財務省はアサド大統領のいとこでビジネスマンのアイマン・ジャービル氏らの資産を凍結(2021年4月26日)

財務省は、決定第324/J’号を発出し、著名なビジネスマンの一人アイマン・ジャービル氏、ファーイズ・シャーヒーン氏、両名の妻、レバノンのメタル金属国債流通社が所有する動産不動産を差し押さえたことを明らかにした。

差し押さえは、関税の未納者に対する罰則を定めた2020年決定第6号に従う措置。

2020年決定第6号には、関税未納額7億435万シリア・ポンド、手数料8,930万シリア・ポンド、罰則金8,929万3,478シリア・ポンドの支払いが求められている。

イクティサーディー(4月26日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(4月27日付)、イナブ・バラディー(4月27日付)などが伝えた。

ジャービル氏は、ラタキア県シャルファーティーヤ村出身、カマール・アサド氏(アサド大統領のいとこ)の娘婿で、鉄鋼評議会を創設し、議長を務める他、民兵組織の砂漠の鷹旅団の創設者の1人でもある。

AFP, April 27, 2021、ANHA, April 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2021、Reuters, April 27, 2021、SANA, April 27, 2021、SOHR, April 27, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配地域内で活動する記者・報道関係者が声明でカーミシュリー市での戦闘に対する報道規制に抗議(2021年4月26日)

ルダウ(4月26日付)によると、北・東シリア自治局支配地域内で活動する記者・報道関係者が共同声明を出し、内務治安部隊がカーミシュリー市タイ地区での取材を報道の自由に反するかたっちで禁止したと非難、抗議の意思を示した。

「北・東シリア自治局支配地における報道活動への嫌がらせに関する声明」の内容は以下の通り:

(北・東シリア)自治局の内務治安部隊、現地での通称「アサーイシュ」は、北・東シリア各所で許可を受けた報道機関のほとんどに対して、報道の自由に反するかたちで、カーミシュリー市南部のタイ地区での体制側の国防隊との戦闘を報じることを禁じた。

2021年4月21日の戦闘開始以降、報道は自治局の一部チャンネルや通信社、そして地元指導部に近い一部活動かによって独占された。

事件発生から6日が経ち、責任を回避し、報道関係者に対する権利侵害を正そうとして、一部メディアがタイ地区に入ることを許された。

こうした行為は、1948年の世界人権宣言第19条が定める情報を得る権利、さらには1962年の市民的及び政治的権利に関する国際規約の第19条に反している。

自治局に近い一部メディアによる報道の独占、治安要員による報道関係者への脅迫は、内務治安部隊のような法人に相応しくない行為である。

我々は記者・報道関係者は、こうした行為が報道の自由に反し、非難に値し、受け入れられず、報道の自由と情報を得る権利を保障する自治局の法に反するものとして拒否する。

先月末にフール・キャンプで行われた治安措置に際しての報道活動に対する嫌がらせ、キャンプ内での報道前と報道中に記者らに課せられたルーティーンや手続き、地元の記者や報道機関の排除は、北・東シリア各地の報道活動を後退させていることは明らかである。

我々は、報道関係者に対するこうした対応が、我々の地域の報道活動の未来に悪影響を及ぼすものと考える。我々は、自治局と関係機関が、報道関係者が安全に活動できる環境を整えるとともに、機会均等を保障し、報道機関の自由と多元性を保障するために取捨選択を止めることで、過ちを正さなければならないと見ている。そうすることが社会の発展に寄与し、責任をもって監督者としての役割を果たすことに繋がる。

北・東シリア各地での新情報法をめぐって、国内外のさまざまなメディア関係の当事者が議論を終えてから2ヶ月以上経ったが、今もなお自治局の評議会によって承認はなされないままである。

我々は、法の承認、北・東シリアでの記者や報道関係者の権利に対する行き過ぎた行為を助長する法律上の空白状態に対処することを要請する。

著名者:
ヒーバール・ウスマーン
マスウード・ハーミド
ジャーヌー・シャーキル
イーファーン・ハスィーブ
ラーマーン・イーサー
スーリーン・アミーン
カマール・シャイフー
シールザード・サイドゥー
ダーダー・バラカート
アーフティーン・アスアド
アドナーン・ハサン
アフマド・バルフー
ラドワーン・ビーザール
ハサン・フサイン
ヒジャール・サイイド
ハリール・ハリール
フーザーン・ハッシュー
ヌーバール・イスマーイール
ヤーズィル・ウスマーン
イサーム・アミーン
エズディナ機構

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、Rudaw, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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カーミシュリー市タイ地区での国防隊と内務治安部隊の戦闘は後者が同地区を完全制圧して収束(2021年4月26日)

ハサカ県では、ANHA(4月26日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区で、内務治安部隊がアッバース・アッラーウィー学校と給水塔周辺の街路を除く同地区全域から国防隊を排除した。

シリア人権監視団によると、国防隊と内務治安部隊の戦闘は未明までに決着していた。

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ANHA(4月26日付)によると、戦闘収束を受けて、ロシア軍憲兵隊と内務治安部隊が合同パトロールを実施、一時避難していた住民が帰宅を開始した。

シリア人権監視団によると、これに合わせて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と内務治安部隊の代表がカーミシュリー国際空港を訪問し、空港に駐留するロシア軍と会談し、停戦を合意した。

合意は、国防隊と内務治安部隊の戦闘停止のほか、タイ地区内の内務治安部隊の分隊の本部に隣接するかたちでシリア軍憲兵隊分隊本部を併設することが定められているという。

また、ノース・プレス(4月26日付)によると、合意は、タイ地区への内務治安部隊の駐留、国防隊の完全退去、避難住民の帰宅、ロシア軍憲兵隊と内務治安部隊による地区内での合同パトロールの実施も定めているという。

なお、ANHA(4月26日付)は、内務治安部隊は、国防隊が退去したファーディル・アブドゥルアズィーズ・ハサン学校で世界食糧計画(WFP)のロゴがついた段ボール約1,000箱を発見したと伝えた。

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これにより、内部治安部隊の展開地域は、環状道路南部に到達し、シリア政府の支配地域は、市の中心街のいわゆる治安限界地区、タイ地区交差点南のズヌード地区一帯、ハルクー地区とカーミシュリー国際空港に三分割された。

なお、シリア人権監視団によると、国防隊はまた、カーミシュリー市のズヌード地区、タルタブ村にある第154中隊基地の拠点を閉鎖し、シリア政府の支配下にある市南側の農村地帯に撤退した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、North Press Agency, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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8人が新たに立候補し、大統領選挙の立候補者は29人に(2021年4月26日)

人民議会の第2回臨時会第8回会合が議事堂で開かれ、ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長は、8人が最高憲法裁判所に対して新たに立候補届を提出したと発表した。

新たに立候補を届け出たのは、ムハンマド・バッシャール・ムハンマド・ファーイズ・ヤースィーン・サッバーグ氏(1964年12月18日生まれ、ダマスカス県出身)、ムハンマド・ハイダル・シュジャーア氏(1959年9月12日生まれ、ダマスカス県出身)、ワリード・ナーズィム・アッタール氏(1952年7月5日生まれ、ハマー市出身)、ムハンマド・ガッサーン・アフマド・ジャザーイリー氏(1958年4月13日生まれ、シャーム(ダマスカス県)出身)、アビール・ハビーブ・サルマーン氏(1964年7月18日生まれ、ダマスカス県出身、女性)、アンワル・シャッラーシュ・カッダーフ氏(1950年1月2日、生まれ、ダルアー県フラーク市出身)、アフマド・ムヒーッディーン・ハッラーク氏(1945年8月7日生まれ、シャーム(ダマスカス県)出身)、ムハンマド・ナースィル・アフマド・ビカーイー氏(1963年7月15日生まれ、ラウダ村(県は不明)出身)。

これにより候補者数は29人(うち女性4人)となった。

https://www.facebook.com/Syrian.Peoples.Assembly/posts/3290289934407160

SANA(4月26日付)が伝えた。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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米軍が違法に駐留するハサカ県シャッダーディー市でシリア民主軍に抗議するデモが発生(2021年4月26日)

ハサカ県では、SANA(4月26日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍が違法に駐留するシャッダーディー市の東側の入り口で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に抗議するデモが発生し、住民が参加、タイヤを燃やすなどして道路を封鎖した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市でダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が男性1人を殺害した。
また、ザッル村で正体不明の武装集団がシリア民主軍の拠点に向けてRPG弾を発射した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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シリア軍とパレスチナ人民兵組織のクドス旅団がダイル・ザウル県とラッカ県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュに対する掃討作戦を実施(2021年4月26日)

シリア人権監視団によると、シリア軍とパレスチナ人民兵組織のクドス旅団が、ダイル・ザウル県とラッカ県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を実施した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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アサド大統領とプーチン大統領が電話会談、経済通商関係、新型コロナウイルス感染症対策、ウクライナ情勢への対応などを協議(2021年4月26日)

アサド大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、二国間関係、とりわけ経済通商関係、新型コロナウイルス感染症対策、政治情勢について意見を交わした。

SANA(4月26日付)によると、会談で、プーチン大統領は、新型コロナウイルス感染症ワクチンのシリアへのさらなる輸出を約束、アサド大統領が謝意を示した。

一方、政治情勢については、制憲委員会(憲法制定委員会)の活動の進捗、欧米諸国による議事妨害について意見が交わされた。

また、アサド大統領はプーチン大統領に対して、ウクライナ情勢への欧米諸国の介入に立ち向かうためにロシアを支援すると表明した。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で130人、北・東シリア自治局支配地域で153人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で39人(2021年4月26日)

保健省は政府支配地域で新たに130人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者184人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、4月26日現在の同地での感染者数は計22,265人、うち死亡したのは1,548人、回復したのは16,097人となった。

SANA(4月26日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに153人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、4月26日現在の同地での感染者数は計15,329人、うち死亡したのは530人、回復したのは1,555人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性96人、女性57人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市46人、カーミシュリー市23人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、ダルバースィーヤ市12人、マアバダ(カルキールキー)町4人、フール・キャンプ2人、アレッポ県のシャフバー地区(タッル・リフアト市)3人、ラッカ県のラッカ市41人、ダイル・ザウル県7人。

ANHA(4月26日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月26日に新たに39人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、20人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡4人、ハーリム郡3人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡2人、バーブ郡4人、アフリーン郡19人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計21,862人、うち回復したのは19,897人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1564349253769960/

AFP, April 26, 2021、ACU, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年4月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県15件、ラタキア県14件、アレッポ県0件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は32件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を22件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 26, 2021、ANHA, April 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 26, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 26, 2021、Reuters, April 26, 2021、SANA, April 26, 2021、SOHR, April 26, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民303人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は660,207人に(2021年4月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月26日付)を公開し、4月25日に難民303人(うち女性91人、子供155人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民303人(うち女性91人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は660,207人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者264,959人(うち女性79,646人、子ども134,855人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は889,487人(うち女性266,922人、子供453,346人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,247人(うち女性31,564人、子供31,319人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,843人(うち女性414,123人、子供675,085人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 26, 2021をもとに作成。

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大統領選挙に立候補しているファーティン・アリー・ナハール氏のものと思われるフェイスブック・アカウントに、アサド大統領、ラヴレンチエフ露シリア問題担当大統領特使と会談したとの書き込みがなされる(2021年4月25日)

大統領選挙に立候補しているファーティン・アリー・ナハール氏のものと思われるフェイスブックのアカウント(ttps://www.facebook.com/%D9%81%D8%A7%D8%AA%D9%86-%D8%B9%D9%84%D9%8A-%D8%A7%D9%84%D9%86%D9%87%D8%A7%D8%B1-Faten-alnahar-108315854726498)で、同氏がシリア駐留ロシア軍司令室が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地で、アサド大統領、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使、ロシア軍士官らと会談し、シリア情勢について意見を交わしたとの書き込みがなされた。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=111600961064654&id=108315854726498

書き込みによると、会談のなかで、アサド大統領は、ナハール氏に対して、彼女が選挙で勝利したら、自分と連絡をとり続け、自らの経験に基づいて支援やアドバイスをしたいと申し出たという。

書き込みではまた、アサド大統領の指導のもとで、政府の支配下にある地域の支配回復と復興に取り組むとの意思が示され、「アサドのシリア万歳」という言葉で締めくくられている。

なお、このアカウントは、大統領選挙への立候補を申し出た翌日の4月21日に開設されている。

ファーティン・アリー・ナハール氏名義のフェイスブック・アカウントは上記の他にhttps://www.facebook.com/profile.php?id=100024485270023がある。

AFP, April 27, 2021、ANHA, April 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 27, 2021、Reuters, April 27, 2021、SANA, April 27, 2021、SOHR, April 27, 2021などをもとに作成。

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シリア国内で活動する野党団結党がバアス党の人民議会でのヘゲモニーを理由に大統領選挙ボイコットを決定(2021年4月25日)

シリア国内で活動する野党の一つ団結党の政治局は、5月26日に投票が予定されている大統領選挙への候補者擁立と投票をボイコットすることを決定した。

ムハンマド・アブー・カースィム書記長は、人民議会で多数を占めているバアス党が大統領選挙の行方に影響力を行使していることがボイコットする理由だとしたうえで、「人民議会に対するバアス党の覇権は、党が望む立候補者を選出させ、望まない立候補者を拒否することができるようになっている」と批判した。

RT(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、RT, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県ビシュリー山近郊にあるシリア軍の拠点を襲撃し、兵士3人が死傷(2021年4月25日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がビシュリー山近郊にあるシリア軍の拠点を襲撃し、兵士3人が死傷した。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年4月25日)

アレッポ県では、ANHA(4月25日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、シャフバー・ダム、スムーカ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市に隣接するターディフ市に駐留するシリア軍が子供1人を狙撃、撃たれた子供は死亡した。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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シリア政府、北・東シリア自治局を支持する部族がアサーイシュ、国防隊をそれぞれ非難(2021年4月25日)

ウバイド部族は声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で4月20日から続いている国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、同市およびハサカ市で繰り返される人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、アサーイシュの住民に対する暴行や犯罪行為を非難し、米国の支援を受けた分離主義的計画を拒否すると表明した。

SANA(4月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の支配下にあるジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)の部族長と名士らはカーミシュリー市に集まり声明を出し、北・東シリア自治局および内務治安部隊に国防隊の攻撃に対してタイ地区での安全を確保し、住民の共生生活を守るするよう求めた。

また、アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区名士委員会も声明を出し、カーミシュリー市でのハーイス・ジャルヤーン氏殺害を国防隊の犯行と断じ、これを非難した。

ANHA(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市で停戦が失効し、国防隊とアサーイシュが戦闘を再開(2021年4月25日)

ハサカ県では、ANHA(4月25日付)によると、ロシア軍憲兵隊が4月25日午前、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のタイ地区でパトロールを実施した。

パトロールは、4月23日にロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が合意した停戦を監視するため。

停戦期間は、4月25日10時までと定められていた。

パトロールは、内務治安部隊が展開する街区、アッバース・アッラーウィー学校や給水塔近くの両勢力境界線一帯で行われ、内務治安部隊が随行した。

内務治安部隊(アサーイシュ)が合同パトロールを実施した。

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しかし、ANHA(4月25日付)によると、午後になると、国防隊がタイ地区西のハルクー交差点にある内務治安部隊の検問所、ハルクー地区およびタイ地区内にある複数の検問所に対する攻撃を再開した。

攻撃は、ロシア軍ヘリコプターが上空を旋回するなかで行われたという。

この攻撃に対して、内務治安部隊も応戦し、戦闘が再開された。

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その後、内務治安部隊が午後8時頃に声明を出し、ロシア軍とシリア民主軍の仲介により、国防隊の違反がない限り、持続的停戦に従うことに同意したと発表した。

しかし、国防隊はその数時間後、タイ地区(アッバース・アッラーウィー学校一帯、給水塔一帯)とハルクー地区にある内務治安部隊の拠点に対する攻撃を再開し、内務治安部隊と交戦となった。

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北・東シリア自治局ジャズィーラ地方内務委員会(内務省に相当)の共同議長を務めるカナアーン・バラカート氏はANHA(4月25日付)の取材に対して、シリア民主軍を仲介者として内務治安部隊とシリア政府当局・ロシア軍憲兵隊による戦闘停止に向けた交渉が続いているものの、今のところ何の結論も出ていないと述べ、ロシア軍憲兵隊がシリア政府当局側に立って事態を収拾しようとしていることを暗に批判した。

一方、SY24(4月25日付)によると、この交渉において、シリア民主軍は、4月20日以降の戦闘で内務治安部隊が新たに掌握したタイ地区内の地域からの撤退を拒否しているという。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021、SY24, April 25, 2021などをもとに作成。

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アルヌース内閣は週例閣議でスマート・カードを通じた住民への物資配給の現状を検証(2021年4月25日)

フサイン・アルヌース内閣は週例の閣議を開催し、スマート・カードを通じた住民へのパン、石油製品など配給の現状について検証し、各県での円滑な配給の障害を取り除くために必要な措置について検討した。

SANA(4月25日付)が伝えた。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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3人が新たに立候補し、大統領選挙の立候補者は21人に(2021年4月25日)

人民議会の第2回臨時会第7回会合が議事堂で開かれ、ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長は、3人が最高憲法裁判所に対して新たに立候補届を提出したと発表した。

新たに立候補を届け出たのは、イーナース・マルワーン・カワーディリー氏(1981年4月24日生まれ、ダマスカス県出身)、ハーニー・アドナーン・ダッハーン氏(1957年3月23日生まれ、シャーム(ダマスカス県)出身)、ムハンマド・ハムディー・サラーフ氏(1966年6月20日生まれ、マンスーラ村出身(県不明))。

これにより、立候補者は21人(うち女性3人)となった。

SANA(4月25日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Syrian.Peoples.Assembly/posts/3287922304643923

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で136人、北・東シリア自治局支配地域で251人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で25人(2021年4月25日)

保健省は政府支配地域で新たに136人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者182人が完治し、11人が死亡したと発表した。

これにより、4月25日現在の同地での感染者数は計22,135人、うち死亡したのは1,537人、回復したのは15,913人となった。

SANA(4月25日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに251人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者25人が完治し、12人が死亡したと発表した。

これにより、4月25日現在の同地での感染者数は計15,176人、うち死亡したのは519人、回復したのは1,538人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性139人、女性112人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市38人、カーミシュリー市19人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、ダルバースィーヤ市7人、アームーダー市2人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市29人、マンビジュ市9人、ラッカ県のラッカ市65人、タブカ市66人。

ANHA(4月25日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月25日に新たに25人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、29人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡3人、ハーリム郡9人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡3人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡4人。

これにより、同地での感染者数は計21,823人、うち回復したのは19,877人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1563701943834691/

AFP, April 25, 2021、ACU, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年4月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ファッティーラ村、スフーフン村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約30輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るサッハーラ村で、シャーム解放機構によって逮捕された住民の家族らが抗議デモを行い、釈放を求めた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市マンシヤ地区で爆弾が爆発し、子供2人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県17件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は27件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, April 25, 2021、ANHA, April 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, April 25, 2021、Reuters, April 25, 2021、SANA, April 25, 2021、SOHR, April 25, 2021などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民290人と国内避難民(IDPs)55人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は659,904人、2019年以降帰還したIDPsは85,247人に(2021年4月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月25日付)を公開し、4月24日に難民290人(うち女性87人、子供148人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民290人(うち女性87人、子供148人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は659,904人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者264,656人(うち女性79,555人、子ども134,700人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,756,619人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は889,184人(うち女性266,831人、子供453,191人)となった。

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一方、国内避難民55人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは55人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,247人(うち女性31,564人、子供31,319人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,353,843人(うち女性414,123人、子供675,085人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 25, 2021をもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊でシリア軍・「イランの民兵」とシリア民主軍が交戦、米主導の有志連合が介入し爆撃(2021年4月24日)

ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(4月24日付)によると、シリア軍共和国護衛隊と「イランの民兵」が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊のユーフラテス川を挟んで砲撃戦となった。

戦闘は、スィヤール村の水上通行所近くで、石油などの物資の密輸をめぐる対立が発端となり発生した。

これに対して、米主導の有志連合の戦闘機複数機が介入し、ユーフラテス川西岸のシリア軍と「イランの民兵」の拠点複数カ所に対して爆撃を行った。

この爆撃で、車輌1台が被弾し、乗っていたシリア軍士官(中尉)1人と「イランの民兵」3人(イラン人)が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、ウマル油田一帯でシリア民主軍とともに軍事演習を行った。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、‘Ayn al-Furat, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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政府側、北・東シリア自治局側の部族長・名士が相次いで声明を出し、カーミシュリー市での戦闘をめぐって非難合戦(2021年4月24日)

シリア政府支配下の部族長や名士らが相次いで声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で続く国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民への攻撃を非難した。

ハサカ県シリア部族長・名士評議会(ミーザル・ファーディル・ムスラト議長)は声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市タイ地区の住民や住居に対するシリア民主軍の無差別攻撃、砲撃、狙撃を非難し、祖国シリアへの帰属、国土統一と主権の維持、分離主義への拒否、米国の占領拒否を表明した。

また、シリアのバッカーラ部族の部族長であるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏は、カーミシュリー市タイ地区の住民に対するシリア民主軍の攻撃を非難した。

ダイル・ザウル県のシャンマル・ブーライル部族の部族長であるアフマド・マウフ・シャンマリー氏は、人民抵抗運動を活性化し、米国を放逐するため、ジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)に資金、武器、マンパワーの支援を行うべきだと主唱した。

スルス部族(アカイダート部族)の部族長であるズィーブ・ライイス・ナジュラス氏は、シリア民主軍の攻撃に立ち向かうため、ジャズィーラ地方のタイ部族と連帯するを表明した。

ハッラーシーン部族の部族長であるルクン・ウライウィー氏は、ジャズィーラ地方の部族とともに、米国、トルコを排斥し、ジャズィーラを「祖国のゆりかご」に復帰させるとの決意を示した。

SANA(4月24日付)が伝えた。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県スワル町の部族長・名士らが声明を出し、シリア北部および東部での安定と友愛を奪おうとするいかなる行為も拒否すると発表し、国防隊を非難した。

また、北・東シリア自治局ジャズィーラ地方カーミシュリー地区カーミシュリー郡立法評議会お声明を出し、地域で共存する諸集団の友愛を損ね、治安を見出す試みと、国防隊を非難した。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍憲兵隊とシリア民主軍がカーミシュリー市の一時停戦を4月25日午前10時まで延長(2021年4月24日)

ハサカ県では、ANHA(4月24日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市で、ロシア軍憲兵隊と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、前日に合意した一時停戦を4月25日午前10時まで延長することを合意した。

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シリア人権監視団によると、内務治安部隊は、国営のシリア・テレビの記者でハサカ県放送テレビ・センター局長のハーディル・ハンマード氏をカーミシュリー市のハサカ通り近くにある自宅で拘束した。

これを受けて、その後、ロシア軍憲兵隊と地元名士の仲介によって、内務治安部隊は数時間後に釈放した。

同地では、4月20日から国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)がタイ地区などで激しく交戦していた。

シリア人権監視団によると、4月20日に始まった戦闘での死者は、国防隊メンバー6人、内務治安部隊2人、住民2人(子供、部族長)。

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ANHA(4月24日付)によると、内務治安部隊は前日までの戦闘で殺害した国防隊メンバーの遺体3隊を、一時停戦の保障者であるロシア軍憲兵隊に引き渡した。

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シリア人権監視団が複数の情報筋から得たとして発表したところによると、持続的な停戦に向けて、ロシア軍憲兵隊の仲介のもとに協議が行われているが、内務治安部隊、シリア民主軍は今回の戦闘で制圧したタイ地区とハルクー地区の支配地の維持を要求、政府側がこれを拒否しているという。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)は、シリア民主軍が、シリア政府に対して、タイ地区の割譲と、内務治安部隊に発砲し、今回の戦闘の原因を作り出した国防隊メンバーの身柄引き渡しを求めているとしたうえで、シリア民主軍が政府の支配下にあるカーミシュリー国際空港など市内の要衝を掌握しようとしていると政府側が疑っていると伝えた。

一方、ANHAは、国防隊の増援部隊が、一時停戦に乗じて、カーミシュリー市の南西に位置する大ダムヒーヤ村、市内のアッバース・アッラーウィー学校およびタイ地区給水塔近くに集結、タイ地区内の支配地回復、市の環状道路南部一帯のほか、アブー・ラースィーン町近郊への勢力拡大を狙っていると伝えた。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュがハマー県東部の砂漠地帯でシリア軍第5軍団の部隊を襲撃し、兵士2人死亡、3人負傷(2021年4月24日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部の砂漠地帯でシリア軍第5軍団の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、3人を負傷させた。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2021年4月24日)

ハサカ県では、ANHA(4月24日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、タウィーラ村、タッル・ラバン村を砲撃した。

一方、SANA(4月23日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアルーク村の揚水所からの飲料水供給を停止してから16日となる4月23日、ハサカ県水道公社が復旧作業を完了し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市への水道水供給が再開した。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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イランの石油を運んで寄港していた石油タンカーがバーニヤース市沖で無人航空機(ドローン)の攻撃を受け火災に(2021年4月24日)

SANA(4月24日付)によると、タルトゥース県バーニヤース市沖に停泊中の石油タンカーのタンクで火災が発生した。

火災発生を受けて、消防隊が消火作業にあたり、1時間ほどで鎮火した。


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石油鉱物資源省は声明を出し、レバノン領海から飛来した無人航空機(ドローン)の攻撃によって火災が発生したと思われると発表した。

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イランのアーラム・チャンネル(4月24日付)は、複数の消息筋の話として、攻撃を受けたタンカーが、バーニヤース市の給油港に寄港していたイランの石油タンカー3籍のうちの1籍だった伝えた。

タンカーは船首部分と甲板に2発被弾し、物的被害が出たという。

攻撃時にタンカーは、パナマの国旗を掲揚していたが、積んでいた石油はイラン産だったという。

一方、RT(4月24日付)は、バーニヤース市沖に停泊しているイランの石油タンカーが狙われたと伝えた。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表もAFP(4月24日付)に対して、「攻撃がイスラエルによるものかを確認していないが、タンカーはイランからやって来た」と述べた。

シリア人権監視団によると、この攻撃で乗組員2人を含む少なくとも3人が死亡した。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-‘Alam, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、RT, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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4人が新たに大統領選挙に立候補(2021年4月24日)

人民議会の第2回臨時会第6回会合が議事堂で開かれ、ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長は、4人が最高憲法裁判所に対して新たに立候補届を提出したと発表した。

新たに立候補を届け出たのは、アフマド・ハイサム・アフマド・マカーリー氏(1965年2月2日生まれ、ダマスカス県出身)、ダアド・ムバーラク・カヌーア氏(1970年3月15日生まれ、ハマー県サラミーヤ市生まれ、女性)、ムハンマド・ムハンマド・ジャミール・ミールハーン・カーミーラーン氏(1967年2月8日生まれ、ダマスカス県出身)、フサイン・ムハンマド・ティジャーン氏(1961年2月6日生まれ、アレッポ県アレッポ市出身)。

これにより候補者数は18人(うち女性3人)となった。

SANA(4月24日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/Syrian.Peoples.Assembly/posts/3285099604926193

 

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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中国製の新型コロナウイルス感染症ウィルス・シノファームを積んだシリア・アラブ航空のチャーター便がシリアに到着(2021年4月24日)

中国製の新型コロナウイルス感染症ウィルス・シノファームを積んだシリア・アラブ航空のチャーター便がダマスカス国際空港(ダマスカス郊外県)に到着、ハサン・ガッバーシュ保健大臣と冯飚(Feng Biao)駐シリア中国大使が引き渡しの調印式を行った。

中国からは15万本のワクチンが提供される予定。

SANA(4月24日付)が伝えた。

AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で135人、北・東シリア自治局支配地域で103人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で18人(2021年4月24日)

保健省は政府支配地域で新たに135人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者180人が完治し、16人が死亡したと発表した。

これにより、4月24日現在の同地での感染者数は計21,999人、うち死亡したのは1,526人、回復したのは15,731人となった。

SANA(4月24日付)が伝えた。

**

北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに103人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治し、7人が死亡したと発表した。

これにより、4月24日現在の同地での感染者数は計14,925人、うち死亡したのは507人、回復したのは1,513人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性48人、女性55人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市19人、カーミシュリー市15人、マーリキーヤ(ダイリーク)市14人、アームーダー市5人、マアバダ(カルキールキー)町4人、
ジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村1人、タッル・タムル町1人、ロジュ・キャンプ16人、フール・キャンプ8人、ダイル・ザウル県20人。

ANHA(4月24日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で4月24日に新たに18人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、21人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡9人、ハーリム郡2人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡6人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計21,798人、うち回復したのは19,848人、死亡したのは641人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1562930997245119/

AFP, April 24, 2021、ACU, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。

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