シリア国民連合のハウジャ議長「中国は安保理常任理事国であり、シリア政府と反体制派と等距離を保とうとしている」(2016年1月7日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ議長は中国を訪問し、王毅外交部長と会談した。

会談後、ハウジャ議長は「中国は安保理常任理事国であり、シリア政府と反体制派と等距離を保とうとしている」と述べた。

AFP, January 8, 2016、AP, January 8, 2016、ARA News, January 8, 2016、Champress, January 8, 2016、al-Hayat, January 9, 2016、Iraqi News, January 8, 2016、Kull-na Shuraka’, January 8, 2016、al-Mada Press, January 8, 2016、Naharnet, January 8, 2016、NNA, January 8, 2016、Reuters, January 8, 2016、SANA, January 8, 2016、UPI, January 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系のジュンド・アクサー機構は、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動によるダーイシュ(イスラーム国)細胞の処刑に反発しファトフ軍としての活動中止を宣言(2016年1月7日)

アル=カーイダ系組織のジュンド・アクサー機構は、ファトフ軍の作戦司令室のもとでの活動を中止すると発表した。

ジュンド・アクサー機構の声明によると、活動中止は、ファトフ軍執行部メンバーのシャーム自由人イスラーム運動のアブー・ユースフ氏が、執行部長(アミール)のアブー・キターダ氏の許可を得ず、ダーイシュ(イスラーム国)のために活動していたとされる細胞のメンバー(投獄中)を公開処刑したことを受けたもの。

ジュンド・アクサー機構は声明で、処刑を「個人的振る舞い」「行き過ぎ」と非難している。

なお、ファトフ軍加盟組織で活動停止を宣言したのは、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団についで2組織目。

Kull-na Shuraka', January 8, 2016
Kull-na Shuraka’, January 8, 2016

AFP, January 8, 2016、AP, January 8, 2016、ARA News, January 8, 2016、Champress, January 8, 2016、al-Hayat, January 9, 2016、Iraqi News, January 8, 2016、Kull-na Shuraka’, January 8, 2016、al-Mada Press, January 8, 2016、Naharnet, January 8, 2016、NNA, January 8, 2016、Reuters, January 8, 2016、SANA, January 8, 2016、UPI, January 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合はシリア領内で3回の爆撃を実施(2016年1月7日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月7日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は3回で、アイン・イーサー市近郊(2回)、マンジジュ市近郊(1回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, January 8, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がアレッポ県西部でヌスラ戦線などと戦うシリア民主軍を爆撃支援する一方、米軍は県東部のティシュリーン・ダムに駐留との情報(2016年1月7日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室諸派が交戦するマーリキーヤ村、カシュタアール村、マンナグ航空基地一帯をロシア軍と思われる戦闘機が空爆した。

一方、シリア民主軍は県東部のティシュリーン・ダム一帯のユーフラテス川西岸地域でダーイシュと交戦を続け、有志連合と思われる戦闘機が航空支援を行った。

このほか、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がナッジャーラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同村おおよびその周辺の丘2カ所を制圧した。

他方、アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(1月8日付)によると、県北部のいわゆる「安全地帯」内で活動するスルターン・ムラード旅団が、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある12カ村を軍事地区に指定、住民に退去を求めた。

**

こうしたなか、地元調整委員会は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧したアレッポ県ユーフラテス河畔のティシュリーン・ダムに関して、シリア民主軍ではなく、米軍が制圧・駐留しており、同地の北西部に位置するダーイシュの主要拠点の一つマンビジュ市攻略の準備を行っていると発表した。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、January 8, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がヒムス県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年1月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカルヤタイン市郊外でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を攻撃した。

またシリア軍はダーイシュの支配下にあるタドムル市を「樽爆弾」で空爆した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラッカ市各所を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(1月7日付)は、ダーイシュがラッカ市で郵便局に勤める女性をシリア政府に内通していたとして処刑した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダイル・ザウル市工業地区、ハウィーカ地区、労働者住宅地区、ラサーファ地区、フワイジャト・サクルを空爆した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)は、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市クスール地区、ジャウラ地区を砲撃した。

他方、SANA(1月7日付)によると、シリア軍のダイル・ザウル航空基地守備隊が、飛行場北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍、ロシア軍がダマスカス郊外県を爆撃・砲撃する一方、反体制派もダマスカス郊外県、ダマスカス県を砲撃(2016年1月7日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市各所に対して「樽爆弾」40発を、ムウダミーヤト・シャーム市各所に「樽爆弾」8発を投下した。

ダーライヤー市ではまた、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦し、シリア軍兵士1人が死亡した。

さらに、ロシア軍と思われる戦闘機が、ザマルカー町を空爆し、子供3人を含む10人が死亡、数十人が負傷した。

一方、SANA(1月7日付)によると、東グータ地方を拠点とする反体制武装集団がハラスター市郊外の住宅地を砲撃し、6人が死傷した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、アブー・ルンマーナ地区、シャアラーン地区(ダール・サラーム女学校周辺)、ハムラー地区、ウマウィーイーン広場近くに反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が着弾した。

また、SANA(1月7日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方を拠点とする反体制武装集団が中心街を砲撃し、迫撃砲弾複数発が着弾した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマスハラ村各所を砲撃した。

一方、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がマスハラ村東部、クナイトラ市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がダルアー市マンシヤ地区一帯で、ジハード主義武装集団と交戦した。

またロシア軍と思われる戦闘機がシャイフ・マスキーン市を少なくとも12回にわたり空爆、ジハード主義武装集団戦闘員4人がシリア軍との戦闘で死亡した。

シリア軍側も戦闘で2人が死亡した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団がラスタン市一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北部のトルクメン山、クルド山一帯で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、シャーム自由人イスラーム運動、アンシャール・シャーム、第1沿岸師団、第2沿岸師団などからなる反体制武装集団と交戦、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆した。

一方、SANA(1月7日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハーラ山、バイト・ファーリス山、サッラーフ村、バイト・ファーリス村、ダグダガーン農場および県北部の山岳地帯複数カ所(ルサイサト・アブー・ガマーム、ルサイサト・シャイフ・サルマーン、第292地点、第296地点、第387地点、第465地点、第342地点、第489地点)を、反体制武装集団と交戦の末に制圧した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区、ズィルバ村、ハーン・トゥーマーン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

これに対して、シリア政府支配下のヌッブル市、ザフラー町各所に対してジハード主義武装集団(シャーム戦線とシャームの民のヌスラ戦線)が砲撃を加え、複数の住民が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダイル・ジャマール村一帯、ブザーア村一帯を空爆した。

一方、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がシャワーヤー丘、アレッポ市ライラムーン地区、ジャズマーティー地区、ラーシディーン地区で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアリーハー市を空爆する一方、ファトフ軍はイドリブ市で男性5人を銃殺刑に処した。

一方、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がアリーハー市でファトフ軍の拠点を攻撃し、少なくとも戦闘員5人を殺害した。

**

ハマー県では、SANA(1月7日付)によると、シリア軍がアトシャーン村でシャーム自由人イスラーム運動の拠点に対して特殊作戦を行う一方、ムーリク市一帯でジュンド・アクサー機構を攻撃し、戦闘員30人以上を殲滅した。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

UNHCRは反体制武装集団が籠城するダマスカス郊外県マダーヤー町への人道支援物資搬入をシリア政府が受諾したことを歓迎(2016年1月7日)

UNHCRは声明を出し、シリア政府が反体制武装集団が籠城するダマスカス郊外県マダーヤー町と、シリア政府支配下イドリブ県フーア市、カファルヤー町への人道支援物資搬入に同意したとして歓迎の意を表明した。

しかし、マダーヤー町の活動家によると、国連からの人道支援物資は7日現在も届いておらず、シリア軍による包囲は続いている、という。

『ハヤート』(12月8日付)が伝えた。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン大統領選挙が34回目の延期(2016年1月7日)

ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会(34回目、1月7日予定)が定足数に達しなかったことを受け、会合を2月8日に再び延期すると決定した。

ナハールネット(1月7日付)が伝えた。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動がイドリブ県でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルを摘発(2016年1月7日)

イドリブ県では、ARA News(1月7日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動がマアッラト・ヌウマーン市内で大規模な捜索活動を行い、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルを摘発した。

このセルは1月2日のジャルジャナーズ町でのシャーム自由人イスラーム運動所属のスンナの兵旅団司令官のアブドゥルカーディル・ダブアーン氏(アブー・タミーム)暗殺に関与しているという。

AFP, January 7, 2016、AP, January 7, 2016、ARA News, January 7, 2016、Champress, January 7, 2016、al-Hayat, January 8, 2016、Iraqi News, January 7, 2016、Kull-na Shuraka’, January 7, 2016、al-Mada Press, January 7, 2016、Naharnet, January 7, 2016、NNA, January 7, 2016、Reuters, January 7, 2016、SANA, January 7, 2016、UPI, January 7, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.