで空爆、砲撃した。

一方、SANA(11月22日付)によると、バヤーヌーン町、マーリア市、アレッポ市カーディー・アスカル地区、バーブ・ナイラブ地区、ハーリディーヤ地区、製材所(ブライジュ村)、マサーキン・ハナーヌー地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、第82師団基地周辺でシリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦する一方、アルマー町、フラーク市、ダルアー市パノラマ交差点一帯を砲撃した。

一方、SANA(11月22日付)によると、ダルアー市ヤルムーク学校周辺、ミスリー交差点一帯、雛民キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月22日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ラフマーン軍団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ばザブディーン村一帯を地対地ミサイルで攻撃、またアイン・フィージャ村、ダイル・ムクリン町、アイン・ハドラー村を砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(11月22日付)によると、イスラーム軍の作戦副司令官アブー・ハッターブ氏と離反兵局長のアブー・ムハンマド・アダス氏が東グータ地方で暗殺された。

一方、ARA News(11月22日付)によると、フライタ村一帯でシリア軍、ヒズブッラーがシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

他方、SANA(11月22日付)によると、ザブディーン村およびその周辺、アイン・タルマー村で、シリア軍が反体制武装集団の掃討を進め、支配地域を拡大した。

またザマーニーヤ村、ダイル・アサーフィール市、シャイフーニーヤ村、タッル・クルディー町一帯、アルバイン市、ザマルカー町、ハラスター市およびその周辺、カーラ市郊外無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月22日付)によると、ブワイティー村、サラーキブ市、バサーミス村、カフルラーハー市周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(11月22日付)によると、フーシュ・ターリブ村、アイン・フサイン村、バッラーン村、ヒムス市ワアル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:人民議会議長がロシア議員団と会談(2014年11月22日)

ロシア連邦議会のイリヤス・ウマハノフ上院副議長を団長とするロシア議員団がシリアを訪問し、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長らと会談した。

会談では、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線の掃討、武器供与禁止などを謳った国連安保理決議第2170号、第2178号履行の必要などが確認された。

SANA(11月22日付)が伝えた。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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人権団体発表:米国など有志連合の爆撃により死者、2ヶ月で910人(2014年11月22日)

シリア人権監視団は、2014年9月23日に始まった米国など有志連合の空爆により、2ヶ月間で910人殺害されたと発表した。

このうちダーイシュ(イスラーム国)戦闘員など戦闘員は785人、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員は72人、民間人は52人(うち子供8人、女性5人)。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:シリア国民連合内で対立(2014年11月21日追記)

シリア革命反体制勢力国民連立総合委員会(第17回)が、トルコのイスタンブールで開催された。

会合では、アフマド・トゥウマ暫定内閣首班が指名した8人の新閣僚の信任投票、暫定政府と連立の関係の再考、自由シリア軍参謀委員会の再編の審議などが予定されている。

しかし、アラビー・ジャディード(11月22日付)によると、ハーディー・バフラ議長が所属する民主ブロックが、ミシェル・キールー氏、リヤード・サイフ氏、ムワッファク・ニールビーヤ氏らが参謀委員会メンバーの出席の是非、暫定政府外務省の廃止の是非などをめぐって対立し、総合委員会の開会が先送りとなった。

キールー氏らは、参謀委員会メンバーが欠席したかたちでの委員会の再編、外務省の廃止に反対しているという。

Anadolu Ajansı, November 21, 2014、al-‘Arabi al-Jadid, November 22, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:米副大統領がトルコを訪問(2014年11月21日追記)

ジョー・バイデン米副大統領はトルコを訪問し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、アフメト・ダウトオール首相と会談、シリア情勢への対応などについて協議した。

『ハヤート』(11月23日付)などによると、会談では、トルコ側がシリア領内のトルコ国境地帯に飛行禁止空域の設置とアサド政権の打倒に固執したが、バイデン副大統領はこれに応じなかったという。

AFP, November 22, 2014、AP, November 22, 2014、ARA News, November 22, 2014、Champress, November 22, 2014、al-Hayat, November 23, 2014、Kull-na Shuraka’, November 22, 2014、al-Mada Press, November 22, 2014、Naharnet, November 22, 2014、NNA, November 22, 2014、Reuters, November 22, 2014、SANA, November 22, 2014、UPI, November 22, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:露サウジアラビア外相会談(2014年11月21日)

サウジアラビアのサウード・ファイサル外務大臣はロシアを訪問し、モスクワでセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談、シリア情勢への対応などについて協議した。

会談後の共同声明で、両外相は、「ジュネーブ合意(2012年)に基づいたシリア危機解決の努力を行う必要」を確認した。

『ハヤート』(11月22日付)などが報じた。

AFP, November 21, 2014、AP, November 21, 2014、ARA News, November 21, 2014、Champress, November 21, 2014、al-Hayat, November 22, 2014、Kull-na Shuraka’, November 21, 2014、al-Mada Press, November 21, 2014、Naharnet, November 21, 2014、NNA, November 21, 2014、Reuters, November 21, 2014、SANA, November 21, 2014、UPI, November 21, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュ勧誘者摘発(2014年11月21日)

NNA(11月21日付)は、レバノンの治安当局は、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーへの勧誘を行っていた容疑でイスラーム教の説教師1人を含む4人を逮捕した、と報じた。

AFP, November 21, 2014、AP, November 21, 2014、ARA News, November 21, 2014、Champress, November 21, 2014、al-Hayat, November 22, 2014、Kull-na Shuraka’, November 21, 2014、al-Mada Press, November 21, 2014、Naharnet, November 21, 2014、NNA, November 21, 2014、Reuters, November 21, 2014、SANA, November 21, 2014、UPI, November 21, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:ハサカでシリア軍と米国など有志連合がダーイシュ掃討で連携(2014年11月21日)

ハサカ県では、ARA News(11月21日付)によると、ハサカ県南部郊外で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦するなか、米国など有志連合がシリア軍を援護するかたちで同地一帯のダーイシュ拠点複数カ所を空爆した。

またシリア軍はハサカ市の南東部郊外一帯のダーイシュ拠点に対しても砲撃を行った。

一方、ARA News(11月21日付)によると、ハサカ市上空を重点的に旋回するシリア軍戦闘機が早朝に目撃された。

これに関して、バアス大隊広報局は、この戦闘機が、「いまだ実戦投入されていないシリア軍の新型戦闘機」だと発表した。

他方、SANA(11月21日付)によると、ハサカ市東部郊外に位置するサブア・スクール地区で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を攻撃し、多数の戦闘員を殺傷、装備を破壊した。

このほか、ARA News(11月22日付)によると、ヤアルビーヤ町近郊のナイーミーヤ村で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市東部市庁舎一帯、南東部などで、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、人民防衛隊、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員が同市周辺のダーイシュ拠点を空爆した。

これに対して、ダーイシュはアイン・アラブ市各所に12回にわたり砲撃を行った。

また米国など有志連合は未明、アイン・アラブ市東部に対して空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月21日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がハジーン市で、レバノンのアマル運動(ナビーフ・ビッリー国民議会議長)に所属する若者2人を拘束、処刑した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍の精鋭部隊(砂漠の獅子部隊)兵士21人が死亡した。

一方、SANA(11月21日付)によると、シャーイル・ガス採掘所周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍によると、米国など有志連合はラッカ市近郊などに対して6回にわたって空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)の戦術部隊、車輌、施設を破壊した。

なお、有志連合は21日にイラク領内では23回にわたって空爆を行った。

AFP, November 21, 2014、AP, November 21, 2014、ARA News, November 21, 2014、November 22, 2014、Champress, November 21, 2014、al-Hayat, November 22, 2014、Kull-na Shuraka’, November 21, 2014、al-Mada Press, November 21, 2014、Naharnet, November 21, 2014、NNA, November 21, 2014、Reuters, November 21, 2014、SANA, November 21, 2014、UPI, November 21, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラがクナイトラ県バアス市に侵攻(2014年11月21日)

クナイトラ県では、『ハヤート』(11月22日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線など反体制武装集団が、「クナイトラ県におけるシリア軍の最後の一大拠点」と目されるバアス市(人口約3万人)を攻撃した。

ヌスラ戦線の前線司令官アブドゥッラー・サイフッラー氏(在ハミーディーヤ村)によると、反体制武装集団は、戦車、迫撃砲などあらゆる兵器を投入して、バアス市攻略をめざしている、という。

戦闘員のなかには、ダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)の勢力拡大を逃れてきたヌスラ戦線メンバーら数百人も参加しているという。

これに対して、シリア軍は国防隊とともに同市で応戦しているが、戦闘激化を受け、住民数千人が避難したという。

同紙によると、クナイトラ県は、ハーン・アルナバ市とバアス市以外は、ヌスラ戦線らの手に落ちており、アブー・サイード・ジャウラーニーを名乗る反体制活動家によると、この二つの村が陥落すれば、クナイトラ県はヌスラ戦線らによって完全に掌握されることになる、という。

バアス市は、現在も廃墟のまま残されているクナイトラ市(第3次中東戦争でイスラエルによって占領され、その後第4次中東戦争後の撤退時にイスラエル軍が破壊)に代わり、県庁所在地として機能している都市。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村、タファス市、ハーッラ市各所などをシリア軍が砲撃し、反体制武装集団と交戦した。

この戦闘で、ジハード主義武装集団戦闘員10人を含む13人が死亡したという。

またナワー市近郊のウンム・ハウラーン丘にある旧シリア軍拠点で、ジハード主義武装集団戦闘員7人、女性1人、その子供5人の遺体が発見された。

一方、SANA(11月21日付)によると、アトマーン村・タファス市間街道、シャイフ・マスキーン市、イブタア町、ハマド丘、ナワー市、ダルアー市ヨルダン通りで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市マサーキン・サビール地区、カーディー・アスカル地区、シャッアール地区、ザフラー協会地区、ライラムーン地区、カフルハムラ村、サミーリーヤ村、カフルカール村を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃する一方、アレッポ市旧市街、ラーシディーン地区で、シリア軍、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月21日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、カースティールー地区、アルド・マッラーフ地区、ヒルバト・マアージール村、フライターン市、バンーン・フッス村、ハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村、アマーリーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市ルマイラ地区サーキヤ通りで、ダーイシュ(イスラーム国)が、住民6人を「覚醒評議会に所属する」罪で処刑した。

またダーイシュは、同市内のネット・カフェから家族に連絡をとった17歳の外国人戦闘員を逮捕、連行したという。

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ヒムス県では、SANA(11月21日付)によると、ウンム・タバーイール村、ラスタン市、ハスヤー町西部、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(11月21日付)によると、ラーミー村、カンスフラ村、アルバイーン山一帯、タマーニア町などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月21日付)によると、サルバー村、クライブ・サウル村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月21日付)によると、カフルバトナー町で武装テロ集団の退去を求めるデモが発生し、住民数百人が参加した。

AFP, November 21, 2014、AP, November 21, 2014、ARA News, November 21, 2014、Champress, November 21, 2014、al-Hayat, November 22, 2014、Kull-na Shuraka’, November 21, 2014、al-Mada Press, November 21, 2014、Naharnet, November 21, 2014、NNA, November 21, 2014、Reuters, November 21, 2014、SANA, November 21, 2014、UPI, November 21, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:イドリブで「穏健な反体制派」再編の試み(2014年11月21日)

イドリブ県で活動する「自由シリア軍」を名乗る複数の武装集団が「南部イドリブ革命家連合」として糾合したとの声明を発表した。

「南部イドリブ革命家連合」に参加したのは、フルサーン・ハック旅団、第1旅団、第13師団をはじめとする17の武装集団。

Kull-na Shuraka', November 21, 2014
Kull-na Shuraka’, November 21, 2014

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シリア革命家戦線は声明を出し、イドリブ県で勢力を増すシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサーに対する反撃の準備が完了し、ザーウィヤ山の解放に向けて戦闘を開始すると発表した。

Kull-na Shuraka', November 21, 2014
Kull-na Shuraka’, November 21, 2014

AFP, November 21, 2014、AP, November 21, 2014、ARA News, November 21, 2014、Champress, November 21, 2014、al-Hayat, November 22, 2014、Kull-na Shuraka’, November 21, 2014、al-Mada Press, November 21, 2014、Naharnet, November 21, 2014、NNA, November 21, 2014、Reuters, November 21, 2014、SANA, November 21, 2014、UPI, November 21, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:サウジアラビアが国連安保理でヒズブッラーなどをテロ組織に認定するよう主張(2014年11月20日)

『ハヤート』(11月21日付)によると、サウジアラビアのアブドゥッラー・ムアッリミー国連代表大使は安保理で、シリアで活動するすべてのテロ組織を国連の制裁対象とする決議の採択を呼びかけ、ヒズブッラー、イラク人民兵からなるアブー・アッバース軍団(アブー・ファドル・アッバース旅団のこと)などもテロ組織に認定するよう求めた。

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『ハヤート』(11月21日付)は、ワシントンDCの信頼できる複数の消息筋の情報として、バラク・オバマ政権内で、シリアへの対応をめぐりホワイト・ハウスと国務省に根強い対立が存在している、と報じた。

同報道によると、両者はシリアへの対応をめぐる現下の戦略が失敗している点で意見を共有しているが、国務省はさらなる介入をめざしている一方、ホワイト・ハウスは、シリアの紛争に巻き込まれることを懸念しているという。

AFP, November 20, 2014、AP, November 20, 2014、ARA News, November 20, 2014、Champress, November 20, 2014、al-Hayat, November 21, 2014、Kull-na Shuraka’, November 20, 2014、al-Mada Press, November 20, 2014、Naharnet, November 20, 2014、NNA, November 20, 2014、Reuters, November 20, 2014、SANA, November 20, 2014、UPI, November 20, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア領からの迫撃砲がシャブアー農場に着弾(2014年11月20日)

NNA(11月20日付)によると、シリア領から発射された迫撃砲弾2発が、イスラエル占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡)に着弾した。

迫撃砲弾はヘルモン山の東側から発射されたが、シリア軍と、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団のいずれかが撃ったは不明。

なお、これまでは、クナイトラ県のゴラン高原付近でシリア軍によるヌスラ戦線などへの攻撃が激化すると、イスラエル軍がシリア軍の哨所などを攻撃してきた。

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ARA News(11月20日付)は、ダマスカス郊外県カラムーン地方で反体制活動しているというアブー・カースィム・シャーミーなる人物が、同地方でのヒズブッラー戦闘員の犠牲者増加を受け、アサド政権とヒズブッラーが同地での軍事作戦をめぐって対立を深めている一方、イランからヒズブッラーへの支援も25%減少していると主張している、と報じた。

AFP, November 20, 2014、AP, November 20, 2014、ARA News, November 20, 2014、Champress, November 20, 2014、al-Hayat, November 21, 2014、Kull-na Shuraka’, November 20, 2014、al-Mada Press, November 20, 2014、Naharnet, November 20, 2014、NNA, November 20, 2014、Reuters, November 20, 2014、SANA, November 20, 2014、UPI, November 20, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:シリア軍が、ラッカ、アイン・アラブ郊外のダーイシュへの攻撃を激化(2014年11月20日)

ラッカ県では、マサール・プレス(11月20日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の本拠地ラッカ市とその周辺を空爆、民間人9人が死亡、29人が負傷した。

シリア軍の空爆はラッカ市のイグン・ハルドゥーン学校、交通警察本部、ジャワード・アンズール公園、スワイディーヤ村に対して行われた。

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アレッポ県では、SANA(11月20日付)によると、シリア軍がアイン・アラブ市郊外のワーウィヤ村でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃、戦闘員数十人を死傷させた。

シリア軍はダイル・ハーフィル市郊外のラスム・シャイフ村でダーイシュに忠誠を誓う武装集団と交戦、多数の戦闘員を殺傷した。

一方、『ハヤート』(11月21日付)によると、アイン・アラブ市ハール市場地区一帯、市庁舎周辺、自由広場一帯、ブーターン地区で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、双方合わせて11人が死亡した。

またアイン・アラブ市東部各所な南部に米国など有志連合が少なくとも3度にわたって空爆を行い、ダーイシュの迫撃砲などを破壊した。

他方、アイン・アラブ市一帯でダーイシュへの砲撃を続けるイラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員に対して、トルコ国境検問所を経由して、武器弾薬の増援物資(貨物車輌7輌分)が搬入された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーイル・ガス採掘所周辺でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が続いた。

一方、SANA(11月20日付)によると、シャーイル・ガス油田周辺で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 20, 2014、AP, November 20, 2014、ARA News, November 20, 2014、Champress, November 20, 2014、al-Hayat, November 21, 2014、Kull-na Shuraka’, November 20, 2014、al-Mada Press, November 20, 2014、Masar Press Agency, November 20, 2014、Naharnet, November 20, 2014、NNA, November 20, 2014、Reuters, November 20, 2014、SANA, November 20, 2014、UPI, November 20, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:アレッポ県各所で戦闘激化(2014年11月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アターリブ市で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、反体制武装集団の治安要員2人が死亡した。

またアレッポ市マイダーン地区、マシャーリカ地区に迫撃砲弾複数発が着弾し、複数人が負傷、アシュラフィーヤ地区でも反体制武装集団による発砲があった。

さらにハーン・トゥーマーン村一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団が、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍が砲撃を加えた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(11月20日付)によると、アターリブ市・アウラム・クブラー町間の街道で、ハズム運動治安部隊のアブー・アブドゥッラー司令官が乗った車が襲撃され、運転手を含む2人が死亡した。

アブドゥッラー司令官は無事だったという。

また、クッルナー・シュラカー(11月20日付)によると、アブー・アマーラ特殊任務大隊が、アレッポ市内でシリア政府のスパイ3人を逮捕したと発表し、3人の映像を公開した。

他方、SANA(11月20日付)によると、サフィーラ市郊外のサミーリーヤ村、クナイトラート村、バナーン・フッス村、ミンタール村、サドアーヤー村、ターター村、カフルカール村、スィムアーン山一帯、ハーン・アサル村、ハンダラート・キャンプ一帯、アブティーン村、アレッポ市ラームーサ地区、ブスターン・カスル地区、カーディー・アスカル地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、カルヤタイン市で、武装集団がバアス党支部書記長の自宅を襲撃、同書記長を暗殺した。

またヒムス市ワアル地区で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

一方、SANA(11月20日付)によると、ヒムス市ワアル地区、キースィーン村、フーシュ・ハッジュー村、サアン村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線のリビア人司令官がトルコ国境に近いマサーミク地方で、ウサーマ・ブン・ザイド大隊司令官を処刑した。

ウサーマ・ビン・ザイド大隊は、ダーイシュ(イスラーム国)を指示していたという。

一方、SANA(11月20日付)によると、サルミーン市およびその周辺、ハマーマ村、ムシュミシャーン村、マアッルシューリーン村、トゥウーム村、タッル・マドリーフ村、タマーニア町、ハーン・シャイフーン市、ダルクーシュ町、ダーディーフ村、サラーキブ市、カフルルーマー村、下カフタン村、シュグル村、ナフラ村、カフルシャラーヤー村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダイル・アダス村をシリア軍が「樽爆弾」などで空、またシャイフ・マスキーン市、アイン・アファー遺跡検問所周辺、タッル・ウライド検問所周辺、第82師団基地周辺で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月20日付)によると、ダイル・アダス村、アイン・アファー遺跡、カフル・ナースィジュ村、アクラバー村、マアスラ村、ダルアー市旧税関地区、Syriatel塔一帯などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、バアス市、ハーン・アルナバ市などで、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、双方が砲撃を行った。

一方、SANA(11月20日付)によると、クナイトラ市アラム交差点周辺、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、ヤルムーク区周辺で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地を空爆した。

一方、SANA(11月20日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月20日付)によると、ハラスター市、アイン・タルマー村、ドゥーマー市、タッル・クルディー町農場、フーシュ・ダワーヒラ村、シャイフーニーヤ農場、ザブディーン村、ダイル・アサーフィール市、カーラ市郊外無人地帯、マシュラファ村無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム軍、ウンマ軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャームの民のヌスラ戦線の外国人戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(11月20日付)によると、カフルズィーター市、ザカート村、ムーリク市東方、ジャークースィーヤ村、ウンム・マイヤール村、ワーディー・アッザーム村、ハッダージュ村、ムウダミーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, November 20, 2014、AP, November 20, 2014、ARA News, November 20, 2014、Champress, November 20, 2014、al-Durar al-Shamiya, November 20, 2014、al-Hayat, November 21, 2014、Kull-na Shuraka’, November 20, 2014、al-Mada Press, November 20, 2014、Naharnet, November 20, 2014、NNA, November 20, 2014、Reuters, November 20, 2014、SANA, November 20, 2014、UPI, November 20, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領が公の場で4ヶ月ぶりに発言(2014年11月20日)

アサド大統領はダマスカスで、バアス党タルトゥース支部指導部および同支部所轄下の支局幹部らと会合を開き、国内情勢などについて報告を行った。

アサド大統領が公の場で発言するのは2014年7月16日の大統領就任演説以来4ヶ月ぶり。

SANA(11月20日付)によると、アサド大統領は、バアス党の役割について、今日シリアが直面している危機のなかで、万人に対して開かれたイデオロギー政党としての党の重要性が明らかになったと述べた。

アサド大統領によると、こうした重要性への認識は、領内でのテロとの戦いだけでなく、思想をもって対抗すべき過激思想との戦いが行われているなかで、より強まっているという。

アサド大統領はまた、現下の危機がこれまで以上に政治化しているがゆえ、バアス党の活動をさらに発展させる必要があると指摘し、アラブ性(ウルーバ)から発揚される明確な思想的・政治的計画を構築することで、こうした発展が可能になると述べた。

そのうえで、今後脅威に立ち向かうため党内のさまざまなレベルで対話を行うことが肝要だと強調した。

一方、シリア情勢、中東情勢、国際情勢に関して、アサド大統領は、シリア軍がさまざまなレベルで武装テロ集団との戦いを継続していると述べるとともに、国民和解を推し進めることが重要だとの認識を示した。

そのうえで国際社会が、テロリストに資金、武器を供与する諸外国に圧力をかけ、国民和解を支援する努力を行うべきだと述べた。

アサド大統領は、ダーイシュ(イスラーム国)をはじめとする武装テロ集団の犯罪に対して、国際社会がどのように対処すべきかというヴィジョンを欠いていると指摘、こうした組織の台頭が無の状態から生まれることはあり得ず、シリアを破壊し、その国民統合、治安、安定を脅かそうとするタクフィール主義組織への武器、資金援助の結果だと批判した。

最後にアサド大統領は、中東地域が分岐点にさしかかっていると指摘、今後の方向性がシリア国民の抵抗、友好諸国の姿勢、そしてそれ以外の国際社会の当事者(欧米諸国、アラブ湾岸諸国など)にテロの脅威を理解させることにかかっていると力説した。

アサド大統領の報告に続いて、出席者を交えた質疑応答が行われたという。

SANA, November 20, 2014
SANA, November 20, 2014

AFP, November 20, 2014、AP, November 20, 2014、ARA News, November 20, 2014、Champress, November 20, 2014、al-Hayat, November 21, 2014、Kull-na Shuraka’, November 20, 2014、al-Mada Press, November 20, 2014、Naharnet, November 20, 2014、NNA, November 20, 2014、Reuters, November 20, 2014、SANA, November 20, 2014、UPI, November 20, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ヘーゲル国防長官、「(アサドは)間接的に得をしている」(2014年11月19日追記)

チャック・ヘーゲル米国防長官はCBS(11月19日付)のインタビューで、シリアのアサド政権がイスラーム国との戦いのために米国が主導する有志連合の空爆によって「間接的に得をしている…。こうした状況を作り出したのはアサドだ。シリアで軍事的解決はないだろう。外交的解決があるのみだ…。誰も完全に失敗した政府をシリアに望んでいない。アサドがどのように去るかがきわめて重要だ」と述べた。

CBS, November 19, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き:ケリー国務長官、爆撃はアサド政権に資さないと強調(2014年11月19日追記)

ジョン・ケリー米国務長官は、国務省のフェイスブックのアカウントでシリア情勢に関して「シリアでのイスラーム国への空爆は逆の効果をもたらし、独裁者(アサド政権)に資すると考えている者がいる…。しかしこうした考え方はシリアの政治情勢を読み違えたものだ」とのコメントを伝えた。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はアフリカ諸国歴訪に先立ってアンカラ国際空港で記者団に対して、米国など有志連合は「我々が要請した何らの措置も講じてない」と批判した。

またエルドアン大統領は、シリアの「穏健な反体制派」への教練に関して、「当事者は教練計画に関して何らの最終的な措置も講じていない」と付言した。

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国連総会第3委員会は、シリア、イラクでのダーイシュ(イスラーム国)とシリアでのアサド政権の人権侵害を非難する決議案(サウジアラビア提出)を賛成125、反対13(中国、ロシア、イラン、北朝鮮など)、棄権47で採択した。

AFP, November 19, 2014、AP, November 19, 2014、ARA News, November 19, 2014、Champress, November 19, 2014、al-Hayat, November 20, 2014、Kull-na Shuraka’, November 19, 2014、al-Mada Press, November 19, 2014、Naharnet, November 19, 2014、NNA, November 19, 2014、Reuters, November 19, 2014、SANA, November 19, 2014、UPI, November 19, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線が拘束する人質の解放条件をダーイシュが提示(2014年11月19日)

MTV(11月19日付)は、シリアのカラムーン地方(ダマスカス郊外県)のシリア筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線によって拘束されているレバノン軍兵士・治安部隊隊員を、ルーミヤ政治刑務所に収監されているジハード主義武装集団の釈放を条件に解放するとの姿勢を示している、と報じた。

AFP, November 19, 2014、AP, November 19, 2014、ARA News, November 19, 2014、Champress, November 19, 2014、al-Hayat, November 20, 2014、Kull-na Shuraka’, November 19, 2014、al-Mada Press, November 19, 2014、MTV, November 19, 2014、Naharnet, November 19, 2014、NNA, November 19, 2014、Reuters, November 19, 2014、SANA, November 19, 2014、UPI, November 19, 2014などをもとに作成。

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