ロシア国防省報道官「トルコのイドリブ県侵攻は国際法違反」(2020年3月4日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は声明を出し、イドリブ県へのトルコ軍の侵攻が国際法違反で、2018年9月のソチ合意に反していると批判した。

コナシェンコフ報道官はまた、国連安保理が国際テロ組織に指定しているシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構がイドリブ県で活動を続けているにもかかわらず、トルコがこれを支援、欧米諸国や国連はテロ組織の活動に関心を示そうとしないと非難した。

スプートニク・ニュース(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、Sputnik News, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター「トルコの支援を受ける「テロ集団」がイドリブ県で化学兵器を使用しようとしていた」(2020年3月4日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターは声明を出し、トルコの支援を受ける「テロ集団」がイドリブ県のサラーキブ市近郊で、シリア軍の進軍を阻止するため、化学物質を装填した容器を爆破しようとしていたと発表した。

声明によると、15人からなる「テロリスト」のグループが3月2日、有毒科学物質が装填した容器に爆弾をしかけて爆発させ、シリア軍がサラーキブ市以西への進軍を阻止しようとしていたが、容器を密封することに失敗し、数人が負傷、試みは失敗に終わったという。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ムアッリム外務在外居住者大臣は、ビーズリーWFP業務執行取締役、フォアUNICEF業務執行取締役と会談(2020年3月4日)

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣兼副首相は、首都ダマスカスで、デイヴィッド・ビーズリー国際連合世界食糧計画(WFP)業務執行取締役、ヘンリエッタ・H・フォア国際連合児童基金(UNICEF)業務執行取締役からなる使節団と会談した。

SANA(3月4日付)によると、会談では、シリアとWFP、UNICEFの関係強化の方途などについて意見を交わした。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省はジェフリー米国務省シリア問題担当特使とクラフト米国連大使のアレッポ県北部訪問を非難(2020年3月4日)

シリアの外務在外居住者省の公式筋は、2日にジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使とケリー・クラフト米国連大使がアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を経由してトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域を訪問したことに関して、アレッポ県ではなく「イドリブ県に違法に潜入した」としたうえで、「米国は自らが国際法や国連憲章を超越しているとみなしている…。トルコの敵対行為を支援して破壊に荷担していることを改めて明らかにした」と非難した。

SANA(3月4日付)が伝えた。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県北東部のシリア軍拠点を砲撃(2020年3月4日)

ハサカ県では、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍がダルバースィーヤ市の東4キロに位置するハワーシーヤ村に展開するシリア軍の拠点1カ所を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(3月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、ズィヤーラ村、アキーバ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、ターディフ市近郊で親政権民兵とトルコの支援を受ける国民軍が交戦した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、3日にトルコ占領下のマーリア市近郊にある国民軍の拠点を攻撃し、戦闘員4人を殺害、14人を負傷させたと発表した。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県での戦闘でトルコ軍兵士3人、シリア軍兵士35人、反体制派戦闘員32人死亡(2020年3月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍無人航空機(ドローン)がサラーキブ市内のシリア軍と「イランの民兵」の拠点や穀物サイロ、ハーン・スブル村、マアッルディブサ村、タルナバ村、ジャウバース村、カフル・ウワイド村を爆撃した。

トルコ軍のドローンはまた、シャフシャブー山麓のカウカバ村でシリア軍の車列を爆撃した。

サラーキブ市一帯(アーフィス村、タルナバ村など)では、トルコの航空・砲撃支援を受ける「決戦」作戦司令室(シャーム解放機構や国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体)とシリア軍が激しい戦闘を続け、シリア軍側の兵士35人と「決戦」作戦司令室戦闘員32人が死亡した。

死亡したシリア軍側の兵士35人のうち26人がトルコ軍の砲撃によるもので、「イランの民兵」7人も含まれている。

この戦闘で、シリア軍は、ビンニシュ市、サルミーン市、ナイラブ村、クマイナース村、アーフィス村、マストゥーマ村、ジスル・シュグール市、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃するなど攻撃を続け、アーフィス村の大部分を制圧した。

https://youtu.be/gM6IDSg_NW0

一方、ロシア軍戦闘機は、ザーウィヤ山一帯、サラーキブ市一帯、アリーハー市一帯、サルミーン市一帯を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃した。

これに対して、トルコ軍は戦車や装甲車など45輌からなる増援部隊を、カフルルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに侵入させた。

なお、トルコ国防省は声明を出し、3日のイドリブ県での戦闘で兵士1人が死亡、9人が負傷したと発表した。

これに対する報復として、トルコ軍はシリア軍兵士299人を無力化、戦車9輌。大砲2門、ミサイル発射台6基、軍用車輌2輌を破壊したという。

トルコ国防省はその後再び声明を出し、トルコ軍兵士2人が死亡、6人が負傷したと発表した。

これに対して、トルコ軍はただちに報復し、シリア軍兵士多数を殺害したという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンがヤーキド・アダス村、シャイフ・アキール山一帯を爆撃した。

また、「決戦」作戦司令室は、トルコ軍の航空・砲撃支援を受け、シャイフ・アキール山、カブターン・ジャバル村などを攻撃、シャイフ・アキール山麓のシャイフ・アキール村を奪還した。

これにより、「決戦」作戦司令室はシャイフ・アキール山にあるトルコ軍監視所を解囲に成功した。


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ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンがカムハーナ町に展開するスハイル・ハサン准将指揮下のシリア軍第25師団の本部を爆撃した。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(3月4日付)などは、トルコ軍無人航空機(ドローン)がカムハーナ町ではなく、サラーキブ市近郊で開かれていたシリア軍第25師団の司令官会合を狙って爆撃を行い、「虎」の相性で知られるスハイル・ハサン准将が負傷したと伝えた。

だが、ロシアのANNAニュースはツイッターのアカウント(https://twitter.com/annanews_info)を通じてはこれを否定した。

https://twitter.com/annanews_info/status/1235230914147422209

一方、ロシア軍戦闘機がガーブ平原を爆撃した。

シリア軍戦闘機も同地を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ハッダーダ村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦し、シリア軍兵士7人、「決戦」作戦司令室戦闘員4人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県15件、ラタキア県18件、アレッポ県11件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を44件(イドリブ県41件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 4, 2020、ANHA, March 4, 2020、AP, March 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2020、Reuters, March 4, 2020、SANA, March 4, 2020、SOHR, March 4, 2020、UPI, March 4, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民677人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は568,640人に(2020年3月4日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月4日付)を公開し、3月3日に難民677人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは235人(うち女性70人、子供120人)、ヨルダンから帰国したのは442人(うち女性133人、子供225人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は568,640人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者179,786人(うち女性54,333人、子ども91,989人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者388,854人(うち女性116,700人、子ども198,308人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は797,920人(うち女性239,691人、子供407,219人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2020をもとに作成。

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シリア民主軍はトルコの侵攻を許したシリア政府を批判する一方、侵攻に対抗するために参戦する意思を示す(2020年3月3日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、トルコによる4度目のシリアへの侵攻作戦である「春の盾」作戦をめぐって、シリア政府を批判する一方、侵攻に対抗するために参戦する意思を示した。

声明のなかで、シリア民主軍は「トルコは緊張緩和地帯にかかる合意に乗じるとともに、アダナ合意を拡大解釈し、シリア北部を制圧し、避難してきた戦闘員を自分たちの兵士を自分たちのアジェンダのために奉仕させている」と非難、「シリアの国家建設と復興のため、バランスのとれた事態収拾に参加する意思がある」と表明した。

一方、民間人を巻き込んだかたちで行われているシリア軍の攻撃についても「シリア国民の悲劇は政権が体系的に行使した暴力という言葉から始まった」としたうえで、「イドリブ県は激戦に直面しており、シリア国民の苦しみが増し、避難の波が拡がっている。シリアを分割しようと地域諸国や諸外国が介入したためだ…。アサド政権は地域や世界の諸勢力のシリア政策に依存しており、主権という概念は、シリア国民や国家を犠牲にして描かれる(諸外国)のアジェンダにシリア人による決定権が従属することで、その価値を失った」と非難した。


AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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エスパー米国務長官が「トルコに対して航空軍事支援は行わない」と発表するなか、ジェフリー米国務省特使とクラフト米国連大使がアレッポ県北部のトルコ占領地を視察(2020年3月3日)

ジェームズ・ジェフリー米国務省シリア問題担当特使とケリー・クラフト米国連大使がトルコから、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を経由して、トルコ占領地域(「ユーフラテスの盾」地域)に入った。

両名には、ホワイト・ヘルメットのメンバーが同行し、国連によるクロスボーダーでの人道支援の活動状況や難民キャンプなどを視察した。

ヘイリー大使は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/usambun)を通じて、「ドナルド・トランプ大統領、マイク・ポンペオ国務長官に代わって、シリア国民との連帯を示すため、トルコ・シリア国境に来ました」、「国連とトルコの高官とのいずれの会合でも、バーブ・ハワーとバーブ・サラーマの国境通行所を国連安保理に維持して欲しいという呼びかけを耳にした」などと綴った。

両名は2日にトルコの首都アンカラに入っていた。

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米国のマーク・エスパー国務長官は報道向け声明を出し、「米国はイドリブ県でトルコに対して航空軍事支援は行わない」と発表した。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センター所長「ギリシャに殺到している難民の3分の2はシリア人ではなく、アフガン人、イラク人、アフリカ諸国出身者」(2020年3月3日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのオレグ・ジュラフロフ副センター長(少将)は、トルコ政府が欧州への渡航を希望するシリア難民の移動を阻止しないとの方針を決定(2月27日)したことに関して、「トルコの当局は現在、ギリシャとの国境地帯に設置されていた一時避難キャンプに身を寄せていた難民13万人をギリシャに殺到させようとしているが、その3分の2はシリア人ではなく、アフガン人、イラク人、アフリカ諸国出身者だ」と述べた。

RT(3月3日付)が伝えた。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、RT, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県マンビジュ市近郊のシリア軍拠点を砲撃(2020年3月3日)

アレッポ県では、ANHA(3月3日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北西のウンム・ジャッルード村にある国境通行所を砲撃した。

またトルコ軍が、マンビジュ市西のアラブ・ハサン村一帯に設置されているシリア軍拠点を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア政府との再和解を拒否していたダルアー県サナマイン市の元反体制武装集団メンバー21人が、シリア政府が用意した大型バスに乗って、トルコ占領下のバーブ市に至る通行所に到着した。

サナマイン市では1日、シリア軍が、戦車などからなる部隊を治安維持のために進駐させようとしたが、地元の武装集団が抵抗し交戦となり、2日に元反体制武装集団メンバーがロシアの仲介でイドリブ県に退去することを政府側と合意していた。

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ハサカ県では、ANHA(3月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊を砲撃した。

シリア人権監視団によると、国民軍はまた、ラアス・アイン市近郊のタッル・ムハンマド村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(3月3日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村、シュルバーニースク村、スライブ村、ハッラーブ・サールーンジュ村を砲撃した。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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第3期人民議会選挙の投票日は4月13日に決定(2020年3月3日)

アサド大統領は2020年政令第76号を施行し、第1条で2020年4月13日に第3期人民議会選挙の投票を実施することを決定した。

また、第2条において、各選挙区の定数を発表した。

議席配分は第2期人民議会選挙と同じ。

選挙区 総数 A部門(労働者・農民代表) B部門(その他の人民諸組織代表)
ダマスカス県 29 10 19
ダマスカス郊外県 19 10 9
ヒムス県 23 11 12
ハマー県 22 13 9
アレッポ市 20 7 13
アレッポ県諸地域 32 17 15
イドリブ県 18 12 6
ラタキア県 17 9 8
タルトゥース県 13 6 7
ラッカ県 8 4 4
ダイル・ザウル県 14 8 6
ハサカ県 14 8 6
ダルアー県 10 5 5
スワイダー県 6 4 2
クナイトラ県 5 3 2
250 127 123

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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首都ダマスカスにある駐シリア・リビア大使館が再開(2020年3月3日)

リビア(リビア国民軍)のアブドゥッラフマーン・ウハイリシュ副首相、アブドゥルハーディー・フワイジュ外務国際関係大臣の訪問を受けて、首都ダマスカスにある駐シリア・リビア大使館が再開された。

SANA(3月3日付)などが伝えた。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア軍戦闘機1機を、シリア軍がトルコ軍ドローン2機を撃墜、シリア軍はサラーキブ市近郊の4カ村を奪還(2020年3月3日)

イドリブ県では、SANA(3月3日付)がシリア軍筋の情報として伝えたところによると、県南部で武装テロ集団に対する任務にあたっていたシリア軍戦闘機1機が11時03分にトルコ軍が発射した地対空ミサイルを被弾し、マアッラト・ヌウマーン市北西に墜落した。


ドゥラル・シャーミーヤ(3月3日付)やシリア人権監視団によると、撃墜されたのは旧チェコスロバキア製のL-39軽攻撃機、攻撃を行ったのはトルコ軍のF-16戦闘機。

シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃墜された戦闘機の乗組員2名の遺体を発見したという。

これを受け、シリア軍は、対抗措置としてトルコ軍のバイラクタルTB2無人航空機(ドローン)2機をサラーキブ市近郊とハーン・スブル村東の上空で撃墜した。

SANAによると、うち1機はサラーキブ市近郊のシリア軍拠点に対して爆撃を加えようとしていたところを撃破したという。

また、シリア軍地上部隊は、ビンニシュ市、サルミーン市、ナイラブ村、ジスル・シュグール市およびその一帯、タルナバ村、マストゥーマ基地を砲撃、タルナバ村とマストゥーマ基地に対する砲撃では、トルコ軍兵士4人が死亡、7人が負傷した。

一方、ロシア軍戦闘機は、サルミーン市、ビンニシュ市、アリーハー市一帯、アーフィス村、サラーキブ市西部郊外一帯を爆撃した。

また、イドリブ市で早朝、大きな爆発が発生し、子ども3人を含む7人が死亡、20人が負傷した。

爆発は、ロシア軍の爆撃か弾道ミサイルによるものだという。

SANAによると、一連の戦闘で、シリア軍は、サラーキブ市近郊のジャウバース村、タルナバ村、ダーディーフ村、カフルバッティーフ村からトルコ軍の支援を受ける「決戦」作戦司令室(シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体)を掃討し、同地を再び制圧した。

https://youtu.be/Fi_rbA0JWAs

対するトルコ軍は、砲兵部隊と無人航空機(ドローン)でサラーキブ市一帯、マアッラト・ヌウマーン市近郊、マアッルディブサ村のシリア軍拠点を攻撃した。

また、戦車や装甲車など60輌からなる増援部隊をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がタカード村を爆撃した。

これに対して、トルコ軍は、砲兵部隊とドローンでズィルバ村などを攻撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍ドローンが、ジューリーン村北のミールザー砦にあるシリア軍拠点を爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を50件(イドリブ県9件、ラタキア県21件、アレッポ県20件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を35件(イドリブ県23件、ラタキア県0件、アレッポ県12件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 3, 2020、ANHA, March 3, 2020、AP, March 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 3, 2020、Reuters, March 3, 2020、SANA, March 3, 2020、SOHR, March 3, 2020、UPI, March 3, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民1,009人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は567,963人に(2020年3月3日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月3日付)を公開し、3月2日に難民1,009人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは212人(うち女性64人、子供108人)、ヨルダンから帰国したのは797人(うち女性239人、子供406人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は567,963人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者179,551人(うち女性54,263人、子ども91,869人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者388,412人(うち女性116,567人、子ども198,083人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は797,243人(うち女性239,488人、子供406,874人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 3, 2020をもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領「我々は誰とも戦争するつもりはない」(2020年3月2日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、タス通信(3月2日付)の新コーナー「ウラジーミル・プーチンの20人の高官」のなかで、イドリブ県情勢の緊迫化に関して、「我々は誰とも戦争するつもりはない。だが、我々は、誰かが我々に対して戦争をしかけるようと思いつかないようにするため、防空分野において事態に備えるようと取り組んでいる」と述べた。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020TASSMarch 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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シリアの外務在外居住者省はトルコ軍の攻撃を厳しく非難(2020年3月2日)

シリアの外務在外居住者省の公式筋は、トルコ軍が2月27日に開始していたという「春の盾」作戦に関して、「シリアの主権と領土不可侵に対するトルコの野蛮な攻撃を厳しく非難、これを拒否する」と述べた。

同公式筋は「トルコのこの攻撃は、エルドアン体制に最低限の信頼さえも欠いており、アスタナ・プロセスやソチ合意での義務を履行しようとしないこと、テロ組織とあくまでも共闘しようとしていることを示している」と非難する一方、国際社会に対しては、「シリア人の苦しみを利用して、欧州に難民が押し寄せるのを許すことで、欧州諸国に揺さぶりかける…エルドアン体制の振る舞いを食い止める」よう呼びかけた。

SANA(3月2日付)が伝えた。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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ダルアー県サナマイン市で政府との和解を改めて拒否した武装集団がイドリブ県に退去することで同意(2020年3月2日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、シリア政府との和解を改めて拒否する元反体制武装集団のメンバー26人が、ロシアの仲介により、3日早朝にイドリブ県に退去することをシリア政府側と合意した。

サナマイン市では1日、シリア軍が、戦車などからなる部隊を治安維持のために進駐させようとしたが、地元の武装集団が抵抗し交戦となり、元反体制武装集団メンバー3人が死亡していた。

2日にもシリア軍と武装集団の間で激しい戦闘があった。

 

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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イスラエル軍機がクナイトラ県の車輌をミサイル攻撃(2020年3月2日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍無人航空機(ドローン)が、アイン・ティーナ村で、親政権民兵の車輌を攻撃し、これを破壊した。

死傷者が出たかは不明。

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これに関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/AvichayAdraee/)で「イスラエル軍部隊は先ほど、ゴラン高原北部地域で狙撃が行われようとしているのを補則した…。これを鑑み、同部隊はこの作戦を実施しようとしていた車を攻撃した」と発表した。

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一方、SANA(3月2日付)は、イスラエル軍が占領下ゴラン高原上空からアイン・ティーナ村で車に対してミサイル攻撃を行った、と伝えた。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はラッカ県、ハサカ県を砲撃(2020年3月2日)

ラッカ県では、ANHA(3月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のスライブ村、アイン・イーサー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ、フーシャーン村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(3月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市近郊の国境地帯で合同パトロールを実施した。

一方、アフリーン解放戦線は声明を出し、1日にマルアナーズ村でトルコの支援を受ける反体制武装集団を攻撃し、3人を殺害したと発表した。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領はシリアを訪問中のリビア国民軍側の副首相・外相と会談(2020年3月2日)

アサド大統領は、リビア(リビア国民軍)のアブドゥッラフマーン・ウハイリシュ副首相、アブドゥルハーディー・フワイジュ外務国際協力大臣らからなる使節団と会談した。

SANA(3月2日付)によると、会談でえは、両国関係、テロとの戦い、トルコなどによる外国の干渉への対応などについて意見が交わされた。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンの爆撃にもかかわらず、シリア軍はサラーキブ市を奪還、トルコ軍兵士1人を砲撃で殺害(2020年3月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍無人航空機(ドローン)が、サラーキブ市一帯のシリア軍拠点に対して爆撃を行った。

また、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる「決戦」作戦司令室が、サラーキブ市一帯、同市近郊のジャウバース村、タルナバ村一帯でシリア軍への攻撃を続けた。

しかし、シリア軍地上部隊はシリア・ロシア軍の航空支援を受けて反撃し、「決戦」作戦司令室との激しい戦闘の末、サラーキブ市を再び制圧した。

サラーキブ市は2月5日にシリア軍が制圧したが、トルコの支援を受ける「決戦」作戦司令室は26日にこれを奪還したと発表していた。

シリア軍によるサラーキブ市再制圧を受け、ロシア軍はサラーキブ市に憲兵隊を派遣したと発表した。

これに対して、シャーム解放機構は、精鋭のアサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)部隊を同地に派遣した。

シリア軍地上部隊はまた、タフタナーズ航空基地に設置されているトルコ軍の拠点を砲撃し、トルコ軍兵士1人が死亡、3人が負傷した。

シリア軍地上部隊はさらに、シリア・ロシア両軍の航空支援を受けて、県南部で「決戦」作戦司令室に攻勢をかけ、フライフィル村、ダール・カビーラ村、ハザーリーン村を奪還した。

一方、ロシア軍戦闘機は、県南部のほか、フーア市、アドワーン村、サラーキブ市一帯を爆撃し、フーア市で住民2人が死亡、6人が負傷、アドワーン村では国内避難民(IDPs)2人が死亡した。

これに対して、トルコ軍は、カフルルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から戦車や装甲車などからなる車列をシリア領内に進入させ、イドリブ県との県境に位置するアレッポ県のバータブー村に新たな拠点を設置した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍地上部隊がカブターン・ジャバル村、アンジャーラ村、シャイフ・アキール山、カフル・ハラブ村を砲撃、「決戦」作戦司令室が同地でシリア軍と激しく交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍防空部隊が、シリア駐留ロシア軍司令室が設置されているフマイミーム航空基地に向かって飛来した無人航空機複数機を撃墜した。

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ハマー県では、SANA(3月2日付)によると、トルコ軍の支援を受ける「決戦」作戦司令室がジューリーン村を砲撃し、女性1人と子ども1人が死亡、住民7人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、一連の戦闘でシリア軍兵士11人と「決戦」作戦司令室戦闘員21人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県4件、ラタキア県18件、アレッポ県8件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を16件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県11件、ハマー県0件)確認した。

AFP, March 2, 2020、ANHA, March 2, 2020、AP, March 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 2, 2020、Reuters, March 2, 2020、SANA, March 2, 2020、SOHR, March 2, 2020、UPI, March 2, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民743人と国内避難民(IDPs)1,821人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は566,954人、2019年以降帰還したIDPsは59,515人に(2020年3月2日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(3月2日付)を公開し、3月1日に難民743人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは340人(うち女性102人、子供173人)、ヨルダンから帰国したのは403人(うち女性121人、子供206人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は566,954人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者179,339人(うち女性54,199人、子ども91,761人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者387,615人(うち女性116,328人、子ども197,677人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

45カ国で難民登録したシリア人の数は6,580,101人(うち女性1,974,030人、子供3,355,852人)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は796,234人(うち女性239,185人、子供406,360人)となった。

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一方、国内避難民1,821人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したの1,821人(うち女性691人、子ども422人)、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は59,515人(うち女性20,280人、子供24,782人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,328,111人(うち女性402,839人、子供668,548人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, March 2, 2020をもとに作成。

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ダルアー県サナマイン市で治安維持のために駐留しようとしたシリア軍が武器引き渡しを拒否する元反体制武装集団と交戦、武装集団側が3人死亡(2020年3月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、戦車などからなる部隊を治安維持のためにサナマイン市に進駐させようとしたが、シリア政府と和解していた地元の元反体制武装集団のメンバーがこれに抵抗し交戦となり、元反体制武装集団メンバー3人が死亡した。

元反体制武装集団は武器引き渡しを拒否していた。

https://www.facebook.com/eldorarlashamy/videos/2794417180625805/?t=0


また、ブスラー・シャーム市、キヒール村、ダルアー市で、サナマイン市からのシリア軍の撤退を求める抗議デモが行われた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2020年2月の戦闘での死者は1,771人(2020年3月1日)

シリア人権監視団は、2020年2月の戦闘での死者が1,771人を記録したと発表した。

内訳は、民間人275人(うち女性43人、子ども57人)、武装諸派255人、シリア民主軍21人、トルコ軍63人、親政府民兵231人、シリア軍422人、レバノンのヒズブッラー民兵14人、親政府外国人民兵38人、ジハード主義者455人、身元不明3人。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領は戦死者、行方不明者、戦傷者家族への補助金支給を定めた2020年政令第5号を施行(2020年3月1日)

アサド大統領は2020年政令第5号を施行し、戦死者、行方不明者、障害を負って医療保険を受給している軍・治安部隊関係者の家族に対して月額で20,000シリア・ポンドの補助金を支給ことを決定した。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣「27日に開始された「春の盾」作戦は成功裏に続けられているが…ロシアと事を構える意思はない」(2020年3月1日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、トルコ軍兵士33人が死亡した2月27日のイドリブ県ザーウィヤ山に対するシリア軍の爆撃を受けて開始された「春の盾」作戦が成功裏に継続されていると発表した。

作戦開始は27日の緊急国家安全保障会議で決定されたもの。

アカル国防大臣は「作戦の目的はシリア政府の虐殺を食い止め、過激派と難民発生を抑えることにある」としたうえで、「しかし、ロシアと事を構える意思はない」と強調した。

また、「これまでにシリア軍兵士2,000人以上を無力化、無人航空機1機、ヘリコプター8機、戦車103輌、大砲・ミサイル発射台72基、防空システム3基を破壊した」と付言した。

アナトリア通信(3月1日付)が伝えた。

AFP, March 1, 2020、Anadolu Ajansı, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県でシリア軍戦闘機2機を撃墜、パイロットは無事(2020年3月1日)

シリア軍消息筋は、イドリブ県で「テロ組織」の拠点に対する攻撃を実施していたシリア軍戦闘機2機が13時25分、トルコ軍戦闘機の攻撃を受け、撃墜されたと発表した。

パイロットは脱出し無事だという。

SANA(3月1日付)が伝えた。


シリア人権監視団などによると、撃墜されたのはシリア軍戦闘機はSu-24。

トルコ空軍所属のF-16戦闘機によって、マアッラト・ヌウマーン市近郊とザーウィヤ山の上空でそれぞれ撃墜された。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ軍無人航空機3機を撃墜(2020年3月1日)

SANA(3月1日付)は、シリア軍が「決戦」作戦司令室を支援するトルコ軍の無人航空機(ドローン)3機を撃墜したと伝えた。

うち1機は、「決戦」作戦司令室との交戦が続くサラーキブ市近郊上空、1機はハマー市上空で撃墜された。

残る1機の撃墜場所は明らかにされなかった。

https://youtu.be/QMbUzXGihrU

なお、シリア人権監視団は、トルコ軍のドローンがハマー市近郊の第47旅団基地上空に飛来、シリア軍防空部隊が迎撃したが、撃墜されたかどうかは確認できないと発表していた。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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ロシア大統領府報道官「いかなる発言がなされようと、シリア国内でのテロとの戦いを継続する」と述べ、トルコを牽制(2020年3月1日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「いかなる発言がなされようと、シリア国内でのテロとの戦いを継続する」と述べ、トルコを牽制した。

ペスコフ報道官は「1年前のソチでの合意に従って、トルコはテロ勢力の無力化しなければならなかった。しかし、残念ながら、トルコはこの誓約を守らっていない。テロリストはシリア軍への攻撃を行っている…。シリア軍の最近の発言はテロ組織に対峙することが目的だ…。いかなる発言がなされようと、このテロ勢力との戦いは続く」と述べた。

AFP, March 1, 2020、ANHA, March 1, 2020、AP, March 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2020、Reuters, March 1, 2020、SANA, March 1, 2020、SOHR, March 1, 2020、UPI, March 1, 2020などをもとに作成。

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