米国主導の有志連合はシリア領内で7回の爆撃を実施(2016年2月24日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月24日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回で、ブーカマール市近郊(2回)、フール町近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 25, 2016などをもとに作成。

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最新論考「陰り見えてきたシリアのIS:米・ロ・アサド政権の「呉越同舟」が奏功」(Janet)

青山弘之「陰り見えてきたシリアのIS:米・ロ・アサド政権の「呉越同舟」が奏功(ISとの戦い・シリア編)」

Janet、2016年2月24日

http://janet.jw.jiji.com/apps2/do/contents/searchstory/6342eceba1f0ce2568df98402f8ae532/special/20160224/459/viewtemplate1/7

「ダーイシュ」(過激派組織「イスラム国」の通称)がイラクとシリアで勢力を伸長し、「国際社会最大の脅威」と目されるようになって1年半以上がたつ。・・・

ダーイシュ(イスラーム国)はアレッポ県東部、南部でシリア軍に対する反転攻勢を続ける(2016年2月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、2日前にダーイシュ(イスラーム国)によって寸断されたハナースィル市・イスリヤー村街道一帯地域の奪還をめざして、同地一帯を攻撃した。

シリア軍によると、これにより、ハナースィル市北部のラスム・ナフル村を奪還したという。

またシリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が同地一帯を空爆した。

シリア軍の攻撃とロシア軍の空爆により、ダーイシュ戦闘員35人とダーイシュに忠誠を誓う武装集団の戦闘36人が死亡したという。

一方、SANA(2月24日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、ハナースィル市・イスリヤー村街道一帯を占拠するダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ARA News(2月24日付)によると、ダーイシュはシリア軍と交戦の末、バーブ市南西のファーフ村を制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市近郊でのダーイシュ(イスラーム国)との戦闘で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に従軍していたドイツ人戦闘員が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(2月24日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯(柑橘園一帯)、カルヤタイン市一帯、ハクル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市、イドリブ県アリーハー市、ダマスカス郊外県ダーライヤー市での攻勢を強める(2016年2月24日)

アレッポ県では、ARA News(2月24日付)によると、第16歩兵師団、スルターン・ムラード師団などからなる反体制武装集団がアレッポ市バニー・ザイド地区でシリア軍と交戦した。

一方、SANA(2月24日付)によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、シャッアール地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、シャームの民のヌスラ戦線やシャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍の支配下にあるアリーハー市を34度にわたり空爆し、子供2人と女性1人を含む住民8人が死亡し、30人余りが負傷した。

一方、SANA(2月24日付)によると、シリア軍がアリーハー市一帯でジュンド・アクサー機構に対して特殊作戦を実施し、戦闘員8人を殲滅した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月24日付)によると、反体制武装集団がワター農場、マズガリー村を奪還した。

シリア人権監視団によると、トルクメン山、クルド山一帯では、シリア軍、国防隊、アラブ系・アジア系民兵が、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などとの戦闘を続けた。

一方、SANA(2月24日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、下バルザ村でジハード主義武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市に「樽爆弾」40発以上を投下、地対地ミサイル5発を撃ち込んだ。

一方、SANA(2月24日付)によると、シリア軍がダーライヤー市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、同市南部の一帯(全長2キロ、幅800メートルの地帯)を制圧した。

このほか、シリア軍の包囲を受けるカフルバトナー町では、国連とシリア赤新月社が人道支援物資(貨物車輌15台分)を搬入した。

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ハマー県では、SANA(2月24日付)によると、シリア軍がカスル・ブン・ワルダーン村、ラターミナ町で、シャームの民のヌスラ戦線、イッザ大隊などからなる反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市内でヌスラ戦線とYPGが交戦を続けるなか、「穏健な反体制派」とシャーム自由人イスラーム運動はアレッポ県北西部からのYPGと革命家軍の撤退を求める(2016年2月24日)

アレッポ県では、ARA News(2月24日付)によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、カースティールー街道地区などでは、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が交戦した。

この戦闘で人民防衛隊は、シャイフ・マクスード地区でヌスラ戦線の戦車1輌を破壊した。

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アレッポ市およびアレッポ県北西部で活動する第1中隊、第16歩兵師団、シャーム自由人イスラーム運動などの反体制武装集団は共同声明を出し、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市の住民に対して、人民防衛隊、革命家軍に圧力をかけ、アレッポ県北西部の制圧地域から撤退させるよう求めた。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市(アレッポ県)郊外の村々への越境砲撃を続ける(2016年2月24日)

アレッポ県では、ARA News(2月24日付)によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外のディクマーディシュ村、カスタル・ジュンドゥー村、シャーディヤー村を越境砲撃し、迫撃砲弾30発以上が同地に着弾した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県で活動するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動はラタキア県でロシア軍士官の拠点に対して爆弾攻撃を敢行したと発表(2016年2月24日)

アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、21日にジャブラ市近郊のスヌーバル村でロシア軍士官らが駐留する拠点を爆弾を仕掛けた車で攻撃したと発表した。

爆発後、救急車両が死傷者を現場から搬送していったという。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県で活動するシャーム戦線などの「穏健な反体制派」が「解放軍」を結成し完全統合(2016年2月24日)

アレッポ県で活動する反体制武装集団5組織が、ビデオ声明を出し、「解放軍」を結成すると発表し、アサド政権の打倒に向けて活動を継続すると表明した。

「解放軍」を結成したのは、シャーム戦線、第46師団、第312師団、第9旅団、第314ハック連隊で、組織を解体して完全統合すると宣言した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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イラクの人民動員隊副司令官「作戦がシリア国境に達すれば、我々はシリア軍と共同行動を行う用意がある」(2016年2月24日)

イラクの人民動員隊(ハシュド)のアブー・マフディー・ムハンディス副司令官はカルバラー市での記者会見で、シリア治安部隊との共同行動を行う用意があると発表した。

ムハンディス副司令官は「シリアの治安部隊との情報交換、協調が行われている。作戦が両国国境に達すれば、我々は同部隊との共同行動の用意がある…。我々は近日中に大規模な作戦を行う予定である」と述べた。

『ハヤート』(2月25日付)が伝えた。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は「ダーイシュ、ヌスラ戦線と同様、PYD、YPGを停戦から排除すべき」と述べ、米国、ロシア、EU、イランを非難(2016年2月24日)

レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は大統領府で国会議員を前に演説し、そのなかで米・ロシアによるシリアでの敵対行為の停止に関する合意に関して、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊や民主統一党を停戦の対象から除外するよう主唱した。

エルドアン大統領は「ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線と同様、民主統一党、人民防衛隊は停戦から排除されねばならない。これらの組織はテロ組織だ」と述べた。

大統領は合意そのものに対しては原則歓迎するとしながらも、「米国、EU、国連、ロシア、イランが恥ずべきかたちで、アサド政権軍による民間人殺害を直接、間接に許している」と批判した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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ロシア、シリア政府は「交渉プロセスが成功しなかった場合の代替案について様々な議論を行っている」とのケリー米国務長官の発言に反発(2016年2月24日)

ジョン・ケリー米国務長官はシリア情勢に関して上院で「交渉プロセスにおいて成功しなかった場合の代替案について様々な議論が行われている」と述べ、反体制武装集団への支援増大の可能性を示唆した。

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シリア外務在外居住者省の高官筋は、ジョン・ケリー米国務長官の上院でのこの証言に関して、SANA(2月24日付)に対して「シリアの危機を長引かせ、分断をもたらそうとする可能性がある」と批判した。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ジョン・ケリー国務長官の上院での証言に関しては、「ロシア政府は「プランA」に力を注いでおり、このプランを実施するために検討、行動することが我々が優先事項だと考えている」としたうえで、米国が「自らの支援する勢力に影響力を行使」するべきだと述べた。

またロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官は、「米国が言う「プランB」については何も承知していない」としたうえで、「我々はできる限り(敵対行為の停止に関する合意を)実行するために努力しなければならず、米国側が前もって希望を失うことは許されない」と述べた。

さらにセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意をロシアが履行しないとする欧米諸国の疑義に関して「和平宣言ではなく、宣戦布告に聞こえる」と批判した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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ラトニー米国務省シリア問題担当特使はリヤド最高交渉委員会に米・ロシアによるシリアでの敵対行為停止に関する合意を受諾・遵守するよう要請(2016年2月24日)

マイケル・ラトニー米国務省シリア問題担当特使は声明を出し、リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相に対して、米・ロシアによるシリアでの敵対行為の停止に関する合意の詳細について伝え、停戦への参加、合意の受諾と遵守を決定するよう求めたことを明らかにした。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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オバマ米大統領は英仏独首脳に敵対行為停止に関する米・ロシアの合意への協力を要請(2016年2月24日)

バラク・オバマ米大統領は、デヴィッド・キャメロン英首相、フランスのフランソワ・オランド大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と個別にビデオ会談を行い、米・ロシアによるシリアでの敵対行為の停止に関する合意について協議した。

ホワイトハウスの声明によると、各国首脳は、すべての当事者に合意を履行するよう呼びかけるとともに、民間人への無差別攻撃の即時停止が重要であることを確認したという。

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また、オランド大統領は会談で「シリア政府とその支持者、とりわけロシアに圧力をかけ、空爆を停止させ、アレッポ市に人道支援物資を搬入せねばならない」と述べたという。

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バラク・オバマ大統領は、訪米中のヨルダン国王アブドゥッラー2世とワシントンDCで会談した。

会談で、オバマ大統領は、米・ロシアによる敵対行為の停止に関する合意への理解を求める一方、アブドゥッラー2世は「正しい方向に進んでいる」と述べ、合意を高く評価した。


AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はアサド大統領、サウジアラビアのサルマーン国王らに電話会談で敵対行為停止に関する米・ロシアの合意への協力を要請(2016年2月24日)

アサド大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、米・ロシアによる「敵対行為」停止と「テロとの戦い」継続に関する合意への対応について協議した。

アサド大統領は、電話会談でこの合意実施に向けてシリア政府が貢献する意思があると伝えた。

また両首脳は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、その他のテロロシ期に対する「テロとの戦い」継続の重要性を確認した。

SANA(2月24日付)が伝えた。

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ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官によると、プーチン大統領はまた、イランのハサン・ロウハーニー大統領、サウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とも電話会談を行い、合意への理解を求めた。

SPA(2月24日付)によると、サルマーン国王はプーチン大統領との電話会談で、「シリア国民の希望を実現することをめざし、ジュネーブ合意に基づく政治解決を支持する」と伝えたという。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、SPA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体「シリア民主評議会」は米・ロシアによる敵対行為停止をめぐる合意への支持を表明(2016年2月24日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、米・ロシアによるシリアでの敵対行為の停止をめぐる合意に関して、正しい方向への第1歩で、政治的解決に向けた路線を成熟、進歩させ得ると高く評価した。

シリア民主評議会は、「ダーイシュ、シャームの民のヌスラ戦線といったテロ組織との戦いを「愛国的、人道的義務」としてきたとするとともに、いかなる勢力からの攻撃に対しても引き続き「自衛権の行使を遵守するだろう」と表明した。

AFP, February 24, 2016、AP, February 24, 2016、ARA News, February 24, 2016、Champress, February 24, 2016、al-Hayat, February 25, 2016、Iraqi News, February 24, 2016、Kull-na Shuraka’, February 24, 2016、al-Mada Press, February 24, 2016、Naharnet, February 24, 2016、NNA, February 24, 2016、Reuters, February 24, 2016、SANA, February 24, 2016、UPI, February 24, 2016などをもとに作成。

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