ダイル・ザウル県北部でYPG主体のシリア民主軍に逮捕者の釈放やメンバーが略奪した金品の返還を求めるデモ発生(2018年6月14日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(6月14日付)によると、県北部のアブー・ナイタル村で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に逮捕者の釈放やメンバーが略奪した金品の返還を求めるデモが発生した。

al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018

AFP, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、DeirEzzor 24, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県アフリーン郡でYPG摘発活動を実施(2018年6月14日)

アレッポ県では、アナトリア通信(6月14日付)によると、トルコ軍が反体制武装集団と連携し、アフリーン郡のラージュー村一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に対する大規模な摘発活動を実施した。

al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018

AFP, June 14, 2018、Anadolu Ajansı, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア政府との停戦交渉を行っていた活動家2人が殺害される(2018年6月14日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月14日付)が複数の地元消息筋の話として伝えたによると、ハーッラ市でシリア政府との停戦交渉に当たっていた反体制派の和解委員会のメンバー2人が何者かによって射殺された。

AFP, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊は「シャッビーハ」の悪行を封じるため首都ダマスカスでパトロールを開始(2018年6月14日)

ANHA(6月14日付)は、ロシア軍憲兵隊が首都ダマスカス県の中心街でのパトロール任務を開始したと伝え、その画像を公開した。

同サイトによると、ロシア軍憲兵隊の任務は、シャッビーハによる市民の拉致、殺害、恐喝などを抑止し、シリア軍、政府、治安機関による支配を確立することにあるという。

首都ダマスカスでは13日と14日、中心街などに設置されていた「シャッビーハ」の検問所10カ所以上が撤去された。

ANHA, June 14, 2018

AFP, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領はホワイト・ヘルメットとIIIMへの660万ドルの資金供与を許可(2018年6月14日)

米国務省は声明(https://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2018/06/283220.htm)を出し、ドナルド・トランプ米大統領がホワイト・ヘルメットに対する660万ドルの資金供与を許可したことを明らかにした。

声明では、「米国は、アサドの化学兵器攻撃の犠牲者を含む10万人の命を紛争開始以降救ってきたホワイト・ヘルメットを強く支援する」と表明されている。

660万米ドルは、ホワイト・ヘルメットのほか、シリアでの人権侵害などの調査にあたる国連のシリア独立調査委員会(IIIM)に対しても拠出されるという。

AFP, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はマヤーディーン市(ダイル・ザウル県)南西の砂漠地帯でダーイシュを掃討(2018年6月14日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月14日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともにマヤーディーン市南西の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を実施し、ワルド油田、ムアイズィラ地区、タンマーフ地区、ファイダト・ブン・ムワイニア地区を結ぶ街道一帯を制圧、2000平方キロの地域の浄化を完了、治安と安定を回復した。

AFP, June 14, 2018、ANHA, June 14, 2018、AP, June 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 14, 2018、al-Hayat, June 15, 2018、Reuters, June 14, 2018、SANA, June 14, 2018、UPI, June 14, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは4件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年6月14日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月14日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県3件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 14, 2018をもとに作成。

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アサド大統領がイランのアーラム・チャンネルのインタビューに応じる「シリア国内のイスラエル軍、すなわちテロリストと戦うことが、パレスチナを支援することになる」(2018年6月13日)

アサド大統領はイランのアーラム・チャンネル(6月13日付)のインタビューに応じた。

インタビューはアラビア語で行われ、その映像はSANAがYoutube(https://www.sana.sy/?p=767443)を通じて公開、また全文と英語全訳をHP(アラビア語全文https://www.sana.sy/?p=767411、英語全訳https://sana.sy/en/?p=140166)を通じて配信した。


アサド大統領の主な発言は以下の通り:

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(ダルアー県の反体制派支配地域の処遇をめぐって)「シリアの他のすべての地域と同じく、我々には二つの選択肢がある。和解か力による解放かだ。ロシアは、2011年以前の状態を回復するため、すなわち同地域にシリア軍の進駐させるため、他の地域で起きたのと同じように、関係正常化と和解に向けた機会を与える可能性を示した。同地はシオニストの敵と対峙する地域だ。もちろん、テロリストの退去が提案された。これは我々にとっても適切な提案だ。今のところ、実質的な結果は得られていない。その理由は単純で、イスラエルと米国が介入し、この地域のテロリストに圧力をかけ、関係正常化や平和的問題解決を阻止しているからだ」。

「ロシア、米国、イスラエルの間で今も折衝が続いている。だが、テロリストとは誰も連絡をとりあっていない。彼らは自分達の主人が決定したことを実行するだけだからだ…。これまでにも和解のチャンスはあったが、米国とイスラエルの介入がそれを妨げてきた」。

「米国には世界のいかなる問題であれ一般原則がある。それは、地域の派遣を米国が唯一の報酬として求めるというものだ…。もちろん我々の側がこうした代償を支払うことはない。この戦争をなぜ何年も戦ってきたというのか? 我々は自決、祖国の独立、領土の統一性性に戦っているのだ。一方、イランの問題について言うと、シリア・イラン関係が戦略的関係だということをはっきりさせておきたい。それはシリア南部での事態正常化…、そしてシリア北部の事態正常化に従属するものではない。両国関係は…この地域の現在、そして未来に関わっている…。シリアもイランも、両国関係を国際政治のバザールで売りに出し、交渉の材料にしようとしたことなどない。そうしているのはイスラエルだ。その狙いはイランに揺さぶりをかけるというものだ…。同時に、こうした行動は、核問題をめぐって、今イランに対して行われている国際的なプロパガンダとも合致している…。我々について言うと、シリア領内にかかわる決定は、シリア人のみによる…。我々はイランについて決定する場合、イランと協議するのであって、それ以外のいかなる当事者と協議することはない」。

「MOC(米CIAが統括する「軍事作戦司令室」)はこうした決定(イランをめぐる問題での決定)には関係ない。MOCはシリアに対する戦争が始まった当初から、テロリストの存在や活動とつながりがあった。MOCはテロリストとともに存在を続け、訓示面で彼らを指導している…。MOCが存在し続けるということは、テロリストの役割も続くということだ…。我々がいつ南部、北部、東部、あるいは東部に向かうかは、純粋に軍事的問題だ。だが、MOCの存在はともかくとして、我々は今、南部に向かっている。政治プロセスが行われる余地を与えているが、それがうまくいかなければ、力による解放しかない」。

(シリア南部の処遇をめぐって米国、ロシア、イスラエル、イラン、ヒズブッラーが関与していることに関して)「二つの枢軸が(混同されて)話されている…。米国やイスラエルによって代表される…第1の枢軸とはテロを支援し、覇権を狙っている。これに対して第2の枢軸は独立をめざしている…。どちらかが勝つとしか言えない。だが、少なくともテロと戦う枢軸は、シリア、そしてこの地域からテロを掃討することで譲歩はしないし、シリアの領土統一をめぐって譲歩もしない。もう一方の枢軸が現実を変えられるか否かは、事態を見ていくことにしよう…。だが実際のところ…、現実を変えることはできないだろう。現実によって規定されている政治的パフォーマンスを変えるのだろう」。

(米国はヒムス県のタンフ国境通行所から撤退するかとの問いに対して)「米国はその準備ができていると言っている。だが、米国が歴史を通じて、政治においてウソをついてきたことはみなが知っている。なのに、なぜ信じられるのか。これについても事態を見ていく必要がある」。

「イスラエルは満足することもなければ、道徳もなく、国際法も関係ない。これらすべてはイスラエルにとっては無意味なのだ…。イスラエルはシリア軍を直接攻撃してきたし、テロリストを直接支援してきた。イスラエルの大砲、戦闘機は、ヌスラ戦線などのテロリストのための大砲、戦闘機となっている…。(シリア南部へのシリア軍の展開などをめぐって)イスラエルの合意には何の役割もない。イスラエルがテロリストを支援しようと、我々は自分達の任務を遂行し、シリア軍は南部前線に向かって戦いを続け、多くの地域を自らの力をもって解放してきた。(イスラエルと)合意しようがしまいが、決定はシリア人が行うものであって、我々が遂行する義務とはそうしたものだ」。

「我々は(イスラエルに対する)報復を止めたことなどない。我々はまず、テロリストとの戦闘を止めたことはないし、同時にイスラエルに対する報復も止めることはない。それは、軍事技術面での我々の十分な能力をもって行われる。この能力が向上する度に、報復はより高度で優れたものとなる。現在イスラエルに対して行われている強力は報復とは、シリア国内にいるイスラエル軍に打撃を与えるというものだ。イスラエル軍というのはつまりはテロリストのことだ…。テロリストは、(シリア軍の)防空システムへの攻撃を開始した当初から、明らかにイスラエルのために活動している。歩兵部隊のようなテロリストにとって防空兵器は無関係だ。こうした攻撃はイスラエルの指示によるものだ…。イスラエルが政治、軍事を含むあらゆる分野でまず打撃を受ければ、それはシリア国内にいる「イスラエルのテロリスト」にとっての打撃となる。それはダーイシュ(イスラーム国)であれ、ヌスラ(シャーム解放機構)であれ、イスラエルの戦略や計画につながりのあるその他のグループであれ同じだ」。

「イスラエルの行動がエスカレートすれば、我々は最終的には戦争をもって応じる」。

「(ロシアとの)関係は間違いなく戦略的なものだ…。ロシアはシリア国内の問題には介入しない。仮にロシアが我々とともに何らかのアイデアを提示したとしても、ロシアは、最終的に決めるのは、シリアの指導部、シリアの国民だと言ってくる。これがロシアとの関係の原則だ。だから、(ロシア、そしてイランとの)同盟は戦略的なのだ…。戦術面での詳細をめぐって、(シリア、イラン、ロシアの間には)毎日のように意見の違いは生じている。すべてのことで合意済みだというのなら、なぜ協議する必要があるというのか? 我々は毎日集中的に会合を持ち、合意しようとしているのだ」。

「(シリア、イラン、ロシアからなる)この同盟は、現状、国益、そして国際情勢の変化のおかげで強化されている…。もう一方の陣営がテロを支援するなか、我々、イラン、そしてロシアはシリアだけでなく、3カ国、そして世界全体のテロに脅威を感じている…」。

「最初に述べた通り、我々はこの関係(イランとの関係)をバザールで売りに出したりはしない…。例えば、サウジアラビアなど複数の国からこの問題をめぐって提案があった…。もしシリアがイランと関係を絶てば、シリア情勢は正常なものとなる、という提案が。だが、我々にとって、こうした原則はそもそも拒否されるべきものだ…(こうした取引の提案は)何度も…直接あった。イランとの関係はあらゆる提案においても根本をなしていた。サウジアラビアのこうした姿勢は公然たるもので、隠しだてはしない」。

「シリアにはイランの顧問が複数いる。これは確かだ。また、シリアで戦うためにやって来たイラン人の義勇兵のグループも複数いる。イラン人の士官が彼らの指揮にあたっているイランはシリア国民のために戦い、守ってくれた。イランは血を流してくれた。だから、我々が「顧問」という場合、それは一般的な呼称なのだ。イラン人がいてくれることを恥じているということではない…。我々が「顧問」という言葉を用いているのは、シリア国内にイランの正規軍部隊が駐留していないからだ…大隊であれ、旅団であれ、大隊であれ、駐留はしていない」。

(シリア国内にロシア軍の基地が複数あるのに、なぜイラン軍基地がないのかとの、との問いに対して)「イランがロシア同じ同盟こくなら、こうした基地が存在することを禁じるものではない…。我々はこうした部隊の進駐を要請することはできる。イランの側は要請してはいない。なぜならイランにはテロ撲滅以外の国益はないからだ…。イランとの協力、連携、対話のなかで、イラン軍の基地を設置する必要があると考えたら、我々は躊躇しないだろう。だが、イランの支援は現状において優れて効率的だ」。

(シリアはパレスチナ人を支援することはできるか、との問いに対して)「何よりもまず、シリア国内のイスラエル軍を打倒しなければならない。シリアで安定を回復し、テロを撲滅し、シリア国内でのイスラエルの計画を頓挫させること、これがパレスチナの大義への支援の一部をなしていることは確かだ…。シリアの現在の能力を踏まえると、優先事項は間違いなくシリアでテロを浄化することだ」。

(ヒズブッラーにシリアから退去するよう求めたことはあるか、との問いに対して)「戦いは長く続いており、(シリア、ロシア、イランからなる)三国同盟が必要不可欠だ。我々は三国同盟をヒズブッラーの加入によって四者同盟とみなすのであれば…、我々は国家からなる三国同盟について話しているが、ヒズブッラーはこの戦争において主要な存在だ…。ヒズブッラー、あるいはイランなどが、テロは根絶されたと考えた時、帰国したいと言うことだろう…。だが、この問題について話すのは時期尚早だ」。

「我々は国家として当初から、テロリストであれ、占領軍であれ、こうした勢力に対するあらゆるレジスタンスに対して支援を行う。占領軍が米軍であっても、フランス軍であっても、トルコ軍であっても、そしてイスラエル軍であってもだ」。

(シリアに部隊を進駐させようとしているサウジアラビアに関して)「我々が外国について話す場合、その国には自決権があると考えねばならない。だから、我々はサウジアラビアの役割について話すつもりはない」。

「戦争により、シリアの能力の多くが国外へと去ってしまったが、我々は今も復興を開始する能力を持っている…。資金面では…シリアの資本は国内、さらには国外において十分とは言えない…。だが、復興開始に向けて投資の準備はなされているし…、友好国には(復興を支援する)能力、そして願望がある…。我々はこうした国々(欧米諸国、アラブ湾岸諸国)を必要とはしていない。我々はこれらの国が復興に参加することを決して許さないだろう」。

SANA, Jnue 13, 2018

(もっとも困難だったとき、事態が好転したと思った戦いは何か、との問いに対して)「2013年のクサイル市での勝利が…2016年のアレッポ市にいたる勝利の始まりとなった。大いなる勝利の始まりとなった。その後、ダイル・ザウル市での勝利があり、今は首都ダマスカスと同郊外県の解放に歓喜している。

(大統領職を辞めたいと思ったことはあるか、との問いに対して)「個人レベルで言うと、絶望することもあるかもしれないし、飽きたり、疲れたりするし…、あきらめたいと思うこともある。そういうこともあるとは思う…。一個人としてあるかもしれない。ただし、事態は個人レベルではなく、国民レベルなのだ…。自分のこととして想像してみて下さい…。例えば、この建物を一人で建てていれば、疲れを感じるかもしれない。だが、多くの人が助けてくれれば、疲れを忘れることができる…」。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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OPCWは2017年3月にハマー県での戦闘でサリン・ガスと塩素ガスが使用された可能性が非常に高いと結論づける(2018年6月13日)

化学兵器禁止機関(OPCW)は声明を出し、シリアでの化学兵器・塩素ガスの使用の是非について調査を行っている事実調査団(FFM)が、2017年3月ハマー県のラターミナ町でサリン・ガスや塩素ガスが使用された可能性が非常に高い(very likely)と発表した。

化学兵器が使用されたとされるのは、2017年3月24日のラターミナ市南部での戦闘と、25日の同市内のラターミナ病院およびその一帯での戦闘。

前者の戦闘ではサリン・ガスが、後者の戦闘では塩素ガスが使用された可能性が高いという。

なお、この結論は、複数の目撃情報、疫学的分析、環境サンプルに基づくもだという。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県南西部でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2018年6月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、県西部でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦し、武装集団側の司令官1人が死亡した。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア仲介のシリア政府との停戦交渉をめぐって反体制武装集団が分裂(2018年6月13日)

ダルアー県では、『ハヤート』(6月14日付)によると、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターが、反体制武装集団の戦闘員や活動に対して、シリア政府支配下のマハッジャ町で停戦に向けた緊急会合を開催する旨、告知し、電話などで参加を要請した。

緊急会合には、革命軍、ムウタッズ軍といった武装集団が参加する予定。

だが、ハウラーン革命指導評議会のメンバーの1人ファーディー・アースィミー氏は、『ハヤート』紙に対して、シリア政府による逮捕者の釈放などがなければ、参加しない旨、ロシア側に伝えたという。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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シリア政府とロジャヴァの共同支配下のタッル・リフアト市の名士がトルコ側と同市の処遇をめぐって協議(2018年6月13日)

『ハヤート』(6月14日付)は、複数の消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)とシリア政府の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市の処遇にかかるロシアとトルコの合意を受けて、タッル・リフアト市の名士からなる使節団がトルコ政府高官と協議した、と伝えた。

同消息筋によると、タッル・リフアト市の処遇をめぐって、ロシアとトルコは、同地からシリア軍とイラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵を撤退させ、代わってトルコ軍とロシア軍からなる部隊を展開させること、住民を帰還させること、住民による武器保有を禁止すること、そして同地の治安と安定を担う地元評議会を樹立することで合意しているという。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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レバノンのハリーリー首相はロシアのプーチン大統領と会談、シリア難民帰国に向けたロシアの協力の是非について協議(2018年6月13日)

レバノンのサアド・ハリーリー首相はモスクワを訪問し、ヴラジミール・プーチン大統領と会談した。

ハリーリー首相の事務所の発表によると、会談は1時間にわたって行われ、レバノン情勢や中東地域情勢の進捗、ロシア・レバノン関係などについて意見が交わされた。

会談には、セルゲイ・ラブロフ外務大臣も同席した。

会談後、ハリーリー首相は記者団に対して、レバノン国内で避難生活を続けているシリア難民のシリアへの帰国にかかる問題、とりわけこの問題へのロシアの協力の是非について集中的に議論したことを明らかにした。

Naharnet, Jnue 13, 2018

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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クウェート外務省は拘束中のシリア人、イエメン人の強制帰国を検討中(2018年6月13日)

クウェート日刊紙『ラアユ』(6月13日付)は、クウェート外務省高官筋の話として、同国が拘束中のシリア人とイエメン人を国外退去処分にすることを検討していると伝えた。

同消息筋は『ラアユ』紙に対して「クウェート外務省は、シリアおよびイエメン国籍の逮捕者の処遇を検討する。これは、彼らの国での戦闘が比較的沈静化したことを受け、彼らを国外退去させるためだ」と述べた。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、al-Ra’y, June 13, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領「イランは変わった。シリアから部隊撤退を開始した」(2018年6月13日)

ドナルド・トランプ米大統領は米フォックス・ニュース(6月13日付)のインタビューに応じ、米国がイラン核合意から離脱したことを受け、イランがシリア国内に展開させていた民兵の撤退を開始したと述べる一方、シリアへのミサイル攻撃が中国へのメッセージだったことを明らかにした。

トランプ大統領は「イランは変わったと思う。イランが地中海、シリア、イエメンに今も向かおうとしているとは思わない。彼らはシリアやイランから兵士を率先して撤退させている」と述べた。

トランプ大統領はまた、2017年4月のハーン・シャイフーン市(イドリブ県)での化学兵器使用疑惑への対抗措置としてシリアをミサイル攻撃したことに関して、米国が化学兵器や大量破壊兵器使用に対してどのように対応するかを中国に警告する狙いがあったことを明らかにした。

トランプ大統領は、フロリダ州での習近平国家主席との会談中に米軍がシリア領内にミサイル攻撃を行った際、習主席に対して「我々はシリアにミサイル58発を撃った、と言うと、習主席は通訳を通じて、私に聞き返した。だから、発射されたミサイルは700マイル先の標的を破壊したと答えた」と述べたことを明かした。

そのうえで「アサドは子供に対して化学兵器を使った。だからこうしなければならないのだ。バラク・オバマ前大統領がこのレッド・ラインを踏み越えていれば、中東情勢は異なっていただろう」と述べた。

Fox News, Jnue 13, 2018

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、Fox News, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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シリアのムアッリム外務在外居住者大臣は親書でイラクにブーカマール・カーイム国境通行所再開を要請(2018年6月13日)

イラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣は、サッターム・ジャドアーン・ダンダフ駐イラン・シリア大使と会談し、ユーフラテス川河畔のブーカマール市(ダイル・ザウル県)とイラク側のカーイム市(アンバール県)を結ぶ国境通行所再開を求めるワリード・ムアッリム副首相兼外務在外居住者大臣からの親書を受け取った。

この親書では、政治的解決と内政不干渉の原則に基づき、アラブ諸国の諸問題を解決するため、両国が連携・協力する必要があるとしたうえで、シリアのアラブ連盟復帰に向けてイラクに断固たる姿勢をとるよう呼びかけられているという。

『ハヤート』(6月14日付)、ANHA(6月13日付)が伝えた。

ANHA, Jnue 13, 2018

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、スワイダー県でシリア軍・親政権民兵とダーイシュが交戦(2018年6月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市郊外のT2(第2石油輸送ステーション)に近い砂漠地帯にあるシリア軍、同盟部隊の拠点を再び攻撃した。

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(6月13日付)は、複数の地元筋の話として、この戦闘でイラク人民動員隊とイランのバースィージュの士官3人が死亡したと伝えた。

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スワイダー県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(6月13日付)によると、ビイル・アウラ地区でシリア軍とダーイシュが交戦し、シリア軍兵士5人が死亡した。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県内のトルコ実質占領地域とロジャヴァ支配地域で爆発が発生し、住民が負傷(2018年6月13日)

アレッポ県では、ANHA(6月13日付)によると、トルコの実質占領下にあるバーブ市中心街の市場で、爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、住民11人が負傷した。

ANHA, Jnue 13, 2018

また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)支配下のマンビジュ市でも、サブア・バフラート交差点に設置されたゴミ箱に仕掛けられた爆弾が爆発し、子供1人を含む住民2人が負傷した。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県、イドリブ県でシリア軍・親政権民兵と反体制武装集団が交戦(2018年6月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、県北西部のズィムリーン村一帯で、シリア軍と反体制武装集団が交戦し、双方に人的被害が出た。

シリア軍はまた、「堅固な建造物」作戦司令室が活動を続けるダルアー市ダルアー・バラド地区の反体制武装集団支配地区を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(6月13日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団の包囲を受けるフーア市、カファルヤー町が武装集団の進攻を受け、同地の人民諸委員会がこれを撃退した。

しかし、シリア人権監視団によると、戦闘はビンニシュ市とトゥウーム村を結ぶ街道沿いに親政権民兵が進攻したことで、発生したという。

一方、ダイル・シャルキー村近郊では、オートバイに乗っていた男性1人が何者に撃たれ即死した。

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アレッポ県では、SANA(6月13日付)によると、アレッポ市ティシュリーン地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発が着弾し、住民3人が死亡、8人が負傷した。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県を爆撃し住民4人を殺害するなか、YPG主体のシリア民主軍はハサカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年6月13日)

ハサカ県では、SANA(6月13日付)によると、米主導の有志連合が県南東部のハルダーン村を爆撃し、住民4人を殺害、女性1人を負傷させた。

一方、ANHA(6月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダシーシャ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、ダルウィーシュ村とアーミリーヤ村を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(6月13日付)によると、スワル町郊外にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所で爆弾が仕掛けられたオートバイが爆発し、戦闘員3人が死亡した。

AFP, June 13, 2018、ANHA, June 13, 2018、AP, June 13, 2018、DeirEzzor 24, June 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 13, 2018、al-Hayat, June 14, 2018、Reuters, June 13, 2018、SANA, June 13, 2018、UPI, June 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年6月13日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月13日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 13, 2018をもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動は東グータ地方からアフリーン郡に避難してきた住民を追放、「舞い戻ってきたらトルコの内通者として逮捕する」と脅迫(2018年6月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北西部のアフリーン郡で活動するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動(シリア解放戦線)が、ダマスカス郊外県東グータ地方から反体制武装集団戦闘員とともに退去してきた住民を追放した。

同監視団によると、シャーム自由人イスラーム運動は、東グータ地方から退去していた住民7世帯を武器で脅し、彼らが身を寄せていたアフリーン郡の民家から追放した。

追放に際して、シャーム自由人イスラーム運動は、アフリーン郡に舞い戻ってきたら、「トルコ軍部隊に内通していた容疑で投獄する」と脅したという。

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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UNHCRレバノン代表はレバノン政府にシリア難民への滞在許可取り消し決定を撤回するよう求める(2018年6月12日)

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のアンドレイ・マヒチッチ報道官は、スイスのジュネーブでの記者会見で、レバノン政府に対し、レバノン国内に身を寄せるシリア難民の滞在許可を取り消すとしたジュブラーン・バースィール外務大臣(暫定)の決定を撤回するよう求めた。
マヒチッチ報道官は「我々は、外務大臣の決定が滞りなく覆されることを希望する」と述べた。

また、UNHCRレバノン事務所のリワー・アミーン報道官はMTV(6月12日付)に対して、シリア難民の問題がレバノンにとってセンスィティブな問題であることを認めつつ、「強制帰国は国際法違反」にあたると述べた。

アミーン報道官は「85%の難民が帰国を希望しているが…、安全、安定、雇用、そして住む家を必要としている」と述べた。

Nahar, June 12, 2018

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、MTV, June 12, 2018、Naharnet, June 12, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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レバノンのハリーリー首相は「シリア難民を帰国させることが我々にとっての最終解決だ」と述べ、バースィール外務大臣に同調(2018年6月12日)

レバノンのサアド・ハリーリー首相は、ミーラーイ・ジラールUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)レバノン代表とフィリップ・ラッザーリーニー国連レバノン問題担当特別副調整官会談し、シリア難民への対応について意見を交わした。

会談後、ハリーリー首相は「我々にとって…彼ら(UNHCR)は今日、難民問題に対処するために我々を支援してくれているパートナーだ。我々にとって、そして彼らにとっての最終解決策は、難民をシリアに帰国させることだ。我々はこの結論に達した」と述べた。

一方、ラーザーリーニー副調整官は「難民のシリアへの帰国、あるいは第3国での定住、この二つが持続的な解決策だ。これと同時に、我々は、個人が帰宅することを決定するのを尊重する」と述べた。

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レバノンのミシェル・アウン大統領の娘婿で、自由国民潮流の代表を務めるジュブラーン・バースィール外務大臣(暫定)は、UNHCRがレバノン国内のシリア難民の帰国を阻止していると批判、8日にシリア難民の滞在許可を取り消す指示を出したと発表していた。

これに対して、ハリーリー首相は10日、バースィール外務大臣に「外務大臣の権限は、滞在許可要請を登録することに限られ、この問題について決定する権限を有するのが総合情報部のみ」で、外務大臣が首相権限にかかわるこうした手順を「無視することはできない」とした非難、難民の滞在許可を取り消すとした決定を拒否する意思を伝えていた。

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Naharnet, June 10, 2018、June 12, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイスラエル占領下のゴラン高原一帯の防空態勢を強化(2018年6月12日)

『ハヤート』(6月13日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(6月12日付)、ロイター通信(6月12日付)などは、シリア軍が、イスラエルの占領下にあるゴラン高原に面するクナイトラ県に、ロシア製のパンツィールS1近距離対空防御システムを配備を配備するなどして、同地の防空態勢を強化していると伝えた。

配備されたというパンツィールS1は、レバノンのヒズブッラーの中央戦争広報局がその画像を公開した。

al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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シリア政府はハーフィズ・アサド前大統領の生地カルダーハ市の護衛にあたっていた民兵「第313アリーン中隊」の任務を解く(2018年6月12日)

ドゥラル・シャーミーヤ(6月12日付)は、シリア政府が突如、ハーフィズ・アサド前大統領の生地であるラタキア県カルダーハ市の防衛にあたっていた民兵組織の「護衛大隊第313アリーン中隊」の任務を解く決定を下したと伝えた。

第313アリーン中隊は、カルダーハ市出身の退役将兵を中心に構成され、大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏からの資金援助を受け、「アラブの春」がシリアに波及した2011年から同市内での治安活動にあたっていた。

アリーンとはカルダーハ市内の街区の名。

バアス党の幹部の一人だというサミーフ・アドラ氏によると、任務終了決定を受けて、カルダーハ市の住民は、第313アリーン中隊に謝意を示す以下のようなメッセージを送りったという。

「あなた方はカルダーハ市を守った。おかげで、爆弾を積んだ車が市内に入ってくることはないった。あなた方はもっとも優れた戦士です」。

al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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イタリア軍部隊がロジャヴァ支配下のダイル・ザウル県に展開(2018年6月12日)

アナトリア通信(6月12日付)は、イタリア軍がダイル・ザウル県内の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配地域各所に軍事顧問ら将兵約20人を派遣したと伝えた。

AFP, June 12, 2018、Anadolu Ajansı, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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マティス米国防長官「米国はマンビジュ市でトルコと軍事協力を行う用意がある」(2018年6月12日)

ジェームズ・マティス米国防長官は、ワシントンDCのペンタゴンで「米国はマンビジュ市でトルコと軍事協力を行う用意がある…。我々はまず、マンビジュ市一帯での巡視活動から開始し、市内で合同巡視活動を行うだろう」と述べた。

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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大統領の弟マーヒル・アサド少将が首都ダマスカスとダマスカス郊外県での民兵(シャッビーハ)の治安活動を制限(2018年6月12日)

サウト・アースィマ(6月12日付)は、アサド大統領の弟でシリア軍第4(機甲)師団の実質的司令官であるマーヒル・アサド少将が、首都ダマスカスで治安活動にあたっている「シャッビーハ」(民兵)の活動許可を取り消すことを決定、そのための措置を講じていると伝えた。

同サイトによると、マーヒル・アサド少将の「右腕」として知られる第4師団所轄の治安局長を務めるガッサーン・ビラール准将が最近になって、同師団の隊列に志願して参加していた民間人に対して発行していた「月例任務書」、「治安活動許可証」の再発行を停止、証書を回収する決定を下したという。

「月例任務書」、「治安活動許可証」は、首都ダマスカスの検問所での民兵の活動を認めるもので、民兵は毎月一定額を支払うことでこうした証書を得ていた。

同サイトによると、この決定と並行して、退役将兵や志願者のダマスカス郊外県各所での反体制武装集団の退去や投降にかかる活動への参加を停止し、彼らをシリア軍に吸収する準備も進められているという。

al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、Sawt al-‘Asima, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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女性指揮官率いるダーイシュ部隊がYPG主体のシリア民主軍戦闘員6人を処刑(2018年6月12日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(6月12日付)によると、女性が指揮官を務めるダーイシュ(イスラーム国)の部隊がスワイダーン・ジャズィーラ村で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員6人を処刑した。

AFP, June 12, 2018、ANHA, June 12, 2018、AP, June 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 12, 2018、Euphrates Post, June 12, 2018、al-Hayat, June 13, 2018、Reuters, June 12, 2018、SANA, June 12, 2018、UPI, June 12, 2018などをもとに作成。

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