米主導の有志連合はシリア領内で10回の爆撃を実施(2016年1月28日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月28日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は10回で、ハサカ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)、マーリア市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)のダーイシュの施設に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, January 29, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はリヤド最高交渉委員会、「ロシア・リスト」に加え反体制派・野党の代表10人をジュネーブ3会議に新たに招聘(2016年1月28日)

クッルナー・シュラカー(1月28日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表(およびスイス外務省)は、29日に開催予定のジュネーブ3会議に反体制活動家および野党指導者10人を新たに招聘した。

リヤド最高交渉委員会、「ロシア・リスト」の活動家に加えた新たに招聘されたのは、サリーム・ハイル・ビク氏、ターリフ・アフマド氏、アルヤーン・マスアド氏、ナウワーフ・ムラッヒム氏、マフムード・マルイー氏、マイス・クライディー氏、スハイル・サルミーニー氏、バルウィーン・イブラーヒーム氏、ジャアファル・マシュハディーヤ氏、アブドゥルマジード・ハンムー氏。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はシリア国民に対し、ジュネーブ3会議参加予定者に出席を促し、成果をもたらすよう声を上げて欲しいと訴える(2016年1月28日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はシリア人に向けてビデオ演説(http://webtv.un.org/watch/staffan-de-mistura-special-envoy-for-syria-message-to-the-syrian-people/4726417460001)を英語で行い、シリア国民に対して会議参加予定者に出席を促し、成果をもたらすよう声を上げて欲しいと訴えた(アラビア語翻訳はhttp://webtv.un.org/watch/المبعوث-الخاص-للأمم-المتحدة-لسوريا-ستيفان-دي-مستورا…رسالة-إلى-الشعب-السوري/4726545548001)。

デミストゥラ共同特別代表の演説内容の骨子は以下の通り。

「今日の私のメッセージは、シリア国内外、難民キャンプなどすべての場所にいるすべてのシリア人男性、女性、子供に向けたものです」。

「我々はあなたたちが声を上げることに期待しています。「ハラース」、つまり「もうおしまいにしてくれ」と言って欲しいのです。またシリア内外からこの会議(ジュネーブ3会議)に参加するすべての者に期待していると言い、彼らがシリアにおいて平和的な問題解決にいたるためのヴィジョンを持ち、交渉で妥協でき、また彼らにはそうする必要があることを確信させて欲しいのです」。

「あなた方(シリア国民)は充分な会議を目にしています。そのうちの2回の会議はすでに開催されました。今回の会議が失敗することなどあってはなりません。私たちはあなた方の声を効いてきました。私たちはシリア国民、シリアの女性、男性、そして子供たちに会う度に、あなた方がこう言うのを聞いてきました。「殺戮、拷問、投獄はもういい、「ハラース」(おしまいにしてくれ)、「キファーヤ」(もういい)」と言うのを聞いてきました」。

「私たちはこうした声を聞いてきました。私たちは今、この会議に参加するすべての者にあなた方が向けているこうした声を聞かねばなりません。「この会議を失ってはならないチャンスとしなければならない」という声を聞かねばなりません」。

「私たちは国連が示すヴィジョンであなた方を失望させるつもりはありません。あなた方は我々はシリア国民を見捨てないことが分かっています。しかし、私たちは今が好機で、我々が全力を尽くすであろうということをあなた方に感じて欲しいのです」。

UN, January 28, 2016
UN, January 28, 2016


AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会は「人道問題は交渉に勝る」とするデミストゥラ共同特別代表の回答を得るも、ジュネーブ3会議参加の是非に結論を出さず(2016年1月28日)

『ハヤート』(1月29日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、リヤド最高交渉委員会が要請していた説明に対して「人道問題は交渉に勝る」とする「個人的見解」を含む書簡を返送した。

リヤド最高交渉委員会は、ジュネーブ3会議への参加の是非を最終決定するのに先だって、デミストゥラ共同特別代表に対して、シリア政府による都市の包囲、人道支援物資搬入などに関する国連の対応に関して説明を求めていた。

サーリム・ムスラト氏が出した声明によると、デミストゥラ共同特別代表は書簡のなかで、国連安保理決議第2254号の第12、13項がシリア国民の意思を表現した正当な権利で、交渉の余地がないと回答したという。

そのうえで、声明は「我々は(会議への)参加と交渉開始に対して真剣に考えているが、交渉開始を妨げているのは、民間人への空爆と飢餓である」と付言し、会議参加の是非をいまだ最終決定していないことを明らかにした。

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リヤド最高交渉委員会のメンバーの一人でシリア革命反体制勢力国民連立の幹部の一人のジョルジュ・サブラー氏は『ハヤート』(1月29日付)に対して、交渉委員会が指名した代表団は29日にジュネーブ入りするだろうと述べた。

委員会の報道官を務めるムンズィル・マーフース氏もAFP(1月28日付)に対し「委員会(の代表団は)29日にはジュネーブにはいないだろう。なぜならまだ参加するかを決定していなからだ」と述べた。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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民主統一党のサーリフ・ムスリム党首ら「モスクワ・リスト」に名を連ねる主導的反体制活動家5人はジュネーブ入りし、リヤド最高交渉委員会と対等な地位を求める(2016年1月28日)

『ハヤート』(1月29日付)によると、ジュネーブ3会議への参加をめざすいわゆる「ロシア・リスト」の主導的活動家5人は、滞在先のスイスのローザンヌからジュネーブに移動し、会議の主催者である国連(スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表)に対してリヤド最高交渉委員会と同等の代表権を与えるよう要請する書簡を提出した。

ジュネーブ入りしたのは、変革解放人民戦線代表のカドリー・ジャミール前副首相、民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首、シリア民主評議会のハイサム・マンナーア共同代表、イルハーム・アフマド氏、ランダ・カッスィース氏。

書簡で5人は、リヤド最高交渉委員会と「モスクワ・リスト」の代表者の数をそれぞれ15人とするよう要請したという。

また「モスクワ・リスト」に名を連ねる、ナムルード・スライマーン氏、サリーム・ハイル・ビク氏は28日、ジュネーブへの到着を30日から1日に延期すると発表した。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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フランスのオランド大統領「シリアに人道支援物資を搬入し、政治移行プロセスに向けた交渉を促さねばならない」(2016年1月28日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は、フランスを訪問中のイランのハサン・ロウハーニー大統領と会談後の記者会見でシリア情勢に触れ、ジュネーブ3会議の遅れに遺憾の意を示す一方、シリアへの人道支援物資の搬入の必要を強調し、リヤド最高交渉委員会の姿勢に理解を示した。

オランド大統領は「我々には責任があるのであって、フランスは覇権を望んでおらず、和平やテロとの戦いに資したいと考えている。我々は危機収束のために行動しなければならない」と述べたうえで「シリアに人道支援物資を搬入し、政治移行プロセスに向けた交渉を促さねばならない」と強調した。

これに対して、ロウハーニー大統領は、アサド大統領の進退に関する記者からの質問に答えるかたちで「問題はシリア国民の手のなかにあり、彼らが自分たちの国について決めるのだ。シリアの問題は個々人(政権幹部)にあるのではなく、テロ、そしてダーイシュ(イスラーム国)にある」と述べた。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍と思われる戦闘機がヒムス県ガントゥー市を爆撃し、民間人多数が死傷(2016年1月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がガントゥー市を空爆し、子供7人、女性3人を含む11人が死亡した。

ロシア軍と思われる戦闘機はまたラスタン市を空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、県北部のクルド山一帯で、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員がロシア軍の指揮のもと、シャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなるジハード主義武装集団と交戦、ロシア軍が同地を空爆した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がナリラヤー村を空爆した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がタマーニア町でシャームの民のヌスラ戦線の拠点複数カ所を攻撃し、メンバー19人を殲滅、53人を負傷させた。

シリア軍はまた、カフルタ・ハーリーム市でヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、ロシア軍がカフルタハーリーム村を空爆し、住民15人が死亡、20人が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区にある大使徒モスクをシリア軍が砲撃する一方、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団は、アレッポ市アズィーズィーヤ地区、ハーリディーヤ地区、ムーカーンブー地区、ナイル通りなどシリア政府支配地域を砲撃し、女性1人が死亡、12人が負傷した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がハイヤーン町、アレッポ市バニー・ザイド地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(1月28日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がハンダラート・キャンプ一帯のシリア軍拠点を攻撃した。

他方、クッルナー・シュラカー(1月29日付)によると、反体制武装集団はアレッポ市南部のバルーズィーヤ村を奪還したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒルブナフサ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がムーリク市、スカイク村、ラハーヤー村、カフルズィーター市、アトシャーン村、マアルカバ村でジュンド・アクサー機構、カフルズィーター殉教者旅団などと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市とムウダミーヤト・シャーム市を結ぶ回廊地帯を「樽爆弾」、地対地ミサイルと思われる砲弾で砲撃、また戦闘機(所属明示せず)がマルジュ・スルターン村郊外のナシャービーヤ町、サーリヒーヤ村を空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がナワー市を砲撃した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、マハッタ地区、バジャービジャ地区、マンシヤ地区、アトマーン村、ブスラー・シャーム市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月28日付)によると、ウンム・シャルシューフ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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NNA(1月28日付)によると、レバノン軍はレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、シャームの民のヌスラ戦線の車輌を攻撃、戦闘員複数人を殺傷した。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、January 29, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部のクワイリス航空基地一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦(2016年1月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市東部のクワイリス航空基地一帯で進軍を続け、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍兵士20人、ダーイシュ・メンバー14人が死亡した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアレッポ市東部のバールーザ村、アイン・ジャマージマ村でダーイシュ(イスラーム国)を殲滅、同地を制圧し、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、ジュッブ・サファー村、ムサイビーン丘一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、戦闘機(所属明示せず)が同地を空爆した。

一方、SANA(1月28日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外のワーディー・アブヤド・ダム一帯、ウンク・ハワー村、ムシャイリファ村、スード丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がムハイミーダ村、ヒサーン村を空爆した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機がアリーシャ町一帯、第47地区一帯、アジャージャ村一帯を空爆した。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県北部のトルコ国境地帯でダーイシュ(イスラーム国)とトルコ軍が交戦(2016年1月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いガズル村(いわゆる「安全地帯」内)でジハード主義武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、武装集団メンバー2人が死亡した。

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一方、ARA News(1月28日付)によると、ユーフラテス川に面する国境の町ジャラーブルス市近郊に展開するダーイシュ(イスラーム国)がトルコ軍の車輌を攻撃、トルコ軍がこれに応戦した。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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シャーム戦線に参加するヌールッディーン・ザンキー運動はアレッポ市の拠点を「他の組織」に譲渡すると発表(2016年1月28日)

アレッポ県で活動するヌールッディーン・ザンキー運動(シャーム戦線参加組織)のアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク報道官はクッルナー・シュラカー(1月28日付)に対して、アレッポ市内の拠点複数カ所を「他の組織」に譲渡することを決定したと語った。

アブドゥッラッザーク報道官によると、ヌールッディーン・ザンキー運動はアレッポ市および同市郊外一帯に160以上の拠点を保有しているが、資金部族による「大いなる圧力」に曝され、譲渡を決定したという。

ヌールッディーン・ザンキー運動が拠点を譲渡した組織名は明らかにしなかったが、クッルナー・シュラカー(1月27日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線がアレッポ市および同市北部に増援部隊を派遣、検問所などを新たに設置していると伝えている。

AFP, January 28, 2016、AP, January 28, 2016、ARA News, January 28, 2016、Champress, January 28, 2016、al-Hayat, January 29, 2016、Iraqi News, January 28, 2016、Kull-na Shuraka’, January 28, 2016、al-Mada Press, January 28, 2016、Naharnet, January 28, 2016、NNA, January 28, 2016、Reuters, January 28, 2016、SANA, January 28, 2016、UPI, January 28, 2016などをもとに作成。

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