米中央軍(CENTCOM)は、1月29日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して33回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は16回で、ハサカ市近郊(2回)、フール町近郊(3回)、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(2回)、マーリア市近郊(5回)、ワフスィーヤ村近郊(2回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, January 30, 2016などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市東部のクワイリス航空基地、発電所一帯でシリア軍と交戦した。
また、ARA News(1月29日付)によると、ロシア軍戦闘機がバーブ市を空爆し、女性、子供を含む14人が死亡した。
さらにロシア軍はマンビジュ市、アウン村を空爆し、子供1人が死亡した。
一方、クッルナー・シュラカー(1月30日付)によると、ロシア軍がクワイリス航空基地近郊のダーイシュ(イスラーム国)支配下のブザーア村などを空爆し、民間人25人が死傷した。
他方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がウンム・ディムナ村、ジュッブ・カルブ村、ジュッブ・ガブシャ村、タッル・アブー・ハンナ村、スィーン村、ザンヌーラ村、タッル・マクスール村、アイン・ジャフシュ村、タッル・ハッターバート村周辺、ジュッブ・サファー村、発電所一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを空爆・攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がジュナイナ村を空爆し、住民3人が死亡した。
またダーイシュはブガイリーヤ村などでの戦闘で捕捉した国防隊の隊員4人をハトラ村で処刑した。
一方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、ジュナイナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
これに対して、ダーイシュはダイル・ザウル市クスール地区を砲撃し、子供3人が死亡、3人が負傷した。
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ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯、ジャズル・ガス採掘所一帯、ヒヤール山、西部郊外三角地帯、採石場一帯、ウンク・ハワー村、カルヤタイン市南部および東部、アスィーラ村、マハッサ地区、ジバーブ・ハマド村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラッカ県では、ARA News(1月29日付)によると、ロシア軍がマアダーン町郊外のスワイダ村、ブーラマダーン村を空爆した。
空爆は金曜の集団礼拝時に行われた。
死傷者数は不明。
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アッシリア人権監視団は、2015年2月にハサカ県タッル・シャーミーラーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に拉致していた住民(アッシリア教徒)のうち16人が新たに解放されたと発表した。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、January 30, 3016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、県北部で活動するアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、イッザ軍、ナスル軍、シャーム軍団などのジハード主義武装集団および「穏健な反体制派」が、ジャビーン村、ズラーキーヤート村、ザリーン村、シャルユート村、マサースィナ村、ブワイダ村にあるシリア軍検問所への攻撃を行い、シリア軍の第1防衛ラインを突破した。
一方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がムーリク市、ラハーヤー村、アトシャーン村、マアルカバ村、カフルヌブーダ町、ズラーキーヤート村、ラトミーン村、ザカート村、カフルズィーター市でジュンド・アクサー機構などの反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員がロシア軍士官とともに、クルド山一帯でトルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、マズィーン村および同地周辺の山岳地帯で進軍を続け、同村、ルース山、カラーイア村、カールーラ村、カスタル村、バーシューラ村、バイト・ダドゥー村、バラードゥーン山、カルア山、ハドル山などを制圧、治安と安定を回復した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団がアレッポ市南部のハーン・トゥーマーン村森林地帯でシリア軍、国防隊と交戦した。
一方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がアレッポ市シャイフ・サイード地区、サーリヒーン地区、バニー・ザイド地区、ブアイディーン地区、バーブ・ナイラブ地区、シュカイイフ地区で反体制武装集団の拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
他方、ARA News(1月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局が実効支配するアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、人民防衛諸集団がシリア軍兵士2人を殺害した。
シリア軍による同地への砲撃への報復だという。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャイフ・マスキーン村周辺一帯で反体制武装集団と交戦した。
一方、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がダルアー市ジャジャービジャ地区、マンシヤ地区、難民キャンプ地区、ヤードゥーダ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マルジュ・スルターン村一帯、ダーライヤー市各所が空爆を受けた。
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クナイトラ県では、SANA(1月29日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにクルーム丘、ブザーク丘一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
なお、シリア革命家戦線の総司令部は声明を出し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員が包囲を続けるダマスカス郊外県マダーヤー町、クナイトラ県のカルーム丘、ブザーク丘、ジャッバー村などの解放を目的とする「マダーヤーの子供救済」の戦いを開始すると発表した。
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ヒムス県では、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がラスタン市、ウンム・シャルシューフ村、イッズッディーン村、ガントゥー市、タルビーサ市、ティールマアッラ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
一方、ARA News(1月29日付)によると、ロシア軍、シリア軍がタルビーサ市を空爆した。
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イドリブ県では、SANA(1月29日付)によると、シリア軍がナリラヤー村、タマーニア町でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジャラーブルス市および同市に面するトルコ国境のカルカムシュ市近郊でトルコ軍と交戦した。
クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、戦闘はトルコの国境警備隊とダーイシュの間で行われ、トルコ軍の複数の消息筋によると、ダーイシュ戦闘員複数人が死亡した。
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ハサカ県では、ダイリーク市の活動家がARA News(1月29日付)に明らかにしたところによると、同市郊外のシャルマサーフ村で行われていた住民の集会にトルコ軍が発砲、1人が負傷した。
住民はトルコ軍による領土侵犯に抗議する集会を行っていた。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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クッルナー・シュラカー(1月29日付)は、アサド大統領が数日前、タラール・マフルーフ少将を共和国護衛隊司令官に任命したと発表した。
タラール・マフルーフ少将は第105旅団司令官を務めてきたが、同旅団は故バースィル・アサド氏、バッシャール・アサド現大統領、離反士官のマナーフ・トゥラース氏が司令官を務めてきた。
これと合わせて、アサド大統領は、バディーア・ムスタファー・アリー少将を共和国護衛隊司令官職から解く一方、ザイド・サーリフ准将を第105旅団司令官に任命した。
アリー少将は、シュハイブ・アリー・スライマーン少将の後任として2012年に共和国護衛隊司令官に就任していた。
さらにアウス・アイー・アスラーン少将を第2軍団司令官に任命した。
このほか、東部戦線司令官のイサーム・ザフルッディーン少将をダイル・ザウル県からダマスカス県に召還したという。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はマナール・チャンネル(1月29日付)を通じてテレビ演説を行い、自由国民潮流代表で国民議会議員のミシェル・アウン元国軍司令官の大統領就任に向けて「道義的、政治的」に支持・関与すると述べた。
ナスルッラー書記長は「我々はアウン元司令官の大統領指名を支持するために道義的、政治的に取り組んできた」とする一方、サアド・ハリーリー元首相が後押しするマラダ潮流のスライマンーン・フランジーヤ代表に関しては「もう一人の親友が指名されても、私はアウン元司令官への指示を取り下げることはない。しかし、このことはフランジーヤ代表が大統領に値しないということではない」と述べた。

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NNA(1月29日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、レバノン軍とシャームの民のヌスラ戦線が交戦、ヌスラ戦線戦闘員複数人が死傷した。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Qanat al-Manar, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、ARA News(1月29日付)によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市内および同市郊外各所で、反体制派代表にジュネーブ3会議への参加を求めるデモが行われた。
デモが行われたのは、アレッポ市シャッアール地区、フィルドゥース地区、マイサル地区、ハラク地区、ハイヤーン町、アナダーン市、タッル・リフアト市など。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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リヤド最高交渉委員会は、ジュネーブ3会議への参加の是非をめぐる協議を継続した。
『ハヤート』(1月30日付)によると、協議では、代表団メンバー15人の派遣を求めるスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表委員会の要請を受けるかたちで、すでに任命済みの30人の代表団メンバーのうちの15人を本メンバー、15人を予備メンバーに振り分けることや、イスラーム軍のムハンマド・ムスタファー・アッルーシュ氏を代表団から排除することなどが争点となったという。
また、委員会内での協議と並行して、ジョン・ケリー米国務長官が反体制派を支援する西側諸国および中東地域諸国に「電話外交」を展開し、委員会に圧力をかけ、参加させるよう説得する一方、米国、英国、フランスが、シリア政府と反体制派の交渉開始に先立って、都市部への空爆停止や包囲解除といった委員会の要求に応えるために行動するようロシアに求めたという。
こうした米国などの動きを受けるかたちで、最高交渉委員会は、ジュネーブに代表団を派遣すると正式に発表した。
最高交渉委員会は声明で「相手方(シリア政府)が交渉プロセスの前段階である国連チームとの折衝において、国際社会における義務や人道的要求を真摯に実行するかを試すために政治プロセスに参加することを決定した」と発表した。
『ハヤート』(1月30日付)などによると、これを受け、最高交渉委員会が指名した代表団や関係者30~35人がジュネーブ入りする見込み。
スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表とともにジュネーブ3会議のとりまとめを行うラムズィー・ラムズィー副代表はジュネーブで、いわゆる「ロシア・リスト」に名を連ねる反体制派の代表者らと会談した。
ラムズィー副代表と会談したのは、変革解放人民戦線代表のカドリー・ジャミール前副首相、シリア民主評議会共同特別代表のハイサム・マンナーア氏ら。
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『ハヤート』(1月30日付)は、いわゆる「モスクワ・リスト」に名を連ねている主要な反体制活動家の一人で、トルコとサウジアラビアがジュネーブ3会議への参加に拒否の姿勢をしめしている民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、ジュネーブを去ったと報じた。


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なお、『ハヤート』(1月30日付)は、西側高官の話として、デミストゥラ共同特別代表が、ジュネーブ3会議の交渉で「人道問題、停戦、そして政治プロセス」の三つを同時並行で進める意向だと伝えた。
これに対して、米国は、「停戦」、「人道支援」を優先させ、シリア政府と反体制派の和平プロセスは次回以降のラウンドで審議することを望んでいる一方、イランは、「停戦」、「挙国一致内閣樹立」、「憲法改正」、「総選挙」という順序での和平プロセスをめざしているという。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、29日に開幕したシリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3会議」に関して、リヤド最高交渉委員会および同委員会が任命した交渉団にアル=カーイダ系のイスラーム過激派組織であるシャーム自由人イスラーム運動と非アル=カーイダ系のイスラーム過激派組織であるイスラーム軍が参加することを拒否すると改めて述べた。
この発言は、ゲンナージー・ガティロフ外務次官がスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表に対して示していた見解を繰り返したもの。
ザハロフ報道官は「テロリストがテーブルに着いたかたちで問題解決に向けた交渉を行うことは不可能だ」と述べた。
またザハラフ報道官は「バッシャール・アサド大統領の政策を完全に支持するなどと宣言したことはない。またアサド政権に反対するすべての反体制派をテロ組織とみなしているわけでもない…。我々は常にダマスカスが犯した過ちを指摘してきた」と付言した。
そのうえで、「シリアのすべての当事者は前提条件なしにジュネーブ3会議に出席すべきだ」と述べ、リヤド最高交渉委員会が任命した代表団に会議への参加を促した。
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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はイスタンブールで記者団に対して、「穏健な反体制派」の和平交渉への参加は、ロシアが彼らに対する空爆を停止しなければ難しい、と述べた。
ロイター通信(1月29日付)が伝えた。
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イランのハサン・ロウハーニー大統領はフランス24、『ル・モンド』、フランス・クルチュール国営ラジオとのインタビューのなかで、シリア情勢に関して「政治的解決には時間がかかるだろう…。この交渉(ジュネーブ3会議)で迅速に成果がもたらされることを望んでいるが…、シリアも問題は非常に複雑だ…。解決策が政治的にもたらさねばならないと考えているが、数週間で結果を出すことは難しいだろう」と述べた。
AFP(1月29日付)が伝えた。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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シリア紛争の政治的解決に向けたシリア政府と反体制派の代表による和平会議「ジュネーブ3」会議が、当初の予定(25日)より4日遅れて、スイスの首都ジュネーブで開始された。
バッシャール・ジャアファリー国連代表大使を団長とするシリア政府代表団はジュネーブでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表と会談した。
複数の国連筋によると、ジャアファリー国連代表大使は会談で、シリアの統合、独立、主権の維持に努めるとの姿勢を改めて示すと共に、「テロ組織を庇護し、これらの組織が国際テロ組織に認定されることを拒否する勢力」が反体制派の代表のなかに含まれていると指摘した。
ジャアファリー国連代表大使は、「穏健な反体制派」と名づけられた勢力が外国のテロリストと結託し、シリア領内で代理戦争を行っているとしたうえで、国連安保理での諸決議は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そしてこれらの組織とつながりがあるテロ組織、具体的にはシャーム自由人イスラーム運動を国際テロ組織に指定していると主張した。
これに対して、デミストゥラ共同特別代表は、シリア人どうしの交渉を通じた危機の政治的解決が必要だとの見方を改めて示したという。
また、デミストゥラ共同特別代表は会談後、シリア政府、反体制派代表との個別協議が3~4日続くとしたうえで、反体制派に対して「無条件」でのジュネーブ3会議への参加を呼びかけた。
ジャアファリー国連代表大使はしかし、シリア政府が現下の危機の政治的解決をめざす対話に対して真摯に取り組む意思を表明した。
SANA(1月29日付)が伝えた。

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クッルナー・シュラカー(1月29日付)などによると、シリア政府代表団は以下の通り:
1. 団長:バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表(駐ニューヨーク)
2. フサームッディーン・アーラー駐ジュネーブ国連シリア大使
3. アフマド・アルヌース外務在外居住者省法務顧問
4. アムジャド・イーサー大統領府報道局長
5. ウマル・ウースー(シリア・クルド人国民イニシアチブ代表、人民議会議員)
6. アフマド・クズバリー
7. ムハンマド・ハイル・アッカーム
8. アマル・ヤーズジー
9. ハサン・バフリー
10. アムジャド・イーサー
11. アンマール・アルサーン
12. ジャミーラ・シュルバジー
13. イリヤース・シャーヒーン
14. サーミル・バリーディー
15. ウサーマ・アリー
16. ルワイユ・シュルバジー
(17. 統括者(ダマスカスから代表団を統括):ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣)
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なお、『ハヤート』(1月30日付)は、西側高官の話として、デミストゥラ共同特別代表が、ジュネーブ3会議の交渉で「人道問題、停戦、そして政治プロセス」の三つを同時並行で進める意向だと伝えた。
これに対して、米国は、「停戦」、「人道支援」を優先させ、シリア政府と反体制派の和平プロセスは次回以降のラウンドで審議することを望んでいる一方、イランは、「停戦」、「挙国一致内閣樹立」、「憲法改正」、「総選挙」という順序での和平プロセスをめざしているという。
AFP, January 29, 2016、AP, January 29, 2016、ARA News, January 29, 2016、Champress, January 29, 2016、al-Hayat, January 30, 2016、Iraqi News, January 29, 2016、Kull-na Shuraka’, January 29, 2016、al-Mada Press, January 29, 2016、Naharnet, January 29, 2016、NNA, January 29, 2016、Reuters, January 29, 2016、SANA, January 29, 2016、UPI, January 29, 2016などをもとに作成。
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