トルコ野党党首「トルコ軍が今夜ないしは明日にシリア北部に軍事介入するとの情報を得た」(2015年5月7日)

トルコの野党、共和人民党(CHP)のギュルセル・テキン書記長は『タラフ』(5月7日付)に対して「信頼できる筋から、トルコ軍が今夜ないしは明日にシリア北部に軍事介入するとの情報を得た」と述べた。

AFP, May 7, 2015、AP, May 7, 2015、ARA News, May 7, 2015、Champress, May 7, 2015、al-Hayat, May 8, 2015、Iraqi News, May 7, 2015、Kull-na Shuraka’, May 7, 2015、al-Mada Press, May 7, 2015、Naharnet, May 7, 2015、NNA, May 7, 2015、Reuters, May 7, 2015、SANA, May 7, 2015、UPI, May 7, 2015などをもとに作成。

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サウジ、トルコは、アサド政権打倒に向けた反体制派(アル=カーイダ系組織)への支援強化で合意(2015年5月7日)

AP(5月7日付)は、トルコの複数の高官の話として、トルコとサウジアラビアがアサド政権打倒に向け、シリアの反体制派への支援を強化するための新たな戦略に合意したと伝えた。

それによると、サウジアラビアはこれまで、米国に同調するかたちで、過激なジハード主義武装集団(シャームの民のヌスラ戦線などのアル=カーイダ系組織)への支援と距離を保つ一方、シリア・ムスリム同胞団との連携に難色を示し、アル=カーイダ系組織とシリア・ムスリム同胞団の双方を後援するトルコと一線を画していた。

だが、トルコの高官は「カギとなるのは、サウジアラビアはもはや反体制派に反対するような活動はしない」と述べ、サウジアラビアがトルコの対シリア政策に歩み寄ったことを明らかにしたという。

両者の合意は、2015年3月にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がサウジアラビアを訪問し、サルマーン国王と会談した際に交わされ、イドリブ県で、ヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動といったアル=カーイダ系組織が糾合しファトフ軍作戦司令室を結成し、大規模軍事作戦によってイドリブ市、ジスル・シュグール市などを制圧したのもこうした合意を受けた動きだという。

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シリア軍、ヒズブッラー戦闘員がカラムーン地方の丘陵地帯を制圧(2015年5月7日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヒズブッラー戦闘員が、シリア軍、国防隊の空爆や砲撃などの援護を受け、シャームの民のヌスラ戦線(カラムーン・ファトフ軍)との交戦の末、カラムーン山地のアッサール・ワルド町郊外無人地帯の丘陵地帯を制圧した。

シリア軍、ヒズブッラー戦闘員は2014年4月にカラムーン地方の主要地域からヌスラ戦線などのジハード主義武装集団を放逐したが、戦闘員数百人が山岳地帯、対レバノン国境地帯に潜伏し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員の拠点などに対する攻撃を続けてきた。

これに関して、ヌスラ戦線の広報担当者はAFP(5月7日付)に対して、ヌスラ戦線はカラムーン地方のどの拠点からも撤退はしていないと主張、またカラムーン広報連合を名乗る組織も声明を出し、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員のカラムーン地方山岳地帯への進軍を否定した。

一方、SANA(5月7日付)によると、アッサール・ワルド町無人地帯などカラムーン山地北部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、レバノン領内(ベカーア県バアルベック郡アルサール地方方面)からシリア領内に潜入しようとしてヌスラ戦線戦闘員数十人を殲滅した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市郊外のフライカ村周辺の丘陵地帯、シリア政府の支配下にあるフーア市、カファルヤー町で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アフガン人からなるファーティミーン旅団、イラク人戦闘員らが、ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

またシリア軍はシュグール村各所、カフル・ウワイド村、アブー・ズフール町一帯、タラブ村などを「樽爆弾」などで空爆し、4人が死亡した。

一方、クッルナー・シュラカー(5月7日付)は、複数の医療筋の話として、ジスル・シュグール市一帯でのシリア軍による「樽爆弾」の攻撃で、子供約50人が呼吸困難などの症状を訴えたと伝えた。

他方、SANA(5月7日付)によると、ジスル・シュグール市郊外のマアラカ村、ガーニヤ村、イシュタブリク村、アイン・スーダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構、シャーム軍団、ハック旅団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月7日付)によると、サルマーニーヤ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(5月7日付)によると、マルカシュリーヤ村一帯、ジュッブ・アフマル村周辺、マルジュ・ハウジャ村、サルマー町、ナビー・ユーヌス峰山頂一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月7日付)によると、アルド・マッラーフ地区、バーシュカウィー村、ハーン・トゥーマーン村、ハーン・アサル村、バービース村、アレッポ市サーリヒーン地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、マシュハド地区、ラーシディーン地区、アシュラフィーヤ地区、旧市街、バニー・ザイド地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(5月7日付)によると、ハーリディーヤ村近郊の丘陵地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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サウジアラビア人説教師でジハード布教者センター代表のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(シャームの民のヌスラ戦線)は、ツイッター(5月7日付)を通じて、アラウィーハの女性と子供の殺害を禁止するファトワーを発した。

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ダルアー県で、アル=カーイダ系のヌスラ戦線とダーイシュ(イスラーム国)系のヤルムーク殉教者旅団が交戦(2015年5月7日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフム・ジャウラーン村に近いハイト村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が交戦した。

この戦闘で、住民2人が巻き添えとなり死亡、女性1人と子供1人も負傷した。

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ダルアー県では、SANA(5月7日付)によると、ヒルバト・ガザーラ町・イーマーン・ガソリン・スタンド間、ズィムリーン村、サムリーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した

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クナイトラ県では、SANA(5月7日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会代表がエジプト外務次官と会談(2015年5月7日)

民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーム代表はエジプトの首都カイロで、ヤースィル・リダー外務次官と会談し、民主的変革諸勢力国民調整委員会などの反体制派による2015年1月22~24日のカイロでの会合で開催が合意された第2回カイロ大会の準備状況について意見を交わした。

『ハヤート』(5月8日付)が伝えた。

1月のカイロでの会合では、シリア革命反体制勢力国民連立は組織としての参加を見合わせ、メンバーが個人資格で参加していた。

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ダイル・ザウル市でダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍の戦闘激化(2015年5月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市東部の複数地区(ラサーファ地区、工業地区、労働者住宅地区など)、ダイル・ザウル航空基地周辺の治安厳戒地区で、自爆攻撃などを行い、シリア軍と激しく交戦した。

この戦闘で、シリア軍兵士4人(准将1人を含む)が死亡、シリア軍は対抗して同地一帯を空爆・砲撃した。

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スワイダー県では、SANA(5月7日付)によると、アスファル村西部のファディーイーン丘陵地帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)に対して特殊作戦を敢行し、複数の戦闘員を殺傷、拠点を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月7日付)によると、ラジャム・カスル村、ウンム・サフリージュ村、ムシャイリファ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月7日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校周辺で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して空爆を行った。

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ハサカ県では、ARA News(5月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との交戦の末、ラアス・アイン市南部郊外の複数の村を解放した。

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ヨルダン・メディア担当大臣、ヨルダン領内で「穏健な反体制派」への軍事教練を開始したと発表(2015年5月7日)

ヨルダンのムハンマド・ムーマニー・メディア担当大臣は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のためにシリアの部族への軍事教練をヨルダン領内で開始したと発表した。

ムーマニー大臣は「有志連合諸国との協力調整のもと、テロ組織ダーイシュに対抗するため、シリア国民および部族の子息への教練を数日前に開始した…。ヨルダンの努力は、テロとの戦いのためのアラブ諸国などからなる有志連合構成国の努力を補完し、調整するものである」と述べた。

『ハヤート』(5月8日付)が述べた。

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