平成26年度中東情勢研究会「アサド大統領再任にむけた動きはシリアの紛争において何を意味するのか?」(中東かわら版)

公益財団法人 中東調査会
中東かわら版、No. 43、2014年6月3日
東地中海・北アフリカ地域ニュース

シリア:平成26年度中東情勢研究会

開催日時:平成26年5月20日(火)18時~20時、於:中東調査会
報告者:青山弘之(東京外国語大学教授)
報告題目:アサド大統領再任にむけた動きはシリアの紛争において何を意味するのか?
出席者:錦田愛子(東京外国語大学准教授)ほか8名、中東調査会:村上、髙岡

http://www.meij.or.jp/members/kawaraban/20140603172317000000.pdf

概要
*青山より、以下の通り報告した。
1.シリアでは大統領選挙に向けた準備が粛々と進んでいる。欧米諸国や主要な反体制派諸派は、大統領選挙の実施はシリア紛争の政治解決を目指すジュネーブ・プロセスへの挑戦であるとの非難を繰り返しているが、実際にはバッシャール・アサド大統領の三選を妨げる手段を講じることができない。

イラクの動き(2014年6月3日)

マダー・プレス(6月3日付)は、アンバール県警察の話として、ファッルージャ市北部のサクラーウィーヤ地方でイラク軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点を攻撃し、ダーイシュ戦闘員7人を殲滅したと報じた。

またアンバール県作戦司令室によると、イラク軍がファッルージャ市東部カルマ郡一帯のダーイシュ拠点を空爆し、ダーイシュ戦闘員9人を殺害した。

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マダー・プレス(6月3日付)は、内務省筋の話として、バグダード県南部のユースフィーヤ地区で軍とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が交戦し、ダーイシュ戦闘員3人が死亡、軍兵士7人が負傷したと報じた。

またサドル地区で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、9人が死傷した。

AFP, June 3, 2014、AP, June 3, 2014、ARA News, June 3, 2014、Champress, June 3, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 3, 2014、al-Mada Press, June 3, 2014、Naharnet, June 3, 2014、NNA, June 3, 2014、Reuters, June 3, 2014、SANA, June 3, 2014、UPI, June 3, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月3日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団と活動家によると、ドゥワイラア地区、アダウィー地区、クスール地区、ジャーヒズ公園周辺、ジョルジュ・フーリー広場、カッサーア地区、ウマウィーイーン広場、バラームケ地区タラーイア公園、マッザ区、バーブ・トゥーマー地区、サブア・バフラート広場に迫撃砲弾約20発が着弾し、4人が負傷した。

またAFP(6月3日付)などによると、MiG戦闘機が首都上空を低空飛行で旋回し、ジャウバル区に空爆を行ったという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ドゥーマー市を軍が「樽爆弾」などで空爆する一方、反体制武装集団はマッザ航空基地を迫撃砲で攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市郊外各所を軍が空爆し、7人を殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブスターン・カスル地区、カッラーサ地区、カーティルジー地区など各所を軍が「樽爆弾」などで空爆・砲撃し、子供5人と少女1人を含む12人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サムリーン村、タッル・ガザール町、アナブ町、マアッラト・ヌウマーン市、ザーウィヤ山を軍が空爆・砲撃する一方、反体制武装集団がアリーハー市、ジスル・シュグール市を迫撃砲で攻撃した。

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ハマー県では、ARA News(6月3日付)によると、シャイフ・ハディード町、タッル・サルバーで、軍と反体制武装集団が交戦した。

AFP, June 3, 2014、AP, June 3, 2014、ARA News, June 3, 2014、Champress, June 3, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 3, 2014、al-Mada Press, June 3, 2014、Naharnet, June 3, 2014、NNA, June 3, 2014、Reuters, June 3, 2014、SANA, June 3, 2014、UPI, June 3, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き(2014年6月3日)

在レバノン・シリア大使館の複数の消息筋は、『サフィール』(6月3日付)に対し、UNHCRに難民登録しているシリア人およびパレスチナ人に2014年6月1日以降にシリアに入国した場合、レバノン国内での難民の地位が失われることを告知するとしたレバノン内務省の決定(5月31日)を「報復措置」と非難した。

AFP, June 3, 2014、AP, June 3, 2014、ARA News, June 3, 2014、Champress, June 3, 2014、al-Hayat, June 4, 2014、Kull-na Shuraka’, June 3, 2014、al-Mada Press, June 3, 2014、Naharnet, June 3, 2014、NNA, June 3, 2014、Reuters, June 3, 2014、al-Safir, June 3, 2014、SANA, June 3, 2014、UPI, June 3, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年6月3日)

大統領選挙投票

大統領選挙投票が実施され、シリア政府が支配する地域において有権者が投票を行った。反体制武装集団制圧地域では投票は実施されず、また国内避難民の多くは投票に参加できなかった。

これに関して、ヒムス県のタラール・バラーズィー県知事はAFP(6月3日付)に対し、県内の約1,000カ所に投票所が設置されたとしつつ、ヒムス市旧市街での「停戦協定」で反体制武装集団が退去したラスタン市、タルビーサ市では投票は行われないと述べた。

投票時間は午前7時から午後7時までの予定だったが、SANA(6月3日付)によると、投票者が予想を上回ったため、高等司法選挙委員会は、投票時間を5時間延長し、12時まで投票を受け付けることを決定し、発表した。

また各県の司法委員会の発表によると、投票に訪れる有権者が予想を上回ったため、以下の通り各地の投票所で投票箱が増設された

ダマスカス県:1,800箱

アレッポ県アレッポ市:150箱

ヒムス県:75箱

ハマー県:60箱

ダイル・ザウル県:52箱

スワイダー県:33箱

イドリブ県:15箱

クナイトラ県:17箱

一方、LBCI(6月3日付)によると、在留シリア人が投票のため一時帰国し、ジャディード・テレビ(6月3日付)によると、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所の投票所には、レバノンに居住するシリア人5,519人がレバノン領側のマスナア国境通行所(ベアーア県)を経由して帰国し、投票を行った。

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これに関して、SANA(6月3日付)は、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所に予想を上回る有権者が一時帰国したため、投票所が急遽8カ所増設された、と報じた。

またNNA(6月3日付)によると、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所以外でも、レバノン北部県アッカール郡のアッブーディーヤ国境通行所を越えた在留シリア人約800人、アリーダ国境通行所経由で帰国した635人、ブカイア国境通行所経由で帰国した62人が投票を行った。

またSANA(6月3日付)によると、軍武装部隊も各地の基地で大統領選挙投票を行い、将兵が投票を行った。

SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
Naharnet, June 3, 2014
Naharnet, June 3, 2014

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ARA News(6月4日付)は、アレッポ県アフリーン市では、ほとんどの住民が大統領選挙投票を行わず、通常通りの生活を送った、と報じた。

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大統領選挙投票には、ロシア、北朝鮮、ブラジル、イランなどが選挙監視団を派遣、クッルナー・シュラカー(6月3日付)によると、このうちロシアの選挙監視団はダマスカス郊外県ジャルマーナー市の投票所で、またイラン、ウガンダ、ジンバブエ、フィリピン、ポーランド、ヴェネズエラ、タジキスタンの監視団は、アレッポ市内の投票所で監視活動を行った。

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アサド大統領は、アスマー・アフラス夫人とともに、ダマスカス県マーリキー地区のナイーム・マアスラーニー学校に設置された投票所で投票を行った。

SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014

大統領選挙に立候補しているハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣とマーヒル・アブドゥルハフィーズ・ハッジャール人民議会議員は、それぞれダマスカス県ウマウィーイーン広場前のシェラトン・ホテルの投票所とバグダード通りのバースィル・アサド学校の投票所で投票を済ませた。

Champress, June 3, 2014
Champress, June 3, 2014
Champress, June 3, 2014
Champress, June 3, 2014

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は、人民議会議事堂に設置された投票所で投票を済ませた後、大統領選挙に関して「民主主義の挙式であり、新たな政治的多元主義の始まり」だと賞賛した。

ラッハーム議長はその後、イラン・シューラー議会(国会)のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長を団長とする選挙監視団と会談した。

ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣は大統領選挙投票後、「今日、復興と包括的和解のための治安と安定がシリアに戻った。今日、シリアにおける危機の政治的解決の道のりは始まった…。シリア国民以外に正統性を付与できる者などいない…。我々はジュネーブで述べた通り、改めて言いたい。シリア国民に自分の意思を押しつけられる者などこの世にいない」と述べた。

SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014

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投票時間終了後、内務省は声明を出し、各投票所において開票・集計作業が開始されたと発表した。

SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014
SANA, June 3, 2014

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クッルナー・シュラカー(6月3日付)は、大統領選挙の投票所の監督者が有権者のIDカードの画像をモバイルで受け取り、投票用紙を発行し、IDカードの持ち主に代わって代理投票を行っていると報じ、その写真を公開した。

Kull-na Shuraka', June 3, 2014
Kull-na Shuraka’, June 3, 2014
Kull-na Shuraka', June 3, 2014
Kull-na Shuraka’, June 3, 2014

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マサール・プレス(6月3日付)は、ハマー県カルナーズ町で、軍が大統領選挙での投票を拒否した村人の家を焼き討ったと報じた。

西クルディスタン移行期統治局実効支配(優勢)地域の動き

クッルナー・シュラカー(6月3日付)は、ハサカ県のハサカ市、カーミシュリー市などで大統領選挙に反対するクルド人青年らがデモを行い、ハサカ市(タッル・ハジャル地区、サーリヒーヤ地区、フムティー地区などの20カ所の投票所)では、西クルディスタン移行期民政局が実効支配する両市内各所などにある投票所を閉鎖したと報じた。

しかし同サイトは、その一方で、ハサカ市とカーミシュリー市で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュが投票用紙がいっぱいに入れられた投票箱を投票所に持ち込んだとの情報があると伝えた。

またハサカ市のカーミシュリー通り地区、県庁一帯、カッラーサ地区、ナシュワ地区、カーミシュリー市のワスター地区、スィヤーヒー通り、クーワトリー通り、ワフダ通りなどでは、大統領円挙の投票が実施されたと付言した。

またアームーダー市、ダイリーク市では、大統領選挙に反対する青年らがデモを行い、投票は実施されなかったという。

ARA News, June 3, 2014
ARA News, June 3, 2014
ARA News, June 3, 2014
ARA News, June 3, 2014
ARA News, June 3, 2014
ARA News, June 3, 2014

反体制勢力の反応

アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ムジャーヒディーン軍、イスラーム戦線は「血塗られた選挙に関する武装諸組織の声明」と題した声明を出し、大統領選挙の運営を行う「選挙事務所は軍事作戦の標的とはならない。これは、民間人を紛争の輪から巻き込まないことを決定し、我らが革命家同胞にそのことを遵守するよう求めているためである」と発表し、投票当日の市街地への攻撃を行わない意向を表明した。

しかし声明は「愛すべきシリアへのイラン占領による軍事治安、そして政治的覇権のもと、彼らの手先である犯罪者バッシャール・アサドは一連の嘘、偽り、暴挙を続け…正統性を求めて自らを売り物にしようとしているが…、アサドには正統性はなく、いうまでもなく選挙にも正統性はない」と非難した。

Kull-na Shuraka', June 3, 2014
Kull-na Shuraka’, June 3, 2014

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シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表は、AFP(6月3日付)によると、シリア各地からの情報として、治安当局が「市民に商店を閉め、バッシャール・アサドの写真を貼るよう強要している…。有権者は逮捕されると脅されたり、体制に恐怖を抱いて投票を余儀なくされている」と主張した。

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米国が「穏健」(非ジハード主義)とみなす反体制武装集団のハズム運動は声明を出し、「選挙は違法で、ごまかしだ…。この選挙は、ジュネーブ2会議を主催し、政治的解決にいたろうとする国々へのアサドからの真の答えだ」と批判、「大統領選挙を通じて、政権とその同盟者がアラブ・西側世論に再び受け入れることはないだろう」と断じた。

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シリア革命総合委員会は2日付で声明を出し、「アサドの選挙は茶番であり、政権に改めて正統性を与えることはなく、革命を妨げることはない」と大統領選挙に異議を表明した。

また同委員会は「殺戮、追放、拷問、樽爆弾使用、イランとその革命防衛隊、ヒズブッラー民兵、さらにはダーイシュ(イラク・シャーム・イスラーム国)による占領の推進を駆使して歴史を逆行させようと試み、政治解決への道を閉ざすために破壊と殺戮を行うなかで、いかなる選挙にも正統性はない」と非難した。

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地元調整諸委員会は声明を出し「この投票を支持し、自発的に参加する者は…蛮行を犯す悪党の協力者だ」としたうえで、大統領選挙投票をボイコットするよう呼びかけるとともに、選挙を「茶番」、「殺戮者がその指導者に殺戮を続けさせるよう忠誠を尽くす紙の上だけでのプロセスに過ぎない」と批判した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、大統領選挙に関して『ワシントン・ポスト』(6月3日付)に「結果はあらかじめ決まっている」と述べた。

アブドゥルハリーム・ハッダーム前副大統領は、大統領選挙投票に関して『シャルク・アウサト』(6月3日付)に「アサドが国際社会や地域諸国を無視して集めた紙の山」だと批判した。

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LBCI(6月3日付)によると、対レバノン国境に位置するジュダイダト・ヤーブース国境通行所(ダマスカス郊外県)に設置された大統領選挙投票所に対して、ザバダーニー山方面から何者かが投票を行う住民を狙撃した。

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『ハヤート』(6月3日付)によると、反体制活動家は、SNS、ユーチューブを通じて、「血の選挙」(https://www.facebook.com/BloodElections)などと銘打ったキャンペーンを張り、大統領選挙に反対の意思を示した。

また『ハヤート』(6月3日付)によると、アレッポ市では、活動家がゴミ箱を白く塗り、「投票箱」、「おまえ(アサド大統領)の居場所だ」、そして2007年の大統領選挙でのアサド大統領陣営のスローガンだった「ムンヒッバク」(私たちはあなたが好き)を皮肉った「ムンクッバク」(私たちはあなたを捨てる)といった標語を書き、大統領選挙に抗議の意を表した。

諸外国の反応

国連のステファン・ドゥジャリック報道官(事務総長付)は声明を出し、シリア大統領選挙に関して「何も変わらない。我々はこの選挙が行われる状況を注視している」とする潘基文事務総長の姿勢を発表した。

AFP, June 3, 2014、AP, June 3, 2014、ARA News, June 3, 2014、June 4, 2014、Champress, June 3, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、June 4, 2014、al-Jadid TV, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 3, 2014、LBCI, June 3, 2014、al-Mada Press, June 3, 2014、Masar Press Agency, June 3, 2014、Naharnet, June 3, 2014、NNA, June 3, 2014、Reuters, June 3, 2014、SANA, June 3, 2014、al-Sharq al-Awsat, June 3, 2014、UPI, June 3, 2014、The Washington Post, June 3, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

大統領選挙をめぐる動き(2014年6月2日追記)

カタールのアラブ調査政治研究センターは、トルコ、ヨルダン、レバノン、そしてトルコ国境に近いシリア領内の337カ所で避難生活を送るシリア人(5,267人)を対象に、大統領選挙に関する世論調査を実施し、6月2日付でHP(http://www.dohainstitute.org/release/de83fca1-2bbd-4f92-8f49-ade33dc7f432)にその結果を発表した。

Kull-na Shuraka', June 3, 2014
Kull-na Shuraka’, June 3, 2014

それによると、「大統領選挙にまったく正統性がない」と答えたのは78%、これに対して「大統領選挙に正統性はある」と答えたのは17%、「わからない」および回答拒否は5%だったという。

また「シリアを現在支配しているのは誰か」との問いに対しては、イランと答えた回答者が28%ともっとも高く、次いで「バッシャール・アサドとその家族」(22%)、ロシア(16%)、治安機関(10%)、ヒズブッラー(6%)、軍司令部(4%)と続いた。

シリアの危機のもっとも理想的な解決方法については、体制転換と答えたのが64%、「平和的解決とすべての当事者の合意」と答えたのが23%、「政権の勝利と反体制派の一掃」と答えたのが、6%だった。

将来のシリアの国家像については、世俗国家を望むと答えたのが50%、宗教的国家を望む都答えたのが30%だった。

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Arab Center for Research and Political Studies、Kull-na Shuraka’, June 3, 2014をもとに作成。

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世界同時上映会『シリア、踏みにじられた人々と希望』(6月19日、東京外国語大学226教室)

世界同時上映会『シリア、踏みにじられた人々と希望』(6月19日、東京外国語大学226教室)

https://www.facebook.com/events/657019934378473/?ref_newsfeed_story_type=regular

 

2011年にシリアで勃発した内戦は一般市民を巻き込んだ未曾有の人道危機へと発展しました。この作品はトルコの難民キャンプで数々のインタビューを収録したものです。凄惨な内戦、平和を望む国民の悲痛な声を浮き彫りにしつつ暴力と非暴力の狭間で揺れ動く人々の声を捉え、見る者に平和のあり方についての疑問を投げかけます。
2013年のUNHCR難民映画祭で上映され、大きな反響を呼んだ作品。イアラ・リー監督からの世界同時上映の呼びかけに応じて国内でも多くの地域で上映が予定されています。

上映後には、東京外国語大学青山弘之教授の講演と、シリア研究会代表中山実佐子さんによる渡航報告会を行います

世界難民の日をきっかけに、シリア、難民について考えてみませんか?

☆映画詳細はこちら
http://unhcr.refugeefilm.org/2013/title/2013/08/post-52.php

イベント主催者紹介
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☆東京外国語大学シリア研究会

2013年春アラビア語専攻の学生を中心に発足。シリアの歴史・文化・情勢について研究すると同時に、現地のシリア人ヨルダン人の学生達と共に、学生として、紛争解決に向けて出来る最大限を模索し実行する。
現在ダマスカス大学とのオンライン会話授業実現に向け準備中
Twitter : @tufsyria

☆J-FUNユース

2007年の世界難民の日(6月20日)に前身団体であるUNHCRユースが発足し、2009年からJ-FUNユースとして活動。難民を取り巻く社会の状況をよくする、将来社会で活躍する人々の学びの場となるという2つの理念のもと、難民の方々、企業、UNHCR、大学等と協力し、学生らしい柔軟な発想で難民問題への取り組みをする。難民の勉強会、スタディーツアー、全商品リサイクル活動、啓発イベント、難民の方との交流会、学習教室などを実行。
Twitter::@jfunyouth
Facebook:J-Funユース
お問い合わせ:jimukyoku_jfunyouth@yahoo.co.jp

☆P782プロジェクト

全国782の大学で<難民>を切り口とした取り組みを企画するプロジェクト。ダイアローグを通して自分らしい難民との関わり方を見つけ、難民について考えてみる。来年の世界難民の日に日本各地での小さな取り組みを繋ぎ、日本中で難民に対する思いが高まることを目指す。
Facebook:P782プロジェクト
お問い合わせ:p782daigaku@gmail.com

諸外国の動き(2014年6月2日)

ダルアー県タッル・シハーブ町でシリア人避難民問題への対応にあたっている「自由シリア軍」の支援活動家アリー・リファーイー氏は『ハヤート』(6月3日付)に対し、ヨルダン当局が数日前に、シリア国内の避難民数万人への食糧医療支援の配給のため、タッル・シハーブに面する国境通行所を非公式に新設・開放した、と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見で、国連憲章第7章に基づき周辺諸国からシリア領内への人道支援物資搬入を求める安保理決議案(オーストラリア、ルクセンブルグ、ヨルダンが共同提案)に関して「シリアの危機への外国の介入が必要だとの支持を世論で動員する口実…として利用されてはならない」としたうえで、「我々はこうした提案を提示する者の目論見を知っているので受け入れられない」と拒否した。

ロイター通信(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年6月2日)

マダー・プレス(6月2日付)は、バービル県作戦司令室の話として、ジュルフ・サフル地方で軍がイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員2人を殺害した、と報じた。

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ディヤーラー県警察は、県内で行われた治安活動によって先月5月だけでイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員50人以上を殲滅したと発表した。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハラーキー村で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、市民8人が死亡、12人が負傷した。

ハラーキー村はアラウィー派が暮らす村で、犠牲者の多くは国防隊の隊員だという。

一方、SANA(6月2日付)によると、ジャッブーリーン村、サーリヒーン村、ウンム・シャルシューフ村、キースィーン港で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(6月2日付)によると、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が制圧するブサイラ市で、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が交戦し、市民5人が巻き添えとなって死亡した。

またヌスラ戦線は、ダーイシュが制圧していたジーア村、西ムハイミーダ村、東ムハイミーダ村、カスラ村、ハマール・カスラ村、ハマール・アリー村、ヒサーン村、フサイニーヤ町を奪還した。

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アレッポ県では、ARA News(6月2日付)によると、アレッポ市シャッアール地区などを軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月2日付)によると、ハッダーディーン村、ラスム・バクルー村、ジャバル・サハーリージュ村、ハーナート村、ダッバーガート村、カブターン・ジャバル村、フライターン市、タッル・シャイール村、ハンダラート・キャンプ、マーリア市、タッル・ジャビーン村、ムスリミーヤ村、ハーディル村、アンジャーラ村、アウラム・クブラー町、アレッポ市ブスターン・バーシャー地区、サーフール地区、バニー・ザイド地区、ハナーヌー地区、サーリヒーン地区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、ARA News(6月2日付)によると、カフルルーマー町で軍と反体制武装集団が交戦、またマアッラト・ヌウマーン市、フバイト村などを軍が空爆した。

一方、SANA(6月2日付)によると、アルバイーン山周辺、ビンニシュ市、クーサンルー村、ダイル・サンバル村、サルミーン市、カフルハーヤー村、カフルラーター村、マアッラトミスリーン市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーウド旅団、ムハージリーン大隊、ジュンド・アクサー、シャームの鷹旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、ARA News(6月2日付)によると、ヤルムーク区に軍が撃ったとされる迫撃砲弾が着弾し、3人が死亡、9人が負傷した。

一方、SANA(6月2日付)によると、ジャウバル区・カーブーン区間で反体制武装集団が掘った全長300メートルのトンネルを軍が発見、破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(6月2日付)によると、ムライハ市周辺、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、ダーライヤー市、アシュラフィーヤト・ワーディー町、ザバダーニー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月2日付)によると、ダルアー市アバーズィード・モスク一帯、ワルダート村、サムリーン村、アトマーン村、フラーク市などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月2日)

ダイル・ザウル県革命評議会副司令官のイスマーイール・ムッラー空軍大佐は、クッルナー・シュラカー(6月2日付)に、アサド政権、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)、そして民主統一党が、ラッカ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県での勢力画定の「密約」を先月交わしたと主張した。

Kull-na Shuraka', June 2, 2014
Kull-na Shuraka’, June 2, 2014

ムッラー大佐は、ダーイシュがアサド政権とイランの支援を受けていると断じる一方、アサド政権、ダーイシュ、民主統一党が、①ラッカ県およびマルカダ町を除くハサカ県からのダーイシュ撤退、②ダーイシュのダイル・ザウル県でのダーイシュの活動への資金援助について合意したと主張した。

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シリア・クルド・イェキーティー党は声明を出し、党政治局のアブドゥッサマド・ハラフ・バッルー氏がアリー・マムルーク国民安全保障会議議長と秘密裏に会談を開いたとする民主統一党支持者のサイトでの情報を否定した。

ARA News(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年6月2日)

ハサカ県カーミシュリー市では、ARA News(6月2日付)によると、西クルディスタン移行期民政局が支配する地区で大統領選挙投票(6月3日)のために設置されたすべての投票所が撤廃された、と報じた。

同報道によると、カーミシュリー市で大統領選挙の投票が行えるのは、政府が支配する地域(治安関連機関が隣接地区、タイイ地区、アラーヤー地区など)に限られるという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、6月3日に投票が行われる大統領選挙に関して、「すべてのシリア人に…自宅にとどまり、アサドの悪党が望む血と屈辱のなかに足を運ばないよう求める」と呼びかけた。

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大統領府はフェイスブックを通じて声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙の選挙運動において「すべてのシリア人によって表現された文明的な現象」に謝意を示した。

SANA(6月2日付)が伝えた。

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ムハンマド・シャッアール内務大臣は、シリア・アラブ・テレビ(6月2日付)に出演し、そのなかで、インターネットを通じた大統領選挙への投票が可能だとする一部情報を否定した。

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ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は、ロシア下院の安全保障問題委員会のセルゲイ・ガヴリロフ委員長を団長とする選挙監視団と会談した。

またラッハーム人民議会議長は、米、カナダ、アイルランドの反戦・反帝国主義活動家からなる使節団と会談した。

SANA(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2014、AP, June 2, 2014、ARA News, June 2, 2014、Champress, June 2, 2014、al-Hayat, June 3, 2014、Kull-na Shuraka’, June 2, 2014、al-Mada Press, June 2, 2014、Naharnet, June 2, 2014、NNA, June 2, 2014、Reuters, June 2, 2014、SANA, June 2, 2014、UPI, June 2, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年6月1日)

ARA News(6月1日付)によると、トルコのシャンウルファ市で、民主統一党とシリア・クルド・イェキーティー党支持者(シリア人)がトルコのクルド青年組織らと合同でデモを行い、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるタリーフィーヤ村(アレッポ県)での住民虐殺に抗議した。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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イラクの動き(2014年6月1日)

ディヤーラー県議会治安委員会のサーディク・フサイニー委員長はマダー・プレス(6月1日付)に、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の指導者「アブー・バクル・バグダーディーは、サラーフッディーン県での大規模な戦闘で敗北し、同県からディヤーラー県に移った。複数の情報によると、バグダーディー昨日(5月31日)、サラーフッディーン県に面するアズィーム地方のアウダト・ザルカーニー地区に入ったという」と述べた。

またフサイニー議長によると、これに先立ち、ダーイシュは30日にディヤーラー県でなく終盤ディー教団の教団員8人を処刑した、と付言した。

サラーフッディーン県で発生したダーイシュとナクシュバンディー教団の戦闘で、教団側がダーイシュの指導者の一人を処刑したことを受けた動きだという。

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マダー・プレス(6月1日付)は、アンバール県作戦司令室の話として、ファッルージャ市周辺での掃討作戦で、軍はイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)戦闘員18人を殲滅したと報じた。

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マダー・プレス(6月1日付)は、バーブ県警察の話として、軍・治安部隊がジュルフ・サフル地方でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を要撃し、戦闘員4人を殺害した、と報じた。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き(2014年6月1日)

ラシード・ディルバース社会問題大臣は、LBCI(6月1日付)に対し「我々は人種主義者ではないが、1,250カ所ものシリア人避難民キャンプが無作為に作られている…。安全でない地域からシリア人だけが難民として分類される…。我々はレバノンのシリア人難民に関する完全な記録を保有している」と述べた。

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NNA(6月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の対シリア国境地帯で16歳の青年1人を含む村人3人を拉致、バイクを盗んだとの嫌疑をかけて拷問を加えた。

3人は31日朝に拉致され、1日早朝に釈放されたという。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、LBCI, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年6月1日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(6月1日付)によると、ハトラ村、フサイニーヤ町、サーリヒーヤ村で、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、ダーイシュ戦闘員3人、ヌスラ戦線戦闘員5人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ブアイディーン地区、カーティルジー地区、カーディー・アスカル地区を軍が「樽爆弾」で空爆した。

またアレッポ市アズィーズィーヤ地区、ジュマイリーヤ地区、裁判所一帯を軍が砲撃し、子供1人を含む4人が死亡したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、クドスィーヤー市に迫撃砲弾が着弾、またダーライヤー市周辺、ムライハ市およびその周辺で、軍と反体制武装集団が交戦、軍が地対地ミサイルなどで攻撃を行った。

一方、SANA(6月1日付)によると、ドゥーマー市郊外とハラスター市郊外を通る国際幹線道路の地下に反体制武装集団が掘った全長300メートルのトンネルを軍が発見、破壊し、なかにいた外国人戦闘員らを殲滅した。

またムライハ市、ダイル・アサーフィール市、ザバディーン市、ナシャービーヤ農場、アーリヤ農場、アドラー市ウンマーリーヤ地区、ザバダーニー市、ダーライヤー市で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団戦闘員、外国人戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(6月1日付)によると、アルバイーン山周辺、バイニーン村、クマイナース村、クーンサルー村北部、タッル・ルードクー、アドワーン村、ヒーラ村、マアッラトミスリーン市、マルイヤーン村、カフルシャラーヤー村、ガルア・ガザール村、アブー・ズフール航空基地周辺、フータ村、タッル・サラムー村、ジスル・シュグール市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(6月1日付)によると、タドムル市南部スッカリー地方、ウンム・シャルシューフ村、ファルハーニーヤ村、フーシュ・ターリブ村、シャブアーニーヤ村、ラスタン市、タルビーサ市、東サラーム村、ウンム・リーシュ村、柑橘農園、ガジャル村、ヒムス・サラミーヤ街道で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(6月1日付)によると、フラーク市・スーラ町街道、アトマーン村、ジャースィム市・ナワー市街道、ウンム・アウサジュ村、ヒルバト・マーマー村、ジスラ村、サナナ・ハマーム村、ズバイラ村、ダルアー市各所で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年6月1日)

ARA News(6月1日付)は、ハサカ県カーミシュリー市の複数の消息筋の話として、西クルディスタン人民議会(民主統一党が主導)の傘下団体の「人民の家」定例会合が数日前に開会され、西クルディスタン移行期民政局の人民防衛隊(民主統一党民兵)、アサーイシュ(治安部隊)への徴兵制の導入が審議されている、と報じた。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年6月1日)

高等司法選挙委員会のヒシャーム・シャッアール議長は、ブラジル、北朝鮮から派遣された選挙監視団と会談した。

シャッアール議長が会談したのは、ブラジルの世界平和会議議長のソコロ・ゴメス女史ら一行と朝鮮祖国統一民主主義戦線中央委員会書記局の金完洙(キム・ワンス)局長。

また、ブラジル、北朝鮮の選挙監視団は、ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長と個別に会談した。

SANA(6月1日付)が伝えた。

SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014
SANA, June 1, 2014

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イラン・シューラー議会(国会)のアラーッディーン・ボルージェルディー国家安全保障外交委員長は「シリア友好国議会」外交政治委員会委員長会合で、6月3日に投票が行われるシリア大統領選挙にイランが選挙監視団を派遣することを明らかにした。

『ハヤート』(6月2日付)が伝えた。

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SANA(6月1日付)によると、ダマスカス県(ファイハー・スポーツ・シティ)、タルトゥース市、スワイダー市、ラタキア市、ラタキア県ジャブラ市で、大統領選挙実施や軍による「テロとの戦い」支持を訴える集会が開かれ、市民、人民諸組織、職業諸組合、バアス党地方幹部らが出席し、アサド大統領への支持を訴えた。

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高等司法選挙委員会は声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙に関して、選挙法第58条に基づき、6月2日の午前2時をもって選挙宣伝活動を停止すると発表した。

SANA(6月1日付)が伝えた。

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クッルナー・シュラカー(6月1日付)は、複数の消息筋からの情報として、5月28日にウクライナで行われた大統領選挙在外投票で投票した在留シリア人の数が150人程度に過ぎず、しかもその多くがアサド大統領ではなく、マーヒル・アブドゥルハフィーズ・ハッジャール人民議会議員、ハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣に投票した、と伝えた。

Kull-na Shuraka', June 1, 2014
Kull-na Shuraka’, June 1, 2014

ウクライナには約6,000人のシリア人が在留しているが、うち選挙登録を行ったのは約600人だけだったという。

また同消息筋は、アサド大統領以外に投票した票はほとんどが無効票として数えられたと主張している、という。

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シリアおよびビラード・シャームのヌアイム族評議会は声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙を「茶番」を非難し、ボイコットすると発表した。

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Naharnet, June 1, 2014
Naharnet, June 1, 2014

ナハールネット(6月1日付)によると、レバノンの北部県アッカール郡クーシャ村で、シリア人避難民数百人が6月3日に投票が行われるシリア大統領選挙に反対するデモを行った。

AFP, June 1, 2014、AP, June 1, 2014、ARA News, June 1, 2014、Champress, June 1, 2014、al-Hayat, June 2, 2014、Kull-na Shuraka’, June 1, 2014、al-Mada Press, June 1, 2014、Naharnet, June 1, 2014、NNA, June 1, 2014、Reuters, June 1, 2014、SANA, June 1, 2014、UPI, June 1, 2014などをもとに作成。

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