トルコのソイル内務大臣は、閣僚として初めて、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域を訪問(2020年5月24日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、閣僚として初めて、トルコが占領するアレッポ県北部の「オリーブの枝」地域を訪問した。

ソイル内務大臣が訪問したのは、同地域の拠点都市の一つラーイー村。

ソイル内務大臣のツイッター公式アカウント(https://twitter.com/suleymansoylu/)によると、大臣は、副大臣2人と憲兵隊(ジャンダルマ)総司令官とともに同地の駐留部隊を視察した。

https://twitter.com/suleymansoylu/status/1264531221490667520

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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スワイダー市で困窮する経済に抗議するデモ(2020年5月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、困窮するシリア政府支配地域の経済状況に抗議する座り込みデモが行われた。

デモには数十人が傘下し、「我々は尊厳をもって暮らしたい」などと訴えた。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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アレッポ県サジュー村での反体制派の戦闘は収束するも、ハサカ県、イドリブ県で新たな衝突発生(2020年5月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、23日にサジュー村で発生した地元出身のシャーム戦線戦闘員と、タッル・リフアト市出身の武装集団との戦闘は、双方が戦闘停止とタッル・リフアト市出身者の撤退を合意し、収束した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市で、国民軍に所属する北の鷹旅団と第20師団が交戦した。

戦闘の原因は不明。

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イドリブ県では、SANA(5月24日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、シャーム解放機構に所属する「実行部隊」なるグループと、M4高速道路沿線に位置するアリーハー市で活動する「テロリスト」が交戦し、双方に複数の死傷者が出た。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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トルコはリビアにシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約500人を新たに派遣(2020年5月24日)

シリア人権監視団は、トルコがシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約500人を、ハリーファ・ハフタル将軍率いるリビア国民軍と戦う国民合意政府(GNA)を支援するために、新たにリビアに派遣したと発表した。

これにより、リビアに派遣されたシリア人傭兵は約10,000人となった。

このうち、約200人が18歳以下の子供。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍兵士がイドリブ県でのイード・アル=フィトルの礼拝に参加(2020年5月24日)

シリア人権監視団は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山でのイード・アル=フィトルの集団礼拝にトルコ軍兵士が参加したと発表し、写真や映像を公開した。

 

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構はイドリブ県の反体制派に停戦に応じないよう呼びかける(2020年5月24日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つフッラース・ディーン機構の総法務官を名乗る幹部がビデオ声明を出し、イドリブ県で活動する反体制派に対して、同地での停戦合意に従わないよう呼びかけた。

シリア人権監視団が配信したビデオ映像のなかで、この幹部は「ジハード主義集団が暴君の約束や国際相互理解に従属する扉をたたくさまは、布教集団が民主主義の道を進み、地上の主の法に従おうとするのに似ている。いずれも蜃気楼に向かって進んでいるようなものだ」などと批判した。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県北部への砲撃を続け、農地で火災拡大(2020年5月24日)

ハサカ県では、ANHA(5月24日付)、SANA(5月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町一帯の農地への砲撃を継続する一方、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアニーク・ハワー村、タッル・ムハンマド村に対しても砲撃を行い、農地で火災が発生した。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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イード・アル=フィトルの集団礼拝が中止となり、信者は自宅で礼拝(2020年5月24日)

SANA(5月24日付)は、イード・アル=フィトルの初日にあたる5月24日、宗教関係省の法学評議会とシャームのくにのウラマー連合は、新型コロナウイルス感染症対策としてモスクでの集団礼拝を中止するファトワーを発出、信者たちはテレビを通じた集団礼拝の呼びかけに合わせて、自宅で礼拝を行ったと伝えた。

 

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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保健省はタルトゥース港で新型コロナウイルスの感染の疑いがあったロシア人職員1人の再検査の結果が陰性だったと発表(2020年5月24日)

保健省は声明を出し、タルトゥース港でロシア人職員1人の新型コロナウイルスの感染の疑いが確認された件に関して、再検査の結果、陰性と診断されたと発表した。

SANA(5月24日付)が伝えた。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表(2020年5月24日)

保健省は政府支配地域で新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表した。

新たに感染が確認された16人のうち、6人がUAEからの帰国者、2人がスーダン、4人がロシア、そして4人がクウェートからの帰国者。

これにより、5月24日現在の同地での感染者数は計86人、うち死亡したのは4人、回復したのは41人となった。

SANA(5月24日付)が伝えた。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2~3月にかけてのシリア・ロシア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室の戦闘で避難していたIDPs約22万5000人が帰宅を果たす(2020年5月24日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから80日目となる5月24日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認した。

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シリア人権監視団は、2~3月にかけてのシリア・ロシア軍とトルコ軍・「決戦」作戦司令室の戦闘で避難生活を余儀なくされていた国内避難民(IDPs)約22万5000人が、停戦から80日が経った5月24日までに帰宅を果たしたと発表した。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民85人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,827人に(2020年5月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月24日付)を公開し、5月23日に難民85人(うち女性25人、子供43人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは85人(うち女性25人、子供43人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,827人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,579人(うち女性55,511人、子ども93,855人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,107人(うち女性242,787人、子供412,346人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 24, 2020をもとに作成。

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ブスターン協会はアサド大統領の監督のもとに慈善活動を継続すると表明(2020年5月23日)

ブスターン協会はフェイスブックの公式サイト(https://www.facebook.com/Alboustan/)を通じて声明を出し、アサド大統領の監督のもとに慈善活動を継続すると表明した。

https://www.facebook.com/Alboustan/posts/3453310731349303?__xts__%5B0%5D=68.ARC9vwiVk3D2LJ1ozZRWOrgzp_U47z3uKMr1LoKBwz9V9Z6C8PmcCkBpFkyVS-aBTKowFWJaDQ-GAJTbBEONOplVFgk2iUlAYihLktkAzjY3NHJ5ogzX8vuELxmilvtRxCU-3mzM0SmDLZT3tZ0pi4fu1TyOvrPT9ICfrJAh2aOTywig-QJ1wXrSpVSSoqbjwqcXqGCOBj8_wSmC43ml3MYHNjEOYZ47VRB8u2meatObCHpCWqX3Z31J_3p24bAA4iBsKQqlhoWGj06UW3bOOU68Q-38Cc6O0WkKRM_uufn1AN_Abb8Fp8AVthoTGFOV5JEbPz26PIh8VgsLKCWsaw&__tn__=-R

声明は、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏が23日に同協会に寄付したと発表したのを受けたもの。

声明の内容は以下の通り:

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ブスターン協会はあなた方が幸せなイード・アル=フィトルを迎えられることを願っています。この機会に、我々は、協会が慈善・人道・開発活動を大統領閣下の支援と監督のもとに行うことができて光栄です。ここにおいて、我々ブスターン協会は、我々に与えられた役割に沿って、大統領から任されてた活動を、完璧に、そして祖国の指導者の支持に従って継続する熱意を表明します。

AFP, May 24, 2020、ANHA, May 24, 2020、AP, May 24, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 24, 2020、Reuters, May 24, 2020、SANA, May 24, 2020、SOHR, May 24, 2020、UPI, May 24, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏はブスターン協会に寄付をしたと発表するとともに、弟であるイーハーブ氏のコメントに対する心境を綴る(2020年5月23日)

アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/)を通じて声明を出し、イード・アル=フィトルに合わせてブスターン協会に寄付をしたと発表するとともに、弟であるイーハーブ・マフルーフ氏のコメントに対する心境を綴った。

コメントは以下の通り:

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「初めに、皆さんにイード・アル=フィトルのお祝いの言葉を贈りたい。アッラーがあなた方の日常を祝福してくれますように。我々は治安当局が、忠誠心に満ちた愛国者への追及を止め、犯罪者に目を向けることを願っている。我々はまた、イード・アル=フィトルの祝日にあっても拘束され続けている社員の釈放を願っている。このページは私の言葉を表明する唯一の場で、それ以外のページは存在せず、我々の名を語る者があれば、それは偽のページだと明言したい。

我々は困難な状況に身を置いているが、我々は国民への義務を忘れたことはない。約15億シリア・ポンドがブスターン(慈善)協会などに振り込まれた。誠実かつ率直に、人道奉仕を、それを受けるに値する人々にするためである。協会は戦死者の遺族約7500世帯、負傷者の家族約3500世帯を支援している。また、数千件の外科手術、あるいはその他のさまざまな支援を行っている。

我々は協会の運営陣と社員がこのプロジェクトを完全に継続・実施し、シリア各地、とりわけ農村の住民に奉仕することを願っている。

(アッラーのおかげで)我々が主から与えられた時も、主の僕である我々は崇高なるその言葉を忘れることはない。

「アッラーがあなたに善いものを与えられているように、あなたも善行をなしなさい」。

我々は最後にこう言いたい。真理の道は困難で、それを辿る者は少なく、弟が自らにふりかかる不正を恐れて、兄を裏切るほど恐怖に満ちている。

崇高にして偉大なるアッラーの他に全能なる力はない。

いずれにせよ、すべてアッラーのおかげである。」

https://www.facebook.com/RamiMakhloufSY/posts/2542511345851104?__xts__%5B0%5D=68.ARAO_y9RC5XO1PPzqddsnWF69zOWmEKRnGr0QIJ6EQwQh47FzrQnvZa8MHQSLh2oZhSIEffopU1Ya-nLhUPKlv_GQJhRmVO7mj9ps43lBWpLnO9C82uv3UzFCX0mjBMgrA8M6bDlV_Lr_ldvxkWyLy7C4ZBVEuYJRcSQr23lhO-jLTvjsQSS2m-VOFi4kwso4HIiVWTtOhay2T6k7Cl4z-5tdZxKFDLZWFGxHh9WxRjoIKmjQMRd7v1arE-GeuMHhld60_U4GTYR04_33lsJH09GBvSXCGLvGbE5Db-2ZkPqghiN3fNujyNTBpAEcLS1f_3sSrrpNCB2cdz_s2WJGQ&__tn__=-R

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構が自治を委託するシリア救国内閣管理下の刑務所(イドリブ県サルマダー市)で暴動(2020年5月23日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月23日付)によると、サルマダー市にある刑務所で、収監者約40人が暴動を起こし、脱走を企てた。

刑務所は、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣が管理する施設。

暴動はシャーム解放機構の治安部隊によって鎮圧された。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県サジュー村で武装集団どうしが交戦し、4人死亡(2020年5月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のサジュー村で、地元住民によって構成されるシャーム戦線(国民軍所属)と、アレッポ県タッル・リフアト市の住民からなる武装集団が交戦し、4人が死亡、5人が負傷した。

交戦にいたった理由は不明。

これを受けて、国民軍に所属する北部旅団、ムウタスィム旅団、東部自由人連合が事態を収拾するために部隊を派遣した。

だが、北部戦線の戦闘員2人が戦闘に巻き込まれて負傷した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡(2020年5月23日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡したと発表した。

これにより、リビア国内での戦闘で死亡したシリア人戦闘員は318人(うち18歳以下の子供18人)となった。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市内で政府との和解に応じた元武装集団どうしが交戦(2020年5月23日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市内で、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団と、同じく和解に応じ軍事情報局の傘下に入ったムスタファー・カスム氏のグループどうしが交戦した。

交戦したのは、カスム氏のグループが22日に、若者6人を拘束したのを受けたもの。

また、東ムライハ村に近い街道で、オートバイに乗った2人組の襲撃で1人が死亡した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラン・イスラーム革命防衛隊の車輌が狙われ、3人死亡(2020年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラン・イスラーム革命隊の車輌がマヤーディーン市近郊の砂漠で爆発に巻き込まれ、3人が死亡した。

ハバル24(5月23日付)によると、爆発は所属不明の無人航空機(ドローン)によるもので、3人が死亡、5人が負傷したという。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020、Xeber 24, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県の北・東シリア自治局支配地で部族どうしが交戦(2020年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の統治下にあるマーシフ村でバキール部族とブーファルユー部族のメンバーが交戦した。

前日に、バキール部族の子息が何者かに銃で撃たれたのが衝突のきっかけだという。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ロバーク元駐バーレーン米国大使「北・東シリア自治局支配地域はシーザー・シリア市民保護法の制裁対象から除外される」(2020年5月23日)

ウィリアム・ロバーク元駐バーレーン米国大使は北・東シリア自治局ユーフラテス地域コバネ地区の代表と会談を行った。

会談が行われた場所は不明。

ANHA(5月23日付)によると、会談において、ロバーク氏は近く施行されるシーザー・シリア市民保護法に関して、北・東シリア自治局支配地域は制裁対象から除外されると述べた。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が兵站物資を積んだ大型トレーラーなど50輌を、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に進入させた。

車列はシャッダーディー市方面に向かった。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はハサカ県タッル・タマル町近郊を砲撃、農地で火災(2020年5月23日)

ハサカ県では、ANHA(5月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・タムル町近郊のライハーニーヤ村、カースィミーヤ村、ウンム・カイフ村の農地を砲撃し、火災が発生した。

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍はタッル・タムル町一帯でパトロールを実施した。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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タルトゥース港のロシア人職員1人が新型コロナウイルスに感染か?(2020年5月23日)

ニザール・ヤーズジー保健大臣は声明を出し、タルトゥース港で実施されている新型コロナウイルス感染症に対するPCR検査で、ロシア人職員1人から陽性反応が出て、感染の疑いが確認されたと発表した。

ヤーズジー保健大臣によると、検査の精度は70%で、依然として感染は特定されておらず、現在再検査が実施されている。

ヤーズジー保健大臣はまた、この職員と濃厚接触した職員に港湾施設からの外出を禁止し、検査を実施、いずれの結果も陰性だったため、帰宅が許されたと付言した。

SANA(5月23日付)が伝えた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表(2020年5月23日)

保健省は政府支配地域で新たに11人の新型コロナウィルス感染者が確認されたと発表した。

これにより、5月23日現在の同地での感染者数は計70人、うち死亡したのは4人、回復したのは37人となった。

SANA(5月23日付)が伝えた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年5月23日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから79日目となる5月23日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県4件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルナブル市一帯およびバーラ村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民62人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は579,742人に(2020年5月23日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月23日付)を公開し、5月22日に難民62人(うち女性19人、子供32人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは62人(うち女性19人、子供32人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は579,742人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者184,494人(うち女性55,486人、子ども93,812人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,706,389人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は809,022人(うち女性242,762人、子供412,303人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰還はなかった。

なお、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は65,779人(うち女性22,963人、子供27,050人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,334,375人(うち女性405,522人、子供670,816人)となった(数値に変更あり)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2020をもとに作成。

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所属不明の戦闘機がダイル・ザウル県で「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃、20人死亡(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県では、ジュルフ・ニュース(5月22日付)によると、所属不明の戦闘機がブーカマール市近郊にある「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を実施した。

狙われたのはファーティミーユーン旅団やイラク人民動員隊で、爆撃により、司令官1人を含む20人が死亡、15人以上負傷した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020Jurf News, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の排斥をめざす武装集団結成(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸出身者を名乗る覆面姿の集団がSNSを通じてビデオ声明を発信し、「アーイドゥーン(帰還者)旅団」を新たに結成したと発表した。

声明のなかで、覆面姿の集団は、「イランの民兵」による占領地の解放と同地への帰還をめざすと主張している。

https://youtu.be/xkpJrz2X6RI

 

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「米軍は油田の運営や財務には介入せず、これを保護するために支援している」(2020年5月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は声明を出し、米軍が北・東シリア自治局の支配地における石油に関して、米軍が油田の運営や財務には介入しておらず、むしろそれを保護するために支援してくれていると述べた。

アブディー総司令官は「米国はシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃から油田を防衛し、その安全を確保するのを支援している。しかし、その運営や石油にかかる財務には関与していない」と述べた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が兄との意見の相違を暴露、大統領に忠誠を示す(2020年5月22日)

アサド大統領のいとこで、ビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の弟にあたるイーハーブ・マフルーフ氏が、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/profile.php?id=100001115828286)を通じて、自身がシリアテルの取締役副会長を辞職したとの情報についてコメントを出した。

コメントの内容は以下の通り:

私がシリアテル取締役会副会長を辞任したことに関してメディアで流れている情報について、あなた方に明らかにしておきたい。

会社の法律を尊重して、メディアでのいかなる論争にも介入したくはなかった…。だが、メディアを通じて、誤った考えが私のもとに寄せられてきたことを受けて、きちんと明らかにしておきたいと考えた。私は、いかなる勢力からのいかなる圧力にも晒されてない…。私の辞任は、シリアテルの取締役会長であるラーミー・マフルーフ氏が、政府職員に対して、メディア、法務・財務ファイルを乱用していることをめぐって意見の相違が生じた結果だ…。

みなさん、結局のところ、この世のすべての財…、この世の会社は、我らが大統領にして指導者であるバッシャール・ハーフィズ・アサドの指導に対する私の忠誠を揺るがすことはない…。ありがとう…。

コメントは、ラーミー・マフルーフ氏が、5月17日のビデオ・メッセージで、イーハーブ氏が治安当局の圧力と追及を受けてシリアテル社の取締会副会長の職を辞職させられたと述べていた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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