ダイル・ザウル県南東部でアフガン人民兵がダーイシュの攻撃を受け、50人以上死亡、30人あまり捕捉(2019年4月22日)

ダイル・ザウル県では、中東北アフリカ情報監視団(MENA Monitor、4月22日付)によると、「イランの部隊」と目されるアフガン人民兵のファーティミーユーン旅団の部隊が、県南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)への攻撃を準備していたところ、逆に攻撃され、メンバー50人以上が死亡、30人あまりが捕虜となった。

AFP, April 22, 2019、ANHA, April 22, 2019、AP, April 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2019、al-Hayat, April 23, 2019、MENA Monitor, April 22, 2019、Reuters, April 22, 2019、SANA, April 22, 2019、UPI, April 22, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は拘束していたダーイシュのスーダン人メンバーの子供5人の身柄をスーダン当局に引き渡す(2019年4月22日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)は記者会見を開き、拘束していたダーイシュ(イスラーム国)のスーダン人メンバーの子供5人をスーダン当局に引き渡したことを明らかにした。

記者会見には、アブドゥルカリーム・ウマル渉外関係局共同局長、ファナル・カイート副局長のほか、スーダンのバドルッディーン・アリー外務省特使が出席した。

ANHA(4月22日付)が伝えた。

AFP, April 22, 2019、ANHA, April 22, 2019、AP, April 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2019、al-Hayat, April 23, 2019、Reuters, April 22, 2019、SANA, April 22, 2019、UPI, April 22, 2019などをもとに作成。

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アアザーズ(アレッポ県北部)にあるトルコ諜報機関の事務所が攻撃を受け、2人が死亡、2人が負傷(2019年4月22日)

アレッポ県では、ANHA(4月22日付)が複数の消息筋の話として伝えたところによると、県北部のアアザーズ市に設置されているトルコの国家諜報機構(MİT)の事務所の一つが「特殊作戦」の標的となり、MiT幹部の1人でシリア問題の責任者とされるアブー・ウマルなる人物を含む2人が死亡、隊員2人が負傷した。

一方、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

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ラッカ県では、ANHA(4月22日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるラッカ市でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷が爆発し、少年3人が死亡、2人が負傷した。

AFP, April 22, 2019、ANHA, April 22, 2019、AP, April 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2019、al-Hayat, April 23, 2019、Reuters, April 22, 2019、SANA, April 22, 2019、UPI, April 22, 2019などをもとに作成。

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ロシア軍がアレッポ県を爆撃するも死傷者なし(2019年4月22日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)によると、シリア軍がサラーキブ市の市場を砲撃し、住民1人が死亡、複数が負傷した。

一方、SANA(4月22日付)によると、シリア軍がタマーニア町、タッル・タルイー村、ウンム・ジャラール村一帯のシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(4月22日付)によると、シリア軍がマンスーラ村、タッル・ワースィト村、ヒルバト・ナークース村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)によると、ロシア軍戦闘機複数機が、アレッポ市西部郊外のラーシディーン地区、マアーッラト・マアーッラト・アルティーク村、カフルハムラ村を爆撃した。

死傷者はなかった。

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月22日付)は、トルコの庇護を受けアレッポ県北部で活動を続ける国民軍とシリア軍が捕虜交換を行ったと伝えた。

同サイトによると、捕虜交換はアレッポ県アブー・ザンディーン村の通行所で行われ、国民軍はシリア軍兵士9人を、シリア軍も国民軍メンバー9人を解放した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を11件(アレッポ県9件、イドリブ県1件、ラタキア県1件)確認した。

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一方、シリア対応調整者(RCG-Syria)は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)で過去3ヶ月の間にロシア・シリア軍の攻撃で死亡した民間人の数が268人に上ると発表した。

うち96人が子供だという。

また戦火を逃れるために、トルコ占領地域(いわゆる「オリーブの枝」地域、「ユーフラテスの盾」地域)に避難した住民の数は19万7574人(3万1713世帯)にのぼっているという。

AFP, April 22, 2019、ANHA, April 22, 2019、AP, April 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 22, 2019、al-Hayat, April 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 22, 2019、Reuters, April 22, 2019、SANA, April 22, 2019、UPI, April 22, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)で爆発、反体制武装集団戦闘員が負傷(2019年4月21日)

アレッポ県では、ANHA(4月21日付)によると、トルコ占領下のバーブ市でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室)の戦闘員に負傷者が出た。

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ラッカ県では、ANHA(4月21日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の協力のもと、タブカ市一帯地域の部族和解評議会が開催され、ウジャイル族とズワイカート族が和解した。

両部族は最近になって、口論をきっかけとして対立していたという。

AFP, April 21, 2019、ANHA, April 21, 2019、AP, April 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 21, 2019、SANA, April 21, 2019、UPI, April 21, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はシリアのアル=カーイダの支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県を砲撃(2019年4月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が20日晩、ハーン・シャイフーン市に40発以上の砲弾を撃ち込んだ。

シリア軍はまた、ウンム・ジャラール村、タフターヤー村、マアッラト・ヌウマーン市、アブー・フッバ村、タッル・タッル・マンス村、ジャルジャナーズ町を砲撃、マアッラト・ヌウマーン市では複数が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャービリーヤ村、タッル・フワーシュ村、ダイル・サンバル村、ハウラーター村、カルカート村、アンカーウィー村、フワイジャ村、カルアト・マディーク町、フワイズ村を砲撃した。

一方、SANA(4月21日付)によると、シリア軍がシャフルナーズ村、シューリーン村、カルカート村、サフリーヤ村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市西部のラーシディーン地区で反体制武装集団と交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県1件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を20件(アレッポ県15件、イドリブ県5件)確認した。

AFP, April 21, 2019、ANHA, April 21, 2019、AP, April 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 21, 2019、SANA, April 21, 2019、UPI, April 21, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから403人、ヨルダンから663人の難民が帰国、避難民95人が帰宅(2019年4月21日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月21日付)を公開し、4月20日に難民1,066人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは403人(うち女性121人、子供205人)、ヨルダンから帰国したのは663人(うち女性199人、子供338人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は197,142人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者69,654人(うち女性21,040人、子ども35,442人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者127,488人(うち女性38,273人、子ども65,007人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 426,422人(うち女性127,971人、子供217,371人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

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一方、国内避難民95人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性4人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは10人(うち女性2人、子供8人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは74人(うち女性21人、子供27人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は20,430人(うち女性6,630人、子供9,057人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,289,026人(うち女性389,189人、子供652,823人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 21, 2019をもとに作成。

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ダイル・ザウル県ハジーン市でダーイシュが仕掛けた爆弾が爆発、YPG主体のシリア民主軍に複数の死傷者(2019年4月20日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月21日付)によると、ハジーン市入口で、ダーイシュ(イスラーム国)が仕掛けた爆弾が爆発し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が破壊され、複数の戦闘員が死傷した。

AFP, April 21, 2019、ANHA, April 21, 2019、AP, April 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 21, 2019、SANA, April 21, 2019、UPI, April 21, 2019などをもとに作成。

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バスニュース:YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部の「イランの部隊」に対する大規模作戦を準備(2019年4月20日)

バスニュース(4月21日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の支援を受けて、ダイル・ザウル県南東部にある「イランの部隊」やシリア軍の拠点に対する大規模軍事作戦を計画していると伝えた。

シリア民主軍に近い消息筋によると、シリア民主軍はダイル・ザウル県のウマル油田に増援部隊を派遣し、ユーフラテス川西岸にあるシリア軍、「イランの部隊」への攻撃に備えているという。

攻撃は、イランの首都テヘランからイラクの首都バグダード、シリアの首都ダマスカスを経てレバノンの首都ベイルートにいたる陸路を遮断し、ダイル・ザウル県南東部にシリア軍や「イランの部隊」が基地を建設するのを阻止するのが目的だという。

AFP, April 21, 2019、ANHA, April 21, 2019、AP, April 21, 2019、Basnews, April 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 21, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 21, 2019、SANA, April 21, 2019、UPI, April 21, 2019などをもとに作成。

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パレスチナ人民兵組織のクドス旅団はヒムス県東部でダーイシュの包囲を受けていたシリア軍部隊を救出(2019年4月20日)

パレスチナ人民兵組織のクドス旅団はフェイスブックのアカウントを通じて声明を出し、ヒムス県スフナ市東の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に包囲されていたシリア軍2個大隊約500人の解囲に成功したと発表した。

クドス旅団が救出されたシリア軍部隊は、ヒムス県スフナ市近郊のクーム村で18日にダーイシュの攻撃を受けて消息を絶ったナーディル・サクル大佐率いる第18師団所属部隊を捜索するために、砂漠地帯に展開していたが、クーム村近郊のワアラ地区(バシャリー山近く)でダーイシュの要撃を受け、将兵20人を殺害され、ダーイシュに包囲されていた。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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シリア軍情報筋は、イラン・イスラーム革命防衛隊とロシア軍憲兵隊が交戦したとの一部報道を否定(2019年4月20日)

シリア軍情報筋は、イラン・イスラーム革命防衛隊とロシア軍憲兵隊がダイル・ザウル県やアレッポ県で交戦したとするトルコ国営アナトリア通信などの報道に関して、事実無根と否定した。


SANA(4月20日付)が伝えた。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はアレッポ県アフリーン郡でトルコ軍戦車1輌を破壊、兵士複数を殺害(2019年4月20日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、4月19日にトルコの占領下にあるアフリーン郡各所でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団への攻撃を行い、トルコ軍兵士ら複数を殺傷したと発表した。

主な戦果は以下の通り:

マリーミーン村でトルコ軍の拠点を攻撃し、戦闘の末に戦車1輌を破壊し、兵士複数を殺害。

アアザーズ市、キーマール村でトルコ軍の拠点を攻撃。

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ハサカ県では、ユーフラテス・ポスト(4月20日付)によると、北・東シリア自治局の治安を担うアサーイシュが、フール町で、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる2人をスパイ容疑で拘束した。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、Euphrates Post, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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サッバーグ人民議会議長は、トルコ、サウジアラビアの議長も出席したイラク周辺諸国議会大会に参加:「西側陣営は領土を譲り渡すことのない誇り高き人民に対峙していることから教訓を得るべき」(2019年4月20日)

ハムーダ・サッバーグ人民議会議長はイラクの首都バクダードを訪問し、イラク周辺諸国議会大会に出席した。

サッバーグ議長は大会での報告のなかで、ゴラン高原について「シリア国民はこの貴重な領土の一部を最後まで解放するまで、安らぐことはない」と述べるとともに、「覇権主義陣営(西側諸国)は過去8年間にシリア、シリア国民、そしてシリア軍から教訓を学んだ。それは、祖国の土を一粒たりとも譲り渡すことのない誇り高き人民に対峙しているということだ」と強調した。

大会は、イラクのムハンマド・ハルブースィー国民議会議長が議長を務め、トルコのビナリ・ユルドゥルム大国民議会議長、サウジアラビアのアブドゥッラー・アール・シャイフの諮問評議会議長、ヨルダンのアーティフ・タラーウィナ下院議会議長、クウェートのマルズーク・アリー・ムハンマド・スナイヤーン・ガーニム国民議会議長が出席した。

イランはアラーッディーン・ボロージェルディー国会国家安全保障外交政策委員長が議長の代理として出席した。

閉幕声明では、イラクの安定、国土統一、多様な社会の統合を支援することを確認した。

SANA(4月20日付)、『ハヤート』(4月21日付)などが伝えた。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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ロシアのボリソフ副首相がシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2019年4月20日)

ロシアのユーリイ・ボリソフ副首相(兼ロシア・シリア通商経済科学技術協力合同委員会議長)がシリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

SANA(4月20日付)によると、会談では、エネルギー、工業、通商などの分野での二国間の合意・協定の進捗について意見が交わされた。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がアレッポ県とラタキア県でシリア軍拠点を奇襲し、兵士30人以上を殺害(2019年4月20日)

アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(4月20日付)によると、同機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク軍がアレッポ市西部郊外のアクラブ村(スーク・ジャバス地区)にあるシリア軍拠点複数カ所を奇襲し、兵士25人以上を殺傷した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(4月20日付)によると、アレッポ市西部のラーシディーン地区、科学研究センター一帯、ダーヒヤト・アサド地区でシリア軍とシャーム解放機構が激しく交戦した。

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ラタキア県では、ジャブラ第一報道ネット(4月20日付)によると、サラヤー村でシリア軍が反体制武装集団の要撃を受け、兵士5人が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(4月20日付)によると、シリア軍がシャッアーラ村、サイヤーディー村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を5件(イドリブ県1件、アレッポ県4件)確認した。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 20, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、Shabaka Akbar Jabla al-Ula, April 20, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから359人、ヨルダンから736人の難民が帰国、避難民42人が帰宅(2019年4月20日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月20日付)を公開し、4月19日に難民1,095人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは359人(うち女性108人、子供183人)、ヨルダンから帰国したのは736人(うち女性221人、子供375人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は196,076人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者69,251人(うち女性20,919人、子ども35,237人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者126,825人(うち女性38,074人、子ども64,669人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 425,356人(うち女性127,651人、子供216,828人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

 

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一方、国内避難民42人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは17人(うち女性8人、子供6人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは25人(うち女性6人、子供16人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は20,325人(うち女性6,603人、子供9,017人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,288,931人(うち女性389,162人、子供660,783人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 20, 2019をもとに作成。

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スプートニク・ニュースはアレッポ県でシャーム解放機構の化学兵器製造工場が爆発したと伝えるが、反体制派系メディアはこれを否定(2019年4月19日)

アレッポ県では、スプートニク・ニュース(4月19日付)や、ドゥラル・シャーミーヤ(4月20日付)によると、アターリブ市東のアブザムー町にあるハリール製薬倉庫が爆発した。

これに関して、スプートニク・ニュースは、倉庫内にシャーム解放機構の本部があり、そこで砲弾を改造し、有毒化学物質の装填が行われていたと指摘、爆発によって破壊された倉庫には、異臭が漂っていたと伝えた。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤは、倉庫の所有者の話として、なかには乳児用のミルクが保管されていただけだと反論、爆発が爆弾によるものだと伝えた。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、Sputnik News, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県でもシリア軍の拠点を奇襲(2019年4月19日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(4月19日付)によると、クーリーヤ市近郊の砂漠地帯に位置するアイン・アリー油田一帯に配置されているシリア軍拠点の一つが、ダーイシュ(イスラーム国)の奇襲を受け、兵士と民兵多数が死傷した。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、Dayr al-Zawr 24, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 19, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部でシリア軍部隊を要撃し20人を殺害(2019年4月19日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(4月20日付)によると、ダーイシュがスフナ市東の砂漠地帯(バシャリー山近く)で、シリア軍部隊を要撃し、士官3人を含む兵士20人を殺害した。

ダーイシュは18日にもシリア軍部隊を攻撃しており、要撃を受けた部隊は攻撃を行ったダーイシュ戦闘員の追跡中だったという。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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アレッポ県スーラーン町で地元評議会の総辞職を求めるデモが3週連続で行われ、住民数百人が参加(2019年4月19日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月19日付)によると、トルコの実質占領下にあるアアザーズ市近郊のスーラーン町(スーラーン・アアザーズ町)で、同地の自治を担う地元評議会に対する抗議デモが発生し、住民数百人が参加、プラカード、トルコ国旗、「シリア革命」旗を掲げて、評議会の総辞職を求めた。

同サイトによると、地元評議会に対する抗議デモは4月5日、12日にも発生しているという。

抗議が行われていることの理由に関して、デモを呼びかけた活動家の一人サミール・ムーサー弁護士は「スーラーン町の地元評議会の福祉サービス提供に限界があることが明らかなった。また、アリー・シャイフ氏が2年以上の議長を務める評議会には汚職がある」としたうえで、「要求が満たされなければ、評議会の総辞職を求めてスーラーン町でデモが宣言されるだろう」述べている。

これに対して、シャイフ議長は、地元評議会が福祉サービスを提供していないとの主張は真実ではない」と反論した。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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トルコ国営のアナトリア通信はシリア国内でイラン・イスラーム革命防衛隊とロシア軍憲兵隊が交戦したと報じる(2019年4月19日)

トルコ国営のアナトリア通信(4月19日付)は、イラン・イスラーム革命防衛隊がダイル・ザウル県南東部のマヤーディーン市内の検問所で、ロシア軍憲兵隊の車列に停車を求めたことをきっかけに、両者が口論の末撃ち合いとなり、革命防衛隊メンバー2人が死亡、ロシア軍兵士4人が負傷した、と伝えた。

また、アレッポ県でも、アレッポ市東部のアレッポ国際空港で、イラン・イスラーム革命防衛隊とロシア軍憲兵隊が交戦したと伝えた。

AFP, April 19, 2019、Anadolu Ajansı, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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トルコのカリン大統領府報道官は占領下のアレッポ県北部のシリア政府への返還を拒否(2019年4月19日)

トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣外務大臣のアンカラ訪問に関して、それがシリア・トルコ両国を仲介するためのものではないと述べた。

カリン報道官は記者会見で、「トルコはシリアとの仲介を求めておらず、そのための取り組みも存在しない…。我々はシリア政府に連絡をとっていない」と述べた。

一方、ザリーフ外務大臣がトルコが占領するアレッポ県北部をシリア政府に返還するよう提案したことに関して、「アンカラはシリアでの「テロとの戦い」を通じて、自国の安全保障、そしてこの地域の住民の安全を維持してきた…。(トルコが占領する地域以外の)その他の地域に目を向けると、(シリア)政府は、トルコがこの地域での作戦を開始する前に、ユーフラテス川以東をアメリカに、そしてその一部を人民防衛隊(YPG)に譲り渡した。さらに一部地域をロシアに譲り渡したと見ている」と述べ、イランの提案を拒否した。

アナトリア通信(4月19日付)が伝えた。

AFP, April 19, 2019、Anadolu Ajansı, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市で爆弾が爆発(2019年4月19日)

アレッポ県では、ANHA(4月19日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市で何者かがサフィーナ交差点近くの食糧倉庫に爆弾を投げ込み、倉庫の扉などが被害を受けた。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンチエフ大統領特使がサウジアラビアに続いてシリアを訪問し、アサド大統領と会談(2019年4月19日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使がサウジアラビアに続いて、シリアを訪問し、アサド大統領と会談した。

ラヴレンチエフ特使はアスタナ会議におけるロシア代表団の代表。

SANA(4月19日付)によると、会談では、4月25~26日に予定されているアスタナ12会議の議事について意見を交わし、アサド大統領とラヴレンチエフ特使は、テロ撲滅や治安と安定の回復などに向けて連携を継続する必要を確認した。

アサド大統領はまた、アスタナ12会議において、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯第1ゾーンをめぐるこれまでの合意を履行し、テロ集団の根絶、そしてシリア政府支配下の周辺地域への攻撃の停止に向けた行動が不可欠だと述べた。

会談には、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長、アイマン・スーサーン外務在外居住者省次官らが同席した。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンチエフ大統領特使らがサウジアラビアと訪問し、ムハマド皇太子やシリア反体制派代表と会談(2019年4月19日)

ロシア外務省は声明を出し、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使と、ロシアのセルゲイ・ヴェルシニン外務副大臣がサウジアラビアを訪問し、首都リヤドでムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会談、両国関係、中東・湾岸情勢などについて意見を交わしたと発表した。

ラヴレンチエフ特使とヴェルシニン次官はまた、ジュネーブ会議に参加する反体制派の最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表と会談し、制憲委員会の設置など、シリア危機解決の方途について意見を交わしたと付言した。

スプートニク・ニュース(4月19日付)が伝えた。

なお、サウジアラビア日刊紙『イーラーフ』(4月18日付)は、ハリーリー代表が「国連のゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表の活動によって、シリア問題において近く打開策が示されるだろう」と述べたと伝えている。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Ilaf, April 19, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、Sputnik News, April 19, 1019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部でダーイシュがシリア軍拠点を奇襲(2019年4月19日)

イドリブ県では、SANA(4月19日付)によると、シリア軍がジャルジャナーズ町、タッル・マンス村、タフターヤー村、ウンム・ジャラール村にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(4月19日付)によると、クーリーヤ市近郊の砂漠地帯に位置するアイン・アリー油田一帯に配置されているシリア軍拠点の一つが、ダーイシュ(イスラーム国)の奇襲を受け、兵士と民兵多数が死傷した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月20日付)によると、サナマイン市にあるシリア軍の検問所に何者かが手榴弾2発を投げ込んだ。

また、バアス党の地元幹部の自宅も何者かの発砲を受けた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(ラタキア県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(アレッポ県6件、ハマー県4件、イドリブ県3件)確認した。

AFP, April 19, 2019、ANHA, April 19, 2019、AP, April 19, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 19, 2019、al-Hayat, April 20, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 19, 2019、Reuters, April 19, 2019、SANA, April 19, 2019、UPI, April 19, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部のシリア軍拠点を攻撃、兵士15人以上を殺害(2019年4月18日)

ヒムス県では、ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(4月17日付)が、スフナ市近郊のクーム村にあるシリア軍拠点複数カ所をダーイシュ(イスラーム国)が攻撃し、士官4人を含む兵士15人以上を殺害したと伝えた。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 18, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

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アサド大統領の長男ハーフィズ氏が姪に会うため英国を訪問(2019年4月18日)

英日刊紙『ロンドン・イブニング・スタンダード』(4月18日付)は、アサド大統領の姪がロンドンに滞在していることが確認され、財務当局がその資産を凍結したと伝えた。

ロンドン在住が確認されたのは、アニーサ・シャウカト氏(22歳)。

アースィフ・シャウカト元副参謀長(2012年7月に反体制派によって暗殺)とアサド大統領の姉のブシュラー・アサド氏の娘。

一家は、シャウカト元副参謀長暗殺後、シリアを去り、UAEのドバイで暮らしている。

同紙によると、財務当局は、アニーサ氏がロンドン在住が確認されたことを受けて、2万5000英ポンドが預金されていた同氏の複数の銀行口座を凍結したという。

アニーサ氏がどのように英国のビザを取得し、銀行口座を開設したのかは謎だが、ロンドン芸術大学のロンドン・コミュニケーション・カレッジで空間デザインの学位取得者の中に同氏の名前が記録されているという。

ウェストミンスター地区の裁判所では、アニーサ氏に対する聴取が既に1度行われているが、同氏が口座凍結に不服を申し立てており、2度目の聴取は延期されているという。

なお、アサド大統領の長男ハーフィズ・バッシャール・アサド氏も1度、ロンドン在住のアニーサ氏を訪れているという。

同紙は「アニーサ氏が誰であるか(アサド大統領の姪であるということ)は知られていたが、彼女はそのことを明かさなかった。彼女は自分の名前の綴りを変えていたが、そのことが奇妙に見えた。彼女のいとこ(ハーフィズ氏)も彼女を一度訪れている。見てそうだと分かった」との某消息筋の話を引用している。

AFP, April 20, 2019、ANHA, April 20, 2019、AP, April 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 20, 2019、Evening Standard, April 18, 2019、al-Hayat, April 21, 2019、Reuters, April 20, 2019、SANA, April 20, 2019、UPI, April 20, 2019などをもとに作成。

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トルコの通信電話会社は同国が占領するアレッポ県北部の住民による回線利用を事実上停止(2019年4月18日)

ドゥラル・シャーミーヤ(4月17日付)は、トルコの通信会社(携帯電話会社)が、同国の占領下にあるアレッポ県でトルコの通信回線を使用している住民らに対して、7月2日までに接続を再設定しなければ、回線を停止すると通知し、住民の間に衝撃が走っていると伝えた。

再設定の通知は、同地での利用者による回線の悪用が理由だという。

トルコの通信回線や関連機器を取り扱っている店舗を経営するアフマド・アリー氏は、ドゥラル・シャーミーヤに対して「この新たな決定は、Turkcell社のカードの利用者だけを対象としたもので、利用者は、回線の利用を継続するために、トルコが発行した仮身分証明書の写真を再送付しなければならない」という。

だが、アリー氏によると、「ほとんどの利用者はトルコの仮身分証明書を保有しておらず、7月2日までに回線が停止され、通信手段を失ってしまう」という。

一方、ガリーブナー社はドゥラル・シャーミーヤに対して、「トルコの携帯電話会社やその代理店、アンテナショップは、外国人利用者に回線を提供するに際して、入国日から90日間という期間限定で販売するよう条件を新たに課し、その後、トルコが発行する身分証明書を90日以内に提示しなければ、180日で失効する」と述べている。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ウンム・トゥワイナ村近郊の避難民キャンプを砲撃し、10人死亡(2019年4月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制派の支配下(緊張緩和地帯)にあるウンム・ジャラール村、ウンム・トゥワイナ村を砲撃した。

砲撃ではウンム・トゥワイナ村近郊の避難民キャンプに迫撃砲弾複数発が着弾し、女性2人を含む10人が死亡、30人が負傷したという。

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ハマー県では、シリア軍が県北性のシャフルナーズ村、フワイジャ村を砲撃した。

一方、SANA(4月18日付)によると、反体制武装集団がカルアト・マディーク町西に位置するトゥワイナ橋を爆破し、破壊した。

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「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(ハマー県4件、アレッポ県2件)確認した。

AFP, April 18, 2019、ANHA, April 18, 2019、AP, April 18, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 18, 2019、al-Hayat, April 19, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 18, 2019、Reuters, April 18, 2019、SANA, April 18, 2019、UPI, April 18, 2019などをもとに作成。

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