米軍主導の有志連合はシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年3月21日)

米中央軍(CENTCOM)は、3月21日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して15回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回で、ラッカ市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, March 21, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュに忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が「穏健な反体制派」が支配するタスィール町(ダルアー県)を制圧、ヌスラ戦線司令官が戦闘中に死亡(2016年3月21日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月21日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団が、殉教者ラーイド・ミスリー師団の支配下にあったタスィール町を急襲し、同地を制圧した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(3月21日付)によると、タスィール町でのヤルムーク殉教者旅団との戦闘で、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線の司令官アブー・サラーフ・ムサーラマ氏が戦死した。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Durar al-Shamiya, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県、イドリブ県、アレッポ市でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2016年3月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村一帯でジハード主義武装集団と交戦、またタルビーサ市、ガントゥー市を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がナージヤ村、マルアンド村を「樽爆弾」で空爆した。

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アレッポ県では、ARA News(3月21日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室などからなる反体制武装集団はアレッポ市サイフ・ダウラ地区、サラーフッディーン地区、ザフラー協会地区でシリア軍と交戦した。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県タドムル市近郊でダーイシュがシリア軍海軍特殊連隊を要撃し、兵士26人を殺害(2016年3月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市西部のドゥーワ地区でシリア軍の戦闘に参加していた海軍特殊任務連隊がダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、前線司令官1人(アリー・アスカル氏)を含む26人の兵士を殺害された。

Kull-na Shuraka', March 21, 2016
Kull-na Shuraka’, March 21, 2016

これに関して、ダーイシュの通信部門アアマーク通信は、タドムル市西部郊外のドゥーワ地区で海軍特殊部隊を要撃し、将兵70人を殺害したと発表した。

一方、SANA(3月21日付)によると、シリア軍が「支援部隊」とともにカルヤタイン市およびマヒーン町の郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、スード丘方面の第875地点、第908.8地点、ルマイリー山方面の第901地点、第893.6地点、ワーディー・ティッバ南東部方面の第856地点、第866地点を制圧した。

シリア軍はまた、タドムル市郊外、カルヤタイン市郊外でダーイシュの拠点を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がスィッリーン町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(3月21日付)によると、人民防衛隊はアイン・アラブ市に潜入しようとしたダーイシュ(イスラーム国)の自爆戦闘員5人を殺害した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジャラーミダ村でタンクローリーを空爆した。

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スワイダー県では、SANA(3月21日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、アシュハイブ丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は20日の停戦違反件数を6件と発表(2016年3月21日)

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月20日に6件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反の内訳はラタキア県3件、ハマー県2件、アレッポ県1件。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題国連特別代表がシリア政府代表団と会談(2016年3月21日)

週末に休会していたジュネーブ3会議の個別会談が再開し、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表がシリア政府代表団と会談を行った。

SANA(3月21日付)によると、会談では、シリア政府が先週デミストゥラ特別代表に提示した「基本要素」に関する文書についての協議がなされたという。

デミストゥラ特別代表がシリア政府代表団、リヤド最高交渉委員会代表団の双方に提示していた29からなる質問状に対するシリア政府代表団の回答はなかった。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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ヌールッディーン・ザンキー運動はイドリブ県の2組織を吸収合併(2016年3月21日)

アレッポ県で活動する「穏健な反体制派」のヌールッディーン・ザンキー運動は声明を出し、イドリブ県のタッルアーダー村を拠点とするスンナの民連合、同県ダーナー市を拠点とするイスラーム・ムサンナー大隊を吸収合併したと発表した。

Kull-na Shuraka', March 21, 2016
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AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領とアスマー・アフラス夫人はシリア軍負傷兵とその母親との懇談会を主催(2016年3月21日)

アサド大統領とアスマー・アフラス夫人は、「母の日」と「祖国の負傷者救済プログラム」発足1周年に合わせて、シリア軍負傷兵とその母親との懇談会を開催した。

SANA(3月21日付)が伝えた。

SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016
SANA, March 21, 2016

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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シリア政府を支持する部族長名士評議会は「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言を非難、拒否(2016年3月21日)

シリア政府を支持する部族長名士評議会はハサカ県カーミシュリー市で会合を開き、「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言への対応を協議、「地理、人民、そして歴史という観点からシリアの主権に抵触する」と批判、これを拒否した。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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アラブ連盟ベン・ヒッリー事務副長は「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言を非難、拒否(2016年3月21日)

アラブ連盟のアフマド・ベン・ヒッリー事務副長は「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言に関して「国の分割が目的」だと非難、「シリアの統一は連名の中心的課題の一つ」と強調し、これを拒否した。

ARA News(3月21日付)が伝えた。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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トルコ国境警備隊がカーミシュリー市(ハサカ県)で催されていたノウルーズ祝典に催涙ガスを越境発射(2016年3月21日)

ARA News(3月21日付)は、ハサカ県カーミシュリー市のハラーリーヤ地区で催されていたノウルーズの祝典に、トルコの国境警備隊が催涙ガスを撃ち込んだと伝えた。

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西クルディスタン移行期民政局は、ハサカ県ラアス・アイン市・ダルバースィーヤ市間に位置するカバズ(ケペズ)村でノウルーズの公式祝祭の開催を決定した。

AFP, March 21, 2016、AP, March 21, 2016、ARA News, March 21, 2016、Champress, March 21, 2016、al-Hayat, March 22, 2016、Iraqi News, March 21, 2016、Kull-na Shuraka’, March 21, 2016、al-Mada Press, March 21, 2016、Naharnet, March 21, 2016、NNA, March 21, 2016、Reuters, March 21, 2016、SANA, March 21, 2016、UPI, March 21, 2016などをもとに作成。

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