ロシア国防省が停戦延長を発表するなか、シリア軍は15日の反体制武装集団の停戦違反件数が44件にのぼったとする一方、シリア人権ネットワークは過去3日にシリア軍が61件の停戦違反を犯したと主張(2016年9月16日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、米国・ロシアの新停戦合意に従い、停戦期間を再延長すると発表した。

停戦期間の延長は48時間毎に行われるとされていたが、コナシェンコフ報道官は2度目となる停戦延長の期間を72時間とすると述べた。

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SANA(9月16日付)は、シリア軍消息筋の話として、米国・ロシアの新停戦合意への停戦違反件数が過去24時間(14~15日)で44件に達したと伝えた。

停戦違反は、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ハマー県、クナイトラ県、アレッポ県、ラタキア県で発生したという。

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シリア人権ネットワークは、米国・ロシアの新停戦合意が発効した12日午後7時から15日午後7時までの72時間で、64件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反は、シリア軍による違反が61件でうち、ダルアー県が13件、ヒムス県が4件、クナイトラ県が8件、ダマスカス郊外県が12件、イドリブ県が4件、ラタキア県が3件、ハマー県が12件、アレッポ県が3件で発生したという。

また残りの3件は反体制武装集団による違反だという。

AFP, September 16, 2016、AP, September 16, 2016、ARA News, September 16, 2016、Champress, September 16, 2016、al-Hayat, September 17, 2016、Iraqi News, September 16, 2016、Kull-na Shuraka’, September 16, 2016、al-Mada Press, September 16, 2016、Naharnet, September 16, 2016、NNA, September 16, 2016、Reuters, September 16, 2016、SANA, September 16, 2016、UPI, September 16, 2016などをもとに作成。

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ケリー米国務長官は、アレッポ市カースティール街道経由で人道支援が搬入されなければ、ダーイシュやヌスラ戦線に対するロシアとの合同作戦に向けた合同実施センター設置はないと述べる(2016年9月16日)

ジョン・ケリー米国務長官はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談し、シリアでの新停戦合意の履行状況などについて意見を交わした。

『ハヤート』(9月17日付)によると、この会談で、ケリー国務長官は、アレッポ市カースティールー街道を経由した人道支援物資の搬入が遅れていることを指摘し、これが実現しなければ、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)に対する合同作戦に向けた合同実施センター(JIC)は設置し得ないとロシア側に伝えたという。

AFP, September 16, 2016、AP, September 16, 2016、ARA News, September 16, 2016、Champress, September 16, 2016、al-Hayat, September 17, 2016、Iraqi News, September 16, 2016、Kull-na Shuraka’, September 16, 2016、al-Mada Press, September 16, 2016、Naharnet, September 16, 2016、NNA, September 16, 2016、Reuters, September 16, 2016、SANA, September 16, 2016、UPI, September 16, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は7日のラッカ市近郊の爆撃でダーイシュの古参幹部で喧伝ビデオの制作を統括するワーイル・アーディル・ハサン・サルマーン・ファイヤード氏を殺害したと発表(2016年9月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月7日の有志連合のラッカ市近郊への空爆によって、ダーイシュの古参幹部の一人ワーイル・アーディル・ハサン・サルマーン・ファイヤード氏(ワーイル博士)を殺害したと発表した。

ワーイル氏は、ダーイシュの喧伝ビデオの制作を統括していたとされる人物。

AFP, September 16, 2016、AP, September 16, 2016、ARA News, September 16, 2016、Champress, September 16, 2016、al-Hayat, September 17, 2016、Iraqi News, September 16, 2016、Kull-na Shuraka’, September 16, 2016、al-Mada Press, September 16, 2016、Naharnet, September 16, 2016、NNA, September 16, 2016、Reuters, September 16, 2016、SANA, September 16, 2016、UPI, September 16, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は15日にダイル・ザウル県で17回の爆撃を実施(2016年9月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月15日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(6回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 16, 2016、AP, September 16, 2016、ARA News, September 16, 2016、Champress, September 16, 2016、al-Hayat, September 17, 2016、Iraqi News, September 16, 2016、Kull-na Shuraka’, September 16, 2016、al-Mada Press, September 16, 2016、Naharnet, September 16, 2016、NNA, September 16, 2016、Reuters, September 16, 2016、SANA, September 16, 2016、UPI, September 16, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍、シリア軍がダイル・ザウル県、アレッポ県などで停戦適用外のダーイシュに対して攻撃を激化(2016年9月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるマヤーディーン市各所を空爆し、女性1人、女児1人を含む11人が死亡した。

空爆は市内の殉教者アブドゥルジャッバール学校、蘇生科医療センター、バス発着所一帯などに対して行われたという。

これに対して、ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区を砲撃し、複数人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市一帯を空爆した。

一方、SANA(9月15日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がウカイリバート町、スーハー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーイル油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を砲撃、またタドムル市郊外の穀物サイロ一帯でダーイシュと交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(9月15日付)によると、ジャラージール町無人地帯でシリア軍が予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、カラムーン山地東部のアファーイー山一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, September 15, 2016、AP, September 15, 2016、ARA News, September 15, 2016、Champress, September 15, 2016、al-Hayat, September 16, 2016、Iraqi News, September 15, 2016、Kull-na Shuraka’, September 15, 2016、al-Mada Press, September 15, 2016、Naharnet, September 15, 2016、NNA, September 15, 2016、Reuters, September 15, 2016、SANA, September 15, 2016、UPI, September 15, 2016などをもとに作成。

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米国が「テロ組織」と「穏健な反体制派」の峻別を猶予するなか、各地で徐々に戦闘が再燃(2016年9月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が、シリア政府支配下のアレッポ市ハラブ・ジャディーダ地区に近い科学技術センター、ザフラー協会地区に着弾した。

これに対して、戦闘機(所属明示せず)は、反体制武装集団支配下のカブターン・ジャバル村に対して空爆を行った。

また、AMC(9月15日付)は、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ザバディーヤ地区でシリア軍の狙撃により1人が死亡したと報じた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、無人戦闘機(所属明示せず)が県北西部にあるイッザ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員が死傷した。

また戦闘機(所属明示せず)が、ナースィリーヤ丘一帯を空爆した。

一方、SANA(9月15日付)によると、ジュンド・アクサー機構などからなる反体制武装集団が停戦に違反して、県北部のマアーン村一帯、ハッターブ村一帯のシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍と人民防衛諸集団がこれに応戦して、交戦状態となった。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルラーハー市を空爆、またシリア軍がウンク・ハワー村、ラッフーム村を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がフーシュ・ナスリー村一帯、リーハーン農場、フーシュ・ファーラ村、ナシャービーヤ町でジハード主義武装集団と交戦し、シャイフーニーヤ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマール村、カフル・ナースィジュ村、ヤードゥーダ村を砲撃した。

またダーイル町に迫撃砲弾8発が着弾した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ハムリーヤ村一帯で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などからなる反体制武装集団と交戦し、武装集団戦闘員2人が死亡した。

AFP, September 15, 2016、AMC, September 15, 2016、AP, September 15, 2016、ARA News, September 15, 2016、Champress, September 15, 2016、al-Hayat, September 16, 2016、Iraqi News, September 15, 2016、Kull-na Shuraka’, September 15, 2016、al-Mada Press, September 15, 2016、Naharnet, September 15, 2016、NNA, September 15, 2016、Reuters, September 15, 2016、SANA, September 15, 2016、UPI, September 15, 2016などをもとに作成。

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フランスのエロー外相は米国・ロシアの新停戦合意の文言の開示を求める(2016年9月15日)

フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣は、12日に発効した米国・ロシアの新停戦合意に関して、その文言を開示し、現地で誰が標的となるかについて曖昧な点をなくすべきだと述べた。

エロー外務大臣は訪問先のウクライナで「ロシアは、テロ組織を標的にしていると主張して、独断的に空爆を続けてはならない…。米国との合意について、我々はその詳細を承知していない。そのことが実は問題で、この合意のなかに、地図上で米国とロシアがテロ組織の拠点を特定し得る諸条件があるからだ」と述べた。

エロー外務大臣はまた「しかし、もし曖昧さが生じれば…、「穏健な反体制派」が攻撃を受ける危険が生じてしまう」と付言した。

AFP, September 15, 2016、AP, September 15, 2016、ARA News, September 15, 2016、Champress, September 15, 2016、al-Hayat, September 16, 2016、Iraqi News, September 15, 2016、Kull-na Shuraka’, September 15, 2016、al-Mada Press, September 15, 2016、Naharnet, September 15, 2016、NNA, September 15, 2016、Reuters, September 15, 2016、SANA, September 15, 2016、UPI, September 15, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍参謀本部のボズニヒル少将は、米国側がいまだ新停戦合意に従って「テロ組織」と「(穏健な)反体制派」を峻別していないと批判(2016年9月15日)

ロシア軍参謀本部のヴィクトル・ポズニヒル少将は記者会見で、過去24時間に反体制武装集団の停戦違反が45件にのぼったと指摘する一方、米国・ロシアによる新停戦合意が定める「テロ組織」と「(穏健な)反体制派」を峻別したリストを米国側がいまだに提出していないと批判した。

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シリア軍消息筋は反体制派の停戦違反が15日だけで55件に達したと述べる一方、シリア人権ネットワークはシリア軍側が過去48時間で28件の停戦違反を犯したと発表(2016年9月15日)

SANA(9月15日付)は、シリア軍消息筋の話として、米国・ロシアの新停戦合意が発効(12日)から3日目にあたる15日、各地での反体制武装集団による停戦違反件数が55件にのぼったと伝えた。

停戦違反が確認されたのは、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、アレッポ県、ハマー県、ヒムス県、クナイトラ県、ダルアー県、ラタキア県で、いずれも「武装テロ集団」による砲撃、発砲だという。

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これに対して反体制派系のシリア人権ネットワークは、過去48時間(13、14日の2日間)で停戦違反が28件に達したと発表した。

同ネットワークによると、停戦違反はすべてシリア軍側によるものだという。

AFP, September 15, 2016、AP, September 15, 2016、ARA News, September 15, 2016、Champress, September 15, 2016、al-Hayat, September 16, 2016、Iraqi News, September 15, 2016、Kull-na Shuraka’, September 15, 2016、al-Mada Press, September 15, 2016、Naharnet, September 15, 2016、NNA, September 15, 2016、Reuters, September 15, 2016、SANA, September 15, 2016、UPI, September 15, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は14日にダイル・ザウル県を中心に10回の爆撃を実施(2016年9月15日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月14日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ブーカマール市近郊(7回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 15, 2016、AP, September 15, 2016、ARA News, September 15, 2016、Champress, September 15, 2016、al-Hayat, September 16, 2016、Iraqi News, September 15, 2016、Kull-na Shuraka’, September 15, 2016、al-Mada Press, September 15, 2016、Naharnet, September 15, 2016、NNA, September 15, 2016、Reuters, September 15, 2016、SANA, September 15, 2016、UPI, September 15, 2016などをもとに作成。

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イスラエル軍が2日連続でクナイトラ県のシリア軍砲台を越境爆撃(2016年9月14日)

クナイトラ県では、SANA(9月14日付)によると、イスラエル軍戦闘機が午後11時半頃、ヘルモン山(シャイフ山)東部のシリア軍の砲台(アイン・ブルジュ地点)に対して越境空爆を実施した、と伝えた。

Reuters, September 14, 2016
Reuters, September 14, 2016

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これに関して、イスラエル軍は声明を出し、14日晩にシリア領内から発射された迫撃砲弾2発が、イスラエル占領下のゴラン高原に着弾したことを受け、イスラエル空軍戦闘機が報復として、シリア軍の迫撃砲発射台複数基を空爆、破壊したと発表した。

シリア領内からの迫撃砲による人的被害はなかったという。

AFP(9月14日付)が伝えた。

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部各所で人道支援物資受け入れ拒否とアル=カーイダとの共闘を求めるデモ(2016年9月14日)

アレッポ県では、ARA News(9月14日付)によると、反体制武装集団が籠城するアレッポ市東部各所で、カースティールー街道を経由した国連および関連人道帰還による人道物資搬入の拒否を求めるデモが行われた。

デモはハラク地区、シャッアール地区、バーブ街道地区などで実施され、デモ参加者は反体制武装集団にシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)との完全統合や徹底抗戦を求めたという。

ARA News, September 14, 2016
ARA News, September 14, 2016

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍はシャーム自由人イスラーム運動などが米・露による新停戦合意発効後も60件の停戦違反を犯していると指摘しつつ、停戦を48時間延長すると発表(2016年9月14日)

ロシア軍参謀本部のヴィクトル・ポズニヒル少将は、米国・ロシアの新停戦合意が発効した9月12日午後7時以降、停戦違反は60件に達しており、そのほとんどがシャーム自由人イスラーム運動などの反体制武装集団だと指摘した。

しかし、ポズニヒル少将は、「現下の主目的は、「穏健な反体制派」とテロ組織が分離するのを待つことだ」と述べ、米国・ロシアの新停戦合意に従い、48時間の停戦期間延長を行うと発表した。

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ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、9月13日に10件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はアレッポ県アンサーリー地区、ラームーサ地区、カースティールー貿易センター一帯、セメント工場一帯(シャイフ・サイード地区)で発生、うちカースティールー貿易センター一帯では、反体制武装集団がシリア赤新月社のチェック・ポイントを攻撃、スタッフ2人が負傷した。

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一方、SANA(9月14日付)は、シリア軍消息筋の話として、米国・ロシアの新停戦合意が発効した9月12日午後7時以降、反体制武装集団による停戦違反件数が13日の段階で36件に達したと伝えた。

違反は、アレッポ県、ハマー県、ヒムス県、ダマスカス国外県、クナイトラ県で発生しているという。

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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米・露の新停戦合意発効から2日目、一部地域で散発的戦闘が続くものの死者は0人(2016年9月14日)

シリア人権監視団は、米国・ロシアによる新停戦合意が発効から2日目にあたる14日も、前日と同じく、シリア軍と、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を除く反体制武装集団の間での戦闘は、一部地域での散発的な交戦を除くと確認されず、死者は0人だった、と発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市東部、シリア政府の支配下にある同市西部上空にシリア軍戦闘機が複数回にわたって飛来したが、空爆は行われなかった。

しかし、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の広報部門担当者であるアブー・ウマル氏がツイッターで、ロシア軍戦闘機によってシャーム軍団の拠点を空爆を受けたと主張した。

また、アレッポ県で活動するムスタファー・スライマーンを名のる活動家は、ARA News(9月14日付)に対して、シリア軍戦闘機がアレッポ市南部、西部、カースティールー街道地区、カフルナーハー村、ズルバ村一帯を空爆し、多数の民間人が死傷したと主張した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・スブル村一帯で少なくとも3発のミサイルを発射し、子供1人を含む2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はアクラバー村、シャイフ・フサイン丘一帯に少なくとも5発の迫撃砲を撃ち込んだ。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハズラマー村、ナシャービーヤ町を砲撃した。

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ダマスカス郊外県マダーヤー町とイドリブ県フーア氏、カファルヤー町では、国連とシリア赤新月社のチームが、重篤患者、負傷者らの搬出作業を行った。

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シリア軍はダイル・ザウル市郊外のサヌーフ丘一帯をダーイシュから奪取(2016年9月14日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月14日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市西部のサヌーフ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を掃討、同地を制圧した。

またティブニー町では、地元住民がダーイシュと交戦し、戦闘員17人を殲滅した。

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がブガイリーヤ村一帯を空爆、これに対してダーイシュ(イスラーム国)はダイル・ザウル市ジャウラ地区、クスール地区を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県東部のダイル・ハーフィル市、フマイマ村、ウンム・マラー村、ジャニー村、アフマディーヤ村を空爆した。

一方、ARA News(9月14日付)によると、県北西部のアアザーズ市東部に位置するハルジャート村一帯にある反体制武装集団の拠点をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県東部のウカイリバート町、ウンム・ミール村、カスタル村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を実施した。
一方、ダーイシュはウカイリバート町で若者2人を喫煙のかどでむち打ち刑に処した。

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ハマー県北西部で「多くの国がテロリストに分類する」ジュンド・アクサー機構とシリア軍の戦闘が続く(2016年9月14日)

ハマー県では、『ハヤート』(9月15日付)によると、県北西部のマアルダス村一帯で、シリア軍とジュンド・アクサー機構との戦闘を続けた。

ジュンド・アクサー機構は2014年11月にシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)を離反した戦闘員が結成し、アル=カーイダに忠誠を誓っているほか、ダーイシュ(イスラーム国)ともつながりがあるとされており、『ハヤート』(9月15日付)によると「多くの国がテロリストに分類する」という。

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は13日にシリア領内で17回の爆撃を実施(2016年9月14日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月13日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マーリア市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合はシリア領内での爆撃で民間人を殺害したことを認める(2016年9月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月7日から12日までの6日間にシリア領内で実施された空爆によって複数の民間人が巻き添えとなって犠牲となったと発表した。

発表によると、9月7日のダイル・ザウル市近郊での空爆では、非軍用車輌1輌が巻き添えとなり、9月10日のラッカ市近郊での空爆では、複数の民間人が死亡、9月12日のシャッダーディー市近郊での空爆でも、非軍用車輌1輌が破壊されたという。

AFP, September 14, 2016、AP, September 14, 2016、ARA News, September 14, 2016、Champress, September 14, 2016、al-Hayat, September 15, 2016、Iraqi News, September 14, 2016、Kull-na Shuraka’, September 14, 2016、al-Mada Press, September 14, 2016、Naharnet, September 14, 2016、NNA, September 14, 2016、Reuters, September 14, 2016、SANA, September 14, 2016、UPI, September 14, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団は「シリア内戦」での死者数が30万人を超えたとし、その内訳を発表(2016年9月13日)

シリア人権監視団は、「アラブの春」波及に伴う抗議デモでの最初の犠牲者が出た2011年3月18日から、米国とロシアによる新停戦合意が発効した2016年9月12日までの5年6ヶ月に「シリア内戦」で死亡した犠牲者数が30万人を超えたと発表した。

同監視団によると死者総数は30万1,781人。

その内訳は以下の通り:

  • 民間人:8万6,692人(うち18歳未満の児童が1万5,099人、18歳以上の女性が1万18人)。
  • 武装集団(自由シリア軍ないしは「穏健な反体制派」)、イスラーム主義集団(イスラーム過激派)、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)が主導するシリア民主軍の戦闘員:4万8,766人。
  • シリア軍離反兵:3,593人。
  • シリア軍将兵:5万9,006人。
  • 国防隊、バアス大隊、人民諸委員会、パレスチナ解放軍、シリア民族社会党、アラブ民族護衛隊、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線の戦闘員、シャッビーハ、政権内通者:4万1,564人。
  • ヒズブッラー戦闘員:1,321人。
  • イラン、アフガニスタンなどアラブ・アジア諸国出身の外国人シーア派戦闘員、クドス旅団のパレスチナ人戦闘員:5,163人。
  • レバノン、イラク、パレスチナ、ヨルダン、湾岸諸国、北アフリカ諸国、エジプト、イエメン、スーダン、ロシア、中国、欧州諸国、インド、アフガニスタン、チェチェン、コーカサス、米国、オーストラリア、中央アジア出身のイスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)、トルキスターン・イスラーム党、ジュンド・アクサー機構、ジュンド・シャーム機構、ハドラー大隊、チェチェン・シャームの兵などの外国人戦闘員:5万2,031人。
  • 身元不明:3,645人。

また上記の死者のほか、シリア国内の刑務所の収監者の死者数が推計で約6万人に達し、うち1万4,456人(18歳未満の児童110人と18歳以上の女性53人を含む)が拷問によって死亡したことをシリア人権監視団は確認したという。

なお、ダーイシュが拘置しているとされる民間人および戦闘員約4,500人、シリア軍、親政権武装集団が拉致した捕虜・失踪者約5,000人、反体制武装集団、ダーイシュ、ヌスラ戦線が拉致した人質約2,000人、人民防衛隊に従軍した外国人戦闘員死者数百人は、上記の統計には含まれていない。

また、外国人戦闘員の死者数は7万人以上に及ぶとの推計もあり、シリア人権監視団が確認していない推計死者数を上記の統計データに加えると、死者総数は43万人に及ぶという。 

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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サウジアラビア外務省「米・ロシアの新停戦合意発効を関心を持って見守る」(2016年9月13日)

サウジアラビア外務省高官は声明を出し、12日に発効した米・ロシアによる新停戦合意に関して、「関心をもって見守っている」としたうえで、「バッシャール・アサド政権とその同盟者たちが合意を遵守することが重要で…、それによってジュネーブ1合意(2012年)、国連安保理決議第2254号に基づくシリア国内での政治プロセスが再開されることになる」と発表した。

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ジョン・ケリー米国務長官は、シリアでの米・ロシアによる新停戦合意の発効に関して、履行の是非を評価することは時期尚早としたうえで「これが統一されたシリアを救う最後のチャンスになるかもしれない」と述べ、すべての当事者に停戦支持を求め。

また、「我々は紛争解決の唯一現実的且つ実施可能な解決策が政治的解決だと考えている」と付言した。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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ロシアは「ヌスラ戦線保護を目的とした改ざん」を避けるため米・ロシアの新和平合意の内容公開と国連安保理決議としての採択を提案、米国は「文書の秘密性を保持したい」意向(2016年9月13日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、12日に発効した米・ロシアの新停戦合意に関して「ロシアと米国の空爆からシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の保護を目的とした改善」を防ぐため、詳細な内容を公開し、合意文書の文言を変更しないまま、国連安保理決議として採択し、国際承認することを米国に提案したことを明らかにした。

ラブロフ外務大臣によると、米国側は「文書の秘密性を保持したい」との意向を持っているが、「ロシアには隠し立てするものはない。この合意の記載内容は双方のコンセンサスに基づいている。我々は透明性をもって、合意を完全に履行する」と強調した。

一方、ヌスラ戦線(ファトフ戦線)の処遇に関して、「米国側の確約を疑う理由はないが、現地での進捗状況が我々に懸念を与えている。米国が主導する有志連合はヌスラ戦線を標的にすることを避けている。だから、ロシアはヌスラ戦線をめぐる状況に関して米国と真剣かつ率直に話を行う計画がある」と述べた。

米・ロシアの新停戦合意は、9日のラブロフ外務大臣とジョン・ケリー米国務長官の共同記者会見によると、5つの合意からなり、以下の点を骨子としているとされる。

1. テロリストと「穏健な反体制派」を峻別し、シリア政府と「穏健な反体制派」の間で、空爆、支配領域の変更・拡大の試みなどを含むあらゆる戦闘行為を停止させる。
2. ダーイシュ、ヌスラ戦線が活動する地域での「テロとの戦い」は継続される。
3. イスラーム教の犠牲祭(イード・アドハー)初日にあたる9月12日にシリア軍と「穏健な反体制派」の停戦を発効する。
4. 停戦期間は48時間を単位とし、違反がなければ48時間ずつ随時更新される。
5. 7日間にわたり停戦合意が遵守され、人道支援搬入が保障された場合、米国とロシアは合同実施センター(JIC)を開設し、ダーイシュおよびヌスラ戦線への合同軍事作戦を行う。
6. 米国とロシアが合同軍事作戦を行うと定めた地域では、両国軍のみが作戦を実施する。
7. それ以外の地域ではシリア軍も作戦を実施できる。
8. アレッポ市北部のカースティールー街道を非武装化し、アレッポ市内への人道支援の搬入、住民の移動を保障する。
9. アレッポ市南部のラームーサー地区の回廊についても、シリア政府、「穏健なな反体制派」双方が、アレッポ市内への人道支援、商業物資、住民の移動の安全を保障する。


しかし、ヌスラ戦線と「穏健な反体制派」の峻別の基準や方法、アレッポ市を含む停戦地域への人道支援物資搬入方法や現地での和解プロセス、そして国連主催によるジュネーブでの和平協議再開の方法など、明らかにされていない点が多い。

また、ヌスラ戦線は、ジュネーブ3会議の決裂以降、「穏健な反体制派」との連携を強めており、この動きは、シリア軍によるアレッポ市東部包囲とヌスラ戦線がシャーム・ファトフ戦線に改称によって加速している。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍はアレッポ県におけるダーイシュの拠点都市バーブ市一帯を爆撃(2016年9月13日)

アレッポ県では、ARA News(9月13日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市であるバーブ市の郊外を空爆し、複数の死傷者が出た。

一方、アナトリア通信(9月12日付)によると、トルコ軍と反体制武装集団による「ユーフラテスの盾」作戦でダーイシュ(イスラーム国)が放逐されたジャラーブルス市に帰還した住民の数が1,700人に達した。

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ハサカ県では、ARA News(9月13日付)によると、シャッダーディー市郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イシュラーム国)が戦闘を続け、過去2日の戦闘でダーイシュ戦闘員38人、人民防衛隊隊員9人が死亡した。

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ダルアー県では、ARA News(9月13日付)によると、ヤルムーク川流域一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が、反体制武装集団と交戦した。

AFP, September 13, 2016、Anadolu Ajansı, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線が「穏健な反体制派」とイスラーム過激派による支持声明に謝意(2016年9月13日)

シャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)のフサーム・シャーフィイー報道官はツイッターのアカウントを通じて声明を出し、シャーム自由人イスラーム運動および反体制武装集団21組織の12日の声明に対して謝意を表明した。

声明では、ヌスラ戦線を停戦から排除した米・ロシアの新停戦合意をダブルスタンダードだと非難、ヌスラ戦線を標的とすることに拒否していた。

ARA News, September 13, 2016
ARA News, September 13, 2016

 

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍はアレッポ市北部のカースティールー街道に監視ポストを設置(2016年9月13日)

『ハヤート』(9月14日付)によると、9月12日午後7時に米・ロシアによる新停戦合意発効を受け、ロシア軍がアレッポ市北部のカースティールー街道に監視ポストを設置した。

停戦合意では、同街道一帯を非武装化し、人道支援物資をアレッポ市(東部)に搬入することが取り決められている。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍が、シリア軍による砲撃への報復としてラタキア県北部を越境砲撃(2016年9月13日)

ラタキア県では、ARA News(9月13日付)によると、トルコ軍がカサブ市一帯からのシリア軍の越境砲撃を受け、ただちに報復としてシリア領内への越境砲撃を行ったと発表した。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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シリア軍は越境爆撃を行ったイスラエル戦闘機2機を撃墜したと発表、イスラエル軍はこれを否定(2016年9月13日)

軍武装部隊総司令部は声明を出し、13日午前1時、クナイトラ県上空のシリア領空に侵入し、シリア軍拠点に対して空爆を実施したイスラエル空軍戦闘機1機を同県南西部上空で、またイスラエル軍偵察機1機をダマスカス郊外県サアサア町西部上空で撃墜した、と発表した。

声明によると、イスラエル軍無人戦闘機は、クナイトラ県郊外でシリア軍拠点に対して攻撃を強めるシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)などの反体制武装集団をあからさまに航空支援するとともに、武器、物資を提供しているという。

また、クッルナー・シュラカー(9月13日付)によると、イスラエル軍が空爆したのは第121旅団基地内の拠点複数カ所で、爆発音が3回にわたって聞こえたという。

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しかし、イスラエル軍報道官はAFP(9月13日付)に対して、シリア領内での空爆を否定した。


AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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シリア外務省はトルコ政府によるアレッポ市への人道支援を拒否(2016年9月13日)

外務在外居住者省高官は声明を出し、トルコ政府がアレッポ市に人道支援物資を搬入すると発表したことに関して、シリア政府および国連との連携しないかたちでのいかなる支援も拒否すると述べた。

SANA(9月13日付)が伝えた。

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米・ロシアの新停戦合意発効後もシリア各地で若干の戦闘続く(2016年9月13日)

シリア人権監視団は、アレッポ県、ダマスカス郊外県、イドリブ県の主要な戦線では戦闘が「完全に静まった」と発表した。

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SANA(9月13日付)は、シリア軍消息筋の話として、米・ロシアによる新停戦合意発効2日目にあたる13日に3件の停戦違反が発生したと伝えた。

停戦違反はハマー県マアーン村、マアルダス村一帯などで発生したという。

また、ロシア軍参謀本部のヴィクトル・ポズニヒル少将によると、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターによると、9月12日の停戦件数は、反体制武装集団が23回だったの対して、シリア軍側は0件だったという。

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一方、ARA News(9月13日付)によると、アレッポ県では、シリア軍およびヌッブル市とザフラー町の人民防衛諸集団がバヤーヌーン町一帯に進入し、反体制武装集団と交戦した。

またシリア軍はズィーターン村に対しても砲撃を行ったという。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は停戦初日の12日にシリア領内で15回の爆撃を実施(2016年9月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、9月12日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(7回)、ラッカ市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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シリア軍消息筋は停戦初日の12日に反体制派による停戦違反が多数発生したと発表(2016年9月12日)

SANA(9月13日付)は、シリア軍消息筋の話として、米・ロシアによる新停戦合意が発効した9月12日、多数の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はヒムス県(7件)、ハマー県(3件)、ラタキア県(3件)、ダマスカス郊外県(5件)、アレッポ県(複数件)で発生、そのほとんどが新停戦合意発効(午後7時)後だったという。

AFP, September 13, 2016、AP, September 13, 2016、ARA News, September 13, 2016、Champress, September 13, 2016、al-Hayat, September 14, 2016、Iraqi News, September 13, 2016、Kull-na Shuraka’, September 13, 2016、al-Mada Press, September 13, 2016、Naharnet, September 13, 2016、NNA, September 13, 2016、Reuters, September 13, 2016、SANA, September 13, 2016、UPI, September 13, 2016などをもとに作成。

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