ラタキア県北東部でシャーム自由人イスラーム運動が決起、シャーム自由人イスラーム運動が介入(2020年10月12日)

「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県北東部で、シャーム自由人イスラーム運動の沿岸地区司令官が離反し、同地の戦闘員とともに決起した。

反乱は、シャーム自由人イスラーム運動がこの司令官の解任を決定したことを受けたもの。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シャーム自由人イスラーム運動は国民解放戦線を主導する武装集団の一つで、アル=カーイダの系譜を汲む。

シリア人権監視団によると、シャーム自由人イスラーム運動はこれを制圧するために特殊部隊を派遣したが、シャーム解放機構も部隊を派遣し、反乱が発生した地域に展開した。

シャーム自由人イスラーム運動特殊部隊司令官は、展開の理由を尋ねるために、シャーム解放機構の拠点に近づいたが、護衛3人とともに拘束された。

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これに関して、シャーム自由人イスラーム運動のイナード・ダルウィーシュ大尉(アブー・ムンズィル)は、シリア・テレビ(10月12日付)の取材に対して、「組織上の理由と指揮系統上の理由」でアブー・ファーリス・ダルアーウィー沿岸地区司令官の解任を決定したことに反発し、一部武装メンバーがシャーム自由人イスラーム運動の拠点複数カ所で反乱したことを明らかにした。

ダルウィーシュ大尉は、9月にもアブー・スハイブを名乗る幹部の1人が解任されたが、今回のダルアーウィー沿岸地区司令官の解任は、アブー・スハイブ支持者を狙ったものだという。

ダルウィーシュ大尉によると、シャーム自由人イスラーム運動の特殊部隊が反乱を鎮圧するために、現地に向かったが、シャーム解放機構が介入し、反乱が発生した拠点一帯に展開した。

シャーム解放機構はまた、展開の理由を尋ねるために拠点に接近しようとした特殊部隊司令官を拘束した。

事態を受けて、特殊部隊は撤退を決定し、司令官は釈放されたという。

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シリア・テレビ(10月2日付)はまた、シャーム自由人イスラーム運動がメンバーに対して向けたとされる声明の内容を紹介した。

声明は、シャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官とアラー・ファッハーム副司令官が下した「感情に基づく拙速な決定」が反乱の遠因にあるうえで、バーシャー総司令官が自身の任期延長を受けて、軍事部門を弱体化させ、その権限を奪おうとするとともに、一部の司令官に対して「否定的な行動」をとったと非難した。

また、今回の反乱については、バーシャー総司令官が沿岸地区司令官の解任を「恣意的」に決定したことに、同地区のメンバーが拒否の姿勢を示したことで発生したことを明らかにした。

バーシャー総司令官は、事態を収拾するために、アブー・イッズ・アリーハー司令官の部隊を派遣したが、同司令官が作戦司令室に入ろうとしたために拘束された。

拘束されたアリーハー司令官は、釈放後に反乱分子とシャーム解放機構が結託しているとの情報を拡散し、それがメディアなどを通じて報じられたと主張した。

そのうえで、声明は、組織の統一を維持するため、バーシャー総司令官とファッハーム副司令官の権限を凍結することを要求した。

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なお、シャーム自由人イスラーム運動は9月13日の会合で、バーシャー総司令官の任期を1年間延長することを決定した。

また、これと合わせて、総司令官の権限を拡大し、所属部隊の直接指揮を可能とし、中央集権を強化した。

シリア・テレビは、イナード大尉が、2019年5月末にシャーム自由人イスラーム運動を離れたハサン・スーファーン前総司令官と連携を取り合っていたと伝えたうえで、同大尉らが、シャーム解放機構との関係に対して柔軟な姿勢を示してきたのに対して、バーシャー総司令官やファッハーム副司令官は、イドリブ県におけるシャーム解放機構の「覇権」に異議を唱えてきたと伝え、それがシャーム解放機構の介入に繋がったとの見方を示した。

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シャーム解放機構の広報関係局長タキーッディーン・ウマル氏は、ドゥラル・シャーミヤ(10月12日付)などに向けて報道声明を出し、シャーム解放機構が事件に介入し、反抗したシャーム自由人イスラーム運動の司令官や戦闘員を支援したとの一部報道を否定した。

声明によると、シャーム解放機構による部隊派遣は、沿岸地区、とりわけアイン・バイダー町に設置されている軍事拠点複数カ所が狙われ、軍事的緊張が高まったことを受けたもので、同地に多数の検問所を設置し、交通規制を行い、実行犯複数人を逮捕した。

シャーム解放機構はその後、シャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官と連絡をとった結果、拠点の攻撃が組織内の抗争によるものだとの説明を受けて、逮捕した実行犯を釈放したという。

AFP, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020、Syria TV, October 12, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍所属部隊どうしがハサカ県ラアス・アイン市で激しく交戦(2020年10月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍に所属する東部軍(国民軍第1軍団第146旅団所属)の戦闘員複数人が同じくスルターン・ムラード師団の戦闘員1人を暴行した。

これをきっかけに両者が激しく交戦した。

AFP, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍が米主導の有志連合のヘリコプターの支援を受けてハサカ県シャッダーディー市近郊で若者多数を拘束(2020年10月12日)

ハサカ県では、SANA(10月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊のマディーナ村を人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が包囲、民家に押し入り、若者多数を拘束した。

これに関して、シリア人権監視団は、米主導の有志連合のヘリコプター部隊が上空を旋回し、シリア民主軍を支援したと発表した。

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ハサカ県では、ハーブール(10月2日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるフール・キャンプに収容されていたダイル・ザウル県出身者約300人が、地元名士を身元保証を受けて避難生活を終えて、帰還した。

帰還したのは主にダーイシュ(イスラーム国)メンバーの家族。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がハワーイジュ村で家宅捜索を行い、抗議デモに参加したとされる住民5人とダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーとされる7人を拘束した。

AFP, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、al-Khabur, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020、October 13, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で56人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で90人(2020年10月12日)

保健省は政府支配地域で新たに56人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者35人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、10月12日現在の同地での感染者数は計4,774人、うち死亡したのは228人、回復したのは1,331人となった。

SANA(10月12日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月12日に新たに90人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、40人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計1,820人、うち回復したのは1,004人、死亡したのは15人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1410192435852310/

AFP, October 12, 2020、ACU, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、アレッポ県で「決戦」作戦司令室と交戦(2020年10月12日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから219日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約50輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がミーズナーズ村一帯で砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジッリーン村で軍事情報局の隊員1人が何者かによって殺害された。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、総合情報部が、密輸業者を摘発しようとしたが、抵抗を受けて交戦となり、隊員1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は13件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県9件、ハマー県2件)。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, October 12, 2020、ANHA, October 12, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 12, 2020、Reuters, October 12, 2020、SANA, October 12, 2020、SOHR, October 12, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民389人と国内避難民(IDPs)14人が新たにシリア政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は612,239人、2019年以降帰還したIDPsは66,425人に(2020年10月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月12日付)を公開し、10月11日に難民389人(うち女性117人、子供199人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民389人(うち女性117人、子供199人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は612,239人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者216,239人(うち女性65,241人、子ども110,395人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,719,841人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は841,519人(うち女性252,517人、子供428,886人)となった。

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一方、国内避難民38人が新たに帰宅した。

うちダマスカス郊外県東グータ地方に帰宅したのは0人、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは14人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所およびハマー県スーラーン町の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は14人(うち女性3人、子供9人)だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は66,425人(うち女性23,150人、子供27,343人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,335,021人(うち女性405,709人、子供671,109人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 12, 2020をもとに作成。

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ダーイシュがハマー県東部のシリア軍拠点を攻撃(2020年10月11日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のウカイリバート町近郊のタフマーズ村リゾート施設にあるシリア軍拠点を攻撃し、シリア軍複数人が死傷した。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はダイル・ザウル県ズィーバーン町で「イランの民兵」に所属する住民多数を摘発(2020年10月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するテロ撲滅部隊が、「イランの民兵」と国防隊に所属する地元住民多数を摘発した。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県アイン・ディーワール村の住民はロシア軍による拠点設置を拒否:「出て行って、エルドアンの攻撃を食い止めてください」(2020年10月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団などによると、ロシア軍憲兵隊がトルコとの合意に基づいて、マーリキーヤ(ダイリーク)市一帯の国境地帯でパトロールを実施した。

装甲車11輌からなる部隊はヘリコプター1機を伴い、国境地帯を移動した後、アイン・ディーワール村近郊に集結、同地に拠点を設置しようとした。

だが、住民がこれに立ちはだかり、村への進入を阻止、憲兵隊は撤収を余儀なくされた。

その際、ロシア軍士官の1人と村の女性との間で激しい口論が起きたという。

口論の主なやりとりは以下の通り:

士官「ロシア軍部隊は市民を守るためにやって来た…。住民のなかに金銭を受け取ってロシア軍パトロール部隊に抵抗しようとしている者がいる」。

女性「ここから出て行きなさい。私たちはあなた方を必要としていません。私たちは安全に暮らしています。ここから出て行って、エルドアンが我々を攻撃するのを止めさせなさい。あなた方はアフリーンでもスィリー・カーニヤ(ラアス・アイン)でも私たちを裏切った。ここから出て行って、エルドアンからこれらの町を奪い返してください。あなたたちはここで何をしているのですか? 私たちはあなた方の保護など必要としていません」。

 

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でトルコ軍の車列を狙った爆発が発生(2020年10月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、10月10日深夜から11日未明にかけて、トルコ軍の車列がカファルヤー町近郊を通過しようとしたところ、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、車輌1輌が被害を受けた。

死傷者はなかった。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はアレッポ県北西部でハムザート師団の司令官を襲撃(2020年10月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のアフリーン市南東のバラード村に近い街道で、トルコ軍の支援を受ける国民軍に所属するハムザート師団の司令官が乗った車を攻撃した。

(シリア人権監視団によると、この司令官は、12日に死亡した。)

一方、ANHA(10月11日付)によると、トルコ軍と国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村を砲撃した。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020、October 12, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県とハサカ県でシリア民主軍への襲撃続く(2020年10月11日)

ダイル・ザウル県では、SANA(10月11日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャアファ村をパトロール中の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊を狙って、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士2人が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(10月11日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で、シリア民主軍の兵士1人が何者かの発砲を受けて即死した。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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ラタキア県、タルトゥース県、ヒムス県での大規模火災が完全に鎮火(2020年10月11日)

ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣は声明を出し、10月9日にタルトゥース県で発生し、ラタキア県、ヒムス県の156カ所に拡大した大規模火災が11日までに完全に消化されたと発表した。

火災が発生した156カ所の内訳は、ラタキア県95カ所、タルトゥース県49カ所、ヒムス県12カ所。

SANA(10月11日付)が伝えた。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で45人、北・東シリア自治局支配地域で37人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で69人(2020年10月11日)

保健省は政府支配地域で新たに45人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者25人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、10月11日現在の同地での感染者数は計4,718人、うち死亡したのは224人、回復したのは1,296人となった。

SANA(10月11日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに37人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、10月11日現在の同地での感染者数は計2,351人、うち死亡したのは79人、回復したのは571人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市15人、カーミシュリー市10人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、ダルバースィーヤ市2人、ルマイラーン町2人、マアバダ(カルキールキー)町1人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、ラッカ県のタブカ市1人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)1人。

ANHA(10月11日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月11日に新たに69人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、48人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計1,730人、うち回復したのは964人、死亡したのは14人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1409391135932440/

AFP, October 11, 2020、ACU, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県などでシリア軍と「決戦」作戦司令室の交戦続く(2020年10月11日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから218日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放機構が、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊を砲撃し、シリア軍の重機1輌を破壊した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、バイルーン村を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるハルブヌーシュ村にある武器製造工場で複数回にわたって大きな爆発が発生した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がミーズナーズ村にあるシリア軍拠点を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヌアイマ村で、若者が当局による恣意的な逮捕の停止と逮捕者釈放を求めるデモを行い、道路を封鎖するなどして抗議の意思を示した。


一方、ダーイル町で麻薬密売業者1人がオートバイに乗った正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は35件(イドリブ県25件、ラタキア県7件、アレッポ県5件、ハマー県0件)。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 11, 2020、ANHA, October 11, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 11, 2020、Reuters, October 11, 2020、SANA, October 11, 2020、SOHR, October 11, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民435人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は611,850人に(2020年10月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月11日付)を公開し、10月10日に難民435人(うち女性130人、子供222人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民435人(うち女性130人、子供222人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は611,850人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者216,602人(うち女性65,124人、子ども110,196人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,719,841人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は841,130人(うち女性252,400人、子供428,687人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 11, 2020をもとに作成。

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北・東シリア自治局は帰宅を希望するフール・キャンプのIDPsの退去を許可(2020年10月10日)

北・東シリア自治局の執行評議会は決定第146号を発出し、同自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されている国内避難民(IDPs)のうち帰宅を希望する者に対して、必要な手続きを経たうえで退去を認めることを決定した。

ANHA(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 14, 2020、ANHA, October 14, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 14, 2020、Reuters, October 14, 2020、SANA, October 14, 2020、SOHR, October 14, 2020などをもとに作成。

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駐シリア米大使館はシリア北西部での火災について、シリア政府に人命救助を行うよう求める(2020年10月10日)

駐シリア米大使館は、10月8日にタルトゥース県、ラタキア県、ヒムス県で発生した大規模火災に関して、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/usembassysyria)を通じて声明を出した。

声明の内容は以下の通り。

米国は、2人が死亡、数十人が負傷し、大規模な物的損害が生じた火災の影響を受けたシリアのコミュニティに同情する。我々の思いは彼ら被害者たちとともにある。シリア政府は人命を救うため、今行動を起こさなければならない。

https://twitter.com/USEmbassySyria/status/1315012851862507521

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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トルコ日刊紙はシリアの親政権民兵がイドリブ県で化学兵器攻撃を準備していると伝える(2020年10月10日)

トルコ日刊紙『テュルキイェ』(10月10日付)は、複数の治安筋の話として、シリアの親政権民兵が、イドリブ県南部の反体制派支配地域で化学兵器攻撃を行うため、化学物質を移送したと伝えた。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020、Turkiye, October 10, 2020などをもとに作成。

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アサド大統領のいとこのラーミー・マフルーフ氏の妻が子供2人を含む親族とともにレバノン経由でドバイに向かう(2020年10月10日)

レバノンのベイルート国際空港(ラフィーク・ハリーリー国際空港)の保安局は、アサド大統領のいとこでビジネスマンのラーミー・マフルーフ氏の妻のラッザーン・ウスマーン氏が10月10日、子供2人を含む親族8人とともにUAEのドバイ行きのエミレーツ航空の旅客便で出国したと発表した。

ウスマーン氏は10月2日にシリアからレバノンに入国していた。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月10日付)が伝えた。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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レバノンのルーミヤ刑務所のシリア人受刑者がアル=カーイダ支配下のイドリブ県への移送を求める(2020年10月10日)

レバノンのルーミヤ刑務所(山地県マトン郡)に収監されているシリア人受刑者たちが声明を出し、レバノンの当局およびシリア内戦に関与する域内および国際社会の当事者に対して、家族とともに身柄をシリア北部の「解放区」移送し、同刑務所をめぐる問題を解決するための糸口とするよう呼びかけた。

「解放区」とは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県中北部を中心とする地域で、「シリア革命」最後の牙城と目されている。

また、同刑務所に収監されているレバノン人受刑者も同様の声明を出し、シリア人受刑者だけでなく、レバノン人受刑者やパレスチナ人受刑者の処遇を改善するよう求めた。

レバノン受刑者人権監視団によると、ルーミヤ刑務所では、数日前に、収監されていた「マフムード・ファラフ」を名乗るシリア人受刑者が、劣悪な衛生状況が理由で死亡した。

ファラフ受刑者は、健康状態が悪化するまでの数ヶ月間にわたって、「バスルーム」での就寝を余儀なくされていたのだという。

なお、ルーミヤ刑務所はレバノン最大の刑務所で、シリア人活動家らによると2,000人近くのシリア人が服役しているという。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月10日付)が伝えた。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構とダーイシュが交戦、ダーイシュ戦闘員4人が自爆し、シャーム解放機構メンバー5人死亡(2020年10月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るタッルアーダ村でシャーム解放機構とダーイシュ(イスラーム国)のセルが交戦した。

シャーム解放機構に包囲されたダーイシュのメンバー4人は立て籠もっていた住居で自爆、これによってシャーム解放機構の戦闘員5人が死亡した。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍はラッカ県、ハサカ県で住民多数を拘束(2020年10月10日)

ラッカ県では、SANA(10月10日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の支配下にあるラッカ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が検問所で若者約20人を拘束した。

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ハサカ県では、SANA(10月10日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の支配下にあるタッル・ハミース市で、シリア民主軍が検問所で若者多数を拘束した。

シリア民主軍はまた、北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市グワイラーン地区とズフール地区のサカン・シャバービー地区で女性を含む住民多数を拘束した。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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ラタキア県カルダーハ市一帯などで新たに火災が発生するも、消防隊、民間防衛隊などが大部分を鎮火(2020年10月10日)

ラタキア県では、8日夜に発生した大規模火災が続き、ワーディー・キンディール村、ウンム・トゥユール村、バスィート村、カルダーハ市のタバコ貯蔵所およびカルダーハ病院、バイト・サントゥート村、ラーマ村、カラムーン村、ダッバーシュ村、ダフル・ダッバーシュ村、ジャブルー村、フバイト村、バッカース村、ブシーリー村、カルフィース村、カフル・ドゥバイル村、サルビーユーン村、バスート村、ザンユー村、マスィート村、ラワービー村、ブール村の農地、植林地で消防隊、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではなく正規の組織)、軍、住民らが消火作業を続け、大部分を鎮火することに成功した。


同県では、9日以降、新たに85カ所で出火があったという。

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ハマー県では、SANA(10月10日付)によると、ワーディー・ウユーン村近郊のタマールキーヤ村の農地で新たに火災が発生したが、消防隊がこれを鎮火した。

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ヒムス県では、SANA(10月10日付)によると、カルブ・アリー村の植林地で続いていた火災を、消防隊か完全に鎮火した。

ウユーン・ワーディー村の火災は消火作業が続いているという。

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タルトゥース県では、SANA(10月10日付)によると、消防隊、民間防衛隊、軍、住民が、8日夜に発生した火災を完全に鎮火した。

同県では、8日夜から9日にかけて73カ所で出火していた。

その後、アナーザ町一帯で再び出火したが、消防隊はこれも鎮火した。

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シリア政府は一連の大規模火災で2人が死亡したと発表しているが、シリア人権監視団によると、一連の火災での死者数は4人、負傷者は80人以上にのぼるという。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で57人、北・東シリア自治局支配地域で110人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で37人(2020年10月10日)

保健省は政府支配地域で新たに57人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者36人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、10月10日現在の同地での感染者数は計4,616人、うち死亡したのは221人、回復したのは1,271人となった。

SANA(10月10日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに110人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、10月10日現在の同地での感染者数は計2,314人、うち死亡したのは77人、回復したのは555人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市8人、カーミシュリー市13人、タッル・タムル町1人、
マーリキーヤ(ダイリーク)市10人、マアバダ(カルキールキー)町3人、アームーダー市2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市18人、マンビジュ市13人、ラッカ県のラッカ市32人、タブカ市10人。

ANHA(10月10日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で10月10日に新たに37人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、22人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計1,661人、うち回復したのは916人、死亡したのは14人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1408540322684188/

AFP, October 10, 2020 、ACU, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方を砲撃し、女性1人死亡(2020年10月10日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから217日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンサフラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村、バーラ村、バイルーン村を砲撃し、バーラ村で女性1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市、ハザーリーン村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌複数輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカストゥーン村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山のシャルフ砦などを砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャジャラ村で9日深夜、麻薬密売人が何者かによって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を33件(イドリブ県16件、ラタキア県12件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は33件(イドリブ県16件、ラタキア県12件、アレッポ県2件、ハマー県3件)。

一方、トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民520人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は611,415人に(2020年10月10日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(10月10日付)を公開し、10月9日に難民520人(うち女性156人、子供265人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民520人(うち女性156人、子供265人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は611,415人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者216,157人(うち女性64,994人、子ども109,974人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は7,017,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は840,695人(うち女性252,270人、子供428,695人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, October 10, 2020をもとに作成。

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米国のタンクローリー約20輌が石油を積んでシリアからイラクに向かう(2020年10月9日)

ハサカ県では、SANA(10月10日付)によると、北・東シリア自治局支配下の油田地帯から、米国のタンクローリー約20輌が、違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラクに石油を輸送した。

AFP, October 10, 2020、ANHA, October 10, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 10, 2020、Reuters, October 10, 2020、SANA, October 10, 2020、SOHR, October 10, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県北部でシリア民主軍に所属する武装集団どうしが交戦(2020年10月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊のタッル・ハラフ村でトルコの支援を受ける国民軍に所属する武装集団どうしが交戦した。

交戦したのは、スルターン・ムラード師団とスライマーン・シャー師団で、双方の戦闘員に加えて、多数の住民が巻き添えとなって負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市では、住民が抗議デモを行い、関係当局に治安改善を要求した。

10月6日に同市での爆発事件を受けたもの。

AFP, October 9, 2020、ANHA, October 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2020、Reuters, October 9, 2020、SANA, October 9, 2020、SOHR, October 9, 2020などをもとに作成。

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トルコがアゼルバイジャンに派遣したシリア人傭兵の死者数が100人を超える(2020年10月9日)

シリア人権監視団は、トルコによってアゼルバイジャンに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)35人がナゴルノ・カラバフ地方一帯での戦闘で新たに死亡したと発表した。

このうち26人が過去48時間の戦闘での犠牲者。

これにより、戦闘が始まった9月27日以降のシリア人傭兵の死者数は107人となった。

なお、トルコがアゼルバイジャンに派遣したシリア人傭兵は約1,450人(うち400人以上がスルターン・ムラード師団とハムザート師団のメンバー、また約1,200人がトルコマン系)。

このうち250人が先週、新たにアゼルバイジャンに到着した戦闘員。

AFP, October 9, 2020、ANHA, October 9, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 9, 2020、Reuters, October 9, 2020、SANA, October 9, 2020、SOHR, October 9, 2020などをもとに作成。

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