シリア軍司令官、ダマスカス・ダイル・ザウル街道開通に向け、住民に「人民動員部隊」への志願を求める(2015年5月10日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(5月11日付)によると、シリア軍東部地区司令官のムハンマド・ハッドゥール少将が、ダイル・ザウル市内のシリア政府支配地域の住民らと会合を開き、ダマスカス県・ダイル・ザウル市間の街道を開通させるため、「人民動員部隊」隊員1,500人が必要だとの見方を示し、住民らに志願・入隊を求めた。

AFP, May 11, 2015、AP, May 11, 2015、ARA News, May 11, 2015、Champress, May 11, 2015、al-Hayat, May 12, 2015、Iraqi News, May 11, 2015、Kull-na Shuraka’, May 11, 2015、al-Mada Press, May 11, 2015、Naharnet, May 11, 2015、NNA, May 11, 2015、Reuters, May 11, 2015、SANA, May 11, 2015、UPI, May 11, 2015などをもとに作成。

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イランによるクルド人デモ弾圧に抗議するカーミシュリー市でのデモにアサーイシュが介入(2015年5月10日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(5月11日付)によると、シリア・クルド・アーザーディー党がカーミシュリー市で、イランのマハーバード市でのクルド人のデモに対する弾圧に抗議するデモを呼びかけ、約300人が参加した。

しかし、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュはデモを強制排除し、3人を逮捕した。

AFP, May 11, 2015、AP, May 11, 2015、ARA News, May 11, 2015、Champress, May 11, 2015、al-Hayat, May 12, 2015、Iraqi News, May 11, 2015、Kull-na Shuraka’, May 11, 2015、al-Mada Press, May 11, 2015、Naharnet, May 11, 2015、NNA, May 11, 2015、Reuters, May 11, 2015、SANA, May 11, 2015、UPI, May 11, 2015などをもとに作成。

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トルコ首相がシリア領内に不法入国(2015年5月10日)

トルコのアフメト・ダウトオール首相は、アレッポ県アシマ村に不法入国し、同村に安置されているスライマーン・シャーの棺を訪れた。

アシマ村は、トルコ国境から約200メートルの距離に位置する村。

トルコ政府は2015年2月、シリア領内を侵犯し、同国内にあるトルコの飛び地のスライマーン・シャー廟を破壊、棺を持ち出していた。 

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県などで、シリア軍、YPG、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年5月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵がタッル・タムル町西部郊外一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、ARA News(5月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラアス・アイン市西部のハサカ市・アレッポ市国際幹線道路一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、街道沿いの複数拠点を制圧した。

また地元消息筋によると、シリア軍や人民防衛隊がダーイシュと交戦を続けるハサカ市郊外のアブドゥルアズィーズ山一帯、タッル・マジュダル村一帯を有志連合が空爆した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区、工業地区、カナーマート地区などで、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地を砲撃した。

また、ARA News(5月10日付)によると、ダイル・ザウル航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、ダーイシュ戦闘員6人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(5月10日付)によると、スルターニーヤ村、ドゥワイバ村、ムシャイリファ村、ジバーブ・ハマド村、ダーヒック山、ワーディ・スッカルで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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レバノンのアマル運動民兵もカラムーン地方でのヌスラ戦線掃討作戦に参加(2015年5月10日)

ARA News(5月10日付)は、ヒズブッラーがシリア軍とともにダマスカス郊外県カラムーン地方の対レバノン国境山岳地帯で行っているシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団に対する掃討作戦に、アマル運動の民兵が参加していると伝え、シリア人、レバノン人活動からがインターネットで公開している写真複数枚を公開した。

ただし、マナール・チャンネル、SANAなどは、ヒズブッラー戦闘員らによるダマスカス郊外県での作戦に関して、「レバノン抵抗運動」が作戦を遂行していると伝えている。

Kull-na Shuraka', May 10, 2015
Kull-na Shuraka’, May 10, 2015
Kull-na Shuraka', May 10, 2015
Kull-na Shuraka’, May 10, 2015

 

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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イドリブ県ジスル・シュグール市一帯で、シリア軍とファトフ軍作戦司令室の戦闘続く(2015年5月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市の南西一帯を33回以上にわたり空爆する一方、ムシャイリファ村近郊、フライカ村・ジスル・シュグール市間では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、アフガン人のファーティミーン旅団、イラク人民兵などがファトフ軍作戦司令室と交戦した。

またシリア軍、国防隊が籠城するジスル・シュグール市内の国立病院周辺で、ファトフ軍作戦司令室が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行うなどして、シリア軍、国防隊と交戦、ファトフ軍作戦司令室は敷地内(南西部)の建物の一つに突入することに成功した。

一方、SANA(5月10日付)によると、シリア軍はジスル・シュグール市にいたるすべての回廊を制圧、国立病院周辺、ジャーヌーディーヤ町・ジスル・シュグール市回廊にある反体制武装集団の拠点を攻撃、破壊、シャームの民のヌスラ戦線のチェチェン人戦闘員ら数十人を殺害した。

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ダマスカス郊外県では、マナール・チャンネル(5月10日付)によると、ヒズブッラーがシリア軍とともにカラムーン地方山岳地帯で、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の掃討作戦を継続し、ヌスラ戦線の拠点3カ所を破壊、戦闘員約20人を殲滅した。

Naharnet, May 10, 2015
Naharnet, May 10, 2015

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がフィキーア村でジハード主義武装集団と交戦、同地を砲撃した。

一方、SANA(5月10日付)によると、フィキーア村・バルカ村間、フラーク市・ムライハ村街道、フラーク市、アクラバー村、ティーハ村、カフルシャムス町、ウンム・アウサジュ村、ハーッラ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、ハムザト・アサド・アッラー旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月10日付)によると、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、フルカーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(5月10日付)によると、ジュッブ・アフマル村、マルジュ・シーリー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月10日付)によると、キースィーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月10日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、シャッアール地区、アシュラフィーヤ地区、バニー・ザイド地区、シャイフ・サイード地区、サラーフッディーン地区、アーミリーヤ地区、シャイフ・ルトフィー村、アルド・マッラーフ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月10日付)によると、バイト・ティーマー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Qanat al-Manar, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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シリア革命諸勢力広報局:8万人以上の外国人戦闘員がシリア軍とともに戦闘に参加(2015年5月10日)

インターネット・サイト「シリア革命諸勢力広報局」(http://rfsmediaoffice.com/%D8%A3%D8%A8%D8%B1%D8%B2-%D8%A7%D9%84%D9%85%D9%8A%D9%84%D9%8A%D8%B4%D9%8A%D8%A7%D8%AA-%D8%A7%D9%84%D8%A3%D8%AC%D9%86%D8%A8%D9%8A%D8%A9-%D8%A7%D9%84%D9%85%D8%B3%D8%A7%D9%86%D8%AF%D8%A9-%D9%84%D9%82/)は、「アサド軍を支える主要な外国の民兵」と題する表を作成、公開し、8万人以上の外国人戦闘員がシリア軍を支援するかたちで戦闘に参加していると主張した。

この表によると、シリア政府とともに戦闘に参加する外国人戦闘員の数は約8万3,200人で、その内訳は、パレスチナ解放軍(PLOの民兵)が6万人、イラン・イスラーム革命防衛隊が8,000人、レバノンのヒズブッラーが5,000人、アフガン人からなるファーティミーン旅団が3,500人、イラク人からなるアブー・ファドル・アッバース旅団が3,000人、パレスチナ人からなるクドゥス旅団が3,000人におよぶという。

http://rfsmediaoffice.com
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AFP, May 10, 2015、AP, May 10, 2015、ARA News, May 10, 2015、Champress, May 10, 2015、al-Hayat, May 11, 2015、Iraqi News, May 10, 2015、Kull-na Shuraka’, May 10, 2015、al-Mada Press, May 10, 2015、Naharnet, May 10, 2015、NNA, May 10, 2015、Reuters, May 10, 2015、SANA, May 10, 2015、UPI, May 10, 2015などをもとに作成。

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ヨルダンの政治家ら:ヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)に接近する「穏健な反体制派」(自由シリア軍)に信頼喪失(2015年5月10日)

『ハヤート』(5月10日付)は、ヨルダン政府がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のためにシリアの部族への軍事教練を領内で開始したと発表(7日)ことに関連して、シリアの複数の部族消息筋の話として、「シリア南部および東部の部族が、ヨルダンから子息数千人を教練するとの確約を得た」と伝えた。

この教練に関して、ヨルダン政府は「有志連合の関係者から近く詳細は発表されるだろう」と述べ、内容を明らかにしていない。

しかし、反体制組織「シリア部族評議会」のアリー・マズゥード・ジャースィム代表は『ハヤート』の電話取材に対して、「最近、部族の若者約400人が(ヨルダンで)教練を受けた…。彼らの任務は過激派に対抗することにあるが、シリア軍と対峙することも無視しない」と述べた。

ジャースィム代表によると「シリアの部族は現在、5個師団、1万5,000人を擁し、シャーム地域(ダマスカス県、ダマスカス郊外県)、イドリブ地域、ハマー地域、ラタキア地域に配備されている。またダルアーには2個師団がおり、うちシリア部族師団は2,500人の戦闘員を擁する。もう一つは特殊任務師団で、数百人からなり、正確な諜報活動を行っている」という。

一方、ヨルダンの複数の政治家らは「シリアの穏健な反体制派」への信頼が喪失されたと感じるようになっているという。

彼らによると、「ヨルダン領内で4年間にわたって自由シリア軍を教練、支援してきたにもかかわらず、過激派が台頭したことで、彼らに対するヨルダンの信頼は失われ…、一部の政治家は、自由シリア軍が…ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に接近していると疑い、彼らの忠誠に疑義を呈している」という。

AFP, May 9, 2015、AP, May 9, 2015、ARA News, May 9, 2015、Champress, May 9, 2015、al-Hayat, May 10, 2015、Iraqi News, May 9, 2015、Kull-na Shuraka’, May 9, 2015、al-Mada Press, May 9, 2015、Naharnet, May 9, 2015、NNA, May 9, 2015、Reuters, May 9, 2015、SANA, May 9, 2015、UPI, May 9, 2015などをもとに作成。

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