米中央軍(CENTCOM)は、2月14日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を行ったと発表した。
このうちシリア領内での空爆は4回で、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。
CENTCOM, February 15, 2016などをもとに作成。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
ダイル・ザウル県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村、ダイル・ザウル市フサイニーヤ地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ハミーディーヤ地区、アルディー地区、ラシュディーヤ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯、ムハイミーダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のバルハリーン村、スィーン村、ジャディーダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を破壊し、同地を制圧、治安と安定を回復した。
シリア軍はまた、ブルジュ・アザーウィー村、タンバル村、ジュッブ・アリー村のダーイシュ拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がラフジャーン村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がマハッサ地区、ウンク・ハワー村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハサカ県では、 ARA News(2月14日付)によると、有志連合がハサカ市南部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点都市の一つタッル・アブヤド市やマアーッラト・アルティーク村を20回以上にわたり空爆、また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が同地一帯でヌスラ戦線らと交戦した。
ARA News(2月14日付)によると、人民防衛隊主体のシリア民主軍はタッル・リフアト市一帯でアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団と交戦した。
クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると、シリア民主軍は、ロシア軍の航空支援を受け進軍を続け、タッル・リフアト市の西部入り口に到達したという。
またシリア軍もタッル・アブヤド市近郊のアナダーン市、マリーミーン村、タナブ村を「樽爆弾」で空爆した。
一方、SANA(2月14日付)によると、アレッポ市南部のアーミリーヤ村でシリア軍が反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、カルム・タッラーブ地区、ジャンドゥール交差点地区、ジュルーム地区、マイサル地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月14日付)によると、ロシア軍がドゥーマー市、フーシュ・ナスリー村を複数回にわたり空爆した。
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ラタキア県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部のバルーマー村、マズィーン村、ルワイサト・フマイルーシュ村、マジュダル・ヒーヒヤー村、シャイフ・ムスタファー山、シャイフ・アイユーブ山、アイン・ガザール山、第679地点、第529.5地点、第466地点、第956.9地点、第425.5地点、第429.5地点、第448.5地点で反体制武装集団の掃討を完了し、同地を制圧、治安と安定を回復した。
シリア軍はまたこれに先立ち、県北東部(ルワイサト・マリク一帯、ダフラト・アルド・ガドル、ルワイサト・ワター・スィンドヤーン、ルワイサト・ジャウズ、ナフシャバー、ズワイカート一帯、シャイフ・アブドゥッラー、ルワイサ山、アブー・アリー山、バイダー、ワーディー・アルド・カルタブ)で反体制武装集団の拠点に対して空爆を実施した。
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ダルアー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がバスラー・シャーム市、ダルアー市カラク地区、アッバースィーヤ地区、難民キャンプ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がカフルヌブーダ町、ラターミナ町でファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(2月14日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市、ラスタン市一帯、アイン・フサイン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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シリア軍総司令部は声明を出し、ダルアー県、ダマスカス郊外県東グータ地方、アレッポ県東部の「市民」に対して、武器を放棄したうえで、シリア政府当局との国民和解を早急に実施し、日常生活に復帰するよう呼びかけた。
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ARA News(2月14日付)は、シリア軍の複数の消息筋の話として、アレッポ県北部に対するトルコ軍の越境砲撃に対する反撃命令がシリア軍から出されたと伝えた。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長宛に書簡を送り、13日にトルコ軍がアレッポ県北部を越境攻撃したと報告し、国連に対して「トルコ政府をはじめとするテロ支援国家にテロとの戦いに関する一連の国連安保理決議を遵守させ、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、そしてアル=カーイダとつながりがあるその他のテロ組織とこれらの国の関係を断ち切る」ための措置を講じるよう求めた。
書簡によると、トルコ軍は2月13日、アレッポ県北部のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、マンナグ村、アイン・ダクナ村、バーズィー・バーグ村などクルド人居住地域、シリア軍拠点を重火器で越境攻撃し、テロ組織を直接支援したという。
また、トルコ領内から14.5ミリ機関砲などを装備した車輌12両が、100人あまりの戦闘員を乗せて、トルコ領内からアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア領内に侵入したという。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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アレッポ県では、アナトリア通信(2月14日付)によると、アアザーズ市に向けて進軍する西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点複数カ所をトルコ軍が前日に引き続き重火器でトルコ領内から越境砲撃した。
砲撃の音はトルコ領内のキリス市からも聞こえたという。
またトルコのNTVニュース(2月14日付)は、トルコ軍がキリスで民主統一党メンバーと思われる3人を拘束したと伝えた。
一方、ARA News(2月14日付)によると、シリア民主軍広報局は声明を出し、トルコ軍の越境砲撃により、隊員3人が死亡したと発表した。
また、シリア民主評議会のライザーン・ハッドゥー氏の話として、トルコ軍によるマンナグ村、マリーミーン村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村一帯への越境砲撃により、住民数十人が死傷したと伝えた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ領から反体制武装集団の戦闘員約350人が重火器とともにアティマ村にある軍用の国境通行所を通過し、アレッポ県タッル・リフアト市方面に向かった。
トルコ当局は武装集団戦闘員の通行所を許可したという。
なお、これに関して、シリアの外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長に宛てた書簡で、トルコ領内から14.5ミリ機関砲などを装備した車輌12両が、100人あまりの戦闘員を乗せて、トルコ領内からアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を経由してシリア領内に侵入したと報告した。
AFP, February 14, 2016、Anadolu Ajansı, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NTV Haber, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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トルコのアフメト・ダウトオール首相は、トルコ軍によるアレッポ県北部のシリア民主軍拠点への越境砲撃に関して、「トルコとアレッポ県の人道回廊を寸断しようとしている」ことへの対抗措置だと述べ、自己正当化した。
ダウトオール首相は「我々は交戦規定に基づき、アアザーズ市周辺地域の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊拠点を砲撃した。すなわち人民防衛隊はトルコに対して敵対行為を行った」と述べた。
また「シリア北部の状況はトルコの安全保障を脅かすようになっており、テロロ組織である人民防衛隊の背後にいる諸勢力は、シリア人難民をトルコに流入させようとしている…。我々の介入はアアザーズに対する人民防衛隊の攻撃によってこうした事態が生じるのを阻止するためのものだ」と主張した。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は、第52回ミュンヘン国際安全保障会議に出席するために訪問しているドイツのミュンヘンで、ISSG(国際シリア支援グループ)外相会合での停戦に向けた合意に関して「ロシアはシリアでの軍事行動を停止しないだろう…。これが本当に国際社会において受け入れられている姿勢と言えるのか? 我々は希望を生み出す会議や発言に慣れきってしまったが、我々は行動を必要としている。我々が目にしている唯一の行動とはロシアによる民間人殺害だ」と批判した。
ヒジャーブ元首相はまた「今日ダーイシュ(イスラーム国)を守っているのはロシアだ」と断じた。
『ハヤート』(2月15日付)が伝えた。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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ロシア大統領府によると、ヴラジミール・プーチン大統領がバラク・オバマ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。
会談で両首脳は、ドイツのミュンヘンでのISSG(国際シリア支援グループ)外相会合での停戦に向けた合意を積極的に評価するとともに、合意実現に向け、外交チャンネルを駆使して協力を強化することで合意したという。
また、米ホワイト・ハウスによると、電話会談で、オバマ大統領は、「シリアの穏健な反体制派への空爆を停止することで、建設的な役割を果たす」ようプーチン大統領に求めたという。
『ハヤート』(2月15日付)が伝えた。
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ロシアのドミトリー・メドヴェージェフ首相は、アサド政権が「シリアにおける唯一の正統な勢力」だとしたうえで、その退陣は「混乱」をもたらすことになると警鐘を鳴らした。
Euro News(2月14日付)が伝えた。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、Euro News, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はリヤドでの記者会見で「アサドはロシアに助けを求めているが、ロシアは彼を救うをことに失敗するだろう」と述べるとともに、「穏健な反体制派への空爆を停止」するよう求めた。
ジュバイル外務大臣は「30万の無実の人々の殺戮の背後にいる男が権力の座にとどまることは不可能だ…。アサドの退陣は時間の問題で、遅かれ早かれ、体制は崩壊し、アサドのいない新たなシリアの建設への道は開けるだろう」と述べた。
一方、シリア政府に対しては「シリア全域への人道支援の搬入を認め、無実の人々への攻撃を止め、政治移行を開始」するよう求めた。
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サウジアラビア国防省顧問のアフマド・アスィーリー准将は、サウジアラビア軍戦闘機がトルコ南東部のインジルリク航空基地に到着したと発表した。
AFP, February 14, 2016、AP, February 14, 2016、ARA News, February 14, 2016、Champress, February 14, 2016、al-Hayat, February 15, 2016、Iraqi News, February 14, 2016、Kull-na Shuraka’, February 14, 2016、al-Mada Press, February 14, 2016、Naharnet, February 14, 2016、NNA, February 14, 2016、Reuters, February 14, 2016、SANA, February 14, 2016、UPI, February 14, 2016などをもとに作成。
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