イドリブ県サルマダー市でシャーム解放機構の武器弾薬庫が爆発し、メンバーの家族39人が死亡、40人以上が負傷(2018年8月12日)

イドリブ県では、ANHA(8月12日付)、AFP(8月12日付)などによると、サルマダー市でシャーム解放機構の武器弾薬庫が爆発し、子供12人を含む市民39人が死亡、45人あまりが負傷した(シリア人権監視団によると、子供17人を含む69人が死亡)。

https://youtu.be/Lsi9_qjXc14

ANHAによると、爆発したのは5階建てビルの1階部分で、ビルは倒壊した。

シリア人権監視団によると、犠牲者のほとんどはシャーム解放機構のメンバーの家族。

シリア人権監視団によると、爆発の原因は不明だが、ロシア・シリア軍による爆撃だと主張する反体制派は今のところない。

AFP, August 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018

AFP, August 12, 2018、ANHA, August 12, 2018、AP, August 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018、al-Hayat, August 13, 2018、Reuters, August 12, 2018、SANA, August 12, 2018、UPI, August 12, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はハマー県でシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党の拠点を激しく攻撃(2018年8月12日)

ハマー県では、SANA(8月12日付)によると、シリア軍が県北部のザイズーン村、クライディーン村などで、シャーム解放機構やその配下で活動するトルキスタン・イスラーム党などからなる反体制武装集団の拠点や兵站路に対して重点的な攻撃を行った。

シリア人権監視団によると、シリア軍はまたサルマーニーヤ村に対しても砲撃・爆撃を加えた。

**

ラタキア県では、SANA(8月12日付)が、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に接近した無人航空機2機が撃墜されたと伝えた。

AFP, August 12, 2018、ANHA, August 12, 2018、AP, August 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018、al-Hayat, August 13, 2018、Reuters, August 12, 2018、SANA, August 12, 2018、UPI, August 12, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュが活動を続けていたスワイダー県砂漠地帯の制圧を完了(2018年8月12日)

スワイダー県では、SANA(8月12日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、同県東部および北東部の砂漠地帯を制圧、ダマスカス郊外県との県境に到達した。

SANA, August 12, 2018
syria.liveuamap.com, August 12, 2018


**

ダルアー県では、SANA(8月12日付)によると、ダルアー市、ヤードゥーダ村、ムザイリーブ町を結ぶ街道が復旧し、再開された。

AFP, August 12, 2018、ANHA, August 12, 2018、AP, August 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 12, 2018、al-Hayat, August 13, 2018、Reuters, August 12, 2018、SANA, August 12, 2018、UPI, August 12, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは24件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年8月12日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月12日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(アレッポ県9件、ハマー県2件、ラタキア県13件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 12, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:10日に難民142人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は6,841人に(2018年8月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月11日付)を公開し、10日に難民142人がシリアに帰国したと発表した。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は6,841人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者6,523人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は697万2,711人(うち女性209万1,813人、子供355万6,082人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 11, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はレバノン国境上空で「敵の標的」を撃破(2018年8月11日)

SANA(8月11日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア軍防空部隊がダマスカス郊外県ダイル・アシャーイル村上空に領空侵犯した「敵の標的」を撃破したと伝えた。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月11日付)によると、シリア軍が撃墜したのはイスラエル軍の無人航空機。

シリア人権監視団は、政権および親政権組織の拠点が狙われたとしたうえで、誰が迎撃したかは特定できないと発表、ヒズブッラーによる迎撃の可能性を示唆した。

al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「イランの民兵」がダイル・ザウル県ブーカマール市でシリア軍・国防隊に復讐、兵士25人を殺害(2018年8月11日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(8月11日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける外国人民兵(「イランの民兵」)がブーカマール市で、シリア軍と国防隊の拠点複数カ所を襲撃し、兵士25人を殺害した。

「イランの民兵」による攻撃は、9日に発生したイラク・人民動員隊、イラン・イスラーム革命防衛隊、ファーティミーユーン旅団とシリア軍の戦闘で、イラン人士官ら複数人が死亡したことへの「復讐」だという。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、Euphrates Post, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県での解放戦に備えて、シリア南部で徴兵を進める(2018年8月11日)

『シャルク・アウサト』(8月11日付)は、シリア政府がイドリブ県などシリア北部での軍事作戦実施に備えて、シリア政府との和解に応じたシリア南部で動員を行い、男性を徴兵していると伝えた。

同紙によると、ダルアー県、クナイトラ県での徴兵により、3,800人以上がシリア軍に新たに入隊したという。

なお、ダマスカス郊外県東グータ地方が解放された今年4月以降、シリア軍が旧反体制派支配地域で徴兵した兵士の数は2万3000人に達しているという。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、al-Sharq al-Awsat, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロジャヴァを主導するPYD代表団がダマスカスでシリア政府と地方自治について協議するも、シリア政府は譲歩せず(2018年8月11日)

バスニュース(8月11日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)を主導する民主統一党(PYD)のスィーハーヌーク・ディーブー共同党首顧問を団長とする代表団が、首都ダマスカスを訪問し、シリア政府と会談した、と伝えた。

同サイトによると、会談は、イランの仲介によるもので、地方自治について協議がなされる予定だったが、複数の消息筋によると、シリア政府側が譲歩の姿勢を示さなかったため、議論にはならなったという。

同消息筋によると、シリア政府は何も認めようとせず、PYDが政府のために譲歩せざるを得ない状況になっているという。

また、ロジャヴァの人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の高官筋が、『ハヤート』(8月12日付)に対して明らかにしたところによると、シリア民主評議会の代表団が11日にダマスカス訪問を終えて帰着したとしたうえで、近く別の代表団がダマスカスを再訪することを明らかにした。

同消息筋によると、シリア民主軍はイドリブ県での戦闘でシリア政府とは連携しないという。

**

なお、バスニュース(8月12日付)によると、シリアの治安当局は使節団のメンバーに対する逮捕状を発行し、拘束しようとしたが、ロシアの仲介により、使節団はハサカ県カーミシュリー市へと無事帰着したという。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、Basnews, August 11, 2018、August 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロジャヴァ支配下のマンビジュ市(アレッポ県)で爆発発生(2018年8月11日)

アレッポ県では、ANHA(8月11日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の支配下にあるマンビジュ市の電力センター前で爆弾が爆発した。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県インヒル市で住民が治安回復を祝う(2018年8月11日)

ダルアー県では、SANA(8月11日付)によると、インヒル市でシリア軍による地雷・爆発物などの撤去作業が完了、内務治安軍が市内に展開、住民が市中心に位置する殉教者ウクラ・ザフラ高校で治安回復を祝った。

SANA, August 11, 2018

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はスワイダー県東部・北東部のダーイシュ支配地域内の複数カ所を制圧(2018年8月11日)

スワイダー県では、SANA(8月11日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダーイシュ(イスラーム国)が活動を続ける県東部および北東部に対する爆撃・砲撃を行い、ヒルバト・アンバーシー地区、ハイバリーヤ地区、シャフリーヤ地区、ルスーム・ムルーシュ地区、ズライビーヤ地区、ワーディー・ルマイラーン、ワーディー・シャジャラ、ザムラト・ナスル地区、ナヒヤーン地区、カブル・シャイフ・フサイン地区、イルム丘、ザルフ・ダム、カルア・カディーマ、カンタラ丘、スーフ・ナアーマ地区、カッラーア地区を制圧した。

SANA, August 11, 2018

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はラタキア県、イドリブ県で攻撃を続ける一方、反体制武装集団はアレッポ県北部への砲撃で対抗(2018年8月11日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるカッバーナ村一帯、トゥルクマン山、を砲撃した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団の支配下にあるジスル・シュグール市一帯・ラタキア県山岳地帯間の一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、ハーン・シャイフーン市、タッフ村などを「樽爆弾」で爆撃し、12人が死亡した。

**

アレッポ県では、SANA(8月11日付)によると、反体制武装集団がヌッブル市、ザフラー町の住宅街を砲撃し、女性1人が死亡、5人が負傷した。

SANA, August 11, 2018

**

ハマー県では、ANHA(8月12日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、シリア軍が11日に、県北部やイドリブ県の反体制派支配地域と政府支配地域をつなぐカルアト・マディーク町の通行所を閉鎖した。

AFP, August 11, 2018、ANHA, August 11, 2018、August 12, 2018、AP, August 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 11, 2018、al-Hayat, August 12, 2018、Reuters, August 11, 2018、SANA, August 11, 2018、UPI, August 11, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは19件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2018年8月11日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月11日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を19件(ハマー県1件、アレッポ県10件、ラタキア県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも3件の停戦違反(イドリブ県1件、ハマー県2件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 11, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:7月18日以降に帰国したシリア難民は6,699人のまま(2018年8月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月10日付)を公開し、7月18日以降に帰国したシリア難民の数が6,699人となったと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者6,381人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は697万2,711人(うち女性209万1,813人、子供355万6,082人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 10, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団とトルコ軍はアレッポ県アフリーン郡で住民多数を拉致連行(2018年8月10日)

アレッポ県では、ANHA(8月9日付)によると、ハムザ師団がトルコの実質占領下にあるアフリーン郡シーラーワー町近郊のブルジュ・アブダルー村、ブルジュ・ハイダル村で捜索活動を行い、住民多数を拉致・連行した。

捜索時、トルコ軍の無人航空機が上空から偵察活動を行っていたという。

また、ジンディールス町近郊のタッル・サッルール村では、トルコ軍部隊が住民1人を拉致・連行した。

**

ハサカ県では、ANHA(8月9日付)によると、トルコ軍がカフターニーヤ市近郊のタッル・ハートゥーン村の民間に対して発砲を行った。

**

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)に近い「オリーブの怒り」作戦司令室は、声明を出し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県のアフタリーン市近郊のザイディーヤ村で8日にスルターン・ムラード師団の戦闘員1人を殺害したと発表した。

AFP, August 10, 2018、ANHA, August 10, 2018、AP, August 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018、al-Hayat, August 11, 2018、Reuters, August 10, 2018、SANA, August 10, 2018、UPI, August 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団はアレッポ県ヌッブル市、ザフラー町などを砲撃し、シリア軍に対抗(2018年8月10日)

アレッポ県では、ANHA(8月9日付)によると、反体制武装集団がイドリブ県南部一帯へのシリア軍の攻撃への報復として、アレッポ市北部のヌッブル市、ザフラー町を砲撃し、1人が死亡、4人が負傷した。

これに対して、シリア軍は、カフルハムラ村、アレッポ市ザフラー協会地区、アナダーン市の反体制武装集団拠点を砲撃した。

**

国民解放戦線は声明を出し、シリア軍が拠点として利用しているハマー県のムジャンザラート学校、ラタキア県アイン・ガザール村一帯に展開するシリア軍部隊をグラード・ロケット弾で砲撃したと発表した。

al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018

AFP, August 10, 2018、ANHA, August 10, 2018、AP, August 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018、al-Hayat, August 11, 2018、Reuters, August 10, 2018、SANA, August 10, 2018、UPI, August 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はシャーム解放機構、国民解放戦線による和解支持者粛清への対抗措置としてイドリブ県、ハマー県、アレッポ県への攻撃を激化(2018年8月10日)

ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、シリア軍は、シャーム解放機構、国民解放戦線がイドリブ県、ハマー県、アレッポ県で、シリア政府との和解を支持する住民らの摘発への対抗措置として、三県への攻撃を激化させた。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ラターミナ町、カフルズィーター市、ハスラーヤー村、ザカート村、ジャナービラ村、マアルカバ村、サイヤード村、ウスマーン丘、ハウワーシュ村を砲撃した。

その数は8日以降で165回以上に及んでいるという。

また、ANHA(8月9日付)によると、砲撃はジューリーン村、カフルヌブーダ町、タッル・サフル村一帯にも及んだ。

一方、SANA(8月10日付)によると、シリア軍がイドリブ県との県境一帯で活動を続けるトルキスタン・イスラーム党の拠点に対して攻撃を行った。

攻撃は、タッル・ワースィト村、マンスーラ村、ズィヤーラ町に対して集中的に行われた。

ANHA, August 10, 2018

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はタマーニア町、スカイク丘一帯を40回以上にわたり「樽爆弾」などで爆撃、ANHA(8月9日付)によると、タマーニア町などを砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、爆撃はハーン・シャイフーン市、タッフ村にも行われた。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、シリア軍の攻撃で、住民少なくとも9人が死亡、数十人が負傷したという。

**

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)が複数の地元消息筋の話として伝えたところによると、ロシア軍がアウラム・クブラー町に対して爆撃を行い、住民20人が死亡、数十人が負傷した(シリア人権監視団によると、子供3人を含む14人が死亡)。

**

シリア人権監視団(8月12日付)によると、10日のシリア軍の攻撃による死者数は、子供25人を含む41人にのぼったという。

AFP, August 10, 2018、ANHA, August 10, 2018、AP, August 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018、al-Hayat, August 11, 2018、Reuters, August 10, 2018、SANA, August 10, 2018、UPI, August 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュが活動を続けるスワイダー県東部・北東部への展開を続ける(2018年8月10日)

スワイダー県では、SANA(8月10日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、ダーイシュ(イスラーム国)が活動を続ける県東部および北東部に対する爆撃・砲撃を行い、ザルフ・ダム、ダブア丘、ダビーア地区、イルム地区、サファー地区、カッラーア地区一帯に至る地域に展開した。

SANA, August 10, 2018

AFP, August 10, 2018、ANHA, August 10, 2018、AP, August 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018、al-Hayat, August 11, 2018、Reuters, August 10, 2018、SANA, August 10, 2018、UPI, August 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系のシャーム解放機構、国民解放戦線はアレッポ県、イドリブ県、ハマー県で、シリア政府との和解を支持する人々の粛清を続ける(2018年8月10日)

アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(8月10日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊がタワーマ村、サルワ村、ハズラ村近郊の避難民キャンプで、シリア政府との和解を主唱する人々を多数拘束した。

**

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(8月10日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊がアティマ村近郊にある避難民キャンプで、シリア政府との和解を主唱する人々を多数拘束した。

**

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月10日付)によると、国民解放戦線がシャフシャブー山の村々で、シリア政府との和解を主唱する住民多数を拘束した。

AFP, August 10, 2018、ANHA, August 10, 2018、AP, August 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 10, 2018、al-Hayat, August 11, 2018、Reuters, August 10, 2018、SANA, August 10, 2018、UPI, August 10, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, August 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は5件の違反を確認(2018年8月10日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月10日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも5件の停戦違反(ハマー県3件、イドリブ県1件、アレッポ県1件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 10, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団の無人航空機がシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に接近、シリア軍防空部隊がこれを撃破(2018年8月10日)

ロシア国防省は、ラタキア県北部で活動を続ける反体制武装集団の無人航空機2機が、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に接近、シリア軍の防空部隊がこれを撃破した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 10, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:8日に難民136人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は6,699人に(2018年8月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(8月9日付)を公開し、8日に難民136人がシリアに帰国したと発表した。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は6,699人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者6,381人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 9, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは16件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年8月9日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(8月9日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を16件(アレッポ県6件、ハマー県1件、ラタキア県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 9, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団の無人航空機がシリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に接近、ロシア軍防空部隊がこれを撃破(2018年8月9日)

ロシア国防省は、ラタキア県北部で活動を続ける反体制武装集団の無人航空機が、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているフマイミーム航空基地に接近、ロシア軍防空部隊がこれを撃破した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, August 9, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

住民登録局長「2017年の死亡届件数は6万8000件、2018年は3万2000件

シリアの住民登録局のアフマド・ラッハール局長は『ワタン』(8月9日付)のインタビューに応じ、そのなかで、2018年に入ってからの死亡届提出件数が3万2000件、また昨年1年間の提出件数が6万8000件だったことを明らかにした。

死亡届が出された住民の死因については明らかにしなかった。

ラッハール局長によると、2018年に入ってからの出生届提出件数は23万1000件、2017年は38万1000件、また婚姻届は2018年が7万8000件、2017年が1万5000件だった。

 

al-Watan, August 9, 2018

AFP, August 9, 2018、ANHA, August 9, 2018、AP, August 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018、al-Hayat, August 10, 2018、Reuters, August 9, 2018、SANA, August 9, 2018、UPI, August 9, 2018、al-Watan, August 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー県東部でダーイシュが拉致した住民の1人が死亡(2018年8月9日)

スワイダー24(8月9日付)は、7月25日にスワイダー県東部でダーイシュ(イスラーム国)に拉致・連行された住民の1人、ザーヒヤ・ジャバーイーさん(65歳)が死亡した、と伝えた。

家族によると、ジャバーイーさんは糖尿病や心臓病を患っていた。

ダーイシュによって処刑されたのか、病状が悪化して死亡したのかは不明。

al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018

AFP, August 9, 2018、ANHA, August 9, 2018、AP, August 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018、al-Hayat, August 10, 2018、Reuters, August 9, 2018、SANA, August 9, 2018、Suwayda 24, August 9, 2018、UPI, August 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーンはシリア政府との和解を裏切りと非難、徹底抗戦を呼びかける(2018年8月9日)

アル=カーイダの幹部アブー・ハマーム・シャーミー氏が主導するフッラース・ディーンは声明を出し、シリア政府との和解を「解放区を引き渡そうとする卑怯な裏切り行為」、「信仰の弱さの現れ」と非難、「革命の敵」に対して「努力、言葉、隊列を結集」するよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018
al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018

AFP, August 9, 2018、ANHA, August 9, 2018、AP, August 9, 2018、Basnews, August 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018、al-Hayat, August 10, 2018、Reuters, August 9, 2018、SANA, August 9, 2018、UPI, August 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの圧力を軽減したい米国の要請に基づいて、シリア政府に支配地域の一部を移譲するため、ロジャヴァとシリアの地方自治省が合同委員会を設置(2018年8月9日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)を主導する民主統一党(PYD)の幹部で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のメンバーでもあるナスルッディーン・イブラーヒーム氏は、ロジャヴァとシリアの地方自治省が合同委員会を設置したことを明らかにした。

ルダウ・チャンネル(8月9日付)、ハーブール(8月9日付)が伝えた。

バスニュース(8月9日付)によると、合同委員会では治安問題、ラッカ県、ダイル・ザウル県の処遇などについて話し合われる予定で、消息筋によると「PYDは、トルコの圧力を軽減したい米国の要請に基づいて、シリア政府に支配地域の一部を移譲する」という。

AFP, August 9, 2018、ANHA, August 9, 2018、AP, August 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018、al-Hayat, August 10, 2018、al-Khabur, August 9, 2018、Reuters, August 9, 2018、Rudau, August 9, 2018、SANA, August 9, 2018、UPI, August 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国連のESCWAはシリア内戦の物的被害総額を3880億ドルと試算(2018年8月8日)

国連のESCWA(西アジア経済社会委員会)は、レバノンの首都ベイルートでシリアを含む各国の専門家50人以上を招聘し、紛争終結後の復興政策について協議するための国際会議を開いた。

8月7、8日の2日間にわたって行われた会議では、7年におよぶ紛争が社会や経済にもたらした影響を評価、物的被害の総額が3880億ドルに達するとの試算を出した。

この被害総額には、「人的被害」、すなわち戦闘や避難によって生じた専門的技能を有する人材や労働力の喪失は含まれていないという。

https://www.unescwa.org/news/syrian-experts-discuss-post-conflict-reconstruction-policies-after-political-agreement-syria

al-Hayat, August 10, 2018

AFP, August 9, 2018、ANHA, August 9, 2018、AP, August 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, August 9, 2018、al-Hayat, August 10, 2018、Reuters, August 9, 2018、SANA, August 9, 2018、UPI, August 9, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.