米中央軍(CENTCOM)は、1月28日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は10回で、ハサカ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)、マーリア市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, January 29, 2016などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
クッルナー・シュラカー(1月28日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表(およびスイス外務省)は、29日に開催予定のジュネーブ3会議に反体制活動家および野党指導者10人を新たに招聘した。
リヤド最高交渉委員会、「ロシア・リスト」の活動家に加えた新たに招聘されたのは、サリーム・ハイル・ビク氏、ターリフ・アフマド氏、アルヤーン・マスアド氏、ナウワーフ・ムラッヒム氏、マフムード・マルイー氏、マイス・クライディー氏、スハイル・サルミーニー氏、バルウィーン・イブラーヒーム氏、ジャアファル・マシュハディーヤ氏、アブドゥルマジード・ハンムー氏。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はシリア人に向けてビデオ演説(http://webtv.un.org/watch/staffan-de-mistura-special-envoy-for-syria-message-to-the-syrian-people/4726417460001)を英語で行い、シリア国民に対して会議参加予定者に出席を促し、成果をもたらすよう声を上げて欲しいと訴えた(アラビア語翻訳はhttp://webtv.un.org/watch/المبعوث-الخاص-للأمم-المتحدة-لسوريا-ستيفان-دي-مستورا…رسالة-إلى-الشعب-السوري/4726545548001)。
デミストゥラ共同特別代表の演説内容の骨子は以下の通り。
「今日の私のメッセージは、シリア国内外、難民キャンプなどすべての場所にいるすべてのシリア人男性、女性、子供に向けたものです」。
「我々はあなたたちが声を上げることに期待しています。「ハラース」、つまり「もうおしまいにしてくれ」と言って欲しいのです。またシリア内外からこの会議(ジュネーブ3会議)に参加するすべての者に期待していると言い、彼らがシリアにおいて平和的な問題解決にいたるためのヴィジョンを持ち、交渉で妥協でき、また彼らにはそうする必要があることを確信させて欲しいのです」。
「あなた方(シリア国民)は充分な会議を目にしています。そのうちの2回の会議はすでに開催されました。今回の会議が失敗することなどあってはなりません。私たちはあなた方の声を効いてきました。私たちはシリア国民、シリアの女性、男性、そして子供たちに会う度に、あなた方がこう言うのを聞いてきました。「殺戮、拷問、投獄はもういい、「ハラース」(おしまいにしてくれ)、「キファーヤ」(もういい)」と言うのを聞いてきました」。
「私たちはこうした声を聞いてきました。私たちは今、この会議に参加するすべての者にあなた方が向けているこうした声を聞かねばなりません。「この会議を失ってはならないチャンスとしなければならない」という声を聞かねばなりません」。
「私たちは国連が示すヴィジョンであなた方を失望させるつもりはありません。あなた方は我々はシリア国民を見捨てないことが分かっています。しかし、私たちは今が好機で、我々が全力を尽くすであろうということをあなた方に感じて欲しいのです」。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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『ハヤート』(1月29日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、リヤド最高交渉委員会が要請していた説明に対して「人道問題は交渉に勝る」とする「個人的見解」を含む書簡を返送した。
リヤド最高交渉委員会は、ジュネーブ3会議への参加の是非を最終決定するのに先だって、デミストゥラ共同特別代表に対して、シリア政府による都市の包囲、人道支援物資搬入などに関する国連の対応に関して説明を求めていた。
サーリム・ムスラト氏が出した声明によると、デミストゥラ共同特別代表は書簡のなかで、国連安保理決議第2254号の第12、13項がシリア国民の意思を表現した正当な権利で、交渉の余地がないと回答したという。
そのうえで、声明は「我々は(会議への)参加と交渉開始に対して真剣に考えているが、交渉開始を妨げているのは、民間人への空爆と飢餓である」と付言し、会議参加の是非をいまだ最終決定していないことを明らかにした。
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リヤド最高交渉委員会のメンバーの一人でシリア革命反体制勢力国民連立の幹部の一人のジョルジュ・サブラー氏は『ハヤート』(1月29日付)に対して、交渉委員会が指名した代表団は29日にジュネーブ入りするだろうと述べた。
委員会の報道官を務めるムンズィル・マーフース氏もAFP(1月28日付)に対し「委員会(の代表団は)29日にはジュネーブにはいないだろう。なぜならまだ参加するかを決定していなからだ」と述べた。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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『ハヤート』(1月29日付)によると、ジュネーブ3会議への参加をめざすいわゆる「ロシア・リスト」の主導的活動家5人は、滞在先のスイスのローザンヌからジュネーブに移動し、会議の主催者である国連(スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表)に対してリヤド最高交渉委員会と同等の代表権を与えるよう要請する書簡を提出した。
ジュネーブ入りしたのは、変革解放人民戦線代表のカドリー・ジャミール前副首相、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首、シリア民主評議会のハイサム・マンナーア共同代表、イルハーム・アフマド氏、ランダ・カッスィース氏。
書簡で5人は、リヤド最高交渉委員会と「モスクワ・リスト」の代表者の数をそれぞれ15人とするよう要請したという。
また「モスクワ・リスト」に名を連ねる、ナムルード・スライマーン氏、サリーム・ハイル・ビク氏は28日、ジュネーブへの到着を30日から1日に延期すると発表した。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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フランスのフランソワ・オランド大統領は、フランスを訪問中のイランのハサン・ロウハーニー大統領と会談後の記者会見でシリア情勢に触れ、ジュネーブ3会議の遅れに遺憾の意を示す一方、シリアへの人道支援物資の搬入の必要を強調し、リヤド最高交渉委員会の姿勢に理解を示した。
オランド大統領は「我々には責任があるのであって、フランスは覇権を望んでおらず、和平やテロとの戦いに資したいと考えている。我々は危機収束のために行動しなければならない」と述べたうえで「シリアに人道支援物資を搬入し、政治移行プロセスに向けた交渉を促さねばならない」と強調した。
これに対して、ロウハーニー大統領は、アサド大統領の進退に関する記者からの質問に答えるかたちで「問題はシリア国民の手のなかにあり、彼らが自分たちの国について決めるのだ。シリアの問題は個々人(政権幹部)にあるのではなく、テロ、そしてダーイシュ(イスラーム国)にある」と述べた。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がガントゥー市を空爆し、子供7人、女性3人を含む11人が死亡した。
ロシア軍と思われる戦闘機はまたラスタン市を空爆した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北部のクルド山一帯で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員がロシア軍の指揮のもと、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦、ロシア軍が同地を空爆した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がナリラヤー村を空爆した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がタマーニア町でシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を攻撃し、メンバー19人を殲滅、53人を負傷させた。
シリア軍はまた、カフルタ・ハーリーム市でヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
これに関して、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、ロシア軍がカフルタハーリーム村を空爆し、住民15人が死亡、20人が負傷した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区にある大使徒モスクをシリア軍が砲撃する一方、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団は、アレッポ市アズィーズィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ムーカーンブー地区、ナイル通りなどシリア政府支配地域を砲撃し、女性1人が死亡、12人が負傷した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がハイヤーン町、アレッポ市バニー・ザイド地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、ARA News(1月28日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がハンダラート・キャンプ一帯のシリア軍拠点を攻撃した。
他方、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、反体制武装集団はアレッポ市南部のバルーズィーヤ村を奪還したという。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒルブナフサ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がムーリク市、スカイク村、ラハーヤー村、カフルズィーター市、アトシャーン村、マアルカバ村でジュンド・アクサー機構、カフルズィーター殉教者旅団などと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市とムウダミーヤト・シャーム市を結ぶ回廊地帯を「樽爆弾」、地対地ミサイルと思われる砲弾で砲撃、また戦闘機(所属明示せず)がマルジュ・スルターン村郊外のナシャービーヤ町、サーリヒーヤ村を空爆した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がナワー市を砲撃した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、マハッタ地区、バジャービジャ地区、マンシヤ地区、アトマーン村、ブスラー・シャーム市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(1月28日付)によると、ウンム・シャルシューフ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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NNA(1月28日付)によると、レバノン軍はレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、シャームの民のヌスラ戦線の車輌を攻撃、戦闘員複数人を殺傷した。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、January 29, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市東部のクワイリス航空基地一帯で進軍を続け、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍兵士20人、ダーイシュ・メンバー14人が死亡した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアレッポ市東部のバールーザ村、アイン・ジャマージマ村でダーイシュ(イスラーム国)を殲滅、同地を制圧し、治安と安定を回復した。
シリア軍はまた、ジュッブ・サファー村、ムサイビーン丘一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。
一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外のワーディー・アブヤド・ダム一帯、ウンク・ハワー村、ムシャイリファ村、スード丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がムハイミーダ村、ヒサーン村を空爆した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がアリーシャ町一帯、第47地区一帯、アジャージャ村一帯を空爆した。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いガズル村(いわゆる「安全地帯」内)でジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、武装集団メンバー2人が死亡した。
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一方、ARA News(1月28日付)によると、ユーフラテス川に面する国境の町ジャラーブルス市近郊に展開するダーイシュ(イスラーム国)がトルコ軍の車輌を攻撃、トルコ軍がこれに応戦した。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県で活動するヌールッディーン・ザンキー運動(シャーム戦線参加組織)のアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク報道官はクッルナー・シュラカー(1月28日付)に対して、アレッポ市内の拠点複数カ所を「他の組織」に譲渡することを決定したと語った。
アブドゥッラッザーク報道官によると、ヌールッディーン・ザンキー運動はアレッポ市および同市郊外一帯に160以上の拠点を保有しているが、資金部族による「大いなる圧力」に曝され、譲渡を決定したという。
ヌールッディーン・ザンキー運動が拠点を譲渡した組織名は明らかにしなかったが、クッルナー・シュラカー(1月27日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市および同市北部に増援部隊を派遣、検問所などを新たに設置していると伝えている。
AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ハムラー地区にある学校近くで爆発が発生した。
一方、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の柑橘園東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がクワイリス航空基地に近いワディーア村でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。
シリア軍はまた、アレッポ市郊外の発電所一帯、ジュッブ・カルブ村、ジュッブ・ガブシャ村、ラスム・アラム村などでダーイシュと交戦したほか、バーブ市のダーイシュ拠点、教練キャンプ、武器庫を空爆した。
一方、クッルナー・シュラカー(1月28日付)によると、ロシア軍によるバーブ市一帯への空爆で民間人25人が死傷した。
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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のムハイミーダ村にある反体制活動家でバッカーラ部族の長を名のるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏の邸宅を空爆で破壊し、民間人数十人が死傷した。
一方、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がマヤーディーン市、スブフ村、ブーライル村、スブハ村、アブー・ハマーム市、シュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆、またブガイリーヤ村、ルーワード丘一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がジュッブ・マザーリーア村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍第128旅団が展開する東カラムーン地方の丘3カ所を制圧したと発表した。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、January 28, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、ロシア軍士官らの指揮のもと、クルド山、トルクメン山一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦、ロシア軍が同地一帯、キンサッバー町、カッバーニー村、トゥウーマー村などを空爆した。
一方、SANA(1月27日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県北部での反体制武装集団の掃討を継続し、サルマー町西部のムザイリア村、ウワイナート村、ルワイサト・マアラカ村、マルカー山、第361地点を制圧、治安と安全を回復した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒルブナフサ村を砲撃し、またロシア軍と思われる戦闘機が同地を6回にわたり空爆した。
一方、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がヒルブナフサ村、カフルズィーター市、アトシャーン村、ムーリク市、ウンム・サフリージュ村、ジュッブ・ライヤーン村、ラハーヤー村、スカイク村でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とジハード主義武装集団がダーライヤー市一帯など東グータ地方カ所で交戦した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市を制圧したシリア軍部隊が、同市北西部のハマド丘、クーム・バサル丘一帯に展開した。
一方、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がスーラ村、ブスラーシャーム市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、ロシア軍がアナダーン市を空爆、市内の病院を破壊した。
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イドリブ県では、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がアリーハー市、タマーニア町、ジャルジャナーズ町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍諸組織の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(1月27日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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ダマスカス県では、ARA News(1月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシリア政府の停戦合意に沿って、「ダマスカス州」のダーイシュを指導する司令官(アミール)のアブー・サイヤーフ・ファッラーマ氏が戦闘員およびその家族合わせて数十人とともにラッカ市に向けて退去した。
なお、2014年7月2日にイスラーム軍がダマスカス県南部のファッラーマ氏の拠点とされる施設を襲撃した際、アルコール飲料、「わいせつ」なビデオ、タバコを押収したことから(https://youtu.be/yAY6nAciyAo)、ファッラーマ氏は「アミール・セックス」の異名で知られていた。


AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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シリア人権監視団は、1月1日から27日早朝までの約4週間で、ロシア軍戦闘機の空爆による民間人の死者数が471人を記録したと発表した。
うち18歳未満の子供が127人、18歳以上の女性が56人だという。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県で活動するシャーム戦線とシャーム革命家大隊は共同ビデオ声明(https://youtu.be/-BKlVC4iKAk)を出し、「政治、軍事、運命面のすべてのレベルにおいて」完全統合したと発表した。
統合後はシャーム戦線を名乗るという。
両組織はまた、他の反体制武装集団に対して「隊列を整え、言葉を一つにする」よう呼びかけ、糾合を訴えた。
シャーム革命家大隊はアレッポ市南部郊外一帯を主な活動の場とする一方、シャーム戦線は、「命じられるままに進め連合」、ムジャーヒディーン軍、ヌールッディーン・ザンキー運動、アサーラ・ワ・タンミヤ運動などからなる武装連合組織で、アレッポ県北部、とりわけ米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」でダーイシュ(イスラーム国)との戦いに重点を置いてきた。

AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、ARA News(1月26日付)によると、シリア領内のバッル村(アアザーズ市近郊)一帯(「安全地帯」内)で、スルターン・ムラード旅団をはじめとするシャーム戦線諸組織がダーイシュ(イスラーム国)と交戦するなか、トルコ軍がダーイシュ拠点を砲撃、また米主導の有志連合も同地一帯を空爆した。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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『ハヤート』(1月28日付)によると、デミストゥラ共同特別代表が民主統一党のムスリム共同党首に招聘状を送らなかったことに対し、いわゆる「モスクワ・リスト」に名を連ねる反体制派が憤慨し、ムスリム共同党首が招聘されない場合、ジュネーブ3会議への出席を見合わせるとの態度を示したという。
また彼らは、これと合わせて、バッシャール・ジャアファリー国連代表大使、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣が率いるとされているシリア政府代表団に関して、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣(兼副首相)を団長とするようスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表に要請したという。
これに関して、ARA News(1月27日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の参加組織・支援団体から構成されるシリア民主評議会の共同代表を務めるカフム代表のハイサム・マンナーア氏が、民主統一党と西クルディスタン移行期民政局が招聘されていないとして、ジュネーブ3会議への招聘を拒否すると発表した、と伝えた。
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リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は、委員会が国連の潘基文事務総長に、ジュネーブ3会議への出席に同意する旨文書で直接回答したことを明らかにした。
『ハヤート』(1月28日付)によると、ヒジャーブ元首相は同時に、潘事務総長に対して、「シリア国民に対して国際社会が義務を履行」するよう求め、シリア軍、ロシア軍による住宅地への空爆・砲撃の停止や包囲解除の必要を訴えるとともに、ジュネーブ3会議の議題に関して、ジュネーブ合意(2012年6月)に従い、全権を有する移行期統治機関の樹立、領土の一体性、軍・治安機関の改編を通じた国家機関の維持、あらゆるテロの拒否、アサド大統領と政権幹部を排除したかたちでの多元的態勢の樹立をめざすよう改めて主張した。
ヒジャーブ元首相はさらに、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表にも書簡を送り、シリア政府による都市の包囲、人道支援物資搬入などに関する国連の対応に関して説明を求め、その回答を待っていることを明らかにした。
なお複数の活動家によると、リヤド最高交渉委員会は、デミストゥラ共同特別代表からの回答を待って、28日に改めて会合を開き、ジュネーブ3会議への対応を最終決定するという。
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『ハヤート』(1月29日付)によると、ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、ジュネーブ3会議への民主統一党サーリフ・ムスリム共同党首の参加に関して、29日から予定されている会合(第1ラウンド)ではなく、次回ラウンドから参加するだろう、と述べた。
民主統一党がジュネーブ3会議に参加した場合、ISSG(国際シリア連絡グループ)を脱退するとしていたトルコはこれを受け、ISSGへの残留と、2月15日に予定されているISSG会合へのを決めたという。
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『ハヤート』(1月29日付)は、デミストゥラ共同特別代表が送付した招聘状の内容が、シリア政府、リヤド最高交渉委員会宛のものと、いわゆる「ロシア・リスト」宛のもので異なっていると伝えた。
同記事によると、リヤド最高交渉委員会宛のものは、組織(すなわちリヤド最高交渉委員会)に対して、15人の代表を派遣するよう要請しているのに対し、「ロシア・リスト」宛のものは、代表個々人に宛てて送られているという。
また、シリア政府への招聘状は、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣を団長とする使節団に参加が要請されている。
シリア政府側は、交渉使節団の本部をダマスカスに設置し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣を総監督、バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とする方針をとっていた。
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マーク・トナー米国務省報道官は、29日に開始予定のジュネーブ3会議への参加の是非を最終決断しないリヤド最高交渉委員会の姿勢に関して「前提条件を設けずに…歴史的な機会を活かしジュネーブに行くべきだ」と述べた。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、January 29, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、ARA News(1月26日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊との緊張関係が続くアレッポ市シャイフ・マクスード地区を、シリア軍がヘリコプターで空爆し、住民4人が死亡、子供3人を含む9人が負傷した。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、フーア市、カファルヤー町の国防隊およびシリア軍が、ファトフ軍と捕虜交換を行い、拘束中のファトフ軍戦闘員35人を釈放した。
これに対して、ファトフ軍はフーア市、カファルヤー町住民29人を解放した。
AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)などによると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が、シリア政府の支配下にとどまる県北部のヌッブル市、ザフラー町の掌握と、アレッポ市と県北部一帯の分断をめざすかたちで、戦闘員約1,500人、車輌約200輌からなる増援部隊を派遣した。
これに関して、ザマーン・サスル(1月27日付)は、ヌスラ戦線がアレッポ市内にも進駐し、「シリア軍の攻撃に備える」との名目で複数の地区に展開していると伝えた。

AFP, January 27, 2016、AP, January 27, 2016、ARA News, January 27, 2016、Champress, January 27, 2016、al-Hayat, January 28, 2016、Iraqi News, January 27, 2016、Kull-na Shuraka’, January 27, 2016、al-Mada Press, January 27, 2016、Naharnet, January 27, 2016、NNA, January 27, 2016、Reuters, January 27, 2016、SANA, January 27, 2016、UPI, January 27, 2016、Zaman al-Wasl, January 27, 2017などをもとに作成。
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ヒムス県では、シリア人権監視団、SANA(1月26日付)によると、ヒムス市ザフラー地区のスィッティーン通りで連続自爆テロが発生し、シリア軍兵士・国防隊隊員15人、女性7人を含む29人(SANAによると22人)が死亡した。
同監視団によると、最初の爆発は爆弾を積んだ車による自爆、2回目の爆発は自爆ベルトによる自爆で、1回目の自爆犯は現場に車を停車させ、ヒムス県知事などを罵倒、兵士・国防隊隊員、住民が集まったのを見計らって自爆、その後2回目の自爆犯がしばらくして同じ現場で自爆ベルトを爆破させたという。

この連続自爆テロに関して、ダーイシュ(イスラーム国)ヒムス州はインターネットを通じて「治安作戦」を実行したと発表、犯行を認めた。

AFP, January 26, 2016、AP, January 26, 2016、ARA News, January 26, 2016、Champress, January 26, 2016、al-Hayat, January 27, 2016、Iraqi News, January 26, 2016、Kull-na Shuraka’, January 26, 2016、al-Mada Press, January 26, 2016、Naharnet, January 26, 2016、NNA, January 26, 2016、Reuters, January 26, 2016、SANA, January 26, 2016、UPI, January 26, 2016などをもとに作成。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人士官が、シャイフ・マスキーン市を完全制圧した。
同市は2015年初めに反体制武装集団によって制圧され、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の戦略拠点だった。
また、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がシャイフ・マスキーン市全土で反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安と安定を回復した。
シリア軍はまた、ダルアー市バジャービジャ地区、マンシヤ地区西部、アッバースィーヤ地区、ラハム村、カラク村で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
また、シリア軍参謀長のアリー・アブドゥッラー・アイユーブ准将が総司令部幹部とともにシャイフ・マスキーン市を視察した。


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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月26日付)によると、ロシア軍、シリア軍がアリーハー市を2度にわたり空爆し、民間人9人が死亡、数十人が負傷した。
空爆は「ホワイト・ヘルメット」の拠点に対して行われたという。
ロシア軍はまた、タルマーニーン村空爆し、住民15人が死亡、数十人が負傷した。
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アレッポ県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がアレッポ市バニー・ザイド地区、ラーシディーン地区、ジャービリーヤ地区、アイン・ジャマージマ村、カッバースィーン村、アナダーン市、ハイヤーン町、タッル・ジャビーン村などで反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、シリア軍はムウダミーヤト・シャーム市とダーライヤー市を回廊地帯を制圧、両市の分断に成功した。
AFP, January 26, 2016、AP, January 26, 2016、ARA News, January 26, 2016、Champress, January 26, 2016、al-Hayat, January 27, 2016、Iraqi News, January 26, 2016、Kull-na Shuraka’, January 26, 2016、January 27, 2016、al-Mada Press, January 26, 2016、Naharnet, January 26, 2016、NNA, January 26, 2016、Reuters, January 26, 2016、SANA, January 26, 2016、UPI, January 26, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、SANA(1月26日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市近郊のアイン・ハンシュ村を制圧、同地の治安と安定を回復した。
また、クッルナー・シュラカー(1月27日付)によると、ロシア軍はバーブ市一帯を空爆し、住民18人が死亡した。
AFP, January 26, 2016、AP, January 26, 2016、ARA News, January 26, 2016、Champress, January 26, 2016、al-Hayat, January 27, 2016、Iraqi News, January 26, 2016、Kull-na Shuraka’, January 26, 2016、January 27, 2016、al-Mada Press, January 26, 2016、Naharnet, January 26, 2016、NNA, January 26, 2016、Reuters, January 26, 2016、SANA, January 26, 2016、UPI, January 26, 2016などをもとに作成。
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ARA News(1月26日付)は、イドリブ県北西部一帯で活動する複数の武装集団が「シャーム防衛者運動」の名で新たな武装連合組織を結成したと伝えた。
「シャーム防衛者運動」に参加したのは、イドリブ殉教者旅団のほか、シャームの民のヌスラ戦線やシャーム自由人運動が主導するファトフ軍から離反した武装集団、戦闘員ら。
彼らはジャマール・マアルーフ氏が率いていたシリア革命家戦線の「残党」で、司令官はアフマド・カナーティリー中佐が務めるという。

AFP, January 26, 2016、AP, January 26, 2016、ARA News, January 26, 2016、Champress, January 26, 2016、al-Hayat, January 27, 2016、Iraqi News, January 26, 2016、Kull-na Shuraka’, January 26, 2016、al-Mada Press, January 26, 2016、Naharnet, January 26, 2016、NNA, January 26, 2016、Reuters, January 26, 2016、SANA, January 26, 2016、UPI, January 26, 2016などをもとに作成。
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イスラエルのモシェ・ヤアロン国防大臣は訪問先のギリシャでパノス・カメノス外務大臣との会談後の記者会見で、「ダーイシュ(イスラーム国)は非常に長い間、石油と引き替えにトルコから資金を得てきた。私はこうした状況が終わることを望んでいる」と述べた。
ヤアロン国防大臣はまた「トルコは欧州からシリア、そしてイラクへのジハード主義者の往来を許し、それがダーイシュのテロ・ネットワークの一部をなしている」と指摘、「これらすべてを止めるかどうかを…決めるのはトルコ、トルコ政府、トルコの指導部だ…。トルコは我々と和解する意思はあるだろう。そうすれば、トルコはテロを支援するのではなく、テロと戦う地域の包括的な取り組みの一環をなすことができる」と付言した。
『ハアレツ』(1月26日付)が伝えた。
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トルコのアフメト・ダウトオール首相は、シリア政府と反体制派の和平交渉(ジュネーブ3会議)に関して、公正発展党(AKP)の議員らを前に「我々は、民主統一党、人民防衛隊がテーブルに就くことを断固拒否する」と述べた。
AFP(1月26日付)が伝えた。
AFP, January 26, 2016、AP, January 26, 2016、ARA News, January 26, 2016、Champress, January 26, 2016、al-Hayat, January 27, 2016、Iraqi News, January 26, 2016、Kull-na Shuraka’, January 26, 2016、al-Mada Press, January 26, 2016、Naharnet, January 26, 2016、NNA, January 26, 2016、Reuters, January 26, 2016、SANA, January 26, 2016、UPI, January 26, 2016などをもとに作成。
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワでの記者会見で、シリア情勢に関して「軍事的手段だけでテロを打ち負かすことは不可能で、紛争解決に向けた政治的措置と戦闘が統合されねばならない。またイラクやシリアでダーイシュ(イスラーム国)が行っているようなテロリストによる経済インフラの利用の阻止に向けた措置が講じられねばならない」と述べた。
またジュネーブ3会議に関して「シリアのクルド人が参加しない和平交渉が行われても何の結果ももたらさない」と付言し、西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党の参加の必要を改めて強調した。
そのうえで「シリア国際支援グループ(ISSG)のなかで一カ国だけがクルド人、とりわけ民主統一党を招聘することに反対している」と述べ、トルコを暗に批判した。
しかし、反体制派代表団の人選については、リヤド最高交渉委員会が選出した反体制派の代表に限定されることを拒否するとしつつも、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表の決定に委ねると述べた。
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最高交渉委員会はリヤドで4度目となる会合を開き、1月29日に開催が延期となったジュネーブ3会議への対応を協議した。
クッルナー・シュラカー(1月26日付)によると、委員会は声明で、2012年6月末のジュネーブ2会議、国連安保理決議第2118号(2013年)、そして第2254号に従い、ジュネーブ3会議に参加する用意があると表明するとともに、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が発送した会議への招聘状の内容に関していくつかの点を確認するための書簡を送ったことを明らかにした。
そのうえで、交渉開始に先立って現地での状況改善(包囲解除、支援物資搬入、逮捕者釈放、処刑停止など)を実現する必要、すなわち国連安保理決議第2254号における第12、13項の履行の必要をあらためて強調、国連の潘基文事務総長に対して、「シリア国民に対する砲撃、包囲・飢餓作戦」を「戦争犯罪」とみなすとの問いかけ(1月14日の声明での問いかけ)への回答を待っていると付言した。
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アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、リヤド最高交渉委員会に対する米国の「最後通告」をはじめとする諸外国、国際社会の圧力を批判、拒否すると発表した。
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