米国務省報道官はイドリブ県、アレッポ県の病院に対する爆撃を非難(2016年2月15日)

ジョン・カービー米国務省報道官は、イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市とアレッポ県アアザーズ市の病院への空爆を非難するとともに、「シリア政府とその支援者は理由もなく、そして民間人保護に関する国際社会の取り決めを考慮せずにこうして攻撃を行っている」と批判した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市一帯に対する有志連合によると思われる爆撃を、ダーイシュ(イスラーム国)はロシア軍の爆撃と断じる(2016年2月15日)

ハサカ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信によると、ロシア軍がハサカ市南部のシャッダーディー市を空爆し、パン製造工場が破壊され、住民15人が死亡した。

これに関して、シャッダーディー市の住民だという人物は、ARA News(2月16日付)に対して、有志連合が同日晩にシャッダーディー市を複数回にわたって空爆したと述べた。

また、ARA News(2月16日付)によると、有志連合はダーイシュ支配下のシャッダーディー市郊外のジャブサ油田の居住区一帯を空爆した。

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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シリア民主軍に参加する革命家軍の士官が「預言者ムハンマドの革命を期待して市民の隊列に参加する」として離反(2016年2月15日)

クッルナー・シュラカー(2月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とともにシリア民主軍を主導する革命家軍の司令官の一人アブスィー・ターハー氏が革命家軍からの離反し、自身が率いるカアカーア旅団を解体すると発表した。

ターハー氏がツイッターを通じて明らかにしたによると、離反は「偉大なる預言者ムハンマドの革命を期待して市民の隊列に参加する」ためだという。

Kull-na Shuraka', February 16, 2016
Kull-na Shuraka’, February 16, 2016

AFP, February 16, 2016、AP, February 16, 2016、ARA News, February 16, 2016、Champress, February 16, 2016、al-Hayat, February 17, 2016、Iraqi News, February 16, 2016、Kull-na Shuraka’, February 16, 2016、al-Mada Press, February 16, 2016、Naharnet, February 16, 2016、NNA, February 16, 2016、Reuters, February 16, 2016、SANA, February 16, 2016、UPI, February 16, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア国内で10回の爆撃を実施(2016年2月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月15日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して30回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(6回)、ハサカ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(1回)、フール町近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 16, 2016をもとに作成。

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アサド大統領が7ヶ月ぶりに国内に向けて演説:「我々が曝されている戦闘は「概念をめぐる戦争」だ」(2016年2月15日)

アサド大統領は首都ダマスカスで、弁護士組合の中央評議会および各県評議会のメンバーの会合に出席し、演説を行った。

アサド大統領は、ロシア軍がシリア空爆を開始した2015年9月末以降、欧米諸国、ロシア、中国、イランなどのメディアのインタビューに頻繁に応じるようになったが、公の場でシリア人に向けて発言するのは、2015年9月24日にダマスカスでイード・アドハーの集団礼拝後に記者団の質問に答えたのを除くと、2015年7月26日の人民宮殿での人民諸委員会、職業諸組合、工業会議所、商業会議所、農業会議所、観光事業所の代表およびメンバーに向け演説を行って以来約7ヶ月ぶりとなる。

弁護士組合での演説は、SANAが映像(https://youtu.be/GXTcD65Q9uc)とアラビア語全文(http://www.sana.sy/?p=337099)を掲載した。

SANA, February 15, 2016
SANA, February 15, 2016

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アサド大統領は演説のなかで、弁護士組合を含む職業諸組合や人民諸組織が、政府と社会をさまざまな部門において架橋する役割を担っていると述べ、祖国と国民に資するための活動を活性化させるよう呼びかけた。

また、2011年以降の国内の危機に関連して、アサド大統領は、一部の者が法律という概念を充分に理解しようとする意思を持っていないことが明らかになったと指摘、この問題を克服するため、法制度のさらなる発展に向けた活動が求められると述べた。

そのうえで、アサド大統領は2011年以降の混乱について以下のような現状分析を行った。

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「我々が曝されている戦争は5年間におよぶ戦争ではなく、過去30年に及ぶ「概念をめぐる戦争」だ。それは衛星メディア…の出現をもって始まり、インターネットの普及によって、すべての家に入り込んでいった。この戦争は、すべての市民に歪められた概念をもたらすことができるようになった…。そしてこの側面において、我々アラブ人は失敗を犯してしまった。我々は市民にこうした概念を認知させるレベルを欠いていたからだ」。

「危機発生当初、市民のなかにはこう言う者がいた。我々は双方の暴力に反対する、と。しかし、彼らは国家とテロという概念さえも区別できていなかった。何が国家の義務なのか…、誰が発砲する権限を持ち、誰が持たないかといったことを区別できていなかった…。理由は多くの概念への認知が欠如していたからだ。国家と政府をどのように区別するかとったことを区別できなかった」。

「政府やその政策に反対し、政権交代や政策転換を要求する資格は誰にでもある。しかし、国家そのものを転換することは誰にもできない。国家はみなが必要としているものだ。国家が気に入らない者は、新憲法を起草し、体制転換することで対処できる。しかし、それとこれとは別問題で、国家そのものに背くことはできない」。

「国家と体制を区別するという別の問題もある…。国家であれ、政府であれ、与党であれ、愛国者であれ、体制という概念を用いるが、これは危険なことである。なぜなら、体制という言葉が用いられる場合、それは政府ではなく国民を侮辱しているからだ。体制に寄り添う国民には、国家がないことになってしまう…。この表現は、悪党が率いる集団を指す表現だ…。こうした表現は、西側が我々に対して常に用いるものだ。だから、先日の外国メディアのインタビューで、私は「フランスの体制」、「英国の体制」と敢えて言ったのだ。なぜなら、我々は、彼らこそが真の悪党だと考えているからだ」。

「国家と体制を区別できないと、政治的な意味での反体制派と、自身が反体制派だと思っている反体制派も区別できない…。政治的な意味での反体制派とは、国民潮流を代表していなければならない。この潮流とは、選挙を通じて、あるいは組合、地方議会、人民議会など…のポストを通じて現出するべきものだ」。

「我々はこうした概念を理解せず、また人々にそれを認知させようとしなかったために、危機に陥った」。

「いずれにせよ、事態は5年を経て明らかになった…。当初は民衆革命の様相を作り出すための煽動の試みがあった…。この試みが挫折すると、カタールを経由するかたちで多くの資金が支払われ始めた…。実際のところ、どんなに高く見積もっても、デモ参加者はシリア全土で15万人を越えることはなかったし、彼らのほとんどが買収されていた…。そしてこの動きが挫折すると、彼らは広義の意味における武装プロセスに転じた。これが頓挫すると、今度は、シャームの民のヌスラ戦線、そしてついにはダーイシュ(イスラーム国)を支援し、現在に至っているのだ」。

「西側は(第二次大戦の時のように)シリアを破壊することはできなかった…。なぜなら、西側諸国、そしてそれに追随するアラブ諸国、中東諸国は、シリア、シリア社会の特質、シリアという国家の特質、シリアを支える友人の特質を理解していなかったからだ…。だから彼らは、数週間、数ヶ月、あるいは数年で国家が崩壊するなどと言っていたのだ…。西側の行動の本質はテロ支援にある」。

「彼らが「政治的解決」と呼ぶ概念を利用する際にもっとも深刻なのは、友好国やその国民でさえ、シリアで起きていることが内戦、つまりシリア人どうしの戦争であるという印象を与えてしまうことだ…。シリアで起きているのは対外戦争ではなく、国家と虐げられた国民の戦争だと言われることもあれば、宗派間の戦争だと言われることもある…。非常に重要なのは、ここで我々はイラク戦争に対する我々の姿勢に立ち返っているということである…。イラク戦争直前の2002年の段階において…、イラクでの国家崩壊後に求められている政治改革をめぐる議論はことごとく宗派主義の概念に基づいていた…。しかし、我々は当時から、それがこの地域に宗派主義的な分断をもたらし、不安定化させ…、外国が望み通りの支配を行おうとする試みだと言うことを理解していた…。2006年にコンドリーザ・ライスが「創造的な混乱」という言葉を提起したが…、(ジュネーブ・プロセスで設置が求められている)移行期統治機関とはこの目的に至るための基礎のようなものだ」。

「ジュネーブ2会議以降、軍事的緊張は強まりを見せ、テロリストへの支援も増大したが、我々は大統領選挙を実施した。シリア内外で多数の有権者が参加したこの選挙は、彼ら(西側諸国)にとっては大きな打撃だった…。改めて強調すると…シリア国民が憲法を守り、憲法に従い投票を行い、文明的な概念としての国家、そして祖国を自ら守っていることを示したのだ。こうした段階を経て、彼ら(西側諸国)はダーイシュを活性化させ、シリア・アラブ軍の努力を挫こうとした」。

「(米国主導の)有志連合の目的は、彼ら(西側諸国政府)がテロに対して真摯に対処していると各国国民に思わせることにある。こうした偽りの方法に我々は常に反対してきた…。我々にとってテロとの戦いが最優先事項であり、それは今も、そして将来も止めることのないものだ。また、国連安保理決議第2254号やジュネーブ合意(2012年)とは別に、我々にとってもっとも重要なことは、決定はシリア国民が下すということだ…。しかし、彼らはこうしたことを差し置いて「移行期統治機関」だと言う」。

「我々には政治、経済、社会といったレベルでの改革が必要だが、同時に安定も必要だ…。ここにおいてもっとも重要なのは、いかなる移行プロセスも現行の憲法に準じていなければならないということだ。つまり、(ジュネーブ・プロセスにおける)移行期統治機関は、憲法からの逸脱、憲法の無効化をめざすものだ…。いかなるプロセスも現行憲法に準じなければならず、現行憲法を停止してはならない」。

「現在提起されているのは、戦闘停止という問題だ。しかし、西側はいつ戦闘停止について言及するようになったのか。答えは明白だと思う。武装集団が痛い目に遭い、負け始めたときだ…。戦闘停止とは軍隊どうし、国家どうしの間で行われるもので、国家とテロリストの間に行われるとしたらその概念は間違えだ…。我々には西側の高官がテロリストと公式の場で同席し、武器を与えたという具体的な証拠はない…。しかし、西側、そして我々の地域における西側の手先はテロリストが痛い目に遭って初めて戦闘停止を叫ぶようになった。これこそが彼らとテロのつながりを示す確固たる証拠だ…。彼らにとっての優先事項はテロとの戦いではなく、戦闘停止だ。つまり彼らはテロとの戦いが優先事項だと言って嘘をついているのだ…。戦闘停止とは、一義的にテロリストの立場を強化することを止めることを意味している。武器、装備、弾薬、テロリストを送り込むことは許されない。彼らの立場を改善したり強化したりすることも許されない」。

「しかしそれ以前に多くの質問がある。つまり、誰がテロリストなのか? これに関しては…、国連安保理はダーイシュとヌスラをテロ組織とし、友好国はシャーム自由人イスラーム運動やイスラーム軍をテロリストに指定しようとしている。しかし、我々国家にとって、国家とシリア国民に対して武器を向ける者すべてがテロリストだ」。

「彼ら(西側)は1週間以内に戦闘停止したいと言っている。しかし、1週間で戦闘停止に必要な条件や要件のすべてを揃えることができる者とは誰なのか? 誰もいない。そうした者はテロリストと話し合うとでもいうのか? テロ組織が戦闘停止を拒否している状況下で、誰がテロ組織を処罰するのか…? 誰がこれらの組織に対して、彼らが言うようなかたちで空爆を行うのか…。彼ら(西側)がこれらの組織を空爆したいというのであれば…、これらの組織はどこにいるのか…? 実質的にこうしたことはいずれも難しいのだ」。

「これらすべての要件が保障されたのなら、治安状況の改善のため、そして我々が今日直接行っている…和解にいたるために戦闘停止がなされねばならない。彼らが戦闘停止を最優先事項することは…、サウード家、レジェップ・タイイップ・エルドアン、アフメト・ダウトオールが地上部隊を介入させることを示唆しているのと同じ枠組みのなかにある。しかし、地上部隊の介入はあるだろうか? もちろん、これらの国は以前からそれを望んでいた…。しかし、我々はシリア危機、ないしはシリアへの戦争と呼ばれるものが数ヶ月前に、国連憲章を定着させようとする陣営と、それを廃止、力と覇権の論理を適用しようとする陣営の国際紛争へと変容したということを知っておかねばならない…。この二カ国は現在、単なる追随者、実行者に過ぎない。この二カ国は恐喝する役割を果たしているに過ぎない…。つまり我々はその主人に目を向けねばならない…。大国の間でこうした戦争に介入しようとする意思があるかを見なければならない…。大国間の紛争は、南シナ海…、ロシア南部、中央アジアなど世界的な拡がりのなかで行われている」。

「「シリア人どうしの対話」と言う場合、それはシリア国民に属すシリア人、すなわち外国ではなくシリアに根ざしているシリア人と交渉をすることを意味している…。我々がこれらの者たち(リヤド最高交渉委員会)と交渉する場合、我々はシリア人どうしが交渉しているとは見ていない。我々はリヤドの代表団と交渉する場合、我々はサウジアラビアと交渉するということだ。だから、彼らとシリアの憲法について議論はしない…。我々は彼らとシリアの未来について議論などできない…。シリア人どうしの対話が行われなければ、真の結果には至らない」。

「いずれにせよ、我々は勝利せねばならない。我々の前には自らの権利を主張する者である以外の選択肢はない。しかし、権利だけでは勝利はもたらされない。勝利する者のみが、権利を主張できるのだ…。この権利を得るために待つ者がいるとすれば、彼は権利を得ることはないだろう。我々は権利を取り戻さねばならないと考えるのであれば、その代価がどれほど高いものかということを理解しなければならない。自らの権利を何の代償ものなく取り戻せると考えている者は、この権利が失われていくことを理解せねばならない。この権利を防衛する者の筆頭にあげられるのがシリア・アラブ軍であり…、シリア・アラブ軍が血をもってこの代価を払っているのである」。

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アサド大統領の演説後、出席者との間で質疑応答が行われた。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県・ラッカ県境の丘陵地帯をダーイシュ(イスラーム国)から奪還する一方、有志連合はダイル・ザウル県の油田を爆撃(2016年2月15日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北東部のイスリヤー村・ラッカ市街道一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍がラッカ県との県境に位置する丘陵地帯の一部を制圧した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がジャニー・アルバーウィー村、アブー・フバイラート村、アブー・ハナーヤー村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部の火力発電所一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アブー・ダンナ村およびアブー・ダンナ丘一帯、スィーン村一帯、タイバ村一帯を制圧した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、アレッポ市東部の火力発電所に近いタイバ村でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地一帯を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のタドムル市内各所を空爆した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、タドムル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、有志連合がサーリヒーヤ村近郊のワルド油田地帯を空爆した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(2月15日付)によると、イスラーム軍が東カラムーン地方で、ダーイシュ(イスラーム国)の車輌を要撃し、戦闘員16人を殲滅した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の越境砲撃にもかかわらず、YPG主体のシリア民主軍とシリア軍はアレッポ市北部で進軍を続けるなか、ロシア軍と思われる戦闘機はアアザーズ市の病院を爆撃(2016年2月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が3日連続となる越境砲撃を行い、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動との戦闘の末に奪取したマンナグ航空基地、ダイル・ジャマール村一帯を攻撃、タッル・リフアト市へのシリア民主軍の兵站路の寸断を試みた。

この越境砲撃で、ダイル・ジャマール村では子供2人が死亡した。

ARA News(2月15日付)によると、このほかにもトルコ軍の越境砲撃で民間人6人が負傷した。

トルコ軍はまた、アアザーズ市と西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市であるアフリーン市の間に位置するカトマ村、マリーミーン村一帯のシリア民主軍拠点に対しても空爆を行った。

しかし、トルコ軍の越境砲撃にもかかわらず、シリア民主軍は、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の拠点都市の一つタッル・リフアト市内に進軍し、同市西部地区一帯でジハード主義武装集団と交戦し、なお、シリア同市の70%余りを制圧した。

シリア民主軍はまた、タッル・リフアト市の南から2キロの距離に位置するカフル・ナーヤー村を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ県北東部でシリア民主軍とシリア軍の進軍を支援するロシア軍と思われる戦闘機が、アル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の中心都市アアザーズ市内の病院一帯や同市に近いカルジャブリーン村を空爆し、子供3人を含む10人が死亡した。

他方、ARA News(2月15日付)によると、シリア軍は国防隊などとともに、カフル・ナーヤー村の南東部約2キロに位置するミスカーン村を制圧した。

また、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がアレッポ市バーブ・ナイラブ地区、カルム・カーティルジー地区、シャイフ・ハドル地区、アンサーリー地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、県北部のクルド山、トルクメン山一帯で、シリア軍、国防隊などがロシア軍の指揮のもと、第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍が県北部のルワイサト・ジャルタ村、アルド・カラム村、ザフラト・クルーム村、第665地点で反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が県北部の第26師団基地一帯のシリア軍拠点を砲撃した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がラック村、アブー・タッラーハ村、ウンク・ハワー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市で国境なき医師団が支援する病院が爆撃を受け、少なくとも7人が死亡(2016年2月15日)

イドリブ県では、国境なき医師団によると、マアッラト・ヌウマーン市にある病院が空爆を受け、少なくとも7人が死亡した。

この病院は国境なき医師団が2015年9月に支援を開始した施設で、シリア領内では153の野戦病院、医療センターを支援している。

国境なき医師団は、空爆を行った戦闘機の所属については断定していないが、シリアでの医療活動を統括するマッシミリアーノ・レボデンゴ(Massimiliano
Rebaudengo)氏は「この紛争地域で約4万人が医療サーヴィスを受けられないようにすることを狙った…意図的な攻撃」との見方を示した。

この空爆に関して、フェイスブックやツイッターでマアッラト・ヌウマーン市の情勢などを伝えてきた「マアッラ・ヤウム」は、ロシア軍とシリア軍の戦闘機が、国境なき医師団が支援する病院と市内の国立病院に対して6回にわたる空爆を実施し、12人が死亡したと発表した。

シリア人権監視団も、ロシア軍と思われる戦闘機が、国境なき医師団が支援する病院を空爆し、子供1人、患者1人を含む民間人9人が死亡したと発表した。

同監視団によると、空爆を受けた病院は、30床、救急医療室などを備え、54人の職員が医療活動に当たっていたという。

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同じく、イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の支配下にあるアブー・ズフール町を空爆し、少なくとも4人が死亡した。

一方、SANA(2月15日付)によると、シリア軍がアブー・ズフール町、カフル・ウワイド村、ラターミナ町でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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カタール外相「シリアへの地上部隊派遣は以前から計画されていたことだ」(2016年2月15日)

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣は、第52回ミュンヘン国際安全保障会議に出席するために訪問中のドイツのミュンヘンで、サウジアラビア、トルコ、UAEが、ダーイシュ(イスラーム国)掃討のためにシリア領内に地上部隊を派遣する意思を表明したことに関して、「2015年10月に我が国の前外務大臣は、有志連合がダーイシュに対して何かを行うと決断すれば、我々もそれを行う用意があると述べた。それは以前から計画されていたことだ」と述べた。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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サウジアラビアはトルコのシリア人避難民に人道支援物資575箱を提供(2016年2月15日)

『ハヤート』(2月16日付)は、サウジアラビア政府が主導する「シリア救済国民特別キャンペーン」がトルコ領内のシリア人避難民を対象に人道支援物資を提供したと伝えた。

支援物資は575箱におよび、ハタイ県の対シリア国境に設置された避難民キャンプに搬入されたという。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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トルコのダウトオール首相は「テロ組織のようなロシアの振る舞いに断固たる対応をとる」と主張する一方、ユルマズ国防相はシリアへの地上部隊派遣を否定(2016年2月15日)

トルコのイスメト・ユルマズ国防大臣は、トルコ軍地上部隊が今週初めにシリア領内に潜入したとの一部報道に関して、これを否定、トルコ政府はシリアへの部隊派遣を検討していないと述べた。

この発言は、シリア外務在外居住者省やシリア人権監視団がトルコ領内から戦闘員100人以上を乗せた車輌が潜入したとの発表を受けたもの。

ユルマズ国防大臣はまた、サウジアラビアがインジルリク空軍基地に戦闘機を派遣したとの報道・発言についても否定、「サウジアラビアはF-16戦闘機4機を派遣する決定をした」のみだと述べた。

アナトリア通信(2月15日付)が伝えた。

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トルコのアフメト・ダウトオール首相は、ウクライナのアルセニー・ヤツェニュク首相との会談後の記者会見で、「ロシアがテロ組織のような振る舞いを続け、民間人を逃げ惑わせるのなら、我々は極めて断固たる台頭をとるだろう…。我々はアアザーズ市陥落を許すことはない。またクルドの民兵がユーフラテス川以西、アフリーン市以東に進軍することも許さない」と述べたうえで、「彼ら(シリア民主軍)は(マンナグ軍事)飛行場から撤退すべきだ。さもなければ我々はこの飛行場を使用できないようにするだろう」と述べた。

アアザーズ市はアレッポ県北部に位置する反体制派(アル=カーイダ系組織、「穏健な反体制派」)の最大拠点。

またマンナグ航空基地は、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が3年にわたり支配下に置いていた軍用飛行場。

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トルコ軍は声明を出し、ハタイ県ヤイラダーイ市に近い国境地帯で14日晩、領内に不法に進入しようとした武装集団とトルコ国境警備隊が交戦、隊員1人が死亡した、と発表した。

『ハヤート』(2月16日付)が伝えた。

AFP, February 15, 2016、Anadolu Ajansı, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア外務省はトルコ軍のシリア越境砲撃の安保理での審議を提案する一方、ガティロフ外務次官は「停戦合意が実行されたとしても、テロとの戦いは続けられる」と強調(2016年2月15日)

ロシア外務省は、アレッポ県北部の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の制圧地域に対するトルコ軍の越境砲撃に関して声明を出し、「シリアでのトルコの敵対行為に深刻な懸念」を表明、「国際テロへのあからさまな支援であり、国連安保理決議とISSG(国際シリア支援グープ)参加国としての義務への違反」と非難した。

そのうえで「中東内外の平和と安全を脅かすトルコの挑発行為を的確に評価するため、本件を国連安保理で審議することを支持する」と付言した。

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一方、ゲンナージー・ガティロフ外務次官はドイツ紙『シュピーゲル』(2月15日付)のインタビューに応じ、そのなかでシリア情勢に関して「バッシャール・アサドが権力の座から去れば、シリアは完全に解体するだろう」と警鐘を鳴らした。

ガティロフ外務次官はまた「米国はこのことを理解するようになった…。アサド氏はシリアの正統な大統領だ。米国は我々に何度も誰がシリアを支配するのかを決めようと言ってきたが、我々はこのようなことを決して行わない。こうした問題はシリア人だけが決め得るものだ」と述べた。

一方、「テロとの戦い」に関しては、「停戦合意が実行されたとしても、テロリストに対する戦いは続けられる…。テロ組織への空爆はどんな状況下でも続くだろう。停戦は対話に関心がある者どうしの間でだけ行われるもので、テロリストとの停戦はない」と強調した。

AFP, February 15, 2016、AP, February 15, 2016、ARA News, February 15, 2016、Champress, February 15, 2016、al-Hayat, February 16, 2016、Iraqi News, February 15, 2016、Kull-na Shuraka’, February 15, 2016、al-Mada Press, February 15, 2016、Naharnet, February 15, 2016、NNA, February 15, 2016、Reuters, February 15, 2016、SANA, February 15, 2016、UPI, February 15, 2016などをもとに作成。

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