反体制武装集団31組織が「ジュネーブ3」開催準備のための個別協議を拒否(2015年5月12日)

シリア国内で活動するアル=カーイダ系組織など31の武装集団が共同声明を出し、シリア政府と反体制派の和平交渉(ジュネーブ3)の開催を準備するためスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が行っている当時者との個別協議への拒否すると発表した。

Kull-na Shuraka', March 15, 2015
Kull-na Shuraka’, March 15, 2015

共同声明に参加した31の武装集団は以下の通り:

イスラーム軍、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム革命家大隊、「命じられたまま正しくあれ」連合、アサーラ・ワ・タンミヤ戦線、シャーム軍団、フルカーン旅団、ジャイドゥール・ハウラーン旅団、タウヒード旅団、ラフマーン軍団、バヤーン運動、第101師団、第13師団、海岸第1師団、山地の鷹、ハックの騎士、アッラーの剣、ファーティヒーン軍、ムスタファー旅団、ヒムス軍団、ハムザ師団、第1連隊、スィッディーク旅団、ヌールッディーン・ザンキー大隊、サフワ大隊、ヤルムーク軍、第1軍団、第1軍、ムウタッズ・ビッラー大隊、カシオン旅団連合。

AFP, May 15, 2015、AP, May 15, 2015、ARA News, May 15, 2015、Champress, May 15, 2015、al-Hayat, May 16, 2015、Iraqi News, May 15, 2015、Kull-na Shuraka’, May 15, 2015、al-Mada Press, May 15, 2015、Naharnet, May 15, 2015、NNA, May 15, 2015、Reuters, May 15, 2015、SANA, May 15, 2015、UPI, May 15, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線がハマー県北部に訓練キャンプを設置し、地元住民に戦闘参加呼びかけ(2015年5月12日)

クッルナー・シュラカー(5月13日付)は、イドリブ県主要都市を制圧したファトフ軍作戦司令室を構成するシャームの民のヌスラ戦線総務局が、ハマー県北部に「殉教の騎士」訓練キャンプを解説したと発表し、地元住民に訓練への参加を呼びかけたと伝えた。

Kull-na Shuraka', March 13, 2015
Kull-na Shuraka’, March 13, 2015

AFP, May 13, 2015、AP, May 13, 2015、ARA News, May 13, 2015、Champress, May 13, 2015、al-Hayat, May 14, 2015、Iraqi News, May 13, 2015、Kull-na Shuraka’, May 13, 2015、al-Mada Press, May 13, 2015、Naharnet, May 13, 2015、NNA, May 13, 2015、Reuters, May 13, 2015、SANA, May 13, 2015、UPI, May 13, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相、米軍による「穏健な反体制派」への軍事教練は「純粋に技術的な理由」で再び延期(2015年5月12日)

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、トルコ領内での米軍主導によるシリアの「穏健な反体制派」への軍事教練に関してテレビ番組で「純粋に技術的な理由」により、再度開始を延期したことを明らかにした。

ARA News(5月12日付)が伝えた。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ファトフ軍作戦司令室のジュンド・アクサー機構がイドリブ県南部で住民多数を逮捕(2015年5月12日)

クッルナー・シュラカー(5月12日付)は、ファトフ軍作戦司令室を構成するジュンド・アクサー機構が最近になって、イドリブ県南部で住民多数を逮捕・連行しているが伝えた。

同報道によると、ジュンド・アクサー機構に逮捕された住民は、シリア革命家戦線の「ジャマール・マアルーフ司令官に内通している」といった嫌疑をかけられているという。

住民らによると、逮捕者らの消息は明らかにされていないが、ジュンド・アクサー機構が最近になって釈放した窃盗犯によると、釈放に際して、ジュンド・アクサー機構は、彼が所持していた金銭すべて(95万シリア・ポンド)を「ムジャーヒディーンのものだ」として、保釈金として没収したという。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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駐レバノン米大使「ダーイシュ(イスラーム国)はヒズブッラーがシリアでの戦闘に参加するまでレバノンに脅威をもたらさなかった」!?(2015年5月12日)

デヴィッド・ヘイル駐レバノン米大使はLBCI(5月12日付)のインタビューに応じ、ダマスカス郊外県カラムーン地方でのヒズブッラーによるシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の掃討に関して、「ダーイシュ(イスラーム国)はヒズブッラーがシリアでの戦闘に参加するまでレバノンに脅威をもたらさなかった。こうしたことがここ(レバノン)にテロリストを引きつける磁石となった」との極論を披露した。

ヘイル大使は「我々は(シリアの)紛争に対するレバノンの不関与政策を大いに支持している。また不関与政策を打ち壊そうとする者たちに、今日のレバノンが直面する不安定の責任がある」と主張した。

また「(アサド)政権を守り続けようとするこうした外部の当事者ががシリアの紛争と苦悩を長引かせ、さまざまなかたちでそれをレバノンに波及させることを恐れている」と付言した。

一方、シリア政府に関しては「シリア政府がシリアの秩序を回復させ、戦闘を終わらせ得ることができないのは明らかだ…。我々にとってきわめて明らかなのは、軍事的な解決などなく、ジュネーブ合意に沿った政治的移行…のみがシリアの苦しみを解消する唯一の答えだということを理解する必要がある…。彼(アサド大統領)は政治的解決の一部になることはあり得ない」と述べた。

Naharnet, March 12, 2015
Naharnet, March 12, 2015

 

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、LBCI, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織が主導するカラムーン・ファトフ軍がダーイシュ(イスラーム国)に宣戦布告(2015年5月12日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)などによると、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団がイドリブ県で攻勢を続けるファトフ軍作戦司令室を模して結成した「カラムーン・ファトフ軍」が声明を出し、西カラムーン地方で、ダーイシュ(イスラーム国)掃討を目的とした戦いを始めた。

Kull-na Shuraka', March 12, 2015
Kull-na Shuraka’, March 12, 2015

 

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県各所で、シリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年5月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が包囲を続けるクワイリス航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュが交戦、シリア軍が同地一帯を砲撃した。

また『ハヤート』(5月13日付)によると、ユーフラテスの火山合同作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・アブヤド市に臨むカルタル高地一帯を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、カルタル高地制圧に際して、有志連合が空爆によりユーフラテスの火山合同作戦司令室を援護したという。

一方、SANA(5月12日付)によると、アレッポ市郊外の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハサカ市西部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して砲撃を行った。

またタッル・タムル町北西部郊外では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュと交戦した。

ARA News(5月13日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アーリヤ村の穀物サイロを制圧した。

一方、SANA(5月12日付)によると、ハサカ市西部郊外のサディーク交差点、ラフラフ村、ハーウーズ村、ハッザーン村でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(5月13日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺、ダイル・ザウル市工業地区、フワイジャト・サクル地区で、シリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、シリア軍が「樽爆弾」を投下した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯に迫撃砲弾複数発が着弾した。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、May 13, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市でシリア軍の爆撃により20人死亡、イドリブ県ジスル・シュグール市一帯でシリア軍とアル=カーイダ系組織の攻防続く(2015年5月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ジスル・ハッジ地区でシリア軍がマイクロバスを「樽爆弾」で攻撃し、20人が死亡、女性、子供を含む30人が負傷した。

シリア軍はまた、バーシュカウィー村近郊のタッル・ムサイビーン村、ハンダラート・キャンプ一帯、ラシャーディーヤ村で、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦、同地を「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(5月12日付)によると、アレッポ市ナイラブ地区、ブスターン・カスル地区、ハナーヌー地区、ライラムーン地区、ブスターン・マイサル地区、カルム・カーティルジー地区、シャイフ・サイード地区、旧市街、ジスル・ハッジ地区、フライターン市、アナダーン市、タッル・リフアト市、マーリア、アウラム・クブラー町などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒード旅団、ファトフ旅団、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

ARA News, March 12, 2015
ARA News, March 12, 2015

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市南西部に位置するジスル・シュグール公立病院に突入したシャームの民のヌスラ戦線とトルキスターン・イスラーム党が同病院の一部の占拠を続ける一方、同病院に籠城するシリア軍兵士、国防隊隊員ら250人がヌスラ戦線らファトフ軍作戦司令室と交戦、またシリア軍が同地一帯を4回にわたり空爆を行った。

またシリア軍が、国防隊、アフガン人のファーティミーン旅団、イラク人民兵、ヒズブッラー、イラン人士官とともに、ジスル・シュグール市東部および南東部(砂糖工場近く)、ムシャイリファ村近郊、ジスル・シュグール市・アリーハー市間の高速道路一帯(ムハムバル村郊外)、ハッターブ高地、クファイル村一帯、カニーヤ村一帯でも、ファトフ軍作戦司令室と交戦した。

同監視団によると、ジスル・シュグール国立病院一帯での戦闘では、シリア軍少尉が死亡した(クッルナー・シュラカー(5月12日付)によると、シリア軍の准将と大尉が死亡したという)。

一方、アレッポ市一帯を活動拠点とするアブー・アマーラ特殊任務中隊(自由シリア軍)は声明を出し、11日にイドリブ県内のグルナール検問所やサンカラ村を襲撃し、シリア軍兵士33人を殺害したと主張した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ダマスカス郊外県では、マナール・チャンネル(5月12日付)などによると、ヒズブッラー戦闘員カラムーン地方無人地帯でシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の掃討を続け、制圧地域を拡大する一方、シリア人権監視団は過去48時間で、ヒズブッラー戦闘員がヌスラ戦線との戦闘により8人死亡したと発表した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍がアイン・タルマー村を2回にわたって空爆したほか、ザバダーニー市各所に対して砲撃を加えた。

一方、SANA(5月12日付)によると、クファイル村、ガーニヤ村一帯、シャイフ・スィンディヤーン村、ジスル・シュグール市一帯、バシュラームーン村、ラウダ村、ルージュ平原、アルバイーン山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍作戦司令室の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(5月12日付)によると、カーヒラ村・マンスーラ村回廊、ハミーディーヤ村(ガーブ平原)で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月12日付)によると、アトマーン村、ウンム・アウサジュ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ムウタッズ・ビッラー旅団、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月12日付)によると、ラスタン市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Qanat al-Manar, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ヒムス市内でバイク2台による連続自爆テロ発生(2015年5月12日)

ヒムス県では、『ハヤート』(5月13日付)によると、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区とザフラー地区(シリア政府支配下)で爆発物を積んだバイク2台が相次いで自爆し、住民4人が死亡、17人が死亡した。

これに関して、反体制活動家らはインターネットなどを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)による犯行だと主張した。

Kull-na Shuraka', March 12, 2015
Kull-na Shuraka’, March 12, 2015
Kull-na Shuraka', March 12, 2015
Kull-na Shuraka’, March 12, 2015

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)とヌスラ戦線は過去1年間で5,445人を殺害(2015年5月12日)

「サウト・ワ・スーラ」(声と写真、http://sound-and-picture.com/)は、ダーイシュ(イスラーム国)やシャームの民のヌスラ戦線が2013年4月9日から2015年5月10日までの約1年間で民間人、戦闘員合わせて5,445人を殺害しているとする統計調査結果(http://sound-and-picture.com/?p=531)を発表した。

このうち民間人は2,157人(うち子供150人、女性154人)、戦闘員は2,911人だという。

統計は、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(http://www.raqqa-sl.com/)、「イドリブ暗殺」(http://idlib-assassination.com/ar/)との協力のもと集計されたという。

http://sound-and-picture.com/
http://sound-and-picture.com/

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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ハンディキャップ・インターナショナル「シリア国内で510万人が迫撃砲、ロケット弾、大砲、簡易爆発物(IED)といった爆破兵器の脅威に曝されている」(2015年5月12日)

ハンディキャップ・インターナショナルは、シリア国内で子供200万人以上を含む510万人が、迫撃砲、ロケット弾、大砲、簡易爆発物(IED)といった爆破兵器の脅威に曝されていると指摘、すべての紛争当事者に国際人道法に従って、人口密集地区での爆破兵器の使用停止を求めた。

「シリアにおける爆破兵器の使用」(http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/HI%20Report_Time%20Bomb%20in%20the%20Making_May%202015.pdf)と題された報告書のなかで、ハンディキャップ・インターナショナルは、2012年12月から2015年3月にかけてシリアで発生した7万7,645件の事例を分析、5分の4の事例において爆破兵器が使用され、75%の事例が人口密集地区で発生し、民間人を危険にさらしていることを明らかにした。

シリア政府の支配下にあるダマスカス県だけでも、こうした事例は5,353件報告されている、という。

AFP, May 12, 2015、AP, May 12, 2015、ARA News, May 12, 2015、Champress, May 12, 2015、al-Hayat, May 13, 2015、Iraqi News, May 12, 2015、Kull-na Shuraka’, May 12, 2015、al-Mada Press, May 12, 2015、Naharnet, May 12, 2015、NNA, May 12, 2015、Reuters, May 12, 2015、SANA, May 12, 2015、UPI, May 12, 2015などをもとに作成。

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